Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*10*16(Fri)
ドラマしんがり~山一證券 最後の聖戦~第2話/第3話 感想
殺人まで起きちゃったよ・・・。え、これ、実話?ここも本当だったっけ。うわぁ。
人の記憶とは残酷で、そういうことは忘れていっちゃうんだなぁ。
パフォーマンス性のあった記者会見だけが独り歩きしちゃって。

企業が傾いていく時、最初に歪みが出るのはやはり末端から。
愛すべき企業シンボルを必死に護ろうとする社員と、自己保身でさっさと身を引く経営陣の差を
極論として、支店の実態を対比させることで、その無残さと非道さが露骨に描かれてきて
テーマからして重くなることは承知していたけど、それ以上に大変重厚なドラマになってきました。

最悪な事態まで起きた山一の利益供与を発端とする経営陣の浅はかな主観。
もう何とも胸が痛む。



多少脚色してあるのだとしても、山一の組織図が良く分かる第2話。

不祥事がマスコミで取りだたされ、周知になってくると、世間の風当たりが強くなり
支店にもイチャモン付ける客や、ヒートアップした客が訪れ、その対応に追われる。
冷たい世間の風が当たるのは、直接客と顔を合わせる支店。

顧客に罵倒され、上役に見放され、なんとも板挟みな悲惨な実情。
闇が新たな闇を造っていく連鎖反応が描かれていくクダリは
脚本的にも謎出しが上手く、事態に追い付けない社員たちのもどかさが伝わってくる。

「どうして俺たち社員が何も知らないんだ!」「もう隠すのは止めてください!」

そういう台詞を敢えて何度も言わせていることからも、それが伺える。
山一の崩壊はワンマン経営の弊害が起こしたと言わんばかり。
知らぬは社員ばかりなりって感じで、大丈夫と気丈に奮起する社員の姿が痛い。



顧客相談室長の小橋は、各支店を訪れ、その仲裁に当たっていた。
しかし、会社の悲劇が遂に、通り魔殺人の呼び水となる。
とあるヤクザな客を対応した直後、帰宅途中で小橋は腹を刺されて命を落としてしまう。

顧客の紛争処理担当マン、闇撃ちー!
うっそでしょ!!
マジか!


・・・・この殺人劇をもっとインパクト与えるものにするならば
殺された彼を、前回から登場させてくれていたら、もっと胸を締めつけられたかもしれない。
ちょっと展開が急すぎた。
だが、ひた隠しにしている幹部たちの汚職が、ついに命まで奪ってしまった末路は、後味悪すぎる。
なんって理不尽なんだ・・・!

殺人が起きたことで、金額がデカすぎてピンとこない危機感も
如何に重大な犯罪なのかってことで、冷水浴びせられた気分です。犯罪は犯罪を呼ぶんだな・・・。


同時に、ただタイムテーブル的に事件を追っていくのではなく
企業内意識格差が、明暗付けて描かれているため、その訴えられる無念さは比じゃない。

上の不正で何故殺されなければならないのか。
悲劇の象徴的なものだった。


山一がなぜ莫大な借金を背負ったのか。
正に、そここそが視聴者としても知りたかったところなんですが
それは、割と、スル―。総会屋に貢ぎこんだって解釈で良いのでしょうか。
これから逮捕されていくことで描かれていくのか。

のほほんと責任を取ろうとしない経営陣のシーンは、ほんと危機感を感じていないように映るのだ。



一方、ギョウカン。
彼らが、バックアップ体制として、本社ビルの一室を借り、事情聴取に呼ばれる役員たちを
一時期的にもてなす対応は、異様な光景だ。
本当にこんなこと、してたのかな。

社内で酒呑んじゃうw


今話の一番のポイントは、地方検察庁>セック

そうか、セックには逮捕権がないのか。
地検が動くということは、もうそれだけで、かなりの裏事情的にな証拠があるってことになるんでしょうね。

事情聴取の辛さは、前回ギョウカンの瀧本が実体験しているので
そのバックアップの必要性は、辛うじて分かる。
しかし、どこかのほほんと、まだ深刻さを理解していないように映るのは
美術さんのせいなの?どうなの?


なんかちょっと、酒なんか呑んでる場合じゃねーだろとちょっと思った。
酒でも呑まなきゃやってられるかとも思うが。


各支店へ意見を募ったり、事態を収めるにはもう会長・社長交代しかないと
梶井の同期で営業取締役の林と共に、色々対応を考えていく最中
事態は急展開を迎える。

損失を、経営陣は隠したまま、今回の不祥事「飛ばし」の責任を取って辞任。
後任の会長と社長には、無難な人選で、誰もが首を傾げる異例の事態へと。


「やられた・・・!先手を打たれた!昨日の緊急副社長会議で現経営陣の退陣が決まった!」
「会長もですか」
「副社長以上は全員だ」
「後任は」
「引き受け部門の佐々木専務が新会長、社長は能見大阪支店長」
「そんなライン聞いたことありませんよ!」
「そりゃそうだ。どっちも社長レースとは縁のない人選だからな」
「どうしてそんな!」
「条件にはまったからだろう」
「条件?」
「新社長の求められた条件は三つ。総会屋事件に関与したり監督責任を問われる立場にないこと
 それと、体制一新アピールのため営業畑出身であること」
「三つめが最も重要だ。現経営陣の影響力を残すため御しやすい人物であること」
「!!」


ここの流れ、秀逸vvv

その目的は、山一に影響力を残したまま
損失だけを押し付け、自分たちは逃げていくという・・・・。
社員が謀反を働き、辞任に迫る前に、先手を打たれた。
もう確信犯か!


・・・・この間まで、別ドラマで企業倫理とは何かを散々考えさせれてきたので
なんちゅーか、このギャップがすげえ。
怖い・・・。

証券マンのプライドというよりは山一としてのプライドって何なのか。
その意識をこちらに植え付けさせる、丁寧に描かれた話でした。


それをまた、主演江口洋介さんが、見事な好演を魅せているのが大きい!

ゆっくりとした喋り方に貫禄あって、どっしりとした頼りがいと好感度がある。
そもそもこの物語は
見る人に因っては、犯罪の美化になってしまう可能性があるので
多くの人が投影して愉しむ主役・梶井の立ち位置をどうするかで、ドラマの評価が決まる。

幾ら、何も知らなかった、俺たちだって被害者だと吠えても
そんなの、被害を被った人たちからすれば、やっぱり言い訳なんですよね。

だから、何も擦らず、ワンマン経営に振り回されているのだとしても
俺たちの罪を償おう、という基本スタンスがあってこそ、反発反感を軽減出来るのだと思う。

その微妙な立ち位置を、江口さんは見事にやり遂げていると思った。
重さのある声が、少し棒読み・・・と言ったらあれですが、感情を抑えた口調なので
男の決意を思わせる。

また、それほど表情も派手じゃないので、落ち着いた様子に見えるんですよ。
それが、ちゃらちゃらと無自覚に悪事を働く経営陣と対照的に、真面目な感じに見えて!
あんまり罪の意識に苛まれて悩まれても暑苦しいですしね。(^^ゞ

・・・や、このドラマは、罪を犯した者の葛藤を伝えるのではなく
何があったかをドキュメントしてくれた方が、転落劇の側面が浮き出ますから。

丁度良い貫禄と落ち付きが、実にナイスキャストだ。


いよいよ4ケタ(単位:億)の含み損が明らかになった山一。さあ、どうなるのか。


>第3話
続々と逮捕者が出てくる第3話。
前回の事件側のちょっと温い展開が嵐の前の静けさだったかのように
急展開で事が進んでいく。

地検が捜査に入ったのは、そもそもセックの花替えが火元だった訳ですが
これは、別の証券会社と総会屋の利益供与による逮捕が発端。
その最初って、野々垣証券の内部告発だったんですね。


シンガポールの先物取引を発端とした花替えが、いわゆる飛ばし疑惑の証拠を見つけてしまったことで
なんと片瀬元副社長への出頭要請!
事情聴取という形を取らず、出頭要請というのは、つまり、それは口実で
狙いは逮捕だと。

最初の逮捕者は、梶井をギョウカン本部長に抜擢した、謂わば中間的存在だと思っていた、片瀬となった。

なんでそんなことを、と、問う梶井に片瀬は
『明興リースの損失補てんをしなければ、紹介した武宮電機のメンツが潰れる』と答えた。

武宮電機は、山一の超お得意先という関係。
なるほど、これが、莫大な損失の最初の一歩だったと言いたいわけか?
それが、先のシンガポールを経由する先物取引の花替えのやり方まで同じだったので
連鎖的に、片瀬の不始末を地検に見つけられてしまったという流れは、非常に分かり易い。
何故、第一の逮捕者が副社長だったのかも。


しかし勿論、当然それだけでは含み損には到底足りない。
そのことには、片瀬は口を割らなかった。

去っていく時、片瀬はこう言い残す。

「山一には背信の階段が存在する」



ここにきて、お遊びの延長のようだった出張ギョウカンの仕事が、ちょっと意味あるものに見えてくる。
逮捕された後の対応や、幹部の逮捕者が出たことで
聴取を受ける幹部のケアから逮捕される幹部のケアまでを幅広く行う意味も
ここに、情報が一本化していく様子も、分かり易かったです。

また、ギョウカンへ訪れる事情聴取を受けた幹部たちが皆
まさか地検に呼ばれるとは、とか、逮捕されるとは、などと口走っていて
自分たちの行ってきた事の重大さを理解していなかった山一の土壌が仄かに垣間見えたのも、面白い。


慣習的に行われていたということか。
一流世界の傲慢なプライドや驕心は、時に、客観的な視点を失うものだ。

それを自浄するのがセルフチェックな意味合いも持つ企業倫理概念であって
そういうのがまるで存在してないイデオロギーの未成熟さが、やはり、ここでも目に付く。
昭和の時代か~。

しかし、その社員や経営陣の態度は、今の時代から見ると
知的貧困にさえ見えるから時代は変わった。

「会社の不正を正すのは、社員だ」という梶井の言葉が、いっそ浮いて聞こえる意識の低さが
企業コンプライアンスに於いての幹部との意思逆転が起きている。



そして事態は更なる最悪な方向へ。
顧問弁護士の妻が、何者かに刺殺。

うえぇえぇぇぇー!マジかー!!
サスペンスより怖いー!

山一とは関係のない、しかも善意で仕事に取り組んでいただけの弁護士さんの妻の死は
前回の顧客損弾室長の死より、衝撃でした・・・。

うわあぁぁぁ・・・・。

しかも遺されたじぃちゃん先生の老後を思うと・・・!
「一緒に旅行でも行ってやらないと・・・」なんて言ってたのに!

じぃちゃんの背中って弱いんだよ!頼りない曲がった細さがヤバイ!
この歳まで生きてきて、こんな末路なのかよ~~~~。
痛いよ~。エグすぎる・・・。(爆涙)


また、夢を持って証券マンとなったのに、やっていることは幹部の尻拭いで
しかも殺人まで起きて、一体何をやっているのかと、疑問を感じ始める若手・吉岡が
妻の葬儀の翌日から接見を始めるその後ろ姿に
いまやるべきことをやるのだと覚悟を決めるクダリも、ちょっと泣けた・・・!

妻も誇りに思っていたであろう弁護士の仕事に
黙々と向かうおじいちゃん弁護士先生の無念さが痛く
その背中に、不条理な事態でも、山一の人間として、逃げる方が恥ずかしいと向き合う覚悟を決める吉岡。

絶望の雨が浸み入るよ~。


同時に、ここで
証券会社に興味がなかったのに、「証券マンは夢を売る仕事だ」という一言に惚れてこの世界に入ったという
吉岡の重役面接の時が片瀬だった回想も脇を固め
でも、その話を、もう片瀬は
「悪いな、覚えていない」


くっそぅ、なんて巧みな誘導なんだ・・・!

その時間の無常さがさ~!

絶望に佇む吉岡の目に、山一と関わらなければ妻を殺されることもなかった弁護士が
黙々と仕事に向かう。

くおぅ~!
下々の戦いが泣けるよ!
必死さが痛いよ!!
こういうの弱いんだよ!!

この辺の流れと補足は、上質で、ちょっとほろりときました~!


そして重役会議。
ここで、含み損だった筈の巨額の損失が、不良債権であることを口走るジホウ。

出ました!
そうそう、証券会社の中枢、ジホウが、何も知らない訳がないっ。

含み損というのは
株価の変動でどうしても発生する、回収可能な損失分。
しかし、不良債権となれば
株価とは無関係に、もう山一自身が抱えている、回収不可能な損失。

それを会議で認めたことで、事態は一国の猶予も持たないことを自覚させられる。
ここにきて、4ケタの含み損が実質損害へと転化!

そして、大蔵省から、現経営陣に自主廃業を勧告される――。


うわー!うわー!
来た~~~~ついに来た~~~~。

一体誰が、何のためにというのが、いまいちぼやけているのですが
それは今後の展開なのだろう。
こんな社員視点では不透明なままに、山一はその歴史を先に閉じたのか~。
ドキュメントっぽい描き方も勢いがあり、のめり込みます。

激動の波に呑まれていく男たちの戦いが熱いです・・・!
続きが気になる~。
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