Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*04*06(Wed)
寄生獣 第2巻(文庫版)感想
続き読みましたー!!まさか両親の旅行がこんな悲劇になるとは思わなんだ2巻である。
両親不在の間にシンイチ宅が襲撃されて――とか、そんなん妄想してた。
この惨劇を境に、シンイチとミギーの関係も少し変わるし、シンイチ自身も開花するので
ある意味ターニングポイントなんですね。人間のままで立ち向かわせるには不便だったということか。

その展開の早さも気に入りましたし、何より、ストーリー構成よりも相変わらずの台詞チョイスが秀逸過ぎて
メロメロである。
特に世界観の広がりを象徴するように新キャラの登場に悶えた・・・!
宇田さん!宇田さーんっっ。
彼とパラサイトくんのコンビにめっちゃ癒されました~//////
今巻はもう彼らのほのぼの漫才に尽きるよ!

どうしよう!20年近くも昔の漫画に現在夢中にさせられている・・・!


全体的には、バケモノが身近に迫っていることをじわじわと伝える展開ではあるが
そういう意味であまり切迫感染みた危機感に迫力はない。
それは一重にシンイチのキャラクターにあるとは思うのですが
ポジティブ思考のシンイチの抑圧を、逆に妙に強調しているのが気になった巻である。


部分寄生仲間が新たに登場!
宇田さんというほのぼのキャラとの偶然の出会いが起こる第2巻。

これは、変化していくシンイチと、その対比とした位置付けなのだろう。
このキャラが、もうとてもお人よしで純粋な味方であるだけに
彼の存在がシンイチの唯一のというか最後の良心に思えて、よくよく考える程に切なくなった。

シンイチに30%のバケモンが同化し進化を遂げるタイミングでもあるから
もしかしてシンイチのバケモノ変化との対比かと、その不気味な未来すら、読み手に想像させる。
セッティングがうまいです。


宇田さんとパラサイト。
なんて言うか、彼らは幸せな毎日を静かに送っているんだなって思う、ほのぼのカポー。
だからこそこの平和を壊して欲しくない。
彼らはそっとしてやって欲しいなぁ。勿論シンイチとミギーもなんですけど。

馴れ初め?とも言える出会いシーンも、ウケましたvv

「ともかく呼吸だ!」

海に落ちたのかw
宿主を生かすためにパラサイトが必死になって救命して、命が助かるが、一方で、脳を奪うのに失敗。
このパラサイトくんの必死な感じが超ウケた!
「折角もぐりこんだ肉体なのに、このままじゃ共倒れだ!」

折角ってw
宇田さんの呼吸を助けた訳ですが、生命維持活動の主導権は人間と思っていたけど
制御することもできるんだな。
だとしたら、ますます彼らの存在意義が奇妙になってくる。・・・あ、そこは突っ込んじゃだめか。

このコンビのやりとりが本当に楽し過ぎでした!


宇田さんの、でぷっちょな体型も無害な人の良さが出ていたし
そこに寄生したパラサイトくんも
捕って喰うという本能だけの生き物ではなくなり
文化的な思考を持ち合わせた成長を遂げ、なんとも平和的な生活を送っている様子がうかがえる。

脳まで乗っ取ってしまうと、彼らは野蛮な侵略者のままであるが
部分寄生だと、とても従順で大人しい、パートナーと成り得る抑制となるのか。
そんな象徴のように見える。←願望である

その証拠に今巻のクライマックスの対決では
宇田さん×シンイチ、パラサイトくん×ミギー、という二重構造の共闘となる。

これが燃える!!

ここは凄く良かったー!燃えましたー!
シンイチの初バトルとも言えますが(Aはノーカン)
これは一巻の「寄生生物になくて我々にあるもの、それは分業だ」を受けての、展開図ですよね。

パラサイトくんも、宇田さんを護るために、心臓をワザと一突きさせ、敗北させたと見せ
実は突き刺さる前に主要臓器を避け、刺傷は後から修復すれば
命は助かるという、分業。
お見事!


寄生獣は、己の生命維持のために宿主を守護するからこそ、とても協力的なのであるが
それは傍目には友情にも愛情にも見えるこの感覚が、たまらない。
ここのネタがもう何とも言えない羨望に近いカタルシス。

このタイミングで表れた部分寄生仲間と共に、共闘したっている展開は
意味も大きい気がした。



更に、何度も言ってますが、この漫画って台詞がとにかくセンス良くって
深読みさせられるから、奥が深い。

「でも出来るなら逃げてくれ、自分がます生きることを・・・」

生物にとって、人生に於いてのそれって優先哲学な気がする。
まず自分が生きること。
無防備に立ち向かうのはヒーローとしてはカッコイイかもしれないけど
防御も出来ない人間は、攻撃だって出来ない。

勿論ミギーは保身のために言っているだけなんだけど、そうは思えない真理を付いていて
何だか軽く流せない。

それを経ての攻防戦ですから、迂闊な人間の見返りも求めない自己犠牲も浮き上がって
それって確かにミギーが指摘するように、人間の生物学的な行動ではなく
社会的行動の代表かもしれないな~とか。
母親への情が濃く見える効果も齎し、とにかく何だか凄かったです。

そして、絆を映えさせるクライマックス。
スバラシー!もう言うことないです//////

彼らの絆と、シンイチ&ミギーの繋がりが融合する崖の決闘シーンは、今巻の見所でもあり
切なく沁み入りました。
何故お前まで生きている・・・と驚いた敵の断末魔が、何とも言えない。
とても、(私の)期待に応えてくれるニクイ流れである。


また、この巻で
寄生生物は育つ環境や宿主の性質によって、個性が生まれてくるという解説が冒頭に添えられる。
宇田さんのパラサイトくんは、とてもひょうきんで陽気な性格みたいで
映画好きな宇田さんの生活環境が影響して
言葉はテレビから覚えたとか、そんな生活ぶりもバラエティだった。
ミギーは高校生に寄生したから教科書的な好奇心に目覚めたということか。
やっぱミギーは勉強家なんじゃないか~。
ほんっと面白い。

ってか、宇田さんまじ良いよ~~~~、再登場希望です。



さて。
そんなほのぼのシーンを挟んで、なんとも辛辣な悲劇を描いていた本編。

旅行先でほんの偶然、不運から奴らに狙われてしまったシンイチの両親。
母親が乗っ取られてしまう。それを間近で目撃した父親。
乗っ取られる=この世界では首切りだから、グロい。
お陰で一気に物語が最悪な方向へ転がり出す。


ミギーが仲間が来た!と警告する所から
ブザーも鳴らさず鍵を開けて自宅へ「帰宅」する母親が登場するシーンは、かなりゾゾッとさせられた。
見開きのインパクトと、そのトーンの暗さの使い方が最高である。
そして廊下の向こうから表れる母親の無表情な冷静さ。
怖えぇ-!怖えぇー!ぎゃあぁぁぁ・・・・。

ああ、もう戻れないんだなって運命の残酷さを思わせる・・・ですけど
それよりも、ラスボス的な登場を見せる演出にノックアウト。
すげえええ。

母親が殺されるシーンも、直接描かず
散々ここまで多用してきた、あの刃がシュッと向かう絵で寸止め。
同じサイズのコマ(上下二分割)で、何も知らないシンイチの日常って1ページ。
も、嘆息しちゃう。
なんたる衝撃の表現方法。


ミギーが必死に呼びかけるも、動揺したシンイチが事態を受け容れられなくて
二人の連携に溝が入るのも、何とも絶妙かつ絶望的な擦れ違い。
異生物である違いは、人間の絆には及ばなかったけど
ここはミギーとシンイチがもっと長い時間を過ごしていたらと思うと回避出来たかもしれない差であり
もどかしい。
単なる諍いとは思えず何とも哀しい響きを齎していた。

母親が死んでしまったことへのシンイチの必死の悲しみでもあり
そこに、ミギーがまた必死に、「シンイチ!目を覚ませ、きみの母親はもう・・・」っていう叫びが
届かない切なさが満ちて、その結果、生じる、シンイチの致命傷。

もぉぉ、あぁあぁ~!って感じ。


シンイチの呑み込まれていく運命と合わせて
変化していくシンイチを物理的にも印象づけていく重要な布石の一環なのでしょうが
その演出としてはこれ以上ないシーンでした。

巻き添えを食う形で殺されたシンイチを助けるため、ミギーが捨て身で修復を心がけるのも
なんか切ないです。
シンイチを信頼しているのか、シンイチに生きていてほしいのか。
そういったことは全て、自己欺瞞となってしまうこの境遇。

黙々とシンイチを補修し、砂糖とか喰わせて生命維持を図るシーンは
なんかミギーにとっても大事であることは変わらないんだなってシーンでした。


ただその結果、ここからシンイチの身体は、右手一部が別生命体だった今までと異なり
身体全体が人間とは別種として、変貌を遂げていく。
これがもうシンイチがめっちゃめちゃカッコ良くスーパーになっちゃうんですが。

何その変化ーっっ。∑q|゚Д゚|p
オイシすぎるがなー!

右が重いとか言って、あの七三分けをワックスで立たせるとか、かっこいいじゃないか!
(でも昔の大人しいシンイチの方が好きだ)
まさかビジュアルまで変化させてくるとは思わなかったので
目新しいやら無常やら。


その変化に、一つは母親を殺された憎しみと怒りを融合させ
絶対殺してやる!という仇打ちという名目で、明確な殺意をシンイチに抱かせる切欠を作った流れも
とても自然だった。

一旦、拗れたミギーとの関係も、この点に於いては共闘せざるを得ず
一時休戦っぽい流れで和解するのも、何か切ないです。
二人の、微妙な距離感をどう作り上げていくかの作者さんの下心を感じる。
決してベタベタ甘々ではないのも◎。

「シンイチ、念を押しておくぞ!」
「なんだ?」
「いいんだな!?殺して」

ここは聞く必要の無い問いであり、ミギーの人間的な優しさのように思える。
それに対し、肯定するシンイチ。

肉体的な改造がスーパーになっちゃったせいで
もうこの辺の超人っぷりは、ただただ見惚れてしまう。
かぉーっこいー!//////ひゅーひゅー!

何その壁越えー!
何その登場ー!
くはーっ。

基本、この漫画ではネガティブに鬱鬱とメンタルを追い込む様な展開は極力描かないため
変化を苦悩するより、母親を奪われた怒りで、むしろ変化をポジティブに受け止める辺り
主人公である。
それでも、シンイチが「シンイチは考えることが物騒になったな」なーんて冗談で言っていた頃とは
もう明らかに違ってきた内面の成長が、印象的でした。

その上で、最後のトドメを宇田さんが庇って代行したのは
また、人間的な展開であって、その対比も良かったです。


更にもう一つは、涙。
人間感情の冷静的と感情的を、涙で表現しているのですが
全く涙が出なかったと懼れるシンイチが不気味であり、こちらにも恐怖を与えられる。
シンイチに感情移入しているから、シンイチの変化がそのまま読者感情になっちゃうんですよね。

勿論、作者さんもそれを考慮して、シンイチを使って寄生獣による変化の怖さを描いているとは思うのですが。

涙が出ないってことで、シンイチが感情に苦悩する展開はちょっと独特でした。
ポジティブ思考な彼なので、そんなことで動揺するとは思えなかったっていうのもある。
ミギーに右手を喰われても平然としていた彼だからこそ
実際脳を奪われるという不気味さと空恐ろしさは、返って、今意識した感じかも。

益々シンイチは異生物と人間の間に立つ仲介役になっていきそうですねぇ。
・・・・っていうのはポジティブ解釈で
まさかシンイチまで野蛮に変貌したりするという危険性を匂わせているんだろうか・・・。
それだけは嫌だ・・・・。


あとは~。
漫画的な描き方がまたドラマティックだったこともポイント高いです。
全く古臭さを感じさせないどころか、斬新な技法が満載な気がするのは私だけか。
それとも最近の漫画が均一になっちゃったのか。

ミギーに助けられ、目が覚めたシンイチが全ての現実を受け止める瞬間が
「夢じゃなかったのか・・」という見開き1ページ。

ここ、なんっって紙面の使い方!
衝撃の度合いが、表情や効果線じゃないもので表現されている・・・!

こういうところ、漫画技巧として、ほんと面白いと思います。
私は素人ですので、読者目線ですが、とても印象的でした。ガツンと胸に響くものがある。

一方、絵の昭和テイストは、意外なほど気にならなくなってきた。
人間、慣れるもんである。

ミギーなんか可愛くなってきちゃったよ。
それよりも、スケ番が生息している方が、まだ違和感あるかなぁ。
ロンスカとリーゼント。
懐かし過ぎる・・・(爆笑)


う~~~ん、これは全制覇してしまいそうな漫画です。
練るに練られて絞り出されたのであろう台詞の選択がほんっとに素敵。どれもツボってくる。
コンプリート後は永久保存版に入りしそうである。(ラスト次第だが)
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