Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
09≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303110/ ≫11
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2015*02*26(Thu)
デート 第6話 感想
お雑煮のシーン。本当に感動的だったかー?私は最低だと思った。子役にはグッと来たけど。
凄く自分勝手だったし、人との関わり合いのハードな面を目の当たりにさせられました。
所詮、社会は自己愛の塊なのである。
自由と身勝手とは正に紙一重だ。

相変わらずこのドラマは、突き抜けたコメディの裏に重たいものを残してくる。
そこがいいんだけど、見終わった後、その重すぎる命題やら切り口に、しばしばフリーズしてしまいます・・・・。
今回は最初から最後まで笑えないネタの応酬ということもあり
なんだか両頬にカウンター喰らってノックダウンですよ・・・。
人の心をなんて的確に抉る脚本なんだ~。



第6話!
折り返し地点も過ぎ、いよいよ終盤に向けての基礎固め回と言ったところですね。
前回の四角関係を膨らませ、風呂敷を広げるというよりは
依子と巧のラインに絞って、丁寧に進められていて
物語としてとてもスッキリしていて良かったです。


序盤はまたしても、とにかく軽快なテンポで台詞の応酬で笑わせるストーリー。

「僕も元日は男はつらいよを見ることにしてるので」
あれ?あれ?あれれーwww

そっかぁ!前回の巧くんの口ぶりが、どうも寅さんを真似ているような言い方だったので
前回のレビューで、寅さんみたいwって笑ったんですけど
あれはポーズだったのか!正月に向けて、気持ちがもう寅さんに向いていた心の現れ??www
そんなちっこい伏線wwwだったとはw

正月の集まりで「一年の総括と新年の抱負」www
こんな家族ってw 藪下家の慣例ってw 
天皇陛下と共に短歌とかも詠んでいそうであるv


でも、笑えたのはここまで。
ここから先は、私には笑えない・・。

「父の映画の知識を愚弄し、百人一首で惨敗し、トロフィーを壊し、タロウを死の縁に追い・・・
 どうやったらこんなに色々巻き起こせるんですかっ」
「自分でも驚いているよ!」

わわわわ私がいる~~~・・・・。
え、巧って私のことだったんだろうか・・・むしろ私がモデル?
何処で情報漏れたんだろう(泣笑)←割と真剣に

多くの人は、何をやっても駄目な巧に、芸人がネタを披露したように笑って終わったんでしょうが
私にはとても笑えない。
あのですねぇ、世の中にはこれを地でやる人間がいるんだよ!!ここに!!
見てて泣けてきたよ・・・・これ私だよ・・・・。

本当に不器用でして、何をやらせても失敗して、センスないわ物を壊すわひっくり返したり零したり。
トラックに頭から水を掛けられ、大事なプレゼンで停電が起こる。
良かれと思ってやったことは必ず裏目に出る。
なんでだよってツッコミが出来るのも最初のうちだけ。
何でこんなときにまでこんな有り様なの?と本気で泣くこともしばしばだ。

画面でテンポ良く巧が粗相をやらかす度に、私の胸がグサグサと突き刺さった~。
突き刺さった~。

・・・・古い話で恐縮ですが
例えばイタKissの琴子なんかもこのタイプですよね。
あれも、コメディ宜しく笑いのネタとして位置付けられていましたけど
あれは、入江くんがクールなフォローしてくれるから、見てられるんだよ!夢を見れるというか。

でも、これは、フォローなしだよ!誰も巧を助けない!孤高で孤独!
なにこの残酷な放置プレイ・・・。
辛いよ~!
ああ、だから「男はつらいよ」ネタなのか・・・・。(爆)


しかもまた、その横で鷲尾くんの営業スキルがハイスペック!!www
ウケる!ウケるけど、鮮やかなテクを眼前で見せつけられる、この切なさ!この身の惨めさ!
華麗過ぎて何も言えねぇ!
ちょー出来過ぎくんだったよ!このイケメン!

自分が自分を責めているところにこの仕打ち・・・残酷だ・・・。
こういうのって、誰が悪いというわけでもない。
ただ、世の中には向き不向きがあるだけだ。だからこそ身に浸みる・・・・。
世の中は、人ではなく現象そのものが敵である~。


しかし依子。
「ねぇ、依ちゃん、鷲尾さんとお付き合いしてみる気はなぁい?」
「鷲尾さん?」
「そう、鷲尾さん。考えてみたことあるでしょ?」
「今言われるまで、一度もなかった・・・」←www 初キス相手にこの評価w
「何でないの?真っ先に考えるでしょ普通ー?」←この伯母さんの言い方www

依子・・・ナイスジャブだぜ・・・・。
これまた、コテコテの伯母さんでした!いるよね~こういう伯母さんw
良いキャラでした。


対する巧。
社交慣れしていないところが、実に良く現れていて、だからこれ、私ですかーっっ!!

「新宿と渋谷を通過するなんて、そんな恐ろしいこと」
分かるよ~分かるよ~。私も人混み苦手でしてね~。
知らない土地ですと、本気で巧のように酔っちゃいます。
埼京線のラッシュは殺人的とか、常に臨戦態勢の都市部交通事情。何故か平日昼間も混み合う山手線。
日本のサラリーマンほど頑張っている類を見たことがない。

普段なら会話の温度も察せる巧も、オタクネタには熱いw この不運w
「マックウィンと言えばね、大脱走とねぇ、荒野の七人」
「っていうかマックウインと言えばブリットでしょう」
「ブリット?」
「ブリット見てないんですか?ゲッタウェイは?民衆の敵。パピヨン。
 それでよくもまあ、マックウィンが好きなんていけしゃあしゃあと言えたもんだな」

あはは~。オタクに有り勝ちな温度差ですよね。
・・・まあ、確かにちょっと言いすぎではありましたが
普段の依子の毒舌に比べれば可愛いもんですw

むしろ、社会性のない巧より、社会人として生きてる依子がアレじゃ、性質悪いだろうw


「うちの2階にレンタルショップあるんだもん」と何気にポジティブ解釈している谷口母に笑いました。

藪下家のハイレベルな百人一首とかは、とんでもねー家族だ。
上の句ほとんど詠んでないYO!
この辺境地ぶりと、谷口家のアットホーム感という対比も、大変興味深い設定です。
依子と巧のキャラの補足になっているだけでなく
谷口家の方がおよそ一般家庭の模倣である所に、藪下家の特異さが引き立てられる訳で
その割に各キャラクターに付与している要素は
むしろ巧の方が一般的ではない。

この捩じれた空間が作り出す奇妙さとか、違和感とかが
総合として、なんだか社会構造の混沌さを炙り出しているようでもあって
こんな突飛な設定にも関わらず、妙に世界にリアリティを与えてくる。

「人生は、地獄よりも地獄的である。ばい、芥川」←久々出たーw



さて。そんなこんなで物語はいつもの終盤戦へ。
例に因って例の如く、やはりここから描き出される抽出は、重くてシビアでシリアスだった。

このギャグやコメディ色の部分とシリアスモードの配分も、実に絶妙で
ちょっと重たい方寄りなテイストに仕上げられている感じも、私好みで気に入っている所v
脚本にメリハリが効いているものいいですね~。

前話で、藪下母の存在意義を匂わすような前振りをしておいて
今回、母とのエピソードという流れも、無理がなく、とてもスムーズです。
脚本が緻密で強引さがないところも好きだナ~。


エリートキャリアな依子にとって、母は唯一勝てない、そして勝ち逃げされた執着の象徴なのでは
みたいなこと、前回のレビューで書きましたが
それと、もうひとつ、重要な切り口があったんですね。
依子にとって、母は挫折を与えた存在でもあったと。

そうなると、依子にとって、現実世界ってあんまり意味がないものな気がします。
彼女が求めるものは、みんな母にあるのだろうと。

「量子力学に因ると万物はすべて粒子によって出来ているのよ
 つまり人は、その人を形作っていた粒子が気体と言う姿に変形することにすぎないの
 お母さんの粒子は存在し続けるわ」

父へ依子が言った依子的死生解釈。
死を受け入れられないことが伺える。そしてそれは今も尚。
無とは虚とは。
彼女の中では存在し得ない。


そんな依子と母の過去を巧に語って聞かせる父。
これがまたかなりの残酷行為。対する巧の大人な態度がまた、やるせなく。
耳を塞ぎたかった・・・。

「癌だったよ。気付いたときには手遅れでねぇ、あっけなかった」

ここは・・・依子は、巧の母の容体については父に言っていないという解釈でOK?ですよね。
巧の事情は、健康優良児のニートだと。
彼の母親もまた病で苦しんでいると知っていたらこんなこと言いませんもんね。
死に脅える人に向かって失礼だ。
ちょっと無神経です。


父は続ける。

「母親の願いどおり、普通の女の子として生きようと必死になっているんだ」

わかってないな~。
依子が今頑張っているのは、母のためではなく父のためなのにね。
母の理想を追いたくて、進んでいる訳じゃ、もうない。
でも、ここはこれで・・・これが、良かったです。
父の愛というカテゴライズでは、定番な台詞であり、強引ではない。


この想いの違いもまた、切ない擦れ違いへの前振りとなって。

「私はね・・・もうあの娘が傷つく所を見たくない。絶対に幸せになって欲しいんだ。
 谷口くん、君がどう生きようと構わない。
 しかし自分勝手な理由であのこと付き合っているのならやめてくれ
 あの娘のことを本気で思ってないなら、好きでないのなら・・・・消えてくれ
 まして、変わった子だから上手く騙せると思ってるなら、許さない。絶対に、許さない」

身勝手な台詞ではある。
巧が依子の人生を振り回す権利はないと主張するように
この男が巧の人生に口出しする権利も、またない。
しかし、これは、客観性を持った意見ではなく、父親の愛情という名の元の自己主張である。
つまりは、何の理屈や理念もない、ただの愛情故の利己的な我儘にすぎない。
世の父親像というものは、よくこういう形で描かれる。
典型的な偶像。

だから、まあ、いいんですよ。所詮、感情論だと分かるから。
その分、盲目的で、巧の母親が病に伏していることを知らぬままに、妻の死の話をし
果てには娘の加護だけになる。


それが理解出来るだけに、巧が返す言葉には、自己がない。

「料理・・・普段やってません
 僕は誰かに寄生するために、結婚したいんです
 依子さんのこと好きなのかどうか・・・・・多分、好きじゃないと思います。・・・・すいません。
 ただ、騙せるなんて思ってません。
 僕みたいなの相手にしてくれるの依子さんぐらいでした。・・・・・・消えます」

そんなの嘘じゃん!
何その優しさ!
視聴者だけに分かる、この優しい嘘。

依子のことが、もう大事になったから、去る決意が出来るという理屈でしょう?
好きじゃないなら、好きだから結婚したいと言えば良かった。
そうすれば、波風立てずに目的を遂げられた。
でも、父の想いと、依子への情から、巧は嘘を吐くんだ・・・(>_<)

キスしたいとか、もう一度会いたいとか、そういう感情を持っているのに
大事だから、引く。
自分のために、居るんじゃなくて、依子のために引く。

何その男っぷりー!
そして、何この、藪下親子との利己愛に於けるこの落差!
見ていて切ない。
こういうことされると胸が痛い。


巧の優しさや人の良さってこういう所に出るんだなと思う。
決して、直接的に相手にダイレクトには響かない、むしろ、気付かせない、気付いてさえもらえない部分。
それを依子だけが理解しているとか、そういう少女漫画展開してこないところがまた
このドラマのシビアなところですが
そういう巧の人間性は、決してバカにされるものでも卑下されるものでもない筈だ。


例えば、谷口家のお雑煮を振る舞われた時も。
「藪下さんはどうですか」
「決して美味しいとは言えません」

「不味いです。率直に申し上げると、藪下家では通用しません」
「ええぇ?そうかなぁ?」
「お母さん、自覚ないかもしれないけどあんまり料理上手くない。多分味音痴だと思う」
「うっそお!今までそんなこと言ったことないじゃない」
「小さいころから思ってた」

この優しさ!
相手をおもんぱかれる、この優しさ。
母が作ってくれたからという理由だけで、母が傷つくかと思ったから
ずっと真実は告げない。
こういう奴なんだね。そして、自分だけが貧乏くじ引けば丸く収まるならそれでいいとか思っちゃうタイプだ。

それに対し、依子のこの台詞!
何、堂々と他人の家のお雑煮ディスってんの!!?敬語使えば良いってもんじゃねーよ!
最悪だ。
歯に衣着せぬ明け透けな所が彼女の個性であることは仕方ないにしても
もう少し言い方ってもんがあるでしょうに。
こっそり適当な理屈を付けて席を外し、巧にだけ真実を耳打ちするとかさ~。

しかも本人の目の前で!
酷過ぎるよ、人として!人としてのマナーの問題だよ。


依子も確かに、父の想いを優先し、レシピを黙っていた訳ですが
それは、自分の家族だからという理屈に他ならない。
その理屈は突き詰めると、唯の自己愛である。父の悲しむ顔を見たくないという。
他人に対する愛情ではない。

これを笑えるのは、所詮他人事と思っている連中だけ。
自分や自分の親に、恋人としてやってきた人物にやられたら、正直本気で人格疑う。



だけど、依子の中では巧に対する情というものは確実に育っている模様。・・・見捨てられない程度には。

「帰るのは、最後まで作ってからにしてください。お雑煮。
 私は努力を無とすることを由としません」

依子らしい引き止め方で、お雑煮再挑戦。
父親が帰れと突き放した目の前で、彼を引き止めたっていうのも
実はさり気ないアピールではあると思う。
依子の中の巧の大きさを。


それを下地として、さあ、真実が暴かれる時!

巧が作った、依子が伝授したお雑煮は
藪下家の・・・というより、藪下母の味だった。

それは、17年、封印してきたレシピを巧のために解いたということでもある。


好意的な解釈をすれば
上記したように、依子の中では母の死を受け入れられておらず
彼女に現実世界はあまり意味がない。
内向きに向かうそのベクトルの行方はどれも母親だ。

思えば、物理的にひきこもり、社会との接点を絶っているのは巧の方だけど
心理的には、依子の方が閉じているのかもしれない。

その封印を、今回自ら解き放ったとも言えるのだとすれば
それは、依子が外を向き始めたことでもあると言えるかも。
父でも母でもなく、巧を優先させたのだと。


「食べたら泣いちゃうから」
「あの娘の涙を見る位なら君の味が食べられないぐらい・・・・」

レシピを書き変えた父。
書き変えたことを知っても父の想いを汲んだ娘。

行き場を失った愛情の矛先が閉ざした時間の停止は、純粋なまでの愛の行為で
とても哀しく、美しい。
そんな仕来たりを、ようやく破る時が満ちて
それは、父の想いよりも、巧の存在を選んだという、家族からの脱却だ。
ああ、結婚って、本来そういうものかもしれない・・・。

お父さんの涙よりも、巧を気に入って欲しい想いの方が強かったというシーンでもあって
依子の気持ちがツンデレとまでは言わないけど
デレがないだけで、ちゃんと巧に向かっていることを感じさせたシーンであった。
父より、巧を選んだんだ。

依子の中で、卒業の時が近いんだなぁ。

父の目の前で、巧を引き止めたこと。
そして、非生産的なことはしないという依子が何故か巧に雑煮を教えたこと。
確かに雑煮は妻の味がしたかもしれないが
それだけでなく、依子を見て、父は巧を許したのだろうと思える着地点も
丁寧な流れだと思いました。

依子が巧に教えた――ただ一つのその行為を以って
父が、自分よりも巧を選んだ依子の想いを知り
鷲尾くんが、巧側に依子が付いたその意味を知り
一気に巧に独り勝ちさせたラストの収束は、見事でした。



でもさ~~~~~。
そういう依子目線で解釈すれば、心境のシフトはとても繊細で綺麗なものではあるが
客観視してみると、大分趣は変わってくる。
巧に対しても、父に対しても、酷過ぎないか。

こんなにも泣く程、母に恋しさ募り寂しがって辛いのが分かっているならば
何で人様の親御さんにあんな心ない台詞が言えるのか?
目上の人に対し、「育て方が間違っている」だの「料理が不味い」だの。
親御さんだけじゃない、他人に対して、何であんな辛辣な台詞が堂々と吐けるのか。
「ハゲ」だの「ランク付け」だの。
しかも上から目線の。

死んじゃったら、元も子もないんじゃん。理屈も理論も、関係ない。
それが分かっているのに、生きている人間の立場や想いに、馳せられない。

母親を亡くし、可哀想なのは自分だけか。
「父が泣くから」――2話でそう言って巧のプロポーズを断ったが
今回だって、お雑煮食べたら、自分が泣いちゃうって分かってたんだね。
それを見た父が、心苦しむから。

自分の親にはそこまで気を使うのにか。親のことならそこまで分かるのにか。
そうだよな、それって巡り巡れば、それを見て自分が非難されることになるもんな。

でも、だったら、ここは、意地でも涙隠せよ。
巧の前でも、父の前でも、何でもない顔して見せろよ。
結局は自己陶酔してるだけ?


父の前では、泣けない・・・。
でも、巧にはこのお雑煮で父に気に入って貰いたい。それが、私が協力できる唯一のことだから――

なら、父の前では意地張って、泣けなくて、後でこっそり、影で泣く、とかだったら、胸を打たれたと思う。
自分の選んだ選択肢なんだと、真摯に受け止めて
でも、そのしわ寄せを父に負わせるのは忍びなく
自己責任として、せめて、涙は見せない。

そこまでしてくれよ~。

そうやって我慢している所を、礼を言いに来た巧だけに見られるとか。
でも、泣いてませんって強がって――
・・・・なーんて展開にしてくれたら、依子の普段の能面みたいなキャラとの一貫性も図れたし
感情的な部分の表現が疎い依子に合っていたとも考える。
意地張って強情な女の子って可愛いじゃん。


なのに、自分のことだけは何故にこんなに号泣?
そんな感情豊かなの?
結局自分が可愛いだけ?

こんなに大泣きされるほどに、冷めた。


依子のキャラは、感情とは対極的にある理性で構築されていると考えられるから
普段の辛辣な台詞もキレがあるし、重みもある訳ですよ。
妙にシビアなのも、感情を極力排除したものだから。

であるならば、こういう感情で動く場面はもっと慎重に取り扱うべきだったと思う。
母のことだけは感情が割り切れないというシーンであることは理解できるが
他人には無頓着という風になってしまった。
物凄く身勝手にしか見えなかった。
自分のことだけはここまで泣けるなんて。


先にも書きましたが
これが父の言動ように、親の愛情という極端な感情表現であると分かるものは
問題ないんですよ。
幾ら酷い言葉でも、娘をもう泣かしたくないという一心で護ろうとしている、
必死な親の愛の姿がもの凄く伝わるシーンになるので
父の言葉も身勝手ではあったが理解出来るものだった。
返って、多少身勝手である方が、本音っぽい。

しかし、依子の場合は
これまでの辛辣な台詞の数々は皆、客観性を持たせた、謂わば正論であったがために
感情を入れてしまうと
本当にただの我儘になってしまう。

自分らばっかりが可愛いのか。
まあ、人ってそんなもんだよね・・・っていうシーンなの?そうなの?どうなの?

え・・・と。あの。また私だけ視点がズレてますか・・・。がく・・・っ。( ̄△ ̄;)


要は、何故巧が藪下家のお雑煮を再現出来たのかという謎に対し
依子の作為という部分があるからこそ、そういう生々しい差異が見えてしまった訳で
だったらいっそ、ここはファンタジーなオチにした方が良かったのでは、という気がする。

た~と~え~ば~。
巧には、いつもの間違った配分の方のお雑煮を作り上げ
ああ、依子の味だねって言って、丸く収まるのを狙う。

ところが、何故か巧が作ったお雑煮は母の味と同じになってしまっていた。

どうして?私が17年も作れなかったのに。同じレシピなのに。
私に何が足りないの?
お母さんは何かした?
いいえ、私は何もしてないわよ。きっと運命がそうさせたのね。←大人の余裕の笑み
人生にはそういうことも起こるものよ。

一心で作った子供のころはあった心が、今自分に足りないものだと気付いた・・・

・・・・とかで、充分ほわんとなれたんだが。私は。
でも三週連続でファンタジーオチは流石に不味いか。


まぁ、あの。とりあえず
そんな自分勝手なことばかり言う藪下家親子と
利己は一切隠し、依子のために自己さえ消した巧との対比が凄まじく
なんだかとってもしんどい回でした。

こんなに心が直向きなのに、巧の想いは誰も掬わないんだよ!
スル―なんだぜ!
何このサディスティックな結末ー!

所詮、利己的に生きた人間の方が得をする社会なのか。
これにて、依子→←巧だった構図が 巧→依子へシフトしているのも
何か変。イーブンだったんじゃないのか。

絵馬に書いた文句が、「結婚できますように」の巧に対し、「世界平和」
最後まで、報われない・・・・w 脚本がキレまくってるよ!
そこまで落とすかっ!って感じでした。
がく・・・っ。

でも恋愛ドラマとしては、確かにラストは男にキメてほしいので
これはこれで良いのか・・・。


目の前で依子が巧を連れて行った時の、後ろの口を開けたまま呆気にとられる父とか
号泣する依子を上目遣いで不安げに見上げる巧とか
脇の繊細な感情表現がとてもナチュラルで、彩りと深みを感じる物語でした。

余談。
無双状態だった鷲尾くんまで敗北感を与える効果を生ませているのは
面白い決着の付き方でした~。
鷲尾くんは正々堂々と戦えばいいものを、バックに兄貴を付けている姑息さが
妙な軽さを生んでますね。
そして鷲尾くんは音痴でした。w
関連記事
スポンサーサイト
[ dramaⅣ-winter ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/815-d1bcdca0
trackback



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。