Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*03*21(Mon)
相棒14 最終回SP「ラストケース」感想
こういう時期にテロをブッ込んでくるのがテレ朝相棒なのか。
でも面白かったー!ちょっと後半失速していましたけど総合的には楽しかったです。
私としては充分に及第点。
特に今回は人物の描き方に特化していて、無駄な会話やカットが多い。それが面白さを引き出していました。
淡々と進められる筈のドラマの中で人物模様に割いた時間ってアベレージ越えたと思う。

社会派ドラマと謳われ評価されてきた相棒ですが
そうだよ、キャラクターの魅力も高いんだよ、こうこなくっちゃとつくづく思いました。


それにしても・・・・。
世界各地で頻発している自爆テロを斜め視点で馬鹿にしたような内容である。もうテロネタ何回目だ?
好きだね~。
そろそろ違う社会悪に挑戦して欲しいこの頃。
日本の政治家までテロ思想にしたラストは、遂にそこまで行き着いたかという感じだった。


でも言っちゃなんだが、乱暴な言い方になるが
日本の政治家って、そもそもそこまで政治生命に邁進してないだろ・・・
と思うのは私だけか。

テロは凶悪思想だが、同等の強い概念を以って、「●●しなければこの国は駄目なんだ・・・!(拳)」とか
そんな熱い人物像を政治家に抱いている時点で、この脚本家さんの浅い夢想具合が透けている気がした。
日本の政治家って、もっと内向きで、自衛意識(選挙基盤だとか支持票だとか)が強い印象の方が
多くの方が持つ政治家イメージじゃないか?
もっと私腹を肥やしたり、もっと危険を回避する方が、よっぽど自然に映るこの不自然。

こんな奴いねーよ、と画面に突っ込んでいたよw
むしろここまで国家に賭してくれるなら、血税払うのも清々しい。
いや、テロにじゃないですよ、政治活動に、ですよ。


決して真摯にテロ問題に対して真正面から取り組んだ作品ではないが
ニュースを賑わしている視聴者側の記憶を想起させ、妙に殺伐とした最終回である。
それでも、単に政治犯が出て、戦わなきゃ身を護れない~なんて教科書的なことで終始するよりは
ずっと生臭い幕切れでした。



でもまず!
まずー!今回の最終回で評価したいのは、冒頭書きましたように、キャラクターの動き!ですよね!
花の里から始まる物語は、まず女将さんに怒られてしまう右京さんと冠城さん。

なんか怒られてる・・・・と「・・・・」な二人が、コミカルに見えて凄く微笑ましい。
仕事人間の男の可愛さというか。
花の里シーンは、素が覗ける楽しさがありますしね。これは良かった。

けど・・・・仕事に疲れた男たちを女将さんが慈悲深い愛情で「そうねぇ」と聞いてくれるところに
こう・・・男の小ささと女の懐を匂わせる、大きな意味と癒しがあったのに
何この若女将は口挟んでいるのだろうか。
仕事の話しに立ち入ってくんのかよ!ってちょっと嫌な気分にはなりました。
あんまり、こういうのは止めて欲しいが、それでも二人が一緒に困っちゃう感じが良かったんだよ。

そしてそのあと、二人一緒にお説教シーン。
数話前の裁判官への買収?を叩かれて、それを見逃した連帯責任。
こういうのは定番で、でも、こういうのをきちんと押さえておくから、コンビの意味も別行動のシーンも
映えてくる訳で、そういう丁寧な造りが、今回本当に良かったです。


中盤、右京さんと冠城さんの土下座もクスリとしました~。
「土下座なんかしたことありません」「俺はありますよ、男にはないですけど」
~~~(^^♪//////


一方、捜一トリオ・・・もとい、ペア。
ここも、合いの手が上手くなったなぁvv ホント、ぽんぽん飛び出すコミカルなリズムが凄く楽しかったです。
「緊急のお知らせ。気になりますか」って、メールで呼び出されるシーンから始まる関わり具合は
もう、それで呼び出されちゃうのかよって感じもいいし、登場シーンまでニヤついてしまったよ。

病室で事情聴取している時のいたみんの顔とか目線とかもv、ちょっと身体傾けている仕草とかvv
表情が良いんだよなぁ。ちょっと口角下げた、面倒そうなあの顔vv

病歴記録見つけた時の、一瞬の間の取り方とか、もう言い出したらきりがない。
なんかもう良いカットだなぁと。


こういう細かい部分が今回はふんだんに盛り込まれていて
だからこそ、トータル的な物語のシリアス度は惜しくも下がるのですが
そもそも、そこまでハードな哲学盛り込まれているわけじゃないし、だからこそこの会話劇が丁度良い緩衝材で
なんかもーお腹いっぱいな気分である。
相棒を彩る様々な登場人物の扱われ方にリスペクトがあり、正に相棒の世界である。
楽しませてもらった。

勿論、厳しい目線で言えば、こういう流れは懸念もある。

例えば特命係の異端さがなくなり、捜一と絡むことに因る自由度の低下。
協力体制を取る形は、多用するとただの大きな塊であり、他刑事ドラマと変わり映えがなくなる。
だとするなら、協力するに値する強力な理由付けが毎回必要なわけで
その辺をもう少し凝っていって欲しい名残は残る。

また、相棒脚本と言えば、終盤に縺れ込む壮大な怒涛の展開が味である。
社会悪にしろ、犯人逮捕にしろ
何かしらの凄まじい密度とスピードで畳み掛けてくる展開が、今回はかなり希薄だ。
終始同じテンポで終わってしまったという感じが
ちょっと窒息するくらいのめり込む何かを期待していた自分としては消化不良。

でもそれらを補っても、ふんだんに彼らが関わり台詞を重ね合う当該脚本は
盛り沢山だったな~と。思いますv


***

実際の内容。

冠城さんは法務省への強制帰還を、右京さんはそれを看過した連帯責任があるとして
双方謹慎が言い渡されている状況下で、警察学校に於ける訓練生の銃乱射事件が発生。
これがまた7名を一気に殺す、殺戮鬼。
センセーショナルに事件は幕を開ける。

勿論、そんな状況下だから、犯人が誰か?ということはもう分かっていて
その伴野を指名手配。
そんな中、冠城さんが公安調査庁にいた時の知り合い、調査官・鴨志田慎子が接触。
彼女が伴野とアメリカ時代の知り合いだということで、プライベートナンバーを知っていると持ちかける。

もうこの時点で誘導要素バリバリなんですが、まあ、そこは見ないふりで。
とりあえず、おびき出し作戦開始。

ところが、主犯だと思われた大量殺人鬼・伴野がここで呆気なく焼身自殺!
うええぇぇぇー!!?

彼があっさり呼び出しに応じ、しかも焼身自殺してしまったところから
物語はその裏に潜む様々な裏幕に焦点を当て、巣食う人脈と潜む闇を描いていく。
・・・・というお話。


キーマンが前半早々で焼身自殺してしまった後、じわじわと炙り出されていく相関図は
とても惹き付けられました。
黒幕に辿り着くまでの、これどこまで辿れちゃうの?っていう気味悪さは中々に面白い。
おまえもかーっ!って唸りました。色々。

最初の大量殺人で一人生き残ったメッセンジャー・金井が繋がった時は
ストーリーとしての違和感も消えてなるほどなと。

この信者くんの、ありがちなパンチの弱さ。
心酔しちゃってる感じのテロへの夢想と陶酔感は
テロ犯と一言に言えどもこういう相乗り犯も多いんだろうなと、一抹の不安と集団の怖さを思い知らされる。

そんな繋がりを経て、ようやく顔を見せる真実。
副総理を助けておいて、総理大臣を殺すところまで辿り着くという計画は、荒削りながら面白かったです。


個人的にもっと面白いなと思ったのは
キャラクター的な部分は丁寧だったのに、この枠組みの雑さが色々残念な部分。

国際社会でテロが続発している背景について、時事ネタとして取り上げたにしては、随分と子供騙しで終わった。
計画のずさんさは元より、計画書や指示記録を手元に残しておく迂闊さとか
もう適当すぎる。

確かに、仲間内をバンバン撃ち殺すところから始まるシリアス感と悲愴感は中々ハードな滑り出しではあった。
その前半の緊張感が後半に続かなかったのが否めないのだ。
あっさり死んでしまった殺人鬼の方が迫力あったし
勿論、そんな表面的で分かり易いテロ犯よりも、思想的な政治犯の方が恐ろしいのだという意趣返しなのでしょうが
なんか、弱い・・・・。


明かされる動機のシーンに人間ドラマもないし、考えさせるものもなかった。
その伴野の真の理由が、惚れた女が末期癌だから、一緒に死にたいというもので
社会平和なんかどこにもなかったという真逆の心理。
どうせ死ぬなら、女の願いを叶えて、テロで死んだ姉の無念を取って・・・とか
まあ、何とも未熟で副産物的な正義感である。

これでは彼に撃ち殺された7名って、なんだったんだと思わざるを得ないだろう。
というか、陶酔していた金井と大差ない。


鴨志田慎子にしてもそうだ。
人生の最期に愛した男が、心中で愛を貫いてくれたことは
それを利用した女が、愛を対価に、どうしても成し遂げなければならない使命があってこそ光るものだが
彼女にそこまでの使命感は感じさせなかったのが致命的である。

何故彼女が、テロに対し、戦おうと思ったのか、その理由が希薄で、最後まで感情移入できなかった。
相棒に於いて、女は魔物である描写は多いが
結局彼女の目的ってなんだったのか。何を得たくて人を殺したのか。
テロ被害者支援会に関わり、その動機とやらも暈していたが、いまいち分かりづらく
その上、愛する男を巻き込んでくるから、尚更、意義が拡散している。

何より、テロと私怨をごっちゃにしているすり替えが、同情を目減りさせているだろう。
国を護るなんて大義名分を口にしておきながら
結局は自己愛が根底にあったら、誰も共感しないだろう。

だから、最後の涙も手紙も説得力が弱い。
テロを正面から描いた作品ではないのだから、ならば逆にそこはじっくり描いて欲しかった。


その上で、更に付与してくる、全ての黒幕が副総理まで繋がる大臣というオチ。
要人になるような日本の政治家がテロ起こすとか ありえなさすぎだろう。
政治家のモラルとかポリシーとかの尊厳を擁護したいのではなく
上記したように、日本の政治家の資質が、どうにもそんな熱い信念に生きる存在に見えていないからだ。
多くの国民が潜在的に持っている通念と照らし合わせ、共感を覚えるものではない。

大体今の日本で国家としてテロ行為を容認しようなんて、どうかと思う。
政治家にそれを言わせちゃうのも、政治家に言わせれば重みが出るという先入観も、浅いというか。
それに対抗し得る明確な思想対立を打ち出せていないことからも
テロではなくこの権力暴走・・・個人の盲信暴走こそが反勢力と言いたいのだろうが。

テロ脅威を煽ることで自己の権力の強化を図るなんて構図こそが、上滑りしている。
昨今の若者の政治離れや、選挙権拡大の動きを踏まえれば
なんとも社会から隔離した世界観を感じざるを得ない。


そこまで見てきて、つまり逆にあれっ?て思わされる。
余りの稚拙さに、逆に、世間のテロ意識なんてみんな所詮この程度のお遊びだろ、という風刺すら感じてしまう。
色んな意味で馬鹿にしすぎな設定が、もうあざといほど露骨に浮き上がってくる。
その時点で、テロなんて、正義や経済思想を抱いている人間は一人もおらず
全部身勝手な行為なのだと批判しているとも取れる。

このご時世でそれ言っちゃうか!
その意味するところは、テロへの差別でも威嚇でもなく
ましてやテロを論じたい訳でもなく、暴走する一個人の思想は、独善的な愛と変わらないという
単なる蔑みなのではという脚本家の理想が見えてくる。

自爆テロだとか、色々世界情勢が揺れているが
そんなの全部大した理由なんか奴らは持ってねーよと鼻で嘲笑している様子が垣間見えて
その辺がちょっと逆に怖いというか、偏向思想というか。どっちもどっちっていうか。
もう何とも言えない・・・。



***

その他。
遊園地に誘きだして、いよいよ確保というときにあの距離を総勢で囲むとか
一斉に飛び出していくとか、刑事ドラマとしての作りも雑であった。

後になって思えば、ここの捕獲はメインパートではないから、適当で良いのかもしれないが
視聴者視点では、まだこの時点では彼が主犯だと思っているから、余計、その雑さが萎えさせる。
もう少しインパクトを加えた流れや、せめて演出が出来たのではないかという気がしてならない。


冠城さん。
どうやらこれにて正式な相棒に変わった冠城さん。オメデトウ!
北の大地に飛ばされなくて良かったですねv
やはり相棒は刑事がいい。色んな意味で。
だが、法務省キャリアって設定は個人的に気に入っていたので、今後はそのウンチクを用いたネタを期待してます。

ちなみに、冠城さんは元法務省のキャリアという身分ですから
大卒での警察学校入学なので順当にいけば6カ月で学校を出るんだそうです。
半年か~。

そうなったら特命配属になるとは思えないので、捜一トリオに混ざるのかしらん。
それとも、異例に何かやらかして、特命にどう戻るかをメインに話が進むとか?


米沢さんの警察学校異動は割と目玉が半分飛び出した。
今後は鑑識の協力は得られないということか。その辺の緩さもそろそろマンネリだったから
次シリーズは新鮮に楽しそうです。
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