Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*05*03(Sun)
3匹のおっさん2 第2話 感想
3匹のおっさんらが予想以上に可愛過ぎてもう密かな潤いです。
あ~もう確か1の時もこんな仲良しっぷりだったけど~。

時代劇風のチープな、幼稚な?作風ではあるにも関わらず、この完成度。
扱うテーマは割とシビアでクールなものであることで、ちょっと軽いタッチの世界観を
キチンと地に足付けてくる。
それをおっさんたちの視点で描くからこそ、世の中の甘辛が見えてくる。

例えば脚本だけがチープだとか、演技だけが浮いているといったミスマッチ感がなく
すべてに於いて丁度良い塩梅のクオリティを確保されていると思う。
その片肘張らない感じが、主役らの老成した、悟りきった、オトナの魅力に、これまたマッチんぐ。
歪さだとかやらされている感とか、そいう違和感が全くない~。

色んなものが8割程度の力の抜き加減。テレ東クオリティ。

成程、こういうやり方もあるんだなあと、他民放の気合いの入れっぷりの青臭さを苦笑気味。
テレ東路線が、また新しいブレない道を、切り開いているかのようにさえ見えます。

もう残す心配事など、ほぼオリジナル脚本ってことぐらいだ。

・・・・別に、素晴らしい脚本が必要だとか、演技がしょぼいとか
ドラマヒットの明暗は実はそんな表面的な要素に隠れていないんだなぁとつくづく思いました。


その中で、やはり卓越しているのは、主役3名の存在感!
もう可愛いよ!サイコーだよ!
この絶妙なトライアングルが、もう、よくぞこの役者さんを抜擢してくれましたっ!
特に、リーダーを除く、サブ2人!
この配役が完璧すぎる~っ。もぉ可愛くって可愛くって!ぴったりですよ~v

「かつてある街に、少しだけ名の通った悪ガキがいた。時が流れ三人は立派なジジイになっていた」
このナレーションw

泉谷しげるさんが、こんなに愛らしいとは!
ちょっと棒読み演技も、これまた愛嬌になってるよ~。
そして、志賀廉太郎さん。
この落ち着き感と可愛さの同居はなかなかないですよ!
だぼっとしたコートを引き摺りそうな長さで来ているミニマムな感じも最高。ナイスなチョイス。


その3人を描く製作サイドにも、悪意がないのが更に好印象。

例えば、長年連れ添った仲間で、しかも持て余し気味の時間とくれば
気の置けない間柄を演出させようと、歯に衣着せぬ物言いをさせたり
文句や嫌味や、悪乗りと言った、所謂陰険漫才をやらせることで、逆説的に仲良さを出そうとしたり、と
安易な手口に走りがちなのに
このおっさんたちには、そこがない。

お互いをリスペクトし合っていて、会話も決して毒がなく
会話のスカし方が絶妙。
憎まれ口を吐くことはあっても、嫌味や毒舌といったアクがなく、どこまでも柔らかい関係。
おっとな~って感じです。

とにかく楽しそうなのが、見て取れるし、微笑ましいし。
そういう発想が、もう大好きです。

キヨさんが歌って
ノリさんが♫わわわわぁ~ん♫って合いの手入れて、シゲさんがそれを聞くなんてシーンは、も、真骨頂。
とっても幸せそう。


そうそう。
吹き出しが挿入されるタイミングも、1より巧みになっていて、わざとらしくなくなった気がします。
もう可笑しさしかないw
1の頃は結構違和感感じていたのになァ。

そして、印籠が出るタイミングのゴールデンタイム・45分!(笑)
あの西部劇風でっかい砂煙の走る青靄の中から現れる三匹のおっさん!!!
この演出がーっw
ニヤけるわ、ゾクゾクしちゃうわ、砂煙大きすぎるわ、もう最高すぎるw
楽しいー!
時代劇が無くなり、寂しくなった世代が楽しめそうなノリである。

かっけー!!三匹のおっさんかっけー!

ドラマは焦らずまったりとしたテンポで進む。
だが、もたついた印象はなく、展開も丁寧。
とても分かり易い。

軽いテンポで簡単に進むストーリーも、おっさんたちの雰囲気を壊さず
彼らを善と置いた時の対極が、意外にシビアなのも、内容に合ってて悪くない。
おっさん達で、夢見させられたり、ファンタジー描かれてもね・・・。

だけど、評価したいのは
平たい成敗話で終わらせず、割と複合的に色々な角度からひとつのテーマを掘り下げてきている点。
中々にクールなのが、これまた意外性充分。
この辺のテイストを、前作と変えてこなくて、嬉しい。

成敗しても、おっさんたちの正論を押し付けるだけのエンドではなく
どこか遣り切れなさや、世間の風当たりなんかを残したまま
それでも明日は回ってくる。
世知辛ささえエッセンスとして存在する、正にミニマムな世界観。
それがまたイイんだ~。

ほのぼのとした、でも、お気楽なだけじゃやない、下町の日常がそこにあります。



そーんな第2話。
今回は、声かけ事案と離婚調停問題でした。

祐希と早苗が大学の帰りに、小学生のみちるが怪しげな男・鈴木博之と揉めている場面に出くわす。
その夜、キヨ・シゲ・ノリは、民家を窺う変な男を発見する。
声をかけると立ち去った不審者が、その鈴木で
彼は調停で接近禁止まで言い渡されている、みちるの実の父親だった。
・・・という話。


この父親が中々に最低で。
酒を呑むと人格が変わり、家庭内暴力を振い、大枚をはたく始末。
それに限界を感じた妻が離婚を申し出。
ところが、やり直そうと懇願しつつも、一方で酒に手を出し、借金を重ね
挙句、払えなくなった借金分を、妻に譲渡した家を売って払おうとする下衆っぷり。

もうそれ、お前の家じゃねぇからー!


常套句は「もう酒は一切やめるから!」「もう呑まないから!」
だけど、そう言いつつまたこっそり隠れて酒に手を出し・・・。

借金をかたに脅されていてどうしようもなかったからって、別れた家族を頼るなよ!

もうこの辺の駄目っぷりの描き方目線が、実に客観的なんですよね。
実の父親という設定を出してきたからには
人の、最後の良心を信じるような展開を持ってくるのが常套手段なのに
このドラマはそうは言ってこない。
酒やヤクに手を出す人間の「もうやらない」という言葉ほど、信用出来ないものはないとばかりに
一刀両断。
どこにも救いを見出させない。

ここは改心する親の愛とか、或いは、子を想って身を引き遠くで祈る愛とか
そういう人情モノに仕上げてくるとこでしょー!?
敢えて、最低なものは最低なままに終わるテレ東ドラマ。

この隙間を縫っているような斜め展開がまたオツだ~~。


そして、父親が最後までクズ人間のまま、完全に救わない所に、このドラマの味があり
またリアリティもあったと思う。
決してお綺麗な性善説と、平たい正義論で夢を見させない。

だって、若い世代ならともかく、その年代まで生きてきたおっさんたち世代は
もう絶対しない、という甘い誘惑で失敗してきた、裏側の部分というものも
嫌という程、充分見てきて知ってきている筈で
彼ら目線の物語に、人は変われるのだという安易な救いを見せちゃうと
人生の重みが目減りする。

敢えて救いのない世界を見せることで、おっさん達のリアル度が上がると同時に
おっさんたちの夢物語が浮き彫りになり
更に社会性の深さも出していると思う。

こういうところ、凄く好きだ。


また、前回耳タコなほど妖怪ウォッチネタ投下したことから考えて
視聴者層を小学生などの低年齢層まで意識していると思われるが
そういう角度を踏まえると余計、大人の改心という社会的優越性を示しても良かったと思うのに
敢えて、子供にも、社会の厳しさを露呈しちゃう。

その辛辣さの意味は、ラストに分かる。
この奥深さ。


「あんたの身勝手な言い分は全て聞かせて貰った。
 やり直したいんなら、別れた家族を当てにするな
 自分の力で立ち直ってから弁護士さんに面会を申し入れろ」

キヨの肯定も否定もしない、突き放した言葉の、尤もさ加減がハンパない。


「接近禁止命令違反よ。みちるに自分の父親を軽蔑させないで」
「・・・警察を呼べ」

離婚前からアル中で、離婚してからも借金の当てにされて
嫁と子供をヤクザの危険に晒した挙句、尻拭いは他人のおっさん達にしてもらう。
この最低な父親の不始末の結末は
妻へ心底軽蔑を与えただけに終わる。

この残酷さ・・・!

ようやく自分のためにではなく、家族のために、自己を抑える大切さに気付いた父親。
そんな父の手を、娘は小さな手で握る。
示される救いはそれだけか・・!

だが、それすらも甘い気はする。
こんな甘い顔を見せたら、駄目だと思う。多分、コイツはまた繰り返す。
自分が救われるために、娘を危険な目に晒すことを厭わない浅はかさが、それを物語る。
酒を飲まなければ良い人・・・なんてタイプじゃない。
普段は気が弱いから悪事も出来ないだけで、こういうのは根っからの卑怯で傲慢で身勝手なクズだ。
酒飲んだ姿が本性と見られて当然であるし、それが事実だろう。

しかしそんな駄目親でも
別れたら他人になれる妻と違い、子供は完全に縁切り出来ない。

そこに、世の苦しみと、救いが混在しているとも思う。
苦くも甘い、その繋がりこそが血縁とされる、実に繊細な着地点。


そんな娘の心を、もう再び踏み躙るか、或いは、ようやく躊躇えるか。
それは全て、この先のお話で。
物語は、何の解決も見せないまま、父の涙で幕を落とす。


酒乱ぶりのどうしょうもなさが、本当にどうしょうもなく、答えも見せないまま着地する一方
そんな悪い酒に対し、対比させてくるのは
この家族の愛の軌跡ではなく
裕希の父が楽しみにしている風呂上がりのビール。良い酒。

救いは、当該家族の中に描かず、社会としての集団の中に描く。
そのセンスが鋭く、面白いなと思った。

いつか祐希と父で晩酌できるといいねって思わせられる。
酒は呑み方さえ間違わなければ悪いものじゃないのさ~。


いや~楽しい。
隅から隅まで、色々遊び心もあって、盛り沢山なイメージ。
大・満・足!な滑り出しセカンドシーズンですv
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