Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*10*24(Sat)
相棒シーズン14 フランケンシュタインの告白 感想
四代目相棒!反町イイ!!イイよ反町すっげーイイよ!!これは想像以上でした!
三代目カイトくんの、相棒じゃないだろって感じを払拭し
二代目神戸くんのクールさを残しつつ
初代金字塔・亀ちゃんクラスのワイルドさを持つー!燃えたーっっ。

男臭いドラマになってました。相棒っつったら、これでしょう!
初期亀ちゃんを彷彿とさせるような距離感も良かったです。
いえ、亀ちゃんはもっとお人よしですが。(^^ゞ


今までの相棒は色んな意味で
人間味豊かで、その部分が右京さんの機械的な部分を触発し
右京さんをギリギリの所で精神的に支えてきた。忘れられてそうな設定だが。
絶望の淵に立ち、もう人間感情を捨てた抜け殻のようになっていた右京さんを
言葉ではなくその存在で癒したのが、薫ちゃん。

以後、人と接触することを厭わなくなった彼が、歴代相棒との接触の中で
思考の暴走に歯止めを掛け、空虚になりがちな正義論に社会性と汎用性を持たせ
各相棒もまた、右京さんの行き過ぎた正義に心正され、警察官として成長し
補い合い、様々な化学変化を起こしてきたと言える。
(だからその意味で、カイトくんは相棒ではなかったと思うのだが)


その意味では、今回は正に実践的な相方と言えるだろう。
単純なコンビバディとしてはイーブンが条件だが
今回の冠城は、ある意味、クールにイーブンだ。

亀ちゃんのような親しみやすさや人懐っこさはないため、右京さんと対を成すと
相殺することで相乗効果を上げたかつてのバディとは一線を画し、黒さだけが引き立つ。
むしろ、右京さんの変化球が投入された感じ。腹黒右京・・・?


多分、冠城さんは、人に対する愛情も厭わないし、場合によっては冷徹な判断も出来る。
右京さんが正義のために鉄槌を冷酷に下すのと同じように
利とあらば鬼にも邪にもなれるお人だ。
そこが歴代と大きく異なり、新鮮味があると同時に歯止めの無さを見せ
その意味で、とても融合しやすいタイプではある。

同時に、繋がり合っているのが、メンタルではなく、性質の部分であるために
いざ、正義論に行き違いがあった時は、簡単にコンビは崩れるのだろう。


こちらの捜査状況を相手(敵)に流すと見せかけて、容疑者との間にパイプを作ってしまう騙しテクとか
右京さんの影響なく、判断が出来る黒さもいい。
人を食った感じがまた、キャラが濃い。
右京さんに引けを取ってないんだよ~。
良くも悪くも、これまでの相棒はお行儀が良すぎて、優等生だったから
右京さんの機械的頭脳の側面が優先され、視聴者的には特命係は最後の砦だった。
今までの相棒は何処か右京さんの影が色濃く、被対象者であったから、ここまで独立性を強調されると
逆に、無意識の繋がりが見えて、ニマニマしてしまうv

が、これで、上の連中が危惧するように、枷を失くした虎とでも言うような
少し、危険思想さえ仄めかされたアウトローになってしまった節がある。
こんな不良タイプも、在りでしょう。充分!



し・か・も!
不良と言ったら反町ですよvvvv 反町と言ったら不良ですよ!

素行の悪さを演じさせたら、この人の右に出る者はいない~~w
似合う似合う!
ちょー似合う!

この人は主演張って前に出るより、こういう脇がホント上手い!
彼の色でドラマを引っ張るより、誰かのメインカラーを捕色というか、深みを出させるというか
横に添えると、ほんっと、イイ味に光る~。ご本人が。


どっちの車に乗るかで揉めて、人の運転は嫌だと難癖付けて愛車に乗り込むとか!
うわ~、久々の右京さん、助手席だ~v・・・・と思ったのも束の間。
グ~ラ~サ~ンー!!

あぶ刑事か。

仰け反ったよ!完全に堕ちたよ!!
グラサン掛けちゃうのかーっっ。警察てぇよりヤクザだがなw似合いすぎだ!!
ってか、そのカメラワーク、狙ってるだろうーっっ。←ちょっと斜めから撮った運転席と、横顔vvv

なんちゅーサービスショット!!

固定ではなく、運転も交互とかなら、更にその主従関係すら希薄でイーブンな感じも良いです~/////


その辺の危うさを残している癖に、更に、当然の如く、特に右京さんをリスペクトしていない感じがまた新鮮!
機さえ熟せば喰わんとする、猛獣のようなキャラがたまらん。

いつか、「どっちが上かはっきりさせましょう」とか言いだしそう~~~~~/////////

何この変なオッサン・・・的な冠城の視線に、終始ニヤニヤしてしまいました~。
勿論、最後は右京さんの実力を知って真の相棒になっていくのなら
その過程すらも、オイシイというものだvvv


「法務省に戻るか、辞表を出して警視庁に行くか」と問われ
面白そうだから、という理由で素直に先輩の助言を聞かず、特命に残った冠城さん。
なるほど、早くの交代を意識した即席タッグですね。

出来れば、このまま彼で続投してほしいです~。


そうそう、呼び方!
右京さん、とは亀ちゃんだけに許された呼び名でしたが
それをあっさり、看破した流れも良かった。一瞬止まった右京さんに、色んな妄想が働いたv
冷静に考えれば、いきなり名前呼びされたことへの戸惑いでしょうが
その一瞬の空白で、懐かしい初代を思い出したかな、とか
その呼び方を許される人がまた表れたなと思ったかな、とか
色々巡った~~~~。

ミスターデンジャラスは、今シリーズのテイストを言い得て妙。
恐らくスタッフもその路線で行きたいんだろうな~と。



一方!
い~た~み~ん~vvvv
いたみんは相変わらずで、ニヤけました。
思えばここのトリオ・ザ捜一は、一人欠けてから、芹沢さんと二人、ある意味ここもコンビというか相棒だよなーv
対比させると、視点的には面白いですね。

右京さんのことを「なかなかお茶目な妖怪ですよ」
ここでも妖怪ネタかw

「一つ、忠告しておきますよ。・・・・でもね、あの妖怪の妄想は侮れませんよ」

疎ましいというスタンスは残しつつ
でも救って貰った記憶が二律規範を生んでいるパラドックスな感じが、も、好きです。


あと気になったキャラと言えば
息子が退場しても、続投のカイトパパ。
警察組織の腐敗がそのまま具現化してるなという感じで、悪くはない。
でも、ぶっちゃけ、いらない。

ただ、彼の存在があるからこそ
右京さんのデンジャラスの部分が、前クールエンドの悲劇を今尚鮮やかに彷彿とさせる訳で
存在に意味があるなと思った。

ただ警察機構の中の危険思想だからというだけのデンジャラスでは
流石に説得力が足りない。
しかし、行き過ぎた思想が、時に誰かを追い詰め潰してしまうリスクという
強い力の負の面を描きだしたラストがあるからこそ、特命の新たな特異性が、磨かれたのだと思えた。



さて。
実際の物語感想ですが。
地味だしミニマムですが、割と面白かったです。
別にデカイ組織の陰謀なぞ説かなくても、小さな事件だって調理次第では、やっぱり面白い。
人間関係の浮き沈みと擦れ違いを、刑務所という舞台で描いたことに、俗世間から解離した
奇妙な常識が薄気味悪く、同時に閉鎖空間に於けるリスクと行動原理が、興味深かった。
そこに今回の出汁はあるのだと思う。

・・・・がっ。

誰もが思ったと思うけど、ちょーっと味付けが雑すぎ。


冠城亘。
人事交流の名目で法務省から警視庁に出向しているキャリア官僚で
法務省が管轄する刑務所内で殺人事件が発生したことを受け
先輩だった現・法務事務次官の日下部彌彦から指示され、捜査に加わることになる。

一方、右京さんは、世界一周出来ちゃうレベルで海外で遊んでいたけれど
(劇中では触れられなかったけど、察するに
頭を使わなくては錆ついてしまうと危惧したのか、やっぱり頭を使わないと駄目なのか
警察に自分から戻ってきちゃったよ、という設定。←邪推だが合っていると思うv)

当然の如く、米沢さんから新たな面白い事件を酒のネタに教えられ
当然の顔をして首を突っ込むという流れ。

勿論それが、冠城が任された刑務所の事件ということで、二人は出会う。
空き部屋となっていた特命室を、先に冠城が臨時デスクとして使用していたことも
先人を逆転していて、上手い発想。


その事件。
受刑者の美倉が刑務官の田代を殺害した。
取調べで美倉は一切口を割らず、刑事にのみ話すと頑なに拒否。
そこで冠城亘が伊丹らと向かうと、なんと美倉は
3ヶ月前に死亡し、病死扱いになっていた受刑者の梅津が、田代刑務官に殺されたという。
美倉はその仇を取ったと主張し
その事実は、梅津の死後、本人の口から夢枕で「田代に殺された」と聞いたと供述する――


・・・・・・。

いえ、その。
大の大人が幽霊信じますかね?しかもムショに入るようなアウトローが???
悪ガキほど、純愛純真とか言いたいんだろうか・・・。何夢見ちゃってんだ。
あれですか、この脚本家さん、学ラン・リーゼントにロマン見ていた年代だろう(爆笑)

・・・・・なんか今、中高年のバイク・リターンが流行っているらしいですね。ニュースで見た。
かつての暴れん坊が定年になって若かりし頃の血が騒ぐ、とか、妄想してしまふ。
好きなのネ。可愛いもんだ。
そして流れる曲は、フレンズ。



・・・・話が逸れた。

で。
仮に、真っ暗な中で目を開けている意識が在るのに、視界には何も映らず
朦朧とした意識で
そこに天の声の如く、知らない男の声で「田代に殺された」と、崇拝していた仇を教えられたとして
まず疑うのは幽霊じゃないだろう・・・。

根本がおかしいぞ、この脚本。(笑)

犯罪に至る動機や、犯人周辺の描写があまりにも稚拙で、かなりの子供向け。
「死者からのメッセージ」というプロットも良かったですが
そしてサブタイも悪くないですよね~・・・・けど、幽霊はないでしょう・・・。
黒スーツが乱舞する刑事ドラマで、非現実浮遊体。
幽霊トリックとか、隠れ信者を踏み絵で探すとかは、あまりにも失笑のレベル。

だが、そこを割り切ってしまうと、中々に面白い展開が待っている。



表現がかなり単純化されていて、ちょっと複雑な心理ではないのですが
教育のない男が、書籍を呼んで飛躍的に知識を手に入れた。
それは実践の無い戦闘みたいなものである。

世の不条理と矛盾に立ち向かう意識こそ、この僧侶を教えるべきだった。

なのに「失敗作」って。


フィールドに出れば、様々な矛盾とパラドックスに人は生きるのである。
そこの徳を説くことこそが、お前の本業だろう。
目の前にいるのが一人の人間であること意識も出来ないのは僧侶の資格もない。
受刑者は人間の権利がないとでも言いたいのか。


それを補足するような、懲罰を越えたイジメに近い刑務所の実態という設定。
閉鎖空間だからこそ、陽の光が当たらず、暴行はエスカレートしていく。

閉ざされた空間に於ける思考の歪みというものは
警察組織そのものにも言い当てられるのかもしれない。


むしろ、その実態こそを憂慮した発言を僧侶にさせれば、まだ辻褄があったのだが
脚本は、この僧侶を元凶として昇華させていく。

その捻りが、もうなんとも・・・・。


「いわばアンタは私の創造主だ」

そう言って、死ねと言われたら死ぬと答えた、受刑者・梅津。
後に信者となる多くの受刑者に慕われることになる彼の心は、僧侶だけが拠り所だったと見え
その彼に、アンタが言ったから死んだんだと分かるように、メッセージを残した。

本当は心臓発作であり、病死だった。

だけど、アンタが言ったから~という歪んだ執着が、これまた、恨みや怨恨といった
どす黒いものを含めていないのが、奇妙に薄気味悪さを出す。
まあ、少しは妬んだりもしたかもしれないけど
梅津が最後に抱えていたものは、僧侶への憎悪などではなく
ピュアな信仰だったかもしれないし
この世の絶望だったかもしれない。

だが、そこには微塵も、死ねと言われた相手への怨念めいたものは、存在していないのである。
梅津こそ、復讐など、望んでもいなかっただろう。


失敗作と言われて尚、恨みを持たない情愛も、何だか悲しいラストだったし
それが連鎖反応的に、受刑者の復讐劇に繋がっていく訳ですが
思えばまた、彼らも見返りのない情愛に邁進した末路であった。

死んでしまった崇拝者に一方通行の想いを込め、復讐に走る彼らには
一切の諦観も、雑念も、ましてや我欲もない。
シンプルに瑞々しい信仰心は、現社会から見れば理解し難いものであるが
悟りの境地とも言える、究極の恩情の形かもしれない。

誰もが一方通行の気持ちを抱き、しかし、そこに後悔はなく、満足して事を得る。


その中に於いて、僧侶の言動だけが、どうにも子供っぽく稚拙で、ちっとも感情移入できない分
修行の足らない欲と業に塗れた一人の男の姿だ。
妙に、自己満足して行動に自信と帰結を持っている受刑者らの方が余程、潔く、高尚に見え
しかし、そんな彼らの行動は、閉鎖空間を出れば、汎用性どころか、ちょっと異常な執着であり
果たして、懺悔をするのは、どちらなのか。

何とも奇妙な骨格であった。

そして、誰も救われない・・・・うわあぁぁ~・・・・。<これぞ相棒


そもそも何が発端となっているのか。
誰が誰の心の救いとなっていたのか。

その辺のベクトルの行方を注意して観ていると、最後の結末は非常に胸が痛んだ。
そして、冒頭上記したように
これを、刑務所と言う閉鎖的で自由度の薄いシチュエーションで描いているからこそ、その味が出る。
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