Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
07≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303108/ ≫09
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2015*06*08(Mon)
天皇の料理番 第6話/7話 感想
このくらい軽いタッチで軽いノリの方がこのドラマに合っていると思いました~。
前回までの悪戯に心の重さを加えた内容では、主人公の思考が伴わず
その恩恵に胡坐を掻くだけの違和感が目立ち、折角の真面目路線が水の泡。

ですが、今回は今までの話が前哨戦だったかのようにキャラが引き立ち
日本でのあの時代があるからこその、無鉄砲な性格へのハラハラ感とか
(早送りで描かれた)下積み経験があってこその、実力主義の意味とか
色んな事が無理も無く、ツッコミ所はあれど、素直に応援したくなれました。
何より、頑張る姿に爽快感すらあって、爽やかな青春物語でした~。


6話。
兄やん・・・・。
病に冒され、どうして自分だけがこんな目に・・・!と
恐らく病に掛かった人間なら誰もが思う身勝手を
切々と訴え、そんな自分をまた責めていく彼の心の醜悪さが、もう痛いほどピュアで苦しい・・・!
人間味溢れる・・・人間臭い?、何とも鋭利に抉った心理描写でした・・・!
素晴らしい!

また、それに役者さんの人の良さそうな顔がそこに拍車を掛けていて
だからこそ、歪んでいく自分を嫌悪する心境変化が、相乗的に痛みを乗せていて・・・。(>_<)

「俺はこの不条理を、幾千 幾万という人がいる中で、自分が病に掛かってしまったことへの不条理を
 未だに呑み込めていない
 取り立てて悪いことをしたわけでもない、ごく普通に生きてきた自分が何故、病に襲われねばならなかったのか
 運命を呪っている
 俺は存外に生臭い男だ
 このままでは世を呪い続けてあの世に行くことになろう
 けれど、それは、あまりにも不幸で情けない
 だから、おまえの夢を一緒に追いかけさせて欲しいと思った
 この世に生まれ、職もなさず、家もなさず、何事も成し得ることなく終わっていくだろう俺に、誇りを与えて欲しい
 俺の弟は帝国一のシェフになったと
 それは、俺のおかげでもあると、胸を張らせてほしい
 その金は俺の生々しい欲望だ」

何て台詞だー!!
篤蔵がパリへ行く資金を捻出するだけの理由と、そこに周囲が賭けた思いが、こういう形で結実するとは
も、見事で、このような融合を見せられると、グッと唸らされます・・・・。
言葉もないよ!
人間を見る視点の生々しさに息吹さえ感じました・・・!



だがしかし。
それを中央で束ねる筈の篤蔵が、どうにも空滑りしている。
その意味が、ようやく分かってきました。

篤蔵のキャラが、ドラマの中で浮いているんだと思うんですよね。
多くの人が気付いていると思いますが、能天気すぎて、そこが良いんだけど、深刻度がない。
だから、彼を中心に物語は進むので
彼の感性がドラマの感性となってしまい、物事が全て希薄になってしまっているのだと考える。
主人公であり、彼中心に話が進むから、違和感をスル―させてしまっていて、ここまで思い至らなかったが
これ、キャラが合ってないんだ。
頼りないという意味ではなく、そういうキャラじゃないっていうか。

もっと、ここまでの覚悟を兄やんにさせてしまった事の重大さを
申し訳ない・・・と、恵まれた立場に対する、真摯な遠慮を
心に棘が刺さるかのように悲痛な表情で受け止め、むしろネガティブに捉えてしまうタイプの人間だったら
周りの重さが彼の覚悟を補完し、ドラマがシリアス一辺倒に象られる。
相関図がお互いの補語になっていくことで、ドラマの重みが出てくると思うんですよ。

でも、そうなっちゃったら、そんなの篤蔵じゃなーいっ。

だから、篤蔵だけシリアスから浮いているんだけど
その篤蔵視点で物語は進むから、兄やんの覚悟も、俊子の想いも、辛苦が少しオブラートに包まれる。
そこが勿体ないです。


土地を半分売って資金を捻出する際、父も賛同してくれたとのことですが
「お父さんだって、顔に泥を塗りつけることしかしてこなかったあんたを、こういう形で許したいんよ」

ええぇえぇ~???許しちゃうんかいっ。
一過性の、ヤカンが沸騰したかのような程度の怒りだったんかいっ。

もっと篤蔵が、あれこれ償いを見せ、それでも家主の立場上、親としての貫録上折れることも出来ず
本当はもう許してやっても良いのに、素直になれなくて、平行線で
だから兄やんの想いに免じ、これにて清算しよう・・・・・・・
とかなんとか、そういうクダリがあってこその「許す」でしょーがぁぁぁ!
・・・・・って、思う。


資金を手に入れ、兄やんの手紙に涙するシーンを、篤蔵視点で見ても、それは指摘出来る。

もう駄目だ、どうにもならない――!・・・ってとこまで精神的にも状況的にももがき、追い詰められての
この、天から降ってきたような幸運が、有り難みと幸せを齎し
そこに、感謝という感情が引き立ち、感動を呼ぶ。
家族の大切さや支えてくれる人たちの温もりが、台詞やシーンではなく、伝えられる。

・・・・筈なのに
そういう反動が一切なく、むしろ食堂でもう少し頑張っても良かったんじゃって思えるような中途半端さで
ただ憧れでフランス生きたいと言っているかのような、ただのポンポンおぼっちゃんが富を得ても
羨ましいを越えて、バカバカしい。

だからどうにも白けてしまって。

えぇぇぇ~・・・・・ぶつ切りのお涙シーンだけ良ければそれでOKなの?
前後の流れとか、大切じゃないのか。


『真心』というキーワードで繋がれている料理サイドのお話も
客が来なけりゃ手を抜くのは、まあ、若い篤蔵らしいが
それを宇佐美さんに知られて、辱めを受諾するどころか、言い訳する始末。
・・・・や、言い訳はいいんだけど、料理への覚悟が全然見えないってことが問題で。

本当に、何のためにフランス行くのかと私も問い質したい。
普通、日本で学べることがなくなった人間が、最先端の世界をこの目で見たいというクリエーター魂で
躍動するものなんじゃないのか。


客のために、その場凌ぎで塩を足すとか、ちょっとシーンが安直すぎる。
一人一人の要求に合わせたい料理人の気持ちは分かるが、もっと別の画はなかったのか。
スタッフの適当な打算が見えて嫌だ・・・。
他のシーンならいいんですよ、でも料理のドラマで料理のシーンに手抜きって・・・・。(ーー;)

料理のドラマなのに、家族の想いや篤造の迷走シーンにばかり尺を取って重厚さと重きを置き
確固たる料理への執念とか信念が篤蔵に見えてこない以上
どうにもこうにも、篤蔵に料理を学ばせてあげたいって気持ちにならない、このジレンマ。
料理の才能が開花したり、学んでいくシーンを妙に簡単に流すその神経が
ちょっと逆なんじゃないのって思う・・・・。



そーんな下地を持たせての!パリ編!でした!
うをー!来たー!

何故だか簡単にパリまで来ちゃった新太郎さん、パリの女の子フランソワーズと三人合わせて
時代を生きる開拓者のように、若い3人の意気込みや夢が瑞々しく
あ~も~、こういうノリ大好き!

ザリガニ喰いのシーンを何故にこんな尺を取るのか全く分からないわ
金ないのに部屋の広さに失笑したが
全体的な流れは凄く楽しめましたv


最後、パトロンって・・・vvv
え、金ないのにパトロンになれんの?ってか、これ、結婚って意味?とか
ちょっと笑っちゃったけど、篤蔵らしいですし
新しい一歩を踏み出したんだなぁって、総合的に思わせられる良い流れ。
なんだか眩しい!

こういう挑戦者的なな立場になると、なんと
これまでの篤蔵の無鉄砲さや先走りが、序盤はイライラさせられるだけだったのに
今となっては危うさを持たせ、篤蔵というキャラを構築し、良い意味で補完していて
応援すらしたくなっちゃうから不思議だ。

あ~そうか、彼の少年のままの青臭さや、すーぐ飛びかかっちゃう喧嘩速さは
全てこのための伏線だったのねーって感じです。
伏線というか、これまでの彼のキャラが、シーンに生きてきたというか。


東洋蔑視は、コテコテだなw
しかしここで、毎回冒頭語られる歴史、背景が意味を強める。
そういう時代だったのだという無意識の意識が、ドラマで描かれる台詞以上のものを
視聴者の頭の中で勝手に連想させられて
凄く深い物語に見せてくる。
ズルイな~。でもなんて巧妙な仕掛けなんだろう。

更に、まるで、料理界はヤクザ流れだという前半を復唱するような展開でしたが
実力主義なだけに、伸し上がれる気持ち良さは格別です。
理想形。
そして、革命的。

成程。
全てが繋がっていく流れは、前回までの反発していた脚本とは思えない。
軽いし、重さもないけれど、篤蔵のキャラに良く合っている。

またか、と軽く受け流すかと思いきや、そこは学ばない篤蔵、フラストレーション溜めてるよ~www


包丁さばきで伸し上がる過程も、カッコ良かった。

でもその包丁は、料理人にとって命ではないのだろうか。
彼の信念の象徴なのだと思っていたので、それを簡単に人に付き付ける馬鹿っぷりは
馬鹿は馬鹿とはいえ、やめて欲しかった。
このドラマ、そういう誇りとか、プライドとかを理解していないような印象を受ける部分が粗出ていて
ちょっと萎える。

折角しっかりとした題材なんですから、もうちょっと練り込んで欲しいな~。
贅沢な望みだろうか・・・。

まあ、ツッコミ所を入れるなら
マリアージュということで、水ではなくワインの方が安価なフランスでは
それに合った食事に進化を遂げているという土地色を学んだ篤蔵ですが
パリに来た意味って、それだけ???
何のためのパリ編なんだ・・・。


でも面白くなってきました。
ようやく私も波に乗れた気がして(笑)、続きが楽しみです。
関連記事
スポンサーサイト
[ dramaⅣ-spring ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/868-556507a5
trackback



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。