Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*03*08(Tue)
グッドモーニング・キス14巻 感想
フランス編。まさかのご近所らぶ漫画でフランス編。・・・の続きです。
面白かったです。それぞれが環境を変えることで瑞々しく感じる若さと焦りが、この年代ならではの切り口で
同時に、それを、中学から同じ人間関係で生きている彼女たちで描くからこそ、輪郭がはっきりしていました。

「あたしだけ時間が止まっているって」

今回の章で度々出てくるフレーズですが
狭い世界で変わらず続く彼女たちの裏側に丁寧にスポットを当てている台詞だと思う。
迷う時期って遅かれ早かれ人には訪れますが
大人に変わっていくその境目を見ているという感じ。

彼女たちならではの主観で綴られる命題が蒼いよー。青い春だよ~。
いいですね~、こういうちょっとアンニュイになる瞬間。

それをパリを舞台に繰り広げられているから、よりロマンティックにも見えて
とてもドラマティックでした。


この漫画では、むしろヒロインはまりなだと思っていますが
その彼女の環境にも鋭くスポットを当てたパリ編。
みっちゃんとの惰性の関係に、ついに前向きに別れを決意するシーンなんかは
もうキラキラ輝いて見えたよ~~~~/////
ほんっとまりな好きだ。
まりなで、この漫画の太い柱が成立していると思っている。
菜緒はいっそ、お飾り。

パリ編を少しドラマティックに、そしてセンチメンタルに彩ったのは
正に、まりなの存在感でした。


・・・ってゆーのは良いんですけど
ラストのまさかのみっちゃんからのプロポーズは、意外性が無さ過ぎてインパクト弱ッ。

ちょっと勿体なかったなぁ。
どん底からの一気の大どんでん返し~!・・・ってのをやりたかったんでしょうけど
ぶっちゃけ、(比較するのはどうかと思うがタイミングが合いすぎて)
そこをなんとか最新刊11巻の方の中道先生のゴールインの方が
すっげえ衝撃的だったし、インパクト持ってかれました。

描き方のレベルの差が歴然すぎて、悲しいな・・・。(ーー;)
こんくらいの意外性を付いてくれないと、こういう恋愛アバンチュールは今どき平凡である。

「決心、ついちゃった」
っていう、まりなの瑞々しい決意がパリの夜景に美しい展開だったのになぁ・・・。


ちなみに、私がこの巻で一番脳天貫いたのは
実は、ちょこっとだけ出たあべっちだったりする。(爆笑)
フェイスブックしちゃうあべっち。
そこでもあべっちか!と。相変わらずイイ味だしてんな!

軽くマジ吹きしました。(●≧∀≦)ノ



上原くんと菜緒の方。
こっちはラブラブっぷりを堪能致しましたv
可愛いカップルですね、もう。
上原くんが菜緒の女心を少しずつ汲み取ってやろうという男気を見せているところが
ツボりました。

面白いなと思ったのは
無頓着な上原くんに、同僚らが、飲み会の席での疎外感に付いて指摘する冒頭のシーン。

「やっぱりなぁ、昨夜彼女可哀想だったもんなぁ」から始まるちょっとしたシーンですが
ここで、羽鳥さんはその心理に気付いてやれてた訳で
まあ、いますよね、こうやって他人の立場を客観視出来る人間って。
それは好意とか、距離感とか、そういうものは全くの無関係で、測れる人。

ちなみに飲み会での、一人話題に入れない人間がいるのなら
やはりするべきではないというのが、マナーだと私も思います。
幾らこの席が、内輪メンバーの集団とはいえ、もうプライベートなんだから
きちんと思いやらないと。

若しくは、誰かが「ああ、分かんないよね、実は▲▲ってことなんだよ~」ってフォローしてあげるとかね。


んで、羽鳥さんは菜緒のアウェーな感じを汲み取っては上げられていて
でも、梶原さんは「ん?そうだっけ?」って軽くスル―。

漫画プロット的には、ここは、上原くんが己の失点を認識するシーンであり
その後の向き合う気持ちを高めるシーンでもあるから
ある意味、読者も羽鳥さんに同調させた感じで進めるのが
グッと説得力を増す訳ですよね。

なのに、敢えて、年長の女に、「そうだっけ?」と言わせる。

ここがこの漫画の、実はシビアな人間模様を描いている面白い感性だなと思っています。個人的に。
決して、ぐわーっと一気に盛り上げてはこないんですよね。
絶対どこかで斜め視点の感情を混ぜて落とさせる。

ここは別に、一緒に、女性目線として、「ちょっと駄目な男の部分」を指摘してもらっても
良かったんですよね。
でもしない。


それって、社会では色んな考え方が混在していて
大まかに言って片方が正しい状況でも、だからと言ってマイノリティが間違っている訳ではないとも
言っているようで、ちょっと水を差されたような感覚を残すこの一言が
この漫画の特徴だよなぁと、しみじみ感じました。

そういうの、度々あるんですよね~・・・・。
こういうとこ、好きです。



そういう重さ?みたいなものを与えてくるのが、まったり漫画でも買い続けている要因ですが
だからこそ、シリアスな部分とポップな部分の絵の使い分け(描き分け)は
もっとしっかりとやって欲しいと感じました。
特に今回。

上原くんと菜緒が夫婦漫才する時は、いいんですよ。
あの怪獣みたいな顔。
むしろ可愛いし、笑える。

菜緒がIT社長に噛み付くシーンの、のっぺり顔も、面白かった。
陰険さが露骨でw


でも、まりながIT社長に襲われるシーンまで、この顔はちょっと萎えました・・・。

深刻な事態にしたくない作者の世界観の統一というポリシーもあるのでしょうが
でも、こんなシーンまで、こんな中学生みたいな反応じゃ
ってゆーか、まりなまでこんな少女っぽい反応じゃなくて、もっと女を意識した拒絶くらい
挿入しても良かったのでは。

もっと、マジ顔でいやん❤とかやって欲しかったよ・・。どうせなら。

「や・・・っ、なにするんですか・・・っ」
「・・・冗談だと思う?」

とかとかとかw
いっそ、マジキス入れても良かった。タイトルもキスなんだし、もういい大人なんだし。

こういうところでこんな調子でシリアスになるのを避けてしまうから
ラストの一大イベントである筈のプロポーズも衝撃が相殺されていく。



そして飛行機のストライキネタ。
空港キス入れるためだけにちょっと強引すぎじゃなーい!?なんて思った私は日本人。
ラストのコラム?を読んで、ビビりました・・・。
マジか・・・マジなのか・・・。

パックツアーって素晴らしい。
そして海外ってコワイ。

仕事に穴は開けられないって考える堅実日本人は素晴らしいです。


で、その空港キス。
なんか菜緒の思考が少しブレブレで、ちょっと感情移入出来なかった・・・。
変わっていくことを受け容れて帰ったまりなと対照的とも言う。
感情を揺さぶられ、不安定になったのは分かるが
「上原くんがあたしの知らない人たちとどんどん繋がって、遠くに行っちゃいそうで、怖いよ」
っていう台詞が少し変。

もっと、『あたしだけ時間が止まっているって』と感じたその感情を踏まえた台詞で
弱音を吐いて欲しかったです。
菜緒が何に揺れているのかということと、その根源に一貫性を持たせると
ここで、上原くんの世界が広がることを憂うより
もっと、菜緒のじれったさを匂わした方が、自然だったし、綺麗に纏まったと思うし
私の心理的なカタルシスが大きかった・・・(あくまで私のw)


それに、上原くんは一度九州だかに一人で行こうとした過去があるんだから
「行くときは吉川も連れていく」っていう言葉はちょっと説得力弱いのではと思った読者は多い筈。

そのせいで折角の醍醐味・空港キスが、ちょっとカラぶった・・・・(爆)


・・・でも、流れ的に、その菜緒のラブと、同タイムでみっちゃんにメール送信するまりなで被せているので
ここのラブは中途半端で良いと思ったんですよね~・・・・この時点では。
まさか、こんなベタなプロポーズで落としてくるとは思わなんだ・・・。



今回の表紙はピンクのストライプで、実写の写真ペタペタ仕様。
確かにパリっぽいですけど、私は普通の絵で勝負してほしかった。まあ、この人の絵なら写真の方が良いか?
折り込みでパリの紹介をしてくれてんのは雰囲気でました!!
嬉しい!
そしてパリ素敵!


以上、次巻も楽しみですv
過去のグッド記事にぱちぱちいっぱいありがとうございました!
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