Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*12*09(Tue)
Nのために 第8話 感想
西崎と希美の何とも言えない結束が何とも言えなくて悶えてます。
大人ぶり世を俯瞰したような悟り的発言をしたかと思えば、過去の傷や新たな恋に震え
酷く子供の様な目線で希美に縋る西崎。
そんな彼に自分に近いものを感じ、何を語るでもないのにシンクロするように心情的に寄り添って
本音で赦す希美。
10年経ってもその堅い絆は褪せることなく、独特の関係になってて
二人が事件の終焉を語るシーンは、人生の長さと重さに溢れてました。

この重さは、安藤でも成瀬でも出せないだろうと。


取調室で、悪びれる様子もなく、すらすらと事件のことを述べる西崎。2004年。

「俺と奈央子が付き合ってたことを杉下は知らない。
 俺がやったことを黙っててくれっていえる程の仲でもないしなぁ。
 顔見知りに顔見られたら、逃げたって無駄だろう。
 もう逃げられないなぁって思って、警察に通報してくれって言ったんだ。

 俺には失うものはなにもない、それなら、奈央子のことだけを想いながら
 それに見合った刑を受けようと思った。
 反省も後悔もしていない」

か・・・・っっこいい~~~~~!!!
決めたーっっ!
神々しいまでに決意を据えてしまった男の晴れ舞台。男子の一言金鉄の如し!!

最悪とも言える結末を目の当たりにし、そこで何が取り決められたのは、現時点では知る由もないが
むしろ、ここからが彼の戦いだといわんばかりの堂々とした態度に
くらっくらしました。
なんて清々しいまでの自白。

この台詞が決め手だったんでしょうね、警察としても。
自供した犯人の供述に矛盾も躊躇いもないことからこれが真実だと判断した。
自白と状況証拠。
でも、外からではなく、内で、ずっと彼らを見ていた我々としては、嘘だらけということが分かる。

西崎にここまで言わせた原因は何なのか?
あの夜、何があったのか。

ぐわーっと駒が基盤が揃えられた所で、いよいよ次回、事件当日ですよ!
うわー!
これまでさんっっざん、思わせぶりに焦らされて焦らされてきた数々の伏線が
ようやく、ここで一つに結束するのかと思うと、もうドキドキが止まらないっす!
見事に形作られた事件が、華麗に浮かび上がった暁には、卒倒するかもしれん。わし。



――――その、最後の前哨戦となった今話。

2014年。西崎を訪ねてきた希美。
「何か俺に出来ることはないか」
「気持ちだけで」

「 火は。・・・・まだ、怖い?」
「いや・・・・大分ましになった」
「良かった」
「そっちはまだ、冷蔵庫は食べ物でいっぱいか」
「今は・・・・食べたいものだけ食べるようにしてる」

「この10年には意味があった。ありがとう杉下。」
「私も西崎さんに同じようなこと言いにきたのに。先越されちゃった」

互いの事を思いやる二人。
西崎・希美コンビ、いい・・・!分かり合ってる感じがたまらない。二人だけの世界観がある・・・。
N作戦2とは、思い起こせばこの二人の冒険だった。
それぞれの傷を知り合う二人が、それを完結させるための10年だったのかもなぁ、とか
ちょっと思った。

二人、静かに穏やかな笑みを浮かべて、過去の幕を閉じる。
きっと、これで、ようやく二人の扉も閉じられたんだろう。

ただちょっと気になるのは
ありがとうとか、何か出来ることは、なんて台詞が出てくるからには
殺人に関しては、希美はノータッチでないと、この台詞は出て来ないよなぁ、と思ったんですけど。
「俺の気持ちを優先してくれてありがとう」って意味に聞こえました。
お前は俺のために、この10年を覚悟してくれた。だから今度は俺が、みたいな。


2004年。
クリスマスイブに成瀬の店で、たまたまキャンセルが出る。
布石が揃ってくるこの怖さ~。きゃあぁぁ~。
運命が確実に破滅へと向かっていく。

合わせて、何やら相関図も少し歪みが生じ始める。


『事件まで13日』
――いつでも助けになるからね
本当の意味で助けにならなかった施設職員の平たい言葉。
上辺だけの言葉なんて何の救いにもならなかった自身の過去を重ね合わせ
西崎は計画実行に疑問と不安を抱き始める。

ここの不安気なシーンは良かった。
前回までのお遊びでヒーロー気取りになった少年探偵団から
一人の男としてちゃんと一人の女の未来への思慮にシフトしていった大事なシーンに思えて。

「家から出たくないと言われないとも限らない。なぁ、俺たちがやってることは本当に正しいのか?」

そんな心の不安を隠しもせず、他でもない希美に子供のように縋る西崎。
その眼差しは本当に捨てられた子供のようで。

「奈央子さんに出たくないって言われたら・・・・・それは仕方ないよ。
 でも後から、何であんとき助けなかったって思うのはいやでしょ」
「いやだ」
「何かあっても、私と成瀬くんが付いているから」

人様の奥さまを盗み出すという、法的にもどうなのって作戦が、ここにきてとうとうリアルとなった。

奈央子がそこに自己実現を求めていたら、自己崩壊してしまうんじゃないか~とか
西崎が、前回私が杞憂したネタを拾い上げてくれましたが
でも、そうやって自身の過去を振り返り、本当の意味の救済とは何かを自問する西崎は
最早、塔の上のピーチ姫を助けるプレイヤーではなく
今度はちゃんとリアリティの中の人に見えてきました。

その背中を推したのは今度は希美。ええぇえぇぇ~?

なんか、ここは意外。
だったら止めようか?って、飽くまで西崎に決定権を委ねるだろうと思っていたのに
希美の方が何気にやる気。
何がそうさせたんだろうって考えた時、やっぱり成瀬くんを関わらせちゃったから?

少なくとも、希美が危険を冒してまで奈央子を救いたいと思うだけの奈央子への情が
希美にはまだ見えない。
ドレッサーを無断で贈り付けてくる相手に?
リスクを冒してこんな冒険仕掛けるか?

それともやはり、西崎はリアリティを帯びたけど
希美はまだゲーム感覚のままで、もっと軽い気持ちで助けたいって言っていただけなのだろうか?
リアルなのは西崎だけで
希美にはまだ、物語の中の少年探偵団のままのような温度差が見えるのが、ハラハラ感倍増です。


成瀬サイド。
奈央子を連れ出した後どうするのか?「駆け落ちとか考えている訳やないんですね」
野口が成瀬に言いがかりを付けてきたらどうするか?に希美が「そんときは私が体当たりして助ける」
「そんな危ないことせんで、警察とかに電話してほしいな」

ある意味、成瀬くんが一番リアリティあるかもw

この辺の微妙~~~な温度差が、会話劇として面白かったです。
関係図としては、何やら奇妙なアンバランスさというか、危なかしげな印象を齎していて
やっぱりハラハラハラ。

なんかもー、そんな単純な計画で大丈夫なん?
それこそ成瀬くんに突っ込んで欲しかった所だ。



野口&安藤。
ここは絶対安定の関係だと思っていた~!
完全に信頼していた部下に裏切られたー!と野口が絶叫するシーンを想像していたのに!
(安藤濡れ衣バージョンで)

野口、安藤に対しても、なにやら嫉妬?
自分のプロジェクトは失敗し、慕ってくれていた部下は見切りを付けたように他の上司に取り入る。
安藤がこれまた要領良く愛想良く、仕事もこなしてしまう優秀な新人だったことが
野口の引き金を更に緩めていってしまったようですね。
これが、益々、奈央子への異常な執着へと繋がっていったのではないかと思われる程の
烈々しい感情(卑屈さ)が見えました・・・。

呑気な安藤の後で無言の野口の視線がおどろどろどろ。


しかし、この辺の野口夫の歪んでいる闇は
野口視点で描かれるとまた違った味があるんだろうなーと思います。
あ~ネガティブな人間の思考回路ってこんな感じですよね~、怖い怖い。・・・って感じ。
って、ソレ、私のことですがw

泥沼にはまっていくときの流れって、正にこんなもんですよね。
何もかもが悪気なく悪い方へと転がっていくもんだ。
安藤の無自覚な笑顔が、ちょっとウザくも映る、ナイスカメラワーク。
無知って罪だ。

見方を変えると、安藤が作戦には無関係でありながら、決して影響外にあった訳ではなかったというのも
物語的に面白いです。
N作戦の第二弾が実行されていることすら、安藤は知らなくて、完全に蚊帳の外の人になっちゃったのに。
希美は必死に安藤を巻き込まないようにしていたけど
そういう囁かな希望も、あの夜に砕け散る訳ですが
その崩壊の序章は既に始まっていたんですね・・・あぁああ~。運命って残酷。


そして!この夫婦自体にも、ある変化が!!
奈央子が連絡取ったー!!ええぇええぇぇぇ!!!!
ここが本日一番の驚愕だ!

救われたい気持ちはあるんじゃん!

奈央子もまた、待ってるだけのピーチ姫じゃなかった。
じゃあ、あのメールも宝くじを当てるような気持ではなくて、本気だったんだ!
いっそ抑圧された感情が、王子様の出現でタガが外れたかw

何気に奈央子が脱出に前向きなのがとっても意外でした。


公衆電話まで走って、自ら助けを求める奈央子。
西崎に「助けて」

言ったー!

すると背後に野口夫の姿が硝子越しに映り込む・・・!

怖えぇぇ!


・・・・ここで同時に描かれる、さっきの不安定な温度差。<成瀬サイド
何となく、成瀬が安藤を女と勘違いしてるとか、成瀬ー安藤ラインが絶妙なタイミングで擦れ違ってるとか
やけに意味深な伏線なのですが
まさかこれが、事件に関与したりしないですよねぇ・・・?


そのラグと合わせて、奈央子を乱暴に扱う野口。追う西崎。
西崎の目の前で腕を取られ、マンションへ消えていく野口夫妻。

あぁあぁぁぁ~・・・・こんなの見せられたら(見ちゃったら)
計画への想いが最高潮に達したことだろう。
ああ~・・・西崎・・・・・。(T_T)
これは決定打だったのだろうなと。
その時の西崎の、目の前で救えなかったもどかしさを募らせた瞳が、何とも言えませんでした。


そして画面は当日夜へ。

奈央子がキャンドル台を手に取ったー!!
振り上げたー!


確か前回、包丁を野口の手に握らせているシーンがありました。
奈央子を刺したのは野口夫ではない。
奈央子が刺される前に奈央子は夫を殴ろうとした・・・・。

このまま本当に殴ってしまったら、野口夫だけ被害に合ったまま、事態は収束できた筈なので
すんなり殴った訳ではないんだろう。このラストはフェイクとみた。

むしろ、殴ろうとした奈央子を誰かが止めに入ったと考えるのが自然。
火が点いていないんですから、西崎でも近付けた筈。
普通に考えて、奈央子を止めたのは西崎と希美って気はするんですが。

・・・・・。

この時点で成瀬は現場にいないのかな?

なんだか、ますます複雑な状況になって参りました。
野口夫だけ、計画をまるで知らないで罠に飛び込んだ哀れな子羊的ポジションかと思っていたら
割とそうでもない。
計画に気付いているとまでは言わなくとも、希美(と安藤?)がDVに疑惑を抱き
何かを仕掛けてくることまでは察知していた模様。

そのことを、探りも入れられないまま、事件当日夜へ突入。

うわー!うわー!
罠に飛び込んだのは、希美たちの方かもしれん。w(゚ロ゚;)(;゚ロ゚)w

それに、西崎が部屋に入れているということは、成瀬も一緒に来たんだから
ドアベルを鳴らして後から入ってくる成瀬ってのも、矛盾があることに今気が付いた。

いやぁ、ハラハラですよ~っっ。


そして2014年軸。
希美の携帯を成瀬が鳴らすが、希美は意識を失う。
ケータイの最後の着信ってことで、成瀬にも連絡が行って、病気のことが成瀬にバレるのか?
やだー/////らぶらぶフラグ?

安藤には「弱っていくとこ見られたくない。元気だったことだけ覚えていてほしい」という希美。
だったら、その弱ってるところみせられるのは誰?ってこと?



3つの軸があって(今は二つか)どのカットをどのカットと組み合わせて見せるか、というセンスには
大変熟考されたような思惑や効果があり、感動させられてます。毎回。
でも、いかんせん、展開がト・ロ・イ!

今話だって、恐らく、事件前夜までだろうなということは誰でも予想付けられますが
中身、ほとんどないじゃん!!
同じこと繰り返したり、ちんたら進めやがってぇぇぇ!
これだけですよ、これだけ!!
中身ほとんどなかったよ!

クライマックスへ向けて、おさらい的な意味もあったのでしょうが
そうすることで、いよいよ終盤!と盛り上げたいのは理解しますが
一つの角度から誰かをフューチャーしてじっくり味わうというテイストのドラマではないので
ひたすら焦れったいだけでした・・・。

前回怒涛のように畳み掛けた「事件まであと●●日」って煽りもちょー少なかったし。
一回?二回?

余韻も残さず、3つの視点を変えることで、ミステリーさと躍動感と出していたのに
何ここにきて急にじわじわと進めやがって、折角の緊迫感が半減です。
序盤の1~4話くらいまでの、あの濃密さはなんだったんだw


もうひとつ、煮え切らない点が。
そもそも今尚解放してやらない、高野。2014年。

「お前と希美ちゃんを疑う気持ちがどうにも消えん。
 なんでこんなことになったんぞ。なんで二人を疑わんといけんのよ
 ・・・・これを放ったままでは俺はよう生きていけん」

高野は二人は辛い思いをしたはずなのに、どこかで真犯人ではないかと疑いが晴れないと
本人に告白。
言っちゃうのかよ!何オトナのくせに甘えているのか。
仮にそうだとしても、それは確信が持てるまで黙っているのが礼儀でしょー。

妻・夏恵。
成瀬が「お世話になりました」と頭を下げたら
こういう親子付き合いをしてきた仲で、しかも火事も含め、色々と深入りしている仲なのに
張り付いた顔で頭を下げるだけ。
普通、そこは、気にしないで、とか、あらご丁寧に、とかそういう社交辞令でも笑顔を返すのが道理。
言葉が出なくても、手を振って、「いいのよ」とか「何言ってるのよ」という気遣いの笑顔を見せるのが
人間社会というものでしょう。
何、このオバサン、当然のような顔をして。

なにそれー。(驚愕)
感じ悪い~。
尤もそれは、私が希美&成瀬寄りに贔屓目で見ているから、という所もあるのでしょうが
それにしたって失礼。


しかもラストに置手紙。どうやら火事の真犯人を知っていて、でも何らかの理由で今まで黙っていたらしい。

この夫婦、ホント、自分のことばっかりで超失礼。
いちいちイラっとさせられるスパイスだ。

それに、その存在意義も割と不透明だ。
ドラマ的に、火事のことを時効(最終話)まで引っ張りたかっただけに見え
それほどネタ的に膨らまなかったなという印象。
もっと、高野が出しゃばっていることで、要らぬ偶然が重なり、更に悲劇が起こる、とか踏んでたんですけど
そこは、考えすぎだったか・・・( 一一)
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COMMENT


レヴュー、1話目分から読ませて頂きました…すごい、分かりやすいです(笑)。←すみません失礼で(-o-;)
私も1話目にやられて感想に挑戦したんですが書きながら「?」となることが増えてたんでいろいろ腑に落ちました。
今回は西崎のキャラに惚れました(笑)。ほんと、子供と大人が同居してる感じですよね。口を開けば小難しいこと言うのに希美に向ける頼りない言葉の断片に垣間見える本音とかにグッときます。希美も西崎と向かい合うときは素直で無理してないのが何とも…。
私は安藤が、かやの外にいながら無自覚にことを拗らせた張本人な気がします。他のN作戦のメンバーはスタンスは違いつつも罪を共有してるようですが…安藤の色々悪びれないとこに苛っとしっぱなしでした(笑)。
2014/12/09  | URL | eriemama #- [edit]


Nのために記事、最初から読んでくれたんですね!/////
テンション高くてちょっと読み辛かったかもしれませんが、嬉しいです~。
分かりやすいって言って頂き、光栄です。(^^ゞ


第1話!
凄かったですよね~。圧巻の映像とピュアな空気感がたまらないっっ。
テレビの前で、ナニコレー!って叫びましたよ~。

ただ、3つの角度から事件を多角的に描いていて、それをポンポン変えやがるから
しっかり追っていないと話が分からなくなりますよね~。
余韻も何もない、ばっさり切っちゃう潔さは割と快感なんですが・・・w
付いていくのがホント大変です。


>今回は西崎
私も!今回の西崎に男魂を見ました!(笑)
彼のあの危うい感じも、凄くイイですね~。
少し黒目がちの瞳で上目遣いに見上げた仕草とか
彼のアンバランスさが絶妙に表現されていて、見ていて脆そうな感じが危なっかしくってw
それに、そうそう!
希美も素直で無理してないのがまた更にいいんですよね~。
補うとか助け合うとか、そういうカテゴリとは違った色があるように見受けられます。


あと、eriemamaさまに言われて気が付いたのですが・・・
もしや安藤が、無自覚なまま事件を引き起こした張本人になったらどうしよう!
うわー!すっごくそんな気がしてきた!
知らないばっかりに、とか言う???そんな無情な結末!?

うっわ~!どうしよう!


安藤の悪びれず自信たっぷりな態度は、確かにイラッとさせられます(笑)
分かる分かる。
世界は俺を中心に周っているんだぜとかドヤ顔で言いだしそう。
2014/12/10  | URL | もくず #- [edit]
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