Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*11*28(Sat)
無痛 第8話 感想
散在していた点と点が線になっていって一気に物語が進み、今回は面白かったです~!
こういう謎が解明されていく過程がミステリーで一番好きな所。
謎を見せられるより、ゾクゾクする。

そして、西島秀俊さんの演技が上手すぎるー!
特にお声!この人、シーンによってトーンが変わる!!
前も思ったんですけど、同じ調子で台詞を乗せても構わない(影響が無さそう)なシーンに於いて
僅かにトーンを下げてみたり、スピードを変えたりしている・・・。

例えば冒頭の、早瀬とかずさんと三人で世間話して、珍しくお勉強~?なんて戯言を経て
いざ用件を聞くその瞬間!この間とか!

それが絶妙すぎて!!

多分この人、通常の人が明と暗の二種類だとしたら、その間にもうひとつギアがある・・・!

演技的な意味では派手ではないんですけど、僅かな視線の動きと、表情の明暗が、自然体でイイ味付け。
なんつーか、他に目立った動きのない画面が連なるドラマだから、もう彼ばっかりに視線が行ってしまい
西島ウォッチャーになりそうである。


声優さん・・・とまでは言わなくても、西島さんって声帯の使い方・柔軟性が高いのかもしれない。

今回、ついに無痛症を通じてタッグを組んだ白神院長との歯切れある信念の諍いシーンがあったが
ここにきても、白神は一本調子。
ここを、火花散るようなやり取りということにしているのは、つまり、見れるレベルにしているのは
西島さんの方でした~。
白い単調なやり取りを上回る、声の険しさが、痺れました。


他方、かずさんとの会話で、少し甘えたな感じに変化するのは、ここは西島さんの真骨頂という雰囲気。
少し甘ったるい言い方は、年下男の可愛さを思わせる。(でも結構お歳は上なのね・・・)

それを更に磨きを掛けているのが、かずさん役の浅田さん。
彼女の「英介くん」って言い方が、彼の可愛さを完成させていると思った。

とにかく、この二人のやり取りは、ほんっと、微笑ましい可愛さがある。
前回、熾烈な言い争いをしたのに、ごめんとか悪いとかの挟みも無く、普通に元に戻っている感じも
あ~なんだか家族だな~って思いました。

大概の家族って、こんなもんですよね。
ぶつかりあっても、朝が来たら日常と生活が回っていくのだ。
そういう、台詞じゃない距離感が、このベテランさん二人で見事な画となって完成されているのが、スゴイです。




・・・・・・そして、そのままの、まったりとした流れで進む、本編ミステリー。
スタッフのセンスを疑ってもいい部分である。

この日常ほのぼののテンポのまんまに、他シーンものんびりと進むから
ドラマとしてどうにも緊迫感が出てこない。
ゆっくり進むことと、じっくり描くことを、勘違いしているとしか思えない。

謎を引っ張ることと、緊迫感が出ることもまた、別である。


白神院長と為頼先生が、その意見の相違から、完全に袂を分かつ回でもあり
そんな為頼先生に、必死に白神院長が追いすがるシーンも
ここ、もっと迫力あっても良いんじゃないの・・・?

壊滅的な溝が入ったー!シビアな男の生きる道だー・・・ってシーンではないのか。
こういう思考対決に油を乗らせないで、なんちゃって刑事事件のどこにドラマの真髄を見ているのか
スタッフに問いたい。

今回、オペシーンで動揺したり、為頼に激昂したりと
彼の不完全な人間の部分も、ちょっと垣間見えましたが
だとしたら尚更、彼の人間味薄い演技が疑問です。

なんでこんなに、白神院長はのっぺりとした口調なのだろうか。

冒頭、イバラの過去について、白神のナレーションで回想シーンが流れるという演出がありましたが
白神がナレーションをするから、淡々としちゃってて
まるで教科書を機械が読んでいるだけのよう。

しかもお声が少し暖色系で軽い方なので、余計にイバラの重みが伝わってこないという。

早瀬のキャスティングミスを指摘する声は多いが
私は、白神の方がよっぽど致命的だと思っている。(だってここが根幹でしょうに)


その早瀬。
石川事件が迷宮入りしそうだと、焦っている感じの危うさに
為頼先生に「大丈夫か」と言われるシーンは、ちょっと良かった。
そうだった、この二人が意思を同調させるのは、早瀬の犯因症だったんだった。

食事食べていきなさいよとかずさんに言われ、嫌いなものを聞かれて
「野菜が嫌いです」
wwww

なーんか、こんなぼけぼけな感じとか、資料に手を出そうとして為頼にパシッって手を叩かれているとことか
この二人が醸し出す雰囲気も、割と親密度が変わっているのを感じて
そのさり気ない変化は、悪くないな~。


彼の高校生が悪ぶっているだけのような演技は、為頼先生との二大柱としてドラマを進めるのなら
確かに彼では役不足だし、荒ぶれ刑事にも見えないと思っていましたが
ここにきて、イバラが強烈な個性を発揮し始めたので、もう早瀬の違和感はあまり関係なくなりました。
ドラマも、二大柱というよりは、為頼の独走ですし
誰かの目線ではなく第三者視点で描かれてもいるため、これは別に良いんじゃないだろうか。




物語。
今回は点と点だったものが線になってきたので、そこがかなり面白かったです。
ここまで来たらイバラ視点で、石川一家殺害の真相に迫っていくのかと思ったら
接点もないままに、一気にネタばらしされたー!

石川家とイバラの繋がりが分からないままに、石川家にイバラが居たー!
うをぅ。
そう来たか。

接点はネット?
石川妻の投稿記事が何か意味があるっぽいけど、その辺は次回。
早瀬だけが知ったという描き方も、意味深で面白い。


イバラの真意が分かりそうで分からない引っ張り方も、興味を引かれます。

他人の感情が理解出来ないと言いつつ、人から切られた孤独の痛みは知っていそうで
今回ラストの暴動も、白神の不用意な「お前がいなくても大丈夫」という一言だったことからも
愛情に飢えているだけの幼子に見えました。
それって、愛情に貪欲ってことでもありますね。

愛情に逆恨みする妬みなどの、他の多彩な感情はどうなんだろうか。

石川一家を殺した理由も、結局のところ、誰かのためだったというオチになりそうで
でもその接点がまだ見えない。
しかも、石川一家の事件当時は、7ヶ月前で
白神と擦れ違った今回の理由は、当たらない。

でも、白神のために殺したとか、そういう話になっていきそうな気はしてきた。

強くなれる薬ってイバラは言ってるけど
つまり、麻薬などに近いリラックス効果を含むのかな?


事件のキーワ-ドにもなった「大切な人 大切な場所」

まるでそれは、イバラ自身のことを暗示してもいるようで
そんなものを欲して、満たされなかった想いの歪みなのか、とも、ちょっと考えた。

犯因症という症状も、激しい感情の表れと言っているように
刑事事件で理屈を扱う世界観ながら、描いているものが、人間の深い感情論であることが
このドラマの特徴であり、面白いところだ。

イバラの抱える個々の闇が、全ての物理的な現象を起こしたのだとして
彼が、自己の闇に他者を巻き込む痛みを知らない不完全さが、起こした悲劇だとして
それを、「痛みも受け容れる」と
先に為頼先生に決着付けさせていることからも、ドラマの着地点は、そこにない。

ってことは、何を描こうとしているのだろうか?という先の読め無さも、やっぱり気になる。

いずれにしてもイバラの願いを白神が知っていない筈も無く、なのに望む言葉を与えなかったのは
ワザとだろうな。
「君が必要だ」って、あんなに言って欲しがっていたのに。

そこが事件のポイントとなりそうであることを踏まえると、なんだかとっても悲しい結末になりそうな気がしてきました。


それにしても、細身でマッチョという強靭さに、痛みも無視という設定は
正にサイボーグのようだ。
彼の鍛えられた肉体美に、ちょっとだけガン見しちゃったのは内緒だ。



今回はカメラワークもちょっと凝ってて、そこも目を引きました~。

冒頭、イバラの無痛治療の検査データを処分するが如く、白神院長がデスクに仕舞い
その暗転が、そのまま為頼先生の引き出しに繋がり
それが無痛治療薬のレポートになるっていうカットとか。

キーワードをこれでもかって煽ってるよ~。


また、為頼先生が白神院長の体調異変に気付くシーンも。
いつもなら、変な効果音と共に、例のレントゲンみたいなカットが挿入されていたけど
もう第8話だからか、為頼先生の、顎に指を当てる仕草だけ。

それだけで視聴者に悟らせているのが面白かった。悟れちゃうとこが面白いっていうか。
そのためのパフォーマンスだったのね~と。


パフォーマンスと言えば
ようやく聞けたサトミちゃんの生声がめっちゃ可愛かったんだがvv

その第一声が、「ありがとう」っていうのも、ちょっと感動的です。
その言い方が実に巧かった。
ずっと言おうとして言えない感じが続いていた訳ですが
その辺は別に巧いとは思わなかったんですけど
ゆっくりと掠れた声が出た瞬間の、その声量といい、質といい、そのためにこの娘選んだのかも!って思っちった。
もう反則だろっていうクラスの可愛さ。

ここは良かったです。


ただ・・・・・・・・そこが盛り上がらないのは、絶対高島先生のせいである。
寂しいよね、そんな時に掛けられた人の優しさって身に浸みるよね、っていう、人情的な感動を与えられる筈の
とてもハートウォームになった筈のシーンを、台無しにしているのは高島というキャラクターであった。

元々、これまでも言ってきましたように
この原作者さん、女性を可愛らしく描くことにはちょっと苦手とされているご様子で
それは勿論、もっと生々しい人への観察視点が見られるからで
それはそれで良いのですが
とにかく、この高島というキャラクターが、可愛げがなく、人に好かれなさそうなタイプの女性像なのである。
そこが問題だ。


そんな相手役で、このピュアなシーンがじーんと来る訳がない。

何故、彼女でこのシーンを演出したのかが、ちょっと疑問なのですが
そこはさておき、今回気付いたのは
高島というキャラクターを、可愛げなくしているのは
作者さんや脚本以上に、役者さんのスキルもあるなと今回感じました。


例えば、今回、ストーカーくんが前回殺されちゃったことで、石川一家の重要参考人を失い
警察は南サトミの事情聴取に強制的に踏み切ったシーン。

その最終許可を、担当医である高島に委ねられた時
まーた安易に「話してみることがサトミちゃんのためにもなると思う」なんて無責任なことを言う訳ですが
そういう所で、まず、彼女が優秀なカウンセラーには見えない。

しかもその言い方が、それこそ優等生顔した上から目線で、とにかくぶりっこ。
良い人を演じようとしている風、というか。
苦労も知らず挫折も知らず、真面目に生きてきただけの小娘のまま、成長が見えないことが敗因だ。

ここは、これまでと同じそんな教師っぽい諭すような言い方したら
サトミちゃんがようやく勇気を出した根拠がなくなる。

折角、これからはちゃんと口で話すと言っているのだから
今までとは何かしらの変化を付けないと。


また、その事情聴取。
精神が不安定になり、怯えるサトミちゃんに、早瀬が更に強気の口調で責め立てる。
それを、医者として止めに入る高島。

・・・って!そこでお前までヒステリックな声を上げてどーするよ!?

ここはかなり萎えました・・・。
素人の肉親や、サトミちゃんを無償に慕う関係者が、止めてと騒ぎ立てるのなら、この演技は正解ですが
ここは、医者として止めに入ったのに
そしてサトミちゃんは不安定になって怯えているのに
唯一の味方である筈の高島が、同じように正義顔してヒステリックに介入したら
普通はもっと怯えさせます。

もう少しトーンを下げ、音量も下げ、窘めるような感じで言うのが、似合っていたというか正しかったというか。

何、お前の晴れ舞台みたいな顔して、仁王立ちしてんだよ。と。


なんか見ててムカっときてしまって、それって、台詞の内容ではないし
つまり、この人の演技にイラっときたんだなと、後になって思いました。

演技っていうのは正解がないですから、ドラマを見ていて、おおぅ~ここをこんな風にしてきたのか~とか
新たな意外性を付いてくれる所とかが、本当に楽しいし
ドラマ見ていく醍醐味も、そこにあるのですが
でも、こんな風に、役に成りきれていないものは、素人目にも分かってしまい
彼女のキャラがサトミを後押ししたというのなら、尚更、ドラマ自体の質を落としてしまうことにも繋がり
ちょっと残念でした。
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