Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
09≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303110/ ≫11
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2015*07*26(Sun)
リスクの神様 第2話 感想
ダークスーツに身を包んだ若くない男たちの集団。全画面黄色がかったフレッシュさを抑えた色味のカット。
紅一点の女優さんにニコリともさせないストーリー。
ブレずに脇までしっかりと造り上げたテイストで、弛みない展開を極力抑揚を避けて描いている。
なんって男臭い、ギトギトしたドラマなんだー!!
中年オヤジの渋さが光ってるぜー!!

エンドロールまで映画のようで、2話めにして、もうどっしりとした貫禄ある内容に
かなりツボっています。
こういうちゃんとしたドラマ大好きです。
ちゃんとした、っていうか、遊びに逃げないドラマ。


前回の一件でチームとなった危機管理室。
後は、刑事ドラマなどでお馴染みの慣れ合いの関係性(チームの仲良し)を描いていくのかと思いきや
一切彼女を笑わせず、心許さない一線を引いた関係を継続。
クールな距離感が続けんのかー!

そう来るか。
なんって硬派な男気。

今回の、みんなが一斉に調査に乗り出すシーンで
個々に指示を与えていき、でもかおりの時だけ、スッと見据え、仲間と認めていないような、試す様なワンクッション。
そして、かおりの方から、「私は××をします」と提案させる。

ここっっ!!
ここのシーンでゾクゾクって鳥肌立ってしまった。

何その、男の生きる社会ー!
・・や、男じゃなくてもいい。社会で生きる大人たちの甘えのない容赦なさ。
生き残るために、こちらもまた戦っている。実力がないなら切り捨てられる。
・・・・オトモダチ意識のないシビアな戦いの世界が、かっこいいったらっっ///////

痺れる~/////うをー!好きだー!


笑いの要素と言えば
「ネジが怖いのですか?」
「ネジじゃない・・・猫舌なのです・・・」
「・・・・」

この間!
これだけだよ!これだけ!

敢えてワザとらしいクッション要素を極力排除し、あくまでクールに真面目な仕事人を描いていく。
変に笑わせようとかしてこないから、こっちだって笑わないし、重さを引っ張れる。
軽く気持ちの転換を要求され、こちらも無意識に気を逃がす。

ここは過去を静かに語るまったりとしたシーンだからこそ、そこに挟むと人間味がとりあえずあることが
分かりますよね。
上手い挟み方でした。

こういうのって、キャラ説明も含んでいると思うのですが
他ドラマでも使われる手法ですが、このさらっと流す感じがクールだ。
敢えてここでは盛り上げない。

そこが良い。
ちょっと張り詰めた空気感の中の、インターバル的な扱いで、作風を損なっていなく
も、充分です。
このまま硬派に作っちゃってクダサイっっ。


なら、夏に見るにはしんどいドロドロした重さなのかというと、意外にそうでもなく
話のテンポが良く、必要な部分とそうでない部分のメリハリが特徴的で
見ていて飽きないです。
重たいので、頭は使うんですけど、普通に楽しめるという感じ。
訴えていることも、ニュースを見るような包括的なエピソードだし
まるで、視聴者が関係者目線となって、ドラマの緊張感を与えてくる。

リアルな装いが、物凄く集中させられてしまう・・・。

良く出来たドラマを久々に見たな~という印象です。(このままブレなきゃだが)
どこの局だ?と思ったらフジテレビで、それが一番の衝撃かもしれない



第2話。異物混入事件。
サンライズ物産・傘下の食品メーカーでネジがカップ食品の中に混入している事件が発生。
謝罪・商品の回収、返金などに応じなかった豊川フーズに対し、世間は猛反感。
更に、社長の出ない記者会見で世間のパッシングは加速し
不買運動が始まり、株価も急落する。
そこで、サンライズ物産から西行寺ら危機管理対策室が派遣された。


SNSでの拡散・模倣犯が妙にリアルで強烈だ。
そしてそれは、やはりタイムリーにも、先だっての某カップ麺会社の事件を彷彿とさせてくるから
既視感もばっちりだ。

記者会見の、関係者視点の考察も、面白い。

西行寺の言う通り、マスコミ次第。
謝罪会見の印象は大事で、どこか一つでも気を抜けば
マスコミはそこを切り取って、面白可笑しく構成・編集し直し放送する。
そしてそれが世に出れば、それが「事実」となるのだ。

謝罪会見すら、ツールの一つだという認識で動いていく会社企業という視点が
私達消費者には馴染みの薄い感覚で、新鮮だ。

裏手で西行寺とかおりが
この会見をどう思うか?と密談するカットなんかは、その典型で
見ている視点が違うことを明確に指摘していた。
ドラマが描こうとしているものが何なのか、こういう所で理解させられます。



豊川フーズの社長・天野はこの危機から目を背け、自分こそ被害者だと言い募り
対応を人任せに。
その根拠は
実は豊川フーズは、数年前に一度経営危機を起こし
その時サンライズ物産が出資し、食品部門から社長として出向したのが。この天野だった。
強硬なリストラ策などで経営をスリム化し、見事経営を立て直した功績者であったため
自分は既に、サンライズから期待された責務は果たしたと、考えていたからだ。


愛社精神はなく、むしろ早く本社のサンライズに戻りたがっている風で
その、自分に忠実な社員だけを残すリストラ策が、社員の鬱屈を呼び、内部犯行だったというオチ。
リストラで会社に恨みをもっている者が1500人はいることが判明し
その一つ一つは小さくても、共感を得て同調している内に、一人が暴走してしまったという所か。

営業部長から警備員に降格した人による、内部犯行だった。


・・・この辺の説得力はちょっと弱い。
幾ら良い人材とは言っても、数値化出来るわけじゃないし
そのリストラ策で、会社の経営が持ち直したのも、また事実だ。
第1話で触れていたように
会社そのものが傾いてしまえば、そこで共倒れになる何万という社員の家庭を護ったと言うことになり
社長のやり方は一概に否定は出来ない。

仮にどれだけ優秀な人材をリストラしたかが事実だったとしても
それは所詮、主観的なものであって
当該工場の人間が幾ら訴えた所で、仲間意識しか感じなかった。

ましてや、業績や成果などを数値化してレポートなどを提出して訴えたとかならともかく
そういうこともしてないで、いきなり釘混入じゃ、同情の余地が薄い。

むしろ、オトモダチごっこをしている工場仲間たちのほうが稚拙で
食品を製造する社会的責務の中、無関係の人間が口にする食品に釘を混入させる方が
非人道的である。



「あなたは被害者ではなく加害者だったんです」 と最後に暴露されるオチは
確かに、成程、と思わせるものの
あんたのリストラのせいで事件が起きたんだ、とするだけの根拠として提示するには
インパクト弱いな~という感じ。

この馬鹿社長を、役者さんが、どうにも救い難い歪んだ性格の持ち主として見事に演じてらしたので
それに救われたかな。


ただ、故に今回の目玉はそこの友情ごっこではなく、その後にあることが直ぐに分かる。
やはりメインは『男が覚悟を決める時』!!

うをー!やっぱそう来るのかー!ひゅーひゅー!
このドラマの味って、そこなのかも知れない。どうしよう、ドストライクなんだが。


「麻生さん、あなたが本当に守りたいものは何ですか?
 会社、利益、地位、社員、家族、商品、信頼、理念。全てを守ろうとしても、何も守ることはできません。
 多くの人は大切なことに順番をつけるべきではないと考えます。
 でもそういう訳には行かないんです。
 危機こそが、チャンスなんです。そう思うことでしか、前に進めないのかもしれません」


前回とほぼ同じテンプレ。
でもこれを、勝者から一転、不具合の発覚で敗者となったエリート社員・かおり自身が口することで
重みがぜんっぜん違う!
今度はお前が言うのかと!


「返金には応じないと言った天野社長の失言と、先ほどの麻生部長の会見
 あなた方は既に二度の大きな失敗をしています」

「初期対応で完全にミスを犯しました。豊川フーズは既に大きな危機にあります。
危機に直面した以上無傷ではいられません。対応を誤れば会社の死にも繋がりますよ」

そして決断を迫られる麻生さん。
戦え、踏ん張れ、男を見せる時はここだっっ。

その決断こそが、テーマというか見せたい所なのはもう明白。
危機管理室のドラマとはいえ
その仕事ぶりなどにはそれほどフォーカスしておらず
対象となる人物の、この「決断の時」に、充分な尺で盛り上げてくるこの配分が
それを物語る。

更に更に、そこから先の
「彼が何を決断したか」の部分をダラダラと描かず、ほぼカットしてしまう演出が気持ち良いったら!


工場長とリストラに合った人たちの人生の顛末を背景に置いたためか
今回はちょっとホームドラマ風にも見えたが
家族のための決断というよりも、会社のための決断をした麻生さんに、私はグッと来た。
そこで麻生さんが最後に護ろうとしたのは
リストラされた彼らの報いなんかじゃなくて、既に無き自分たちの誇りと言わんばかりの
記者会見。(二度目の)

社会で戦うサラリーマンって感じ。
サラリーマンは何を胸に戦っているのかって感じ。
故に、「これからは家族の時間を~」とかのクダリとか、全然要らない。(私的に)


自分だけを護ろうとして、人材と理念を失うことになった社長。
社長が護ろうとしたのは、保身だけだった。
結果、豊川フーズは折角目先の立て直しは成功していたのに
今回の一件で、ライバル企業に吸収合併されることが決定。
倒産から目を背けなかった麻生さんの機転で、少なくとも、現職員の生活は護れたということにもなる。

社長が護ろうとしていたものは、全て泡となった。
そのオチもまた、手加減なくて良い。


とっても渋いので、女性や若者には受け入れ難いのかもしれないですが
社会に出て、その経験値が上がってくると分かる、この出汁。
それを変に美化して描いていないのもいい。

西行寺の過去とか、意味深なリンクはありますが
そこはあんま興味持てない。彼はスーパーで良いと思うんだが。
いや~今後の展開が楽しみです。

え?既に一週遅れている?気のせいです。
関連記事
スポンサーサイト
[ dramaⅣ-summer ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/890-c4d6f0df
trackback



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。