Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*03*05(Sat)
ナオミとカナコ 第8話 感想
ぴったりと足並みを揃えてきていたナオミとカナコの歯車も狂い始めた第8話。
カナコにちっとも共感できなくなったので、ただひたすらナオミが可哀想だった。
台詞もほぼないので、演じる方も大変だろうなぁと思いますが
カナコが何を考えているのか、真意が暈されているので、緊張感が擦りきれないのだ。

ここまであれほどスリルを追求し、削ぎ落してきたドラマだけに
スリルを失くしちゃったら唯の温い事件モノである。

なんで、カナコの本音をはっきりと見せないんだろうか。
少なくとも視聴者にはある程度見せないと、間延びしちゃって気が逸れる。
緊張感とは、事態を把握しているから芽生えるものであり、分からないことなら誰も緊張しないのである。
ダレました。
せめてカナコが、林さんに対し、どう思っているのかは、はっきりしてくれ。

・・や、まあ、冷静に見ますと
同じ空気感を持つ彼に、平和や安穏を感じて林さんにカナコが惹かれていたのは分かる。

その上で、確かに幸せを掴むために手を伸ばした賭け事だったのに
何故か幸せには永遠に手を伸ばせなくなってしまった境界に、言葉も無く泣くカナコ。

分かる・・!すっげぇ、分かる!
その覚悟の果ての残酷さが浸みます。
この辺の頑張った筈の努力が筋違いだったという惨さとか、めちゃめちゃ設定として面白い。

でも、それを丁寧に紡ぐような脚本じゃないから、のっぺりしちゃってるんですよね。
カナコの台詞をほぼゼロで伝えようとしている神経が、まず間違いでしょ。


そもそも、その、なんでカナコが林さんに強く迷惑だと言えないのかが疑問なんだが。

何かしらのシンパシーを感じていたのは事実だとしても
恋心を抱かれて、女として仄かに嬉しいのも事実だとしても
人を殺すって、そんな簡単な話じゃないでしょ。

その殺害行為に、赤の他人であるナオミを巻き込んでおきながら
今更何故揺れる?

「あたしがどんなに必死に林さん探していたか知ってるでしょ?!」
いやまったくだ、と思った。


そこの辺りの説明が少し不足しているように感じる。

ナオミには、「実はね・・・」って告げるべきだった。
林さんに会ったこと、妊娠したこと。
そして、幸せのために冒険した筈のこの賭けが、何故か私達を幸せからより遠ざけてしまったこと。


共犯関係というよりは、共闘したんだから、どちらかが隠し事をすれば、この危ない橋は渡りきれない。
他人を巻き込んだ時点で、もっと真摯にナオミのことを考えるのが筋でしょう。
ましてやナオミは今も奔走していて
それは果たして自己保身なのか?というと、厳密には違って
何もかも、カナコのためだったのに。

自分らの置かれている状況をまるで理解してないように見えて
バカなの?と何度突っ込んだことか。


だからといって、じゃあナオミに感情移入した話だったかと問われると、実は割とそうでもなくて
なんでだろう・・・・彼女の飄々とした演技のせいか。
それとも、ナオミのメンタルシーンが少ないからか。

仕事ほっぽり出して叱られたシーンでは、悔しそうでしたが
殺人を犯したイレギュラーとは、つまりそういうことなんだよということを示してもいて
全てナオミの自己責任に見えてしまう。
ってか、仕事はちゃんとやろうぜ。

もっと、ナオミの心理に沿う脚本で、彼女に共感出来る流れだったら、最後のシーンも盛り上がり
私がここまでしたのに、仕事も無駄にして費やしたのにって想いが、切々と伝わった気がします。



完璧に見えた計画もどこかで綻びがくる・・・というよりは
二人の歯車のズレが稚拙すぎて脱力である。

カナコがナオミに報告を躊躇う理由が、不鮮明過ぎる上に幼稚なのが致命的でした。

私のために日本に来てくれた・・・とは思っても、でも視聴者的には林さんに同情する余地は見えないし
ナオミに告げればナオミも困らせる、という類のものでもない。

また、カナコが林さんに惚れちゃったのかどうかも曖昧にしてて
その上で誕生日を祝って貰う花束を受け取ったり、部屋を何度も訪れたり
行動に一貫性がなく、故に共感も持てない。
その上、ラストは、そんな自分の境遇を憂いて、何浸っちゃってんの?
意味分かんないぞ。
ポロポロと泣いたって、その涙に同情は湧かない。

二人のシンパシーをもっとロマンティックに描いてくれたら、もうちょっと何か感じたかもしれない。


もう、旦那は殺してしまったのだ。
時間は動き始めているんだよっ!
同情とは、必死な人間の無慈悲な結末に起こるものであって、甘えている人間には出ないのではないだろうか。

もっと、カナコ自身の理由が、やむを得ないような、身を切るような末の決断だったとかなら
最後の擦れ違いはすっげー胸を鷲掴みにされたと思う。
ここはもう少しネタを煮詰めて欲しかったです。


その意味で、ナオミサイドとしても、カナコサイドとしても、グッとくるような流れは堰き止められ
中途半端な女の口喧嘩を見せられ、ちょっと残念だった。

そんなダラダラとした理由を長々と続けるもんだから
中身が薄い薄い。
ちっとも話が進まなかったことも、微妙だ。
なんだろう・・・・脚本を無理矢理引き延ばされたのだろうか。



追い詰める側の陽子姉さんの辛子色のコートが欲しくなってきた。
・・・あれ、思考がズレた、いや、もうそのくらいしか見るとこなくて・・・(ーー;)

部屋をアポなし訪問は、お化け屋敷レベルに心臓に悪い。
あれだ、貞子が来る~と思うカタルシスとはちょっと違う。

水を頂戴、と突然言われたら、普通もう少し訝しむぞ。
しかも背を向けんな!

と言う訳で簡単に付けられた盗聴器。出た、盗聴器。
いつかはこの線を突いてくると思っていました!
もっと早くこのアイテムが何故出て来なかったのか不思議でしょうがない。
探偵さん、お役立ち。

夜間に煙草を吸って車で待機の探偵さん。青白い画面。古い・・・(爆笑)
ここだけ急に昭和臭。



・・・・で、残りは次回へ持ち越し。
ええぇぇぇー???延長してこの程度なのか。
カナコと林さんのダラダラとした間をもう少し縮めて、話を進めてくれた方が、もっと迫力あったと思いました。
個人的には陽子姉さんには文句一つないです、申し分ない。
追い込む怖さも迫力も存在感も、完璧に近いです。
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