Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2015*01*31(Sat)
映画ST赤と白の捜査ファイル 感想
これは面白い!話が良く出来ているという面白さではなく、会話がただただ楽しい!
ひたすら笑いました!
ドラマ時代の赤城さんの不安定さとか、もうあの引きは何だったのかwすっ飛ばして単独で楽しめた!

物語が映画級だった訳ではない。
しかし、ポンポン飛び交う息の合ったやりとりが、とにかくリズミカル!
言っていることがとにかく可笑しい!
それが物語そのものの勢いであり、主軸だ。

会場でも押し殺した笑い声が幾度も漏れていて、私も堪えるのに必死でした!
おもしろ可笑しな二人の、お別れまでの3日間でした~。しかも爽やか系。


とにかく内容よりもまずその点を強調しておきたいです。
赤城さんと百合根のスムーズな夫婦漫才!もうここに尽きる!

んもぉぉ、百合根さんのブチ切れそうなツッコミがキレッキレで!
ドラマ時代より違和感もワザとらしさもなく、突き抜けてたv

赤城さんの偏屈具合も絶品!
特に精神的にギリギリな人をやらせたら天下一品の藤原さんの
台詞回しで全てが回っていると言っても過言ではないw

そして、それ以上でもそれ以下でもなかったという・・・映画です・・・(爆)
だが満足度は高い。


物語は、赤城さんが逮捕され、監獄されるという衝撃的なラストシーンで終わったドラマを引き継ぎ
正にそこから始まる。・・・・内容的には。
でも、冒頭はそれとは別件の、最終的には繋がる、信号操作&衝突事故で衝撃的に幕が上がる。


事件性は緩く、軽い感じのふざけた犯人キャラで
コンピューターウイルスっていうのは、時代的であり先進的かもしれないが
トータル的にはパッとしない事件。
そのふざけた感じで、悪や罪を軽く見、常識が通じない怖さは感じさせた。
・・・が、手緩い。

中途半端感は否めず、ここが映画の本質でないことを窺わせる。
その意図をしっかりと汲み取った風の、演者がユースケさん。

彼の飄々としつつ、のほほんとしたキャラは
変に出しゃばりすぎず、本命の赤城ー百合根ラインを邪魔せず
物語への理解を妨げない。

・・・・なので、映画全体としては、赤城さんとメンバーの想いの形が前面に出た
とても可愛らしいテイストに仕上がっている。
メッセージ性など何も入れない、絆物語に徹した構成は、とてもすっきりとしていて、分かり易く
また、ST初心者にも楽しめる。

昨今の映画事情(局製作の)は
ドラマファンのための~とか、ドラマを見ていること前提~というテイストが多いが
映画だけで充分独立した作品に仕上げてきたのは珍しく、またハードルも低く
よくやったと褒めたいのが正直な所。

ただ、そういう色合いにしてしまったために
刑事モノとしては、パンチが弱く、事件を追っていたら、肩透かしで終わってしまうので
特殊捜査だの、科学捜査と言ったタイトルや原作本に騙されて来てしまった人は
拍子抜けだろう。
また、メンバー個々の活躍を期待していたら、それも中途半端な燃焼で終わってしまう。
(それは連ドラ見てね~ってことかw)

そういう諸事情を踏まえると
この作品の見どころは、やはりドラマで流れを習得した者勝ちってところか。


***

粗筋をざっと述べると
赤城さんが逮捕されちゃった理由は
犯人が、邪魔なSTを解散に陥れるためにキャップ利用しようとしたことを
赤城さんが先に付き止めたから。
先に見つけ、捕まえる気だったという筋書き。

なぜ、自らを貶めてでもそんなことをしたのかは
「奴は許し難いことをした」
再三繰り返されるこの真意は、つまりはホワイトカラーの百合根キャップに汚点を付けようとしたから。

俺たちのキャップを、無傷で・・・・まっさらなまま
警視庁へ送り出してやろうとする、絆というより、友情や愛情の物語だ。


そのために、自分が一度捕まり、狙いは自分の方だったと味方から欺き百合根への疑いを完全に逸らす。
同時に、STは解散に追い込まれる事態は避けられないから
それを利用して、犯人も油断させられるだろうという一石二鳥の目論見。

・・・・・・・後は、そんなSTメンバーの、泣ける親心など知らない百合根が
逃げる赤城さんを何処までも追いかけ、二人の逃亡劇からの大逆転という
まあ、なんて漫画チックな美味しい展開。
事件よりも二人の関係性・行動に焦点を絞った映画である。
あ~、ドラマラストの逮捕は
赤城さんの危うさを描く布石ではなく
一致団結したメンバーが今度は百合根さんを護るために戦うという恩返しだったのね・・・。
って感じ。

・・・が、そんな、人の感情をテーマにした作風な割に
心理描写やメンタル的な成長などは、ほとんど描かれず
ひたすら、二人の夫婦漫才に終始する、会話劇である。(間違ってない)



そもそもSPで始まったこのシリーズは、そのトップバッターは突飛な勢いがあったものの(比較的)
連ドラに入ると、各メンバーをクローズアップした個別の内容となり
まるでスピンオフにしたかのようなペースダウン。
こういうのも中弛みって言うのだろうか・・・・とにかく最終回でようやく指針が元に戻り大団円。
・・・の、ちょっとオマケ付き。

・・・か~ら~の~、この映画化です。

そういう下地をこちら側が踏まえた上での、このスクリーンデビューは
内容そのものではなく、総合力としてのクオリティがグッと上がっていて、安定度が高い。
シリーズ全体として一つの作品に締まったように感じました。

連ドラでシフトした各キャラ回も、ここに来て意味を持ち始めているような錯覚。
なんか、色々過去があった上での、今ここにいるんだよね、っていう時間感覚を、物凄く感じる。
勿論、その点を理解してなくても展開上なんら差し障りもないので
気にしている人もいないでしょうが
ファンとしては、連ドラを経てようやく煮詰まったなぁ、という感じは
正に集大成という迫力を感じる。

連ドラ後半から映画にかけ、ST内部の成長&卒業をテーマにしているからでしょうが
そうなってくると
ドラマ時代の各キャラへのクローズアップが功を奏し、重みや深みを無意識に与え
多分、映画だけなら練りこみ不足だの、無駄な頭数だの、使い切れていないだの
そういう指摘がなされてしまう弱点も、一気に解消してくる。

あーもー、最初から映画化で締めるつもりの構成だったの?という感じです。


そして、その方針に沿うように、映画のテーマも勿論、STとキャップの絆。
連ドラ最終回では
赤城さんが余りに殺人者の心理を読むために、彼もまた一線を超えちゃうんじゃないかという
危うさを匂わせて、それを否定した大団円。
なのに、逮捕されているという衝撃のラスト、というオチだったから
やっぱり赤城さんの危うさを補完する話なのだろうか?と視聴者に思わせておいて
蓋を開ければ
最早そんなことありましたっけ?~なイチャコラっぷり。

いやぁ、色々、凄かった。


そういうプロットという切り口から見れば
私が一番、言及したいのが、入りのシーンだ。
スタートがとにかく秀逸である。
スピード感、この物語の重さの程度、ドラマを引き摺らない新規の切り口。全てを一瞬にして観客に悟らせた。

タイムカウントと共に衝撃的な車の衝突から始まる冒頭は
一気に観客を物語に引き込む強大な引力を持っている。
STドラマが終わって久しく、また、それほど内容にも期待していない全ての観客に
ガツンと後ろから背中を押した感じである。

そのまま息も付かせず畳み掛けに、百合根のケータイでキレる連呼w
「赤城さん・・・もう何処にいるんですか!勝手に行っちゃって!!」

彼らの日常というか、STの日常にが目覚ましく広がり
その入りがあまりに鮮やかで素晴らしかったので
もう一気に物語に入り込みました。
ブランクを感じさせない勢いが、ジェットコースターのようにスピーディ。


また、温い事件性を補うためなのか
断続的に入れられる衝撃的な映像や音が、辛うじて物語を引き締めてくる。
この冒頭の衝突も鋭さがあったし
犯人側が提供する映像も、ガンガン躊躇いなく人を撃ち殺しているものだったし。

加えて、時間軸が割とちょくちょく前後し入れ変わるのだが
それも、ダラダラしがちな流れを遮断し、集中力を持続させてくれた。
なんだろう、そうつながるのか。――そういう小技が多発している。


その根底に広がるのは、刑事でも捜査でもなく
感情は内輪に向かい、拡散的な物語も進むにつれ求心力を高め
ただただ、百合根を護りたいという願望だけが浮かび上がってくる。
余分な視点や、多角的なアプローチなど、ぜい肉を削ぎ取ったプロットは、潔ささえ感じてしまう。

その他は、もう何も考えずにひたすら笑ってくださいという感じだったv

故に、レビューも何もないw
何を書いたら良いのかも分からんわw

とにかく楽しいのは、二人の会話である。
その楽しさや面白さを伝えるには、もう、その台詞を列挙するしかない訳で
でも一見では覚え切れる訳もなく。

ただ、その会話を際立たせるための、巧みなカットやテンポなど
演出の小気味良さが素晴らしかったことも付け加えておく。



ちょっと覚えているところだけでも挙げると――
今思い出せるのだと、赤城さんの「おでこぶつけた」発言とか。
おでこだよおでこ。かわいい////

どうしてそんな幼稚なんですかと何度も言われるのだが、その度に
「31歳だ」と返す赤城さんとかw


事情も理由も話してくれない赤城さんに、自らも監獄にまで入れられる不祥事を起こして
赤城さんに会いに行くという暴走・百合根。
「なにしてるんだ」
「それはこっちの台詞です」
ここはニヤけたな~。

しかも監獄、隣同士w

実は、そんな百合根の奮闘虚しく、ちょこちょこSTメンバーが色々協力してはいるのだが
そういうのが視聴者にも百合根にも分かるのは、ずっと後。
表向きは物別れした風になっているから(敵を欺くための演技)
ひたすら百合根が赤城さんを追いかける。
そしてまるで同人誌展開のように、美味しいところで美味しい出会いをして
一緒に行動してくれる。

擦れ違いとか、不運とかもどかしい展開一切なし!
もうこれ何のファンサービスですかという展開オンパレード。


二人でビルを飛び移るシーンとか。無理でしょ!
しかも女の子担いで?!!という失笑から
「出来る。やれ。早くやれ」

でも、女の子、百合根踏み台にして飛んじゃうとかwww
「えええぇぇぇぇ!!!」by百合根
いや、それ、こっちも言いたいよ!!


「警察の悪口言っちゃ駄目です」
子供みたいな指摘されちゃう赤城さん。
なにこの距離間//////


赤城さん、こんなときでも頼りになる~♪ってところからの
赤城さんの暴言の数々という二重の美味しさは色々格別。

他メンバーの活躍。
見せ場という感じで特に物語に影響するものではなく
例えば美味しい所で一言呟く黒崎くんとかw
爆笑もんです。(台詞少ないよなーw)

天井から打ち抜いて落下、とか、も、どこのアクションムービーだw
カッコイイけど!


映画なのだから、いつかどこかで前半のこのコメディテイストが
とある何かを切欠に一転
シリアスに向け、何らかのテーマ性を持って盛り上がる・・・・とか
クライマックスで、映画としてのメッセージ性を打ち出す・・・・・とか
そういうことがあるかと思っていたのに
そういうことも一切なしという潔さ。
本当に会話劇と、二人の・・・・STの結束力の高さだけをガンガン見せ付けてくる。

事件の性質が、絆を軸に最悪の形に終わり
故に、STの絆が引き立つ・・・とか、そういうベタな展開すらしてこない。
見事に会話だけで勝負してやがる!
しかし、その会話が、勝負するだけのクオリティを持っている。


オマケにエンディングは
真実を知り「言って欲しかった」「寂しかった」と、のたまう百合根。
STの熱いエールを受け止め、新天地で頑張って、成長した自分で再会を誓う。
終いには、がっきーまでプレゼントしちゃう赤城さん。

「なんていうか・・・・赤城さんに憧れちゃったんです!」
「今までの礼だ」

またいつか・・・!

そこに流れる、ドラマ時代の主題歌
♫君を まもり~た~い~ どーんーな~とぉき~もぉ~♫

なーるーほーどー!!そういう意味かー!
なんかもう・・・・何を言う気も起きないよ!
素敵だよ!
完璧だよ!

ごちゃごちゃ言うのは野暮でしょう!

そもそも私自身、途中が幾ら失速しても、ラストを綺麗にまとめ上げてくれると、高評価してしまうクセがありまして
(逆に、どんな素晴らしい作品でもラストの〆が甘いと駄作と評価してまう・・・)
つまり、この着地点のための布石であり軌跡だったのね、と理屈が伝われば
成程と思わせられるんですよ。
その意味で、このシリーズはその典型。今となってはぼやんとしていたドラマシリーズさえ愛おしい。
かなりの満足度です。
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