Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*06*06(Sat)
アイムホーム 第8話 感想
不思議な感覚にさせられるドラマですね~。もどかしいし。色々。
終盤に入り、怒涛に詰め込まれた謎に目が釘付けです。

ドラマ全体の輪郭の暈しと、久の記憶の曖昧さと、過去の事件という三つの曖昧要素が根幹を象っていて
とにかく観ているこっちまで不安定な世界に引きずり込まれてしまう。
人と人の関係が何もかもクリアじゃないので、登場人物の感情まで曇りガラスだ。
それが、イライラするか面白いと思えるかどうかで、このドラマの評価は分かれていそうである。


思えば久視点ではなく、客観視点で、久の駄目ぶりを一般的感覚から描くことも出来た訳で
そうすれば、記憶とは何か、家族とは何か、そういう義務教育的テーマで
説教臭い話にも出来たのにね。

でもそうしなかったのは、結局何か理由がちゃんと何処かにある訳で
それは多分、記憶を失ったことで徳を得た人物たちが語る真実ですよね。
そこへインパクトを与えるために、隠して隠して隠して・・・・・。


その分、視聴者の心を揺さぶる筈の、人と人との関わりの物語も、ちょっとボケ気味になってしまう。
仕方ないとはいえ、つまりそこが肝ではないとも言える訳ですが
だったら、何処が肝なんだよと考えると、それが明確にされていないので、ちょっと不鮮明なままだ。

それを繋ぐのが、文字通りキーワードな10本の鍵・・・・だと思っていたんですけど
久の過去と秘密を解くアイテムのはずなのに、何故か今ひとつそこのフォーカスが漫然とし
鍵が開いても、久の記憶の解除へのステップ、若しくは、隠された真相への手がかり、にすら
成って行かないのはどうしてだろう。

そもそも、10本の鍵と、失った記憶が必ずしも同一性を持たないのであれば
あれ、ちょっと、待って。
ドラマの本筋って何処なの?って話になる。

つまり10本の鍵は、失われた記憶じゃなくて、失っていた感情の復活な訳か。
そうやってロボットのように生きてきた忘れていた人間らしさを、取り戻していく、というだけ?

・・・・となると、今度は、記憶消去設定が、邪魔になる。
過去に責任を持てる記憶を持った人間が、改心していくことで、得るものも視聴者が胸打つものも
溢れる訳でしょう。
記憶をなくした久との絡みだけで終結してしまうのなら、それは唯の偽善話ですからね。
ストーリーの本質が変わってきてしまうことになり
テーマもブレる。
うぅ~~~~ん。ハテ。

このまま家族再生ヒューマンドラマになったら泣く。
そもそも今妻との家庭をリスタートする話ではなく、久の過去の清算の人生論じゃなかったのか。




それが、リアルにぶつかりあったのが、今話でした~。
ある意味、正面から挑まれたこの度胸に、今、私が上記で指摘した疑惑など
それこそが全て仕掛けであると言わんばかりな気がして、ちょっと面白かったです。
(となると、尚更ホームテイストで終始した話は浮いていることにもなるが)

妻の不倫と、自分の不倫を合わせて描くことで
責めるとか、関係破綻とか、そういう安易な展開にしてこなかったのも、目新しい。

でも、母の話、父の話、息子の話といった、内輪向けの家族話と異なり
不倫相手に関しては
知らなかった、憶えていない、では、最低最悪である。物事の本質が違うだろう。
親子の確執ならば、憶えていないと言ったって所詮家庭内のお話。
記憶あるないは関係なく、息子なんだから、そのくらいの我儘ももう時効でしょう。
自分の息子にも、これから幾らでも償えるでしょう。

そういう気軽さがある。

酒屋をコンビニにしたことだって、久が提言したとはいえ
最終的に決めた母や弟の責任の所在だって、無視出来ない。


でも、不倫はさ~・・・・。
どっちもどっちである。相殺と言えば聞こえは良いが、同罪である。

なのに、上辺だけ「当時の俺がそうだったなら、ごめん」とか言われても。
全然心に響かないし、今妻に悪いと思っているその本心に、説得力はない。
精一杯の謝罪をしても、思い出せていないのだから、心からの謝罪にならない訳です。
全てが上滑りの軽薄な言葉に見えてくる。


一方で
なら、人からあーだこーだ教えられ、反省や苦痛を感じることは、全て嘘なのか。
記憶がなければ偽物ならば、社会生活に於いて、反省や改心と言った概念自体が無意味になりますよね。
そんなことより、悪いことを悪いと思える心の方が大事なんじゃないのか。

でも、観ての通り、今回の久の言葉に、深い傷心を憶えた人はいないだろう。

そこの妙味というか苦味というか、奇妙さが、ちょっと面白かった。


1話の頃から思っていたが、人は己の信念や根幹を失くすと
とりあえず社会的に善とされる行動を取るものなのか。
事実関係が飲み込めないまま、生の感情に従って動く行動が
記憶の削除によって、正の行動が可能となる設定が
そもそも意味深である。

性善説と言ってしまえば、それまでだが
人を歪ませるのはやはり、経験ということであり、性癖ではないという極論に導かれてしまう。

だったら、記憶で人は動いているのかというと、ドラマはそんな単純ではなく
合鍵をいつもさらりと見つける習慣の行動を見せ付けてくるし
行動原理っていうものを、ちょっと色々考察している感じが伺えます。



そんな今妻の浮気話。
やっぱりフェイクだよ!肩透かしかよ!!
昔の写真ということで、コーチはたまたま再会した元彼でした・・・・。え~。

しかし、コーチの方は、「終わったと思っていない」「なんでアイツと結婚したの」みたいなことを言いだしたり
今妻にしても
何だか呼び出して胸で泣き崩れたりと
ちょっと現在進行形というか、横恋慕というか。
ん~、浮気としては、こっちの方が久より性質悪い。
その発端が久にあるのだとしても。


ただ、この辺の流れはセオリー通りと言いますか、想像していた通りで
正にそういう展開になるとは思っている視聴者を納得させるだけのピースでしたね。

久の親友話の時で既に、久が無理矢理奪った設定が出ていましたから
どうも、本当は好きじゃないのに、嘘をついていたってことか
或いはその逆で、久に惚れられていないと分かってて結婚したか
そんな雰囲気でしたもんね~。

目新しさはないですが、いよいよか、という気分です。


「何で昔の俺のこと、話てくれないの」
「耐えられないと思うから・・・二人とも・・・」

耐えられないような日々を一人耐えてきたのだとするなら
雨の中の涙も説明が付きますが
ここは絶対「これ幸いに」だと思っていたんだけどなぁv ←まだ言ってる

この点に付いては、なんとこれで終了。次回へ持ち越し。
引っ張りますねぇ。


今妻にとって寛げる空間は、元彼とのちょっとした逢瀬だったのだろうか。
それに対応させるかのように
久は、不倫相手との逢瀬で「このラベンダーの香りで癒されていたことを思い出した」

寛げる相手が、本当に好きな人とするのはちょっと安易ですが
久も、今妻との昔の関係に、かなり息詰まる思いをし、苦しんでいたことは確かな様子。
仮面夫婦であったことは、事実のようである。



その久の不倫相手。
社長秘書だった白石杏子で、しかも、彼女との不倫が社長にバレて左遷させられたという事実が判明!
成程、そう繋げてきたか。
しかしその胡散臭さがハンパねぇ!

久も当時、かなりあくどい手口を使い、営業成績を上げていたということですが
そんな久を疎ましく思う誰かにハメられたんじゃないだろうか。
第一営業部の方の課長や部長らが、陥れて左遷させられたんだったりして。
その口実に、この不倫が使われた、とかw
尾行とかされていて、証拠抑えられて――


その陰謀に、秘書・杏子は絡んでなかったと見た。
なーんか能天気でカワイイおねーちゃんでした。
憎めない感じ?
最初出てきた時の話を聞かない感じにイラっとさせられたのですが
見ている内に、可愛くなってきちゃったよ・・・・この人に裏の顔はないわ、って感じ。


むしろ裏の顔があったのは
西田敏行さん扮する第十三営業部部長。
仮面の下の顔の方が黒いぃぃー!

久に素性も内部状況も隠し、密偵とばかりに電話報告後の目つきが不気味で
そこに当たるライトの加減が、これまた不穏な雰囲気を出していて
うまい!と思いました!!

スッとマジな顔に変わる瞬間の画ヅラがハンパねぇー!!!
色も廃れた、白も黒もない感じの画面で、ちょっと引き締まってました。

見張りなのか、味方なのか。
勅使河原がいなくなった今、その電話の相手は、もう、ラスボスしかいない気が。
え、じゃ、勅使河原の左遷って何の意味があったの・・・(@_@;)



元妻の病気のことをすばるの不器用な愛が切欠で、ついに久の耳にも入りましたね~。

すばるとのシーンは、とても可愛らしく、素直になれない思春期の女の子らしい愛情が見え隠れしていて
割と好きなのですが
むしろ、今妻との、教科書的な家族再生ヒューマンドラマに成り下がると
とことん詰まらんので
元妻との復縁話にしてくれる方が私としては、最初からずっとしっくりきていたのですが
そうなると、益々、中盤の家族話3話が浮くので、まあ、それはないでしょうがw

でも、深読みすると
その中盤の家族話3話は、全部、久の物語であって
決して、今妻側の家族話では一切なかったのが、意味深です。
そのどれものオチが、久が還る場所は今妻との家庭というオチであったというだけで。
(そこが重要なんだろ、というツッコミはなしで)

そんな訳で、すばるとのエピはちょっと個人的にドキドキしましたv
そして、病院のベッドで暴れる元妻を背中から羽交い締めにもドキドキしましたv


すばるの戻ってきてって頼む流れが、女の駆け引きみたいで、これまた意味深。
何気に、すばるの言動と、不倫相手・杏子の言動が、被らされていたのが面白かったです。

「作ってよ、また」 
「うん」
「作って。これから、毎日」
「それは・・・それは出来ないよ。ごめん。それは出来ない」

やり直そうって言って、断られると、嘘だよ~vって。

似たようなことを杏子ともやって
その女の嘘を、果たして見抜けるだけの余裕と器量が、今の久のあるのかどうか。

でも、すばるの寂しさにも救いをあげて欲しいなぁと思っています。
すばるの孤独感の方が胸が詰まります。


意味深なシーンはまだ続く。

すばるとのカニクリームコロッケは鮮明に覚えていたのに(5年以上前だから、当然ではあるが)
自分が好物だったと、今妻が作ってくれた明太子ひじき?の味は
これが好きだったのかと首を傾げる。

記憶がなくなって味覚が変わるってことは有り得ないので
これも意味深なシーンですよねぇ。
何かの伏線になるのか。
今妻の元彼の好物だったりして~。いやいやいや。

いずれにしても、これも、今妻との仲が、あまり円滑ではなかったことをさり気なく表わしていて
台詞で説明されるより、あざとさがなかったです。


久にとっては覚えていることだけが全てであり
それは、今妻よりも、鮮明な元妻との仲であることは、仕方ないのかもしれない。
でも、それが、記憶の有無とは別に
本当に、気持ちの面での差だとしたら、記憶という軸を境に
ちょっと面白い結論が出てきそうです。

尤も、元妻ではなく不倫相手に憩いを求めた時点で、ちょっと無理はあるんですけど。


ようやく伏線回収に入ってくれて、ドラマも格段に違っていて、楽しかったですv
謎の出し方もスムーズでしたし、面白い。
ますます、ここ数回のベタなホームドラマはなんだったのかと声を大にして言いたいw

そんな、のほほん回があったからこそ
ここから始まる重たくシビアなラストが、引き立つという見方も出来ますが
それにしたって、弛みすぎ。
謎も、こんなに後半で一気に詰めず、小出しにしてくれたら、ドラマが全体として引き締まったのに、と
非常に残念でならない。

謎を隠すということと、ドラマの緊張感が下がるということは、全くの別物な訳で
ほんっと、最初からこうだと良かったのに。
正確には中盤の家族ドラマ、ホント要らない。←しつこい


記憶と感情の交差する、不思議な世界観の物語。
それはまるで、理性と資性の反発を描いてもいるようで、興味深い。
最後に見続けて良かったー!って思えるラストを期待してますvvv


あ、そうそう。
職場の変な笑わせようとしているのか、テンション高いノリ、ちょっとウザイ。
このドラマに、温もりもいらないですが
こんな息抜きネタは、もっといらない。

その尺使って、もっと久の苦悩とか、会社の人間黒さとか
そういうものを見せて欲しい。

笑わせるのだったら、もっとセンスある、さり気ないものが良いと思います。
例えば今回で言うなら、酔ってないと言いつつ、皿に突っ伏したスピード感とか、カメラ位置とか良かった。
クスリとさせられる程度で充分です。
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