Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*05*12(Tue)
天皇の料理番 第3話 感想
切ないー!俊子の献身的で直向きな愛が切なすぎて息詰まったよ!!

ただ家族や周囲に反対されて、でも夫を信じ尽くす妻・・・というのだったら
ここまでの痛みはないんですよ。
俊子にとって夫の愛情が曖昧で、確かなものは何もないのに
離縁覚悟で自己犠牲的に送り出すから、胸が痛む。
見返りを求めていないから、ラストの涙が沁みる。
う~わぁぁ~。

篤蔵が料理に出会った頃から、二人の愛情の温度差が、なんかずっと引っ掛かっていたのですが
この時代背景なのかと勝手に嚥下していたらっっ。
そっか~このための擦れ違いだったんですねー!
なるほどー!

今回は不器用にしか生きられない若者たちの、その時代ならではの奮闘が描かれていて
青臭さとか、息遣いとかが、ひしひしと感じられる圧巻の画面でした。
その中で光る主人公の純朴さがまたイイ。



第3話。
俊子が離縁を受けるため、東京へ。
ここの二人の会話は絶品でした!
その直前からの心の温度差がもう痛くて痛くて。

他のディティールが雑で
こういうピュアラブなオチにしてくるんだったらもっと、多彩な心理描写で紡いでいってくれれば良いのに
何故か俊子サイド以外、雑。
ほんっと、大味なドラマである。
ちょっと勿体なかったですけど、ラストの手紙でプラマイゼロです。
グッと来た~っっ。
他が緩い分、俊子だけに感情移入できてセンチメンタルな恋が仕上がっていましたv


東京で再会した俊子に料理を振る舞う篤蔵。

俊子は美味しいって褒めたいのに、もう篤蔵は俊子を見ていない。
見ているのは、料理長・宇佐美だけ。
彼の頭の中に、俊子の居場所なんて欠片もなくて
追いすがっているのが自分だけなのだと、俊子が理解する瞳の動きが、もうつらい。

俊子にしてみれば
家で、あれだけ事情を引き延ばしてきた彼女の努力も想いも、無に帰されてしまったのと同じことだ。
自分が必死でしがみ付いてきたものは無駄だった。好きな人は自分を見ていない。
片恋ってつらい・・・。
これが、巧妙な味付けになる。


独り相撲しているだけなんだと分かっていても、今はまだ書類上は妻だからと
気丈に振る舞い、お着物を手渡す俊子。

その着物もまた、自分の着物を断ってまで選んだ上質な生地の仕立てで。
でも、そんなことを篤蔵は知ることもなく。
着物を手渡され、それを嬉々として無邪気に袖を通してみる篤蔵。
無知って残酷なものである。

片恋云々というだけでなく
この時代の男が、女の支えなど気付く必要もないっていう前提条件が
俊子の想いの切なさを縁取っていました。
時代背景を巧みに使って、現代での情感を煽っている知的なシーンですよね~。
この辺の設定が、巧妙。
辛れぇ~。

知らなくて良い。だからこそ俊子の想いが光る。
気付かなくて良いから、貴方だけは幸せでいて・・・そういう俊子の声が聞こえてきそうだ~~~~。


「良く似合ってて良かったって・・・」
見納めとばかりに眺めて、少し瞳を潤ませる俊子。

「戻ってくる気は・・・ありませんよね?」
「俺は・・・俺は、ない、です」
「ほんなら、これに、名前と、判を・・・・」

書類を出しながら、堪え切れずに涙を零し始める。

「すいません、すいません・・・
 分かってたんです、絶対にそう言うって。
 それで良いと本当に思ってて・・・・・すいません・・・
 はっきり言うてくれて、ありがとうございます、これで私も諦めが付きます」


そこの時点で
仕事の流れも確かに軌道に乗り始めているのを感じさせる、料理長とのやりとりとかが事前にあって
仕事を放れないという意味で、篤蔵の身勝手さはあまり感じさせない。
だからこそ、篤蔵ではなく、運命の非道さが際立ってきていて
誰も責められない辛さが身に迫る。
俊子だけが実らない恋の辛さを一身に受ける。

時代が時代とはいえ、篤蔵を応援しようと必死に我を押し殺し、諦めようとする俊子の想いがもぉぉ・・・!

壮絶に綺麗でした~!
めちゃくちゃ感情移入してしまう~~~。
台詞の抑揚とか、しっとりとした流れも、画面から伝わる緊迫感も良い。
理性を保って、気丈に振る舞おうとしている姿が、これでもかという程いじらしい。


ポイントは、ここの俊子の想いを、片恋に近い一方通行の想いとして描いていることだ。
だからこんなに痛々しく光る。
何でここに至るまで篤蔵のカットに俊子の影が入らないのだろうと、ずっと思っていました。
反面、何故か俊子の戦う姿は結構な尺で描かれていて。

俊子の良い妻アピールが強いな~と思っていたら
こういう策略だったんですね。

良く有りがちな、明治の女の慎ましさ的な描写に、普通の片恋の辛さを加えたことで
此処で再び相見えた背負うものの広がりを見せた二人の
より胸に詰まる感情の擦れ違いが出ていました・・・。



別れを悪戯に煽るかのように、だが一方で、途切れる糸を拒むかのように
つわりの症状が出て、鎹が二人を繋ぎ止める。
運命はとことん残酷だ。

それを知っても、篤蔵はそれを振り切って仕事場へ。
職に生きる男の背中を見送る俊子。

うんうん、働く男はこうじゃなくっちゃ!かっけぇ!
女は黙って見送る・・・って!
だからこれが一歩下がった献身的な妻・・・ではなく
この時点では、振られた女の未練の方の色合いが濃いから、切ない。

これで最後・・・!そういう想いが溢れた幸薄な表情がたまらん~。見事・・・!
台詞の無い青白いシーンなのに、画面から溢れる圧力はハンパない。
俊子の愛情が痛いほど溢れている画面でした。
胸が苦しくなったよ・・・!



しかし逆に、当然、篤蔵の感情が希薄な造りなのだ。
俊子への愛情があまり感じられない。
だからこそ、俊子の片恋が光って良かったのですが
でも、ラストでよりを戻してしまうのであれば、事情はちょっと異なる。

その意図は理解できましたが、その分、篤蔵視点で言えば
今回の騒動の悲哀がちょっと薄味である。
となると、ここからの篤蔵の奮闘の意義がちょっと振れ過ぎになっちゃいませんか?

篤蔵が開花する大事なシーンであるのに、その起爆剤となる理由が弱い。
それがもう、すっごく惜しい!
もっと号泣出来る話にも出来ただろうに。


例えば、こっちも時代が時代とはいえ、他の男に娶られることに、嫉妬とか葛藤とか
そういう生々しい感情ってないのだろうか?
仮になくとも、そういうピュアな純愛を絡めてくれると
現代視聴者の心を煽るのに最適だと思った。

・・・・そのくせ、この時代って、女は処女であることを求められるし。
一回結婚したらキズ物扱い。
SJ求めるんなら、他の男に寝取られることにも抵抗してクダサイ。
何だかこの時代の男性心理が一本通らなくて理解できん。


・・・まあ、そこはともかく。
篤蔵に、究極に追い詰められた感がない。
そこが最大の詰めの甘さだった。

もっと、急がなくては愛する妻が他の男のモノになってしまうとか
養いたいのに、給料が追い付かないとか
だけど宇佐美さんは裏切れないのに・・・とか
この調理場での出世は遅すぎる・・・!とか?

そういう焦燥感がもっと丁寧でリアルだと、心を抉られる熱い展開になったのにと思う。

そのため、悲劇のヒーロー、ヒロインというよりは
あんなダメな夫でも、愛しているからこそ自分は身を引いても志を通してほしいという
ヒロイン目線の尽くし系描写になってしまって
篤蔵の悲壮感や鬱屈感が中途半端だ。

だから、「大切なのは妻とお腹の子供です」と篤蔵が言っても
それが愛情故にとはとても思えないんですよね。
義務と、俊子への多少の愛着?程度の意識でしかない。
家族を持つという覚悟が、それこそ、財布を拾う良心程度の扱いだ。


それは宇佐美に対する忠誠心でも同じことが言えて
前回、あれだけ号泣して「一生付いていきます」と宣言したのに
状況が変われば、こんなにコロッと態度も姿勢も変えてしまう。

そんな男の何を信じろと言うのだ。
何が覚悟だと言うのだろうか。

そんな風に宇佐美と妻を天秤にかけた時の結論を即座に出せるのであれば
身ごもった俊子を置き去りにして走り去る朝のシーンが浮いてしまう。
もっと、家族に愛に溢れた男像でも良かった筈だ。

逆に、家族愛に生きるホームパパであるのなら
前回の「一生付いていく」という忠誠心が浮いている。
男が一度決めたことや、言ったことを、そう簡単に覆して欲しくなかった。


・・・・まあ、料理の世界を裏切ってはいないですから
宇佐美すら、踏み台にしてのし上がれって意味ですか。
それ、師匠もクソもないなw

そのくらいの貪欲さと強かさを露わしたシーンだったってことかな~?

人間の本質なんて、ケースバイケースで変わっていって良いのですが
これはドラマなのだから、一本筋を通して欲しかったです。
また、そうやって、もがきながら変化を続けていく主人公の成長物語だとするのなら
もっと、葛藤や、ぶつかり合いと言った台詞を丁寧に紡いでいって欲しい。

そんな風に、結局、篤蔵という主人公のキャラ心理が妙に不透明で
インパクトが弱く、正直何を考えているのか分からない。
お気楽なぽや~んとした男のままで、別に俊子がいなくても良いんじゃないかと思えてしまう。

彼が俊子を囲う決定打って何だったのか。
俊子が篤蔵を慕う程には、それは鮮明ではない。


このドラマは、本当に少年漫画のようで、とても簡素に造られ
王道の物語が紡がれているのは、子供にも分かり易く好感が持てるのですが
ちょーっと脚本が大味すぎるのが、難点です・・・。

だから、各カットでちょっと涙腺刺激されても
総合的に壮大な感動を呼ぶものには成り得ない。
ただ、温かい人間の温もりを所々に刺し込むのが、反則だろっていうぐらい上手いv
1話からそれは感じてますが、今回はその真骨頂って感じでした。


そしていよいよ篤蔵のエンジンがかかる――!

もっと、何か。早く稼げるようにならなくては。
そう考えた篤蔵が、財布を拾った縁で知り合った五百木へ頼み込むシーンは
びっくり!です!

五百木が近くの英国公使館の料理人であることを知って、そこでも教えてくれと頼み込み
二重生活を始める。
このまま、相手先へ行っても、状況は変わらないんじゃと思ったら、まさかの掛け持ちですよ!
そうくるか!
そんな危険な橋に手を出すのか。
出さざるを得ないってことか。
体力的なものが心配だ・・・。

文字通り、行ったり来たりと走りまわるシーンは、ぐおぉぉ!って来た!
篤蔵が動き出したー!
いっけー!!

我武者羅ぶりと必死さが見えて
メモを取るとかもそうですけど
篤蔵の努力が見え始めてきました。こうなってくると、こちらも純粋に応援したくなるー!


そして早々に篤蔵に最初のチャンスが。

何で五百木の方では最初から料理を教えて貰えるんだろうとか
こっちは特別扱いOKなんだとか
そういう疑問もスル―して
五百木の方で得た知識で宇佐美の方の調理場を救うチャンスが訪れるこの展開は
王道とはいえ、燃えたーっっ!!燃えたーっっ!!

野菜をガツガツ切るシーンまで圧巻に見える!

そうしてチャンスをモノにした篤蔵。野菜係へ昇格。
のし上がるには待っているだけじゃダメなのだ。
篤蔵を認めさせる明確なシーンでした。
やったー!


そうなると、抜き出た者は叩かれるのは世の常だ。
次回はイジメとやっかみですか。
ってか、ヤクザな世界なのに掛け持ちは駄目なんだw
仁義の世界なんですかね。
忠誠心の世界?でも、料理に心頭している訳でもないのに?


一方、俊子は実家を追いだされ、篤蔵宅へ。

「待ちたい間は待つ。他に好きな人ができたら、そんときはすっぱり自分の幸せを考えて欲しいんや
 子供を手放さんきゃ行けなくなったら、うちで大事に育てるけん。
 ほんな感じで、身勝手になると約束してくれる?

篤蔵両親は優し過ぎる!
みんなイイヒトー!

ここまでの流れで、視聴者は散々俊子目線にされているから
健気な彼女に同情票もあり
まるで、ようやく救いの神が舞い降りたかのように、この申し出に感動を覚える。


しかし、これも良く良く考えると不自然で都合良すぎだ。

篤蔵の周りが不自然な程、イイヒト過ぎるのが、ちょっとリアリティを損ねている。
この時点で俊子が幾ら篤蔵の料理は素晴らしかったと訴えても
実家の両親が、余所様の娘さんの人生を、息子の不始末と背負うだけには
まだ、篤蔵を認めているとは思えず
息子への愛だけで、請け負うのはちょっとご都合展開な気がする。

身ごもっている間だけ、とかならまだ分かりますが。
その辺の詳細な台詞がないのも、緩い。


しかし、確実な実績を手に入れてから俊子へ手紙を送る篤蔵には誠実さが見えました。

「わしは一日も早くシェフになれるよう、全力で走ります。
 出来るだけ早く俊子と子供を迎えにいきますさけぇ、お父さんにも様々きちんと謝りに行きますさけぇ
 どうか再婚はせんでください」

ん~も~何この小さな恋のメロディみたいなピュアラブはっっ/////
ようやく言ったぁぁ~/////
むず痒くて、照れる~/////

俊子のハラハラと流す涙が、共感出来て
もう理由なんかどうでもいいわ。良かったねぇ。

・・・・っていう気にさせられました。
それだけの説得力ある画面でした。



余談。
篤蔵は兄の病気のことを知らないのに
言い訳で兄を病気にしていて
「嘘から出た誠」という最悪な展開が見えた・・・。
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