Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*01*14(Thu)
金田一少年の事件簿R 人形島殺人事件第12話感想(週刊マガジン7号)
今シリーズは冒頭からずっと煙に巻かれたような不確かさが覆う不思議な物語で進んできました。
それは、三つも殺人事件が起きたのに被害者は一人という奇妙さからも伺えるように
事件性そのものを憑依しているような印象です。

その、もやもやは散々何が起きているのか分からない迷走感を読者に与えてきましたが
正に、その靄こそが、はじめちゃんの指摘する決定打でした。

な~るほど~!
これは悪くない!
ちょっと説得力が弱いことも、物的証拠がないことも、すべて沈静化できる結末でした。


はじめちゃんが指摘したのは3点。

最後の遺体で、ようやく紅小路=朱鴇田と分かる、あの衝撃的なシーン。
ここは読者としても、首っていうなんとも生々しいグロ映像と、知り合いが殺されていたかのような既視感が
たまらない秀逸カットでしたが
仮面が付いていればこそ、死体=紅小路となるわけで
当然、仮面を取った後に入ってきたみなさんは、「誰コレ?」状態だった筈なんですよね。

そのミスを隠すためだったんだろう、最初に朱鴇田先生を不動高校の教師として登場させておくことで
読者には先に印象付けてカムフラージュした、そのプロットにカウンターパンチ!!
はじめちゃんら目線でも物事を進めながら、客観視点に変わる巧みな誘導に、唸りました。

そっかー!そういう意図かー!!

ここは、本来ならば
『先生だったと分かる衝撃シーン』ではなく
『知らない人間が死体で出てきた衝撃シーン』だった訳ですよね。

それを隠された漫画構成に見事ハマりました!こういうのに妙に感動するワタシ。


びっくりして、そうだっけ?って過去回引っ張り出してみたら
このシーンって、オッサンが仮面を持っているかどうかは暈して描かれているんですよね~。
うをー!狡い!

それじゃ分からん!
一応、9話ではじめちゃんが、その仮面の始末をいつきさんと記憶確認してるシーンがありましたが
ここで、仮面はかなりの重要アイテム。
星坂チャンがそれを見れたかどうかが、勝敗の分かれ目なので
ここはキチンと描いていて欲しかったと思った。



ペルソナドールの覆面営業について、素顔は知らないと言っていた星坂チャンにとって
「先生!」と叫ぶことは有り得なかった。

しらばっくれる星坂チャンに、はじめちゃんが迫る。(ここのシーンちょっとかっこいい・・・v)

「神社に向かう道で紅小路に会った時あんたどこにいた?」
「先生を捜してたのよ!いなくなった魔矢子先生をね」


この後に、神社で鈴丘らしき遺体の一部を発見するわけだから
この仮面を被った紅小路の中身が星坂チャンでない限り、いつ〝会った〟かなんて
星坂ちゃんに分かるわけないってことですね。

実際の星坂ちゃんは、そのあと神社で合流したって「設定」だったし。

う~~~ん、面白い。


「ふーん、じゃあ俺が仮面を取ってくれと紅小路に言った時は?」
「もちろん部屋にいたわ」

もっと面白いのは、ここで、はじめちゃんは星坂チャンを追求しているようで
この上記二点の台詞は、両方とも紅小路への質問になっていること。

つまり、この二つの質問の答えの正解って、星坂チャン的には
何のこと?って、質問の意図がよく分からなくなるのが通常状態。


だけど、バレると焦っている星坂チャンにはそういう冷静さはもうなくて
身の潔白だけを淡々と応えてしまった。
その時点で失敗。

「一人二役の難しいところは演じている時よりもその後――
 二人分の行動と記憶が混同して本来なら知らないことを口走ってしまうところにあるのさ!」

そうして纏められた、このはじめちゃんの台詞!
うをー!
締まった。


その二役の記憶の混在さを巧みに伏せたのが、前半のあの奇妙なモヤモヤであった。

何が起こっているのか分からない不確かさ、人の行動がどれも嘘臭い空疎感
夢と現が入り混じっているような浮遊感が、台詞の奇妙さも押し隠していたようだった。
上手く情景描写を利用した感じで、本当に、(漫画として)進んでいるのか動いているのか
なにもかも良く分からなかったもんな~~~~。

そりゃそうだ。
うち3人は変態仮面だし、次々と出る死体は結局一体なんだし。
仮面の中が誰が誰になっているかなんて分からない状況下では、言動はあまり意識しない。
というか、どれも胡散臭い。

まさに木の葉を隠すなら~ですね。



とうとう陥落した星坂チャン。
攻防戦はもうちょっと引っ張ってくれても良かった気がします。
反論に値する根拠が希薄。台詞も使い回しで残念。
ここはテンプレな攻防が続くとはいえ、今シリーズはかなりの良作なので
何らかの変化が欲しかったかな~と。
でも充分面白かったですv

え。でも物的証拠って?
これも結局証拠って本当に何になるんだろう。
仮面ぐらいしか残っていないだろうが、仮面に指紋を残すポカはしていないと思うし。
証言だけか~。


それにしても、絵柄も安定していて、読みやすく、星坂チャンの表情も良いし
クオリティ本当に高いな!
遂に陥落したシーンの上からショットなんか、あんまり見ない構図だし。
ぽわ~んと奈落に落ちていきそー。



告白編。
思えば、罪悪感を感じていたとはいえ、朱鴇田先生は無残に殺されなければならないようなことを
しでかしたのだろうか。
面白半分で世間を騒がせることは、多大なリスクを背負うという、戒めでも込めているのか。


「祟り人形の呪いが全ての始まりなら、人形の呪いとして時田と始末する最高の舞台」

なんって運命的な台詞なんだろう。
人を殺すのに運命もくそもないが、そういうことじゃなくて
全てが繋がっているというか、全ては始まりに戻るというか。
人形で始まり、人形で閉じる。
星坂チャンのやったことは、非人道行為だが、美学が見える。

そして、それを可能にした、不気味な輪廻の縁が見える。こわい・・・。


星坂チャンはあの小説が元で自殺に追い込まれた妻の妹でした~。
まあ、そんな感じ。
恩ある知人だろうと誰もが思っていた筈。

「お姉ちゃんは一度死にかけたあたしに命を与えてくれた。
 時雨お姉ちゃんはあたしの中でまだ生きてるの・・・!」

臓器移植系?
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