Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*11*09(Mon)
破裂 第4話/第5話 感想
すっげえぇ!すっごかった!!佐久間役の滝藤賢一さんと倉木役の仲代達矢さんの対峙!!
息を呑んだー!その直前からの香村親子の緊張感を引っ張って、ついに真実を知る男の覚悟!
かっこよかったです!
ここにきてこんっな対決見せられるとは!!燃えたー!燃えたー!

三重に重なる親子という切り口がここに来て意味を持ち、ぐわーっと盛り上げたラストは嘆息ものでした!
何故親子という角度から描写してきたのか分かった瞬間はもう泣けたよ!感動したよ!
こんなの見せられるとは思わなかったよ!!
非常に見応えがありました。

社会保障費の圧迫や高齢化社会、老人福祉など、NHKらしいテーマに沿って進んでいますが
その点に付いて特に掘り下げた論破はしていない。
いずれ年金を始めとする国の負担が崩壊する現状を憂い
破天荒なプランを横行する佐久間の暴走を、歯に衣着せぬ物言いで表現しているだけだ。

いずれ圧迫するから、さっさと死んでくれと。

このドラマの真髄は、そこじゃない。
言っていることが極論だからこそ、派手に目に付くが、丁寧に重ねてきているのは
複数の親子の在り方である。
社会派テーマを題材にしつつ、描いていたのは人が人を救うことの捩じれ。
家族の形態なんだと思う。



>第4話 未来はためらいがちに近付き、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静かに立っている
フリードリヒ・フォン・シラー


「頭を使え」
何だか病んだような香村の腹心の部下だった厨忠彦が悪びれなく裏切り者だった、という話。
医療ミスの怪文書もこいつか~。

4話はダラダラとした展開で、結局のところ、裏切られるというだけで終わった。
もう少し何か詰め込んで欲しかった所。

厨忠彦は最初から気弱そうな、のっぺりとした男で、常に何かに怯えているようだった。
確かに香村に付いていくみたいなことを、母親の介護の苦しみを打ち明ける前話で言っていたけど
ん~でも、コイツは最初から頼りない感じの部分を押し出したキャラだったので、意外性が全然ない・・・。
そこが致命的。

演じている甲本雅裕さんも、香村に心酔しているような形には全然見えていなかったですし
インパクトが弱すぎる。
むしろ、香村が何故そこまで厨を信じているのかが疑問なくらいだったので
信じた香村が馬鹿に見えた。

「お前だけに情報を渡す・・!」とか言ったシーンでも
そう言って嘘の情報を流し、佐久間を欺こうとしていた、ぐらいの捻りがあると思ってたけど。
そして裏で自分で着々と研究を進める・・・みたいな。

敵を欺くには味方からって言うだろ、的な。

それが無理ならせめて、もっと別な役者さんなら、もう少し話は違ったかも。


なんだよ、まんまかよ。
意外性がなさすぎて、拍子抜けである。


香村というキャラクターの描き方も、いまいちぼんやりしている気がします。
だから、「裏切り」というオイシイ展開を餌にしても
それの効果が半減しているんですよね。

野心家なのか、潔癖なのか。
目的のためなら手段を選ばない佐久間という強烈なキャラがいるせいで
香村を黒として描いても霞んでいる。

潔癖な善意の科学者ということで描きたいのなら
少し、香村に医者としての真っ当な信念があったかどうか その辺りがストレートじゃない。


それを経~て~の~、第5話ですよ!!

>第5話 生きるか、死ぬか、それが問題だ ウィリアム・シェイクスピア
これは見事でした!!圧巻!!
もう言葉もない。

香村のデータを手に入れ、新薬の開発も進み、着々と風向きを変えていく佐久間。
それは、老人たちの安心できる老後という建前を隠れ蓑に
医療・社会保障費などの国の財源圧迫の最大要因となる老人保障費を下げるため
極論ともいえる、彼らにはさっさと死んでもらおうという計画。

その究極は、尊厳ある自由死の権利が保障されている欧米に習い、日本にも安楽死法案を成立させることだった。
内閣支持率の高い今なら一気に押し上げられる。

NHK・・・際どいこと言ってくれるゼ。
なんか、今の政治が脳裏を掠める・・・・。いや、うん、ナンデモナイ。


「最後まで命を全うするよ」
だからお前も最後まで諦めるなと。

心臓を通じて、擦れ違っていた親子がタッグ!
男とは馬鹿で不器用な生き物だと言わんばかりの、素直じゃない、そして硬派な絆だ。
そういう心情変化を丁寧に描いてきたからこそ
全てを失くした香村が最後に縋ったのが父親という、まるで子供が親に縋るかのような構図が
胸に沁みる。

ここにきて、二人は心臓を介して時を取り戻しているのかもと思わせられる。
父親である義務。
息子である時間。

「助けたかった。あんたをどうしても助けたかった」

それは確かに、自らの置かれた立場の危うさもあったし、佐久間の計画の阻止でもあり
謂わば男の戦いの沽券であった。
でもそれが、言葉上では、まるで、親子愛の様相であるかのように紡がれる。

事実、そんなことはお互い口では認めなくても、息子だから父親を救いたかったっていう
どうしても割り切れない感情はあったであろう。

そういうことを敢えて下世話に台詞にせず、この全て失った香村が
父親の生き方に敬意を表し、真実を告げるシーンは
あくまで、医者と患者の立場から、そして、男と男の立場から、心を開く訳ですよ。
不器用な親子の新たな共闘関係が生成される。

くはーっ!くっそたまんねぇ。



全てに見放され、まるで傷ついた子供が親に泣きつくように、真実を告げる。

「すまない。俺はあんたの生き方を穢した。俺たちは利用されたんだ」

医者としてではなく、息子として親を助けたい香村。
苦悩する息子を助けたい倉木。
真実を知った倉木は、自分の尊厳のため、・・・・いや、多分、自分と同じく仕事に誇りを持って生きてきた
若い息子を陥れた男への怒りで
佐久間の元へと乗り込む!

ここで初めて対面する、佐久間VS倉木!!


ここまで、倉木は父親らしいことは何もせず、擦れ違ったままだった。
接し方が分からないと香村は言い、自分の息子への態度へとそれが表れ
親子の確執は二代に分かって負の連鎖を起こしている。

なのに、今、親として、その無償の愛が行動となっていく。

命の灯が消えそうな身体で、必死に向かうその背中を見ただけで、もうかなり胸が締めつけられた・・・!
あ~ここにきてようやく取り戻せたのか~と。
このための擦れ違いだったのかー!
ここで倉木に香村を庇わせるための・・・!
くっそぉぉー!!痺れる!


「おまえが背負っているつもりの国なんて、明日には一変するかもしれないんだ!」
「ええ、そうですね、私には国も国民もどうでもいいんです」
「じゃあお前が信じているものは何だ」
「あの涙を信じているんですよ」

そしてここで明かされる佐久間の衝撃の過去。
自分の父親を、例の商社マンだと言っていた尊敬する父親が難病で寝たきりになり
最後には瞼すら上げることが出来なくなった時
彼を安楽死させたのだと言う。

その時、父親は最後に涙を流した。
亡くなったその涙を感謝と捉えたい佐久間。

・・・・第3話だったか、「人を殺したことがあるか?」と、佐久間が問うシーンが確かにありましたね。
そして、一度殺すとあとはどうでも良くなる、みたいな怖いことを言っていた。


「最後に流したのは本当に感謝の涙か?」

~~っっ!!!
だけど、倉木は自分が同じ父親の立場であり、同じ病人の立場であるから、鮮やかに切り返す。

最期の時、死にたい死にたくないの繰り返しというのは本当だと思う。
人の心はそんなに単純ではなく、揺れる。
特に不確かな死という恐怖の前には、誰だって怖じ気付く。

私も、佐久間の台詞を聞いて、その時流した父親の涙が
感謝だったのか、それとも息子に殺される悲しみだったのか
或いは、息子にそんなことをさせた父としての悔しみだったのか。
それは分からないと思う。

だけど佐久間は、人を殺したという余りに大きな一線を越えてしまったがために
そんな自分の衝撃を和らげるため
その涙は歓喜でなければならなかった。

佐久間の歪んだ人間性の根源が良く分かるシーンでした・・・・。

それは同時に、救いたい、助けたいという親子愛の重複でもある訳で。
そこが素晴らしいと思います。
香村親子の救済。そしてそこに重なる佐久間親子の救済。
親子VS親子の構図。

様々な親子の愛情が交差してきて、結局誰もが誰かを愛し、救いたかっただけなのだ。


佐久間は老人が死ねばいいなんてずっと極論を言っているから
父親の話を始めた時、てっきり
俺は看護に疲れたからそこから逃げたかったんですよ、とか言ってくるのかと思った。

でもそうしたら、この親子対決の構図が希薄になってしまう。
そういう平易な展開にしてこないところが、上手い。上手すぎでした。


話的にも、つまりはここが佐久間のアキレスである訳で、倉木は見事にその弱点を突いたことになる。
恥じない生き方の交差が親子という枠を通じてぶつかり合って、訴えるものが大きい。
初めて見せた佐久間の動揺に、少しだけ胸の梳く思いと
同時に、さすが貫禄ある父親って感じの構図もまた、たまりませんでした。


それをまた、圧巻の演技力で、演じる役者陣・・・!
くっそー!渋いー!
しかもここがドラマの肝であったのだろう、見せるための効果は、無音だよ無音!!

第1話とかで、べったべたな古臭い演出をしていたスタッフとは思えん・・・・。

何この暗がりの告白はーっっ!
何この一矢報いた対決はーっっ!

とにかくこのドラマは役者陣の層が厚いので、画面から漂うオーラが他ドラマとは違います。
今年はドラマ不作だと思っていたけど、ようやくここにきて手応えのある作品が出て参りました。



「おとしまえつけろよ、やられっぱなしで終わるな」

俺を治せ、と倉木が香村に言う。
息子の窮地に、共闘する決意を固め、事態は何も打開していないけれど
香村を確かに救った。

次の瞬間、倒れ込む倉木・・・・!!

ええぇえぇぇぇーっっ!!!ここでぇぇぇーっっ!!!
爆涙。

なんって遺言なんだ・・・!
もう言葉もないよ!

胸に詰まるものがあって、マジ泣きしました・・・。。゚(゚´Д`゚)゚。
こういうの弱いんだよ・・・・。・゜・(PД`q。)・゜・

いやぁ、良いものを見させてもらいました。



・・・・・・・ところで、あの。
女弁護士がすっげぇ変。キモイんですけど。

相棒が殺されそうになって、また、真っ先に香村の元へ文句を言いに行く。
ええぇえぇぇ・・・?
他に行くとこあんだろう、ってか、佐久間を知って、何故香村との接点の不自然さを疑わない?

「あなたはろくでもない男・・・」
いやいやろくでもないのはお前だ。

自分に恥じたくない・・・そんな自分に酔っている感じ?ババァになって?キモ。


キャラ設定がとにかく歪で歪んでいる感じが感心するレベルである。
よくこんな気持ち悪い人間を創造出来たよなぁ。

ついでに、役者さんが口を開けずに喋るのもワザとなのだろうか?
これは見事な役作りだと思えた。
好感度を下げ、ウザさを前面に押し出させ、台詞だけでなく見た目から視聴者に嫌われるよう仕向けている。
イライラさせるのがとにかく上手い。


あ。あと砂糖を入れるシーンが怖かったです。
無意味な仕草を使って、心理の隙を突く手法も、他ドラマにはあまり見ないやり方で
際立っていますよね~。
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