Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*09*09(Wed)
リスクの神様 第6話 感想
今回は個人情報保護法と言った辺りですか。リスクマネジメントの中核でもあるカテゴリですから
どこかで入れてくるとは思った。
思ったんですけど~・・・ちょっと色々弱い?
今まであれだけ濃密に面白展開してくれていたのに、ちょっと中弛みしてしまった印象でした。
脚本家さんが変わったのかと思ったくらい。
まあ、ちょっとサスペンスっぽさが色濃くて面白かったから良いんですけど。

ってか、その内容もちょっとデジャブ?どこかで見たことあるような話でした・・・。

一律的な個人情報保護法をなぞることしか出来ないなら、折角の専門的ドラマなのに勿体ないとしか言えない。
このドラマこそ、ここはもっと突っ込める話ではなかったのか。


>盗まれた会社の秘密容疑者は11人の同僚!?産業スパイは誰だ?
サンライズ物産と新陽薬品で共同で開発した花粉症治療新薬の特許を出願したのだが
まったく同じ製法の新薬の特許が、ヒューマン製薬によって既に出願されていた。
しかもデータに異常値が出たために、もう一度審査しなおさなければならず、申請日が遅れたのだが
そのたった二日の差で特許を奪われたらしい。

誰かが意図的に作為した可能性があるということで
これは機密情報の漏洩に当たると、極秘で内部調査・・・内偵を提案。

いよいよ探偵もどきになってきた。

そこまではいい。
そこからそれこそ刑事ドラマのように、変装して侵入して、調査して。

そういう描き方は、刑事ドラマでお馴染みで、実にテンポ良くリズムに乗って煽られるから
そういう意味ではぶっちゃけ楽しかった。
清掃員の格好とか、まんまじゃーんw このドラマでやられると、いっそコスプレのような倒錯感w


でも、曲がりなりにも機密情報を扱うトップ企業ならば
ましてやライバルに先を越されないハザードが強い分野なら尚更
その描き方が実に陳腐なのは何故なの。

入室用ナンバーキーや、製剤機密へアクセスするためのパスワードを定期的に変更する、と言ったことは
もう常識中の常識。

二年間変えていないパスというのも普通の企業でもあり得ないですし
何しろ、管理キーを一人が開けたらぞろぞろ入るって、それ
管理キーの意味ないですからーっっ。

管理キーの意味が分かってない・・・。
一人が入出したら一度閉める。そして解錠して、また一人が入る。
そうすることで、部屋に誰が入出したかをコンピューターに記録し管理する。

付箋などのメモにパスワードを残すだなんて、新入社員研修で一番最初に注意されることじゃないか。
「文字が多いので・・・」って言い訳にもなっていないよ。

パスを二年変えていないことが問題なのではなく(そこも変だが)
そもそもこの会社に情報機密に対する意識が低すぎるのが大問題。
道端に財布を置き忘れて、中身が捕られたって騒いでいるようなもん。

となれば当然、同情すら湧かず、この情報化時代に於いて、当然の結末である。
一気に萎える・・・。その辺の常識がスタッフさんにないんだなぁと。
一般社会とテレビ業界の意識格差を見せ付けられたような気分で、ショックの方がでかい。
そういう美術や設定の緻密さは、ドラマの完成度に大きく影響するので、ちゃんとして欲しいです。



まあ、そこは置いておいて、それだけで転ばないのがこのドラマ。

プロジェクトメンバー全員が研修出張していた昨年の4月10日に何者かが機密にアクセスした記録が判明。
同時に、社長の進藤と開発取締役の大鷹の不仲説も浮上。
そこで勝手に開く進藤社長の記者会見――


この辺の流れは、それこそ刑事ドラマさながらのノリで、テレ朝2時間サスペンス見ている気分だv
何よりテンポが良いのが、最大の功績。
台詞の多いカットを、怒涛に繋げたり、無駄なコマを省いて一気に時間を進めたり。
ちゃんと真剣に見ていないと追い付けなくなるスピード感は
観終わった後に、ジェットコースターに乗っかってきたような勢力を生みだす。

じっくりことこと描いているのに、上辺が早いので、ちょっと珍しいです。
でも、そこがイイ。


で。
記者会見と言えば、このドラマの重要ファクター。
今回は不用意なタイミングでの失敗バージョン。

面白いですよね。
ツールは使い方に因っては、様々な結末を連れてくる。
ウチは被害者なのだと訴えた会見は、証拠も不十分なままで
返って相手に名誉棄損のチャンスを与えてしまった。

記者会見もタイミングとやり方次第で危機回避の重要戦略になるということを
ダラダラと言葉で説明するのではなく
こうして毎回違った形の会見を見せ、映像から読み取らせることで、暗に示しているということであり
その辺の構成の上手さが光ってます~。
素晴らしい~。

本当に重要な事を、こうして本当にずっと重要に取り扱ってくれて、訴えてくるというのは
非常に説得力大きいです。(^^)


ただ、このネタが最終的にドラマとしてのオチになんら結びつかなかったのが不満である。
所詮、社長と開発取締役の不仲説から発展させて、その勢力図が変わったということを示したものでしたが
その権力争いが、ジェンダーに結びついていない。

ただ、手を切るチャンス?にしかなってなくて、だから何って感じ。

過去回のように、出世争いや派閥の影響に、西行寺らの功績が影響した、というような
緻密な伏線もなかったですし
結局、この後、主要メンバーの望月が自首する形で事態は収束しますが
それもまた、ジェンダーを匂わせる理由。

ということは、ジェンダーに振り回された大鷹の左遷、という形で何らかの接点が欲しい所だし
望月が大鷹を追いやる手としても、ジェンダーを使用しなければ
彼女の動機が成り立たないと思いませんか・・・?

神狩にはなす望月のジレンマ。
ジェンダー故に認めて貰えない男社会だった。
結局、女性だから認めてくれたと思っていたからこそ
その裏切りに耐えられなかったと言っているが、その理由ならば、それこそ
ジェンダーを理由に大鷹を追いやった方が、心理的に効果的な訳ですよ。

なのに不仲説で、追い込んだだけ?
ん?

なんか、この辺の線がちょっと不明瞭だった。
説得力が弱いなぁ。
というか、何か脚本の根幹が空中分解しているような異質感。
どうしちゃったんだ?


しかもだ。
あんな開けた場所で人事の話をする社長と取締役・・・・。
それもちょっと違和感ありまくり。
むしろ、これは世間話として捉えられるべきもので、本当に彼女を信じていたなら
普通は、こんな所で話す内容など、本意である筈がなく
何か理由があるのかなとか思うのが普通だろう・・・・。

ちょっと映像が雑過ぎる。
せめてベタに扉の外からとかにしてくれ・・・。


脚本的な雑はまだある。

彼女を犯人だと西行寺が目を付けた理由として
パスワードの在り処を知らせる目線が、わざとらしかったというのと
西行寺たちがサーバーを洗っていたのを知っていた唯一の人物だから。

うん・・・・ギリギリ理屈は通るかな。

でも彼女が犯人なら、盗聴器って何で仕掛けたのか。
外部犯に見せ掛けたかったから?
この部屋に入れない人物が犯人である、という誘導には役立つかもしれないが
所詮外部の侵入を疑わなければならない時点で、内部へも疑いの目は向く。
色々無理があった。

しかも大鷹に振り込まれた5000万の出所って・・・???
結局誰がどういう意図で動いていたのかが、ラストになってもちょっと分からなかったです。

望月の行動は、大鷹に復讐するように見せ掛けて、ジェンダーを一番色濃くする社長に甘い汁を与えただけだし
復讐された筈の大鷹は、5000万の大金を会社から貰って失踪。
5年の月日と数千億の損失、400億の開発費の損害。

え。望月のしたことって・・・・。( 一一)
骨を断って肉を切る、的な方法だったけど、本当にそれで、肉切れたのか?
何だか彼女の行動には矛盾が多い。



そうして事件は終わり、西行寺の父親との確執へ。
「あなたを憎んでいた筈なのに、今その会社で働いている・・・僕は矛盾だらけですよ」

うぅん?えぇえぇぇ????
そういうこと??!
だから望月の行動に矛盾を入れて対比させてるのか?
うっわ。だとしたら、すっげ恐ろしい。ガクブル。



今回は、誰がどう英断への苦悩を見せ付けるのかと思いきや
望月の、「一番分かって貰いたかった人に分かって貰えなかった復讐」という
二時間サスペンス的なオチになってしまったので、ちょっと爽快感もなく
だったら
企業の危機管理モノとして、情報漏洩に於ける様々な専門策を具体的に指示してくるとか
漏れた後の対応について、対応と教訓をメッセージ性に含ませるような形にしてくれれば見応えもあるし
正直、今までのテーマと異なり、個人情報保護というしっかりした分野であるだけに
そういう具体的な内容にすることも出来たと思える訳で
そこんとこをしっかり見たかったんですけど
何故か安っぽい犯人探しのミステリーにしてるから、あれれって感じでした。

とにかく男の苦悩が見たいんだよ!!
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