Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
04≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303105/ ≫06
2015*06*28(Sun)
かもしれない女優たちバカリズム脚本/竹内・真木・水川がどん底人生を生きる感想
普通に面白かったんですけどー!惰性の台詞応酬に笑いました。
とにかく水川あさみさんはこういう役やらせると、光ります~!
他の二人がカメラワークや演出で面白味を造っている中、唯一人
素で面白かった。

ラストの結末まで、目立った奇抜さがない物語だったにも関わらず
最後まで目が離せなくなっていたのは、彼女の存在感が大きい。
製作サイドもそれを分かっているのか
水川あさみさんのキレ味を中心に徐々に物語が求心力を増していく。

バカリズムさんは、失敗や苦渋・悲哀のような重たいテーマを使っても
こうも「人生楽しく!」な仕上がりになるのは、彼の味なんですかね。(^^ゞ
ワザとなのか、重たいものは造れないのかは分かりませんが、観終わった後のほっこりとした爽快感は見事。
ちょこちょこ笑わせてくるのは、流石芸人といった風体でした。


でも、それよりも、何処か芯のあるドラマに仕上がるのは
一貫してブレないこの総合的な軽さと、その中でしっかりと描く人間描写かもしんない。

とにかく、台詞が凄まじかった!(笑)
下積み時代の僻みや苛立ちを、こうもストレートに言い切ってくる。
連射してくる憤りが、後から後から湧いてくる底のない欲望のようでもあって
身近な視点だったし、生々しいし、切り取る角度も人間っぽくて、良いシーンでした。

特に水川あさみさんが、同期?の女の子と喫茶店でお茶をするシーン。
脳内暴言がダイレクトすぎるwww
腹が捩れるほど笑ったっっ・・・!

ここの部分に、女の子としての可愛さや、キャラクターとしての魅力などを
一切考慮しない醜さが、潔すぎるわっっ。
も、逆に可愛く見えてきましたv

芸能界で消えていく数多の挑戦者たちのあるあるですね~。
同時に強かな女の熾烈な争いが猥雑すぎだ・・・w

何処にでもいそうな、意地悪女(当然の如く自分が一番上という主観に生きる女)。
親切顔して、言わなくて良い訂正をし、自分の方が売れていることを強調w
自分に渡された色紙を、敢えて、だって二人共役者だしぃ~とばかりに半分空けるw
こえー。こえー。(大爆笑)


また、このドラマの最大の特徴というか、最大の面白味は
その本人役をご本人が演じているってこと!
これは意表を突いたナイスアイディアでした。
そうすることで、弱い人物設定を一気に確立させてしまう。
ついでに、元々成功している人たちの転落人生という面白味まで加算されちゃう。
馬鹿をやればやるほど、現実とのギャップで、視聴者が勝手に笑わせられちゃう訳ですね、成程、上手い。
そういう補完効果が際立っていました。


また、内面の声を描くことで、なんかリアルの女優さんたちの人の良さや温もりが
じわじわと伝わってくるような流れなのは、感動。
逆説的に、こんなネガティブな台詞なのに、好印象に象られていくのが、目に見えて分かる流れで
その意味でも、これ、彼女たちの紹介VTRでも良さそうだ。


唯一欠点を上げるとしたら、クライマックスが盛り上がらない・・・っんだよっ!くぅぅ。

奇抜さも無い、誰もが読めた展開であり、且つ、その演出が下手。
クライマックスに持ってくるネタは、それまでの流れで、何かスカっとさせてくるものだと予想が付きますが
それを、一場面の中だけで描こうとしてしまった。
バーの中の一コマだったのですが
そうなると、もうネタ勝負になっちゃうんですよね。
しかし、そこで繰り広げられたのは、実に陳腐な慣れ合い。

ちょーっと勿体なかった。
いやすごく勿体なかった。

序盤から中盤にかけてまで、実に面白い台詞の魅力を押し出してきただけに
苦笑と失笑による乾いた笑いで、「・・・・」でした。

でも、まあ、面白いっちゃー面白い。
役者さんのボルテージだけが高く、その勢いで乗り切っちゃったという印象で
しかも結末もハッピーエンドですから、軽いタッチで通してくれたのかもしれない。


素敵な選TAXI以降久しぶりのバカリズムさんの脚本ということで
ちょっと期待していたのですが
すっこーんと楽しめる、可愛らしいお話を見せられて
荒削りな部分がなかった訳ではないと思うんですけど、満腹感は大きいです。

この人は、こういうちょっと飄々とした物を書かせると光るんですねぇ・・・。

こういうの見ちゃうと、ドラマで抑揚を付けて最後にクスリと笑わせる、
芸人も脚本家も基礎は同じなのかも?
その意味では、人の心を誘導しようとしている芸人さんの方が、ストーリー性に凝れなくとも
なんか、的を得ているというか。

今後を期待したくなりました。(^O^)/



竹内結子、真木よう子、水川あさみの3人の女優が、“もし違う人生を歩んでいたら”という設定で
現在とは別の人生を歩む本人役を演じるドラマ。
成功できなかった者の日々の鬱屈と僻みを赤裸々に描いていく。

3人の人生がひょんなことから接点を持ち始め、やがて交錯していく訳ですが
オムニバスじゃなかったよw
個々を独立させ、背後でひっそりリンクさせるのかと思ってたら
最後はがっつり噛み合っきて、ちょっとびっくり。

でもまあ、繋がってくると、視聴者としてはニヤリとしますよねw


各々が、これまでの成功談を箇条書きで語り始める所から物語は始まる。
フジテレビの湾岸スタジオに入っていく女優さん。
「××年、●●に出演。・・・・・となる筈だった」
その同じ台詞を三者三様で語る。

真木ようこさんは、地味に活動をしながらも、それを漫画形式で日記にしたためているという設定。
『日刊真木ようこ』てwww

それが最後に書籍化されて、ヒットして、映画化まで行っちゃうんだから
意味分からないwww
売れているものが全て良作だとは限らないという芸能側の揶揄のようにも聞こえてしまったw

そのまま真木ようこは漫画家へと躍進。
人生が斜め上行ってる~。


水川あさみさん。
ここがいっちばん爆笑モノなのだが、売れていない自分と売れている人間との僻みを
赤裸々に脳内暴露する。
捻くれちゃってて、可愛いのなんの!←

水川あさみさんって、昔こういう役、何処かでやりませんでしたっけ?
ちょっとデジャブ。

彼女の声のトーンが、苦情や文句を自虐ネタとして語るにもうピッタリ!
・・・・そう言ったら失礼に当たるかな、でも、めちゃくちゃ上手いんだ。
本人がヒートアップする程、視聴者にストレスではなく自虐としての笑いを起こす巧妙さが
心地良い程だ。
声の質かな。
こういう役やらせると、天才的だなと思った。

特に才も無く、売れなくて、女優辞めて結婚しようとしたら
その男に二股掛けられていたという、何とも目を覆いたくなるような設定w
彼女だけ、扱いが酷いww



竹内結子さん。
三名の中では一番貫禄というか落ち付きがあって、もう出来あがってしまった印象。
だからか、仕事が退屈で、でも妙齢として結婚にも踏み切って貰えない、という煮え切れない設定。

かったるそうに仕事をこなす様子は、地味なんですけど、キャリアウーマン風だな~と思ったら
案の定、ラストには社長章を貰えて昇進。
大躍進やんw

その切欠となったのが、担当した書籍『日刊真木ようこ』って繋がり辺りが、バカリズム・イズムだなw

一体どんな内容なんだ『日刊真木ようこ』www

真面目に人生街道を渡っていく彼女たちの日常が『日刊真木ようこ』を軸に動いていくから
余計に物語は滑稽さ・・・荒唐無稽さ?と生み出していく。
人生って、必死になってしがみ付いているけど、本来はこんなバカげた物なんだよという
バカリズムの冷めた視線なのか。


故に、彼女もまた、編集長として同期を一気に出し抜き、仕事に邁進するエンド。
彼氏は・・・・なんと二股かけているクズ男だったので、選択は間違ってない。
人生、上手く行く方に回るのは、羨ましい限りであり、自慢話に聞こえる。←それはお前が捻くれているからだw

・・・で、その二股かけている彼氏の相手っていうのが、上記・水川あさみだったりするw


このことで女の同胞感が急速に高まり、男そっちのけで手に手を取り合う三人。

ここからのクライマックスへの盛り上がりは、役者さんらのボルテージも上げていって
まるで女子会といったノリで進むのですが
だから、ここだけがちょっと残念なんですよ!
ここまでこんっなに味ある展開だったのに、なんか、男から見た女の視点というのが露骨で
ちょっと温度差を感じた。
ってか、ネタが古いって言うべきなのか。

男の見る女ってこんな感じなの?
そう思わざるを得ない程、少し、現実離れしてしまう。

そう思うのは、ここまで赤裸々に悪口を並べ立て、人生の苦楽をシビアに描いてきた世界観があるから
その延長であるクライマックスに、余計そういう雑念を抱かされてしまうからだと思った。
いきなりラストだけファンタジーにされても、そう簡単に脳味噌は切り替わらない・・・。



『日刊真木ようこ』の内輪の祝賀会で、水川あさみの彼氏の写メを見た竹内結子が
それが自分の彼氏だと分かり、落ち込む。
それを知った水川あさみと、男そっちのけで意気投合して、ヤケ酒タイム。

傍で一人仲裁に入る真木ようこは、一人成功者なんだからと取り合ってもらえない。
仲間はずれ感が、女性的と言えばそうかもですが。
そうしているうちに、竹内結子に昇進の報せが入る訳で
今度は一人取り残される水川あさみ・・・。

水川あさみの扱いの酷さw
結局そういう役回りかw


とまあ、そんなクライマックスなのですが。

んんん~・・・・・。
役者さんらのボルテージが上がっているので、同調感としてこちらも盛り上がるのですが
何かもっと、台詞ではないドラマとしての盛り上げが欲しかった所です。
それに、軽いノリで仲間はずれを作る時もあるかもしれませんが、それは飽くまで冗談の域であって
こういう人生論としての流れに持ってくる程のことではなく
少々幼稚。

そこを笑えと言われても。
何かバカリズムさんの女性に対する誤解というか、解釈が滲み出ていて
この人、あんまりウーマンウォッチングしていないんだなと思いました。
女性を知らなそう。
女子会のノリとしての解釈も偏見ある気がする。


更に、渦中の男を登場させないことで、女たちの戦いという側面を打ち出しつつ
男を下げることで、女を持ち上げてみせた感じの計算も感じる。
男の扱いが雑なだけに。

それが、逆に嫌味っぽっく見えると言いますか。←だからそれはお前が歪んでいるんだよっ

女たちのドラマというブレないもので造り上げたかった意図は掴めましたが
もっと、なんかスリリングに盛りあがった方が、前半の鋭さに似合っていた気がするんですけど・・・。
どうだろう。


どうせ、その二股男の影さえ出ないクライマックスなのだから
意気投合して懲らしめる流れにもならないんだし、となるとカタルシスは、降ってきた成功報酬にある訳で。

ここは、とどのつまり、彼女たちの苦労が直接実ったという努力讃歌ではなく
その天から幸運が降ってきたみたいな幸運テイストが強いのですから
だったら人生って意外なことが起こるもんだよ~という感じで
驚きの方を強調して描くだけで良かったのではないだろうか。

いっそ、ぽーんと舞いこんでくる吉報に驚いて終わるというだけとか。
手に手を取り合う流れはいらない。


そうして、大どんでん返しとして用意されたのが、水川あさみのハリウッド進出。
ちょっと乾いた笑い。

ここまで酷い扱いだったからこそ、凄いネタを持って来なければならないのは流れとして理解できるのですが
スターウォーズはちょっと外したかも。(笑)
これも、ハリウッドのオーディションだけで良かった気がしません?


あ~も~、何か色々ここまでのキレっぷりが台無しだよ!!
折角歯に衣着せぬ物言いが快感なドラマだったのに!!


結局、三人とも、過去に失敗した人生を送っていても最終的には成功を掴むというお話に終わりました。
爽やか。(でも、ちょっと鼻に付く)
そんな感じです。

それでも読後感はとても良く、ドロドロの負荷の中を越え、ここまで来た彼女たちを見てきた手前
なんか微笑ましさだけが残り、元気を貰えました。(^^)
ラストの失速感だけが超絶勿体なかったですけど、とっても面白かったです!私は楽しめましたvv
他の役者さんでまた見たい!(水川あさみさんだけ再登場してもいいw)


「これはフィクションかもしれません」
テロップまで遊び心があり
神経行きわたらせて製作した姿勢を感じました。
そういう所も良かった感。
関連記事
スポンサーサイト
[ SPドラマ ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/880-b4c74d70
trackback