Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*11*08(Sat)
Nのために 第3話/第4話 感想
息が詰まったー!ピュアすぎて何とも言えないー!
そもそも濁りのない純潔な想いだけで、それでも生にしがみ付きこんなにも生き抜いていこうとしているのに
この後待ち受けているのが惨劇って分かっているから
余計に胸が締め付けられる・・・。

「がんばれ、がんばれ」ってお互いに言っているようであって自分に言ってるようでもあり。
ピュアな感情が綺麗すぎて泣けてきましたー!胸が痛いー!
あの時代は正に二人にとって神より尊い最後の聖域なのだろう。
だって、この時点で誰も助けてはくれなかったのだから。


こう・・・罪の世界へ堕ちていく話というのは
単なる脆かった、弱かった、不運が重なった・・・等の鬱屈した運命をじっとりと描いてくるもので
これもそうかと思ってたら
何とも切ないヒリヒリする物語になってきちゃいました。
こんなにもどうしようもなかったという浸っちゃってる言い訳話かと思っていたら大分様相が違うぞ。

どうしよう。面白い。



第3話 青春時代の終焉
ここから抜け出すために戦う少年少女らの瑞々しさがもうハンパなく美しい。
いよいよ東京編に入り、登場人物も揃ってきました!
そんな新しいステージの紹介よりも衝撃だったのが
島での成瀬と希美の別れ。


成瀬に島で唯一の推薦枠を譲ってしまった希美は
それでもここを抜け出したい希望を捨て切れず、でも現実はどうにもならなくて
そんな時にも母親は自分のことばかりで「希美ちゃん、ここにおって」

この位の年代って、こういう外部からの感情へのインパクトの敏感で
自己防衛すら出来ないんですよね。
自分がどんどん追いこまれていってしまう。

そんな希美をギリギリのラインで留めているのは、成瀬が送った半切符の「ガンバレ」
それを支えに、希美は部屋を飛び出す。

父親の会社連中が要る前で土下座!
「どうしても大学に行きたいんです。お金を貸してください」

かっっっっこいいーっっ!

もし、父親の言い分が本気で正しいのなら、こんな場面で暴露されたって困ることはない筈。
「大学卒業したって大したことないって、本当にそう思います」

相手のカードを使ってひっくり返した、実にスカッとする場面だった。
対面がある、ということもあって、父親も拒否できない。
その舞台を作り上げた訳で。

愛人が希美のスカートの汚れを払おうとするが、避けてかすかに笑みを浮かべる。

この愛人に、食料を分けてもらうため土下座させられてきた。
でもそれで鍛えられた。
もう、このくらい、何てことない。
そう育てたのはアンタらでしょう?

希美の心の声が聞こえるようだった。

こうなって欲しかったんでしょう?どう、牙を剥かれる心境は?
強かに。みんな踏み越えてやる。


希美頑張ったよ!
こんな泥まみれで立ちあがった時の、人間の命の美しさって、何だろう。
もう言葉じゃ何も言えないっす。
作者が描きたい人間の生が昇華してました。
そういう希美の心境を言葉でもシーンでもなく、実に見事に描き切ったという印象。


しかもこれだけでは終わらない。

いよいよ旅立ちの時。
もう成瀬とは逢わないつもりだったけど、見送りに来てと成瀬からメールが。
それに立ちあがる希美。

フェリーで先に島を出る成瀬。
自転車で駆け付ける希美。
防波堤を走り、船に掛け寄る。
成瀬もフェリーの甲板を走り希美に向かって走りだす。
少しでも近くへ。少しでも近くへ。

「杉下~っ!!」 
「成瀬くーんっっ!!」

「頑張れ~!!」
「頑張れ~!!」

なにそれーっ!!!(号泣)
ずっきゅーん!!!

なんちゅー王道路線描いてくるんじゃーっっ!!
こんなミステリードラマでこんな少女漫画のような展開が拝めるとは思ってませんでしたよ!
不意討ちも良いとこだわ!

ごめん、もう言葉にならない・・・・。息も苦しい・・・・。



そんな一期一会のような奇跡の出会いと別れをした成瀬と希美。
いよいよ東京編に突入。
目まぐるしく変わって行くこの辺の時代(19~20歳辺りの)を
これまたキラキラと描いていて、見ていて青林檎。
でも全部スル―。
だって、あんな美しいもの見せられた後じゃ、始まりの合図も霞むわ。

もう成瀬と希美の別れに全ての頂点が凝縮していた回でした。


第5話 N作戦決行!幼稚な大冒険
あ~~~~~ちょっと落ち着いてみられます。
前回があまりにパンチ強かったので。


N作戦。
希美は野バラ荘というボロアパートで独り暮らしを始める。
そこで出会った住人が、安藤と西崎。

その野バラ荘。
不動産屋から売ってほしいとしつこく迫られていた。
何故なら、その土地を含む一帯に、大規模な都市計画が持ち上がっているから。
「売却からおじいちゃんのために野バラ荘を護ろう」
それが3人が立てたN計画。

その都市計画に唯一反対している大地主の存在――野口家。


おおぅ~!やーっっと登場人物が揃いました~。繋がった~!すっげー。
前半ほぼ丸々主要関係者が登場しないという、この奥行きっぷり。
すっばらしい!


で、そういうトップクラスの人間に一大学生が口を聞ける訳もなく
とりあえずお近づきになろうと、野口貴弘が開催するプロジェクトのパーティーに参加。

何だかこの辺の展開は一気に“ズッコケ三人組”とか“少年探偵団”のノリで
それまでの壮絶な展開とは、笑っちゃう程対称的。

つまり、3人にとっては、そういう遊びや興味の延長の、軽い気持ちからだったんでしょうね。
勿論、大家のためを想う優しい恩情みたいな部分もあったんでしょうけど。
ゲーム感覚で、防げたら勝ち、みたいな。


同時に
安藤の希美への淡い恋心や、野口妻に一目惚れしちゃった?的な西崎の視線とか
確かに動き出しているジワジワ感も丁寧に描かれていてたまんない。

更にまた、ジワジワと暗雲も匂わせているのは
善意の被害者っぽく描かれてきた希美が、冷蔵庫に食料を病的に詰め込んだり
深夜に電話を掛けてくる母親の非常識ぶりとか
西崎のDVと火恐怖症とか。

確実に夢の終末は近付いているのね。ここからは決して逃れられない・・・・・。
怖い怖い。

N作戦は表向きは子供っぽく、余興みたいなものでも
その裏で、それぞれの思いが交錯し、みんな何かと戦っていると言う感じ。
今より上に行くことを目指す希美と安藤の健全な努力が合わさって
更に印象的になっている気がしました。


特に展開のスピードが早いという訳ではないのにもたついた感じがしないのは
この伏線の多さのせいかもしれない。
この先はようやく絡み始めたこのメンバーが、どう巻き込まれ堕ちていくのかが、見どころですかね~。

「俺のせいだ・・・」と言っていることからも
もしかしたら、西崎の火恐怖症が誘発となって、殺人へと発展したとか?
いずれにしても西崎がN計画を立てなければ擦れ違うこともなかった面子なので
彼が責任を感じる下地は整ったという感じです。


究極の愛は、罪の共有だと語る希美。
共犯ではなくて共有・・・・相手を罪を半分引き受け、黙って身を引くこと・・・・。
その意思を、みんなが継ぐことになるのか。

西崎が書いたという、鳥が自分から火に飛び込むという話も
きっと何気に伏線なのだと思った。
ならばいっそ、という思いは、追い詰められた人間には理解しやすい落とし穴だ。



一方、成瀬サイドの話が全く描かれなくなっちゃったので
彼の追いこまれぶりが話の流れからちょっと浮いていたのも、面白い所。
彼はまだ、N作戦への密接な関係者じゃないってとこか。

でもでもでも、そのバイトはヤバイぞー!!!手を出すなー!!!いやーっっ!

成瀬サイドと言えば、高野が付きまとっているのは、親心からの心配もあって、だと思っていたのに
本当に妻の敵討?的な自己欺瞞?

問い詰めても何も語ろうとしない成瀬が
「もう島には帰って来ん」と言ったら普通は
「そうか。頑張れ。それでもお前の故郷はここだ、いつでも帰ってこい」とか
そういう言葉を掛けるべきでしょーが!

何、逃げる気だ、的な顔してんの?

うわーサイアクだ、このおっさん。お前は自分のことだけか。
一気に邪魔者的キャラなのだと認識しました。(私が)
物語的にも、コイツがもう一度引っ掻き回したから、更に悲劇が訪れた・・・なーんてことになりそう。

あれ?
もしかして、誰かを想って罪を犯した主要メンバーのアウトローと
自分の利益だけで利己的に踏みにじる善意の大人という対比をさせていたりするのか?



えー。
TBSのこの枠は、毎度この辺りから失速を始めるので
そろそろヒリつくような展開も終わりかな。
後は伏線の回収というか、残された幾つかの謎を明らかにして
究極の愛を貫いた美しき罪人たちの顛末と、その後の末路を描いて終わりってとこですか。

或いは、真実が明らかになった時点でもう一回誰かが傷つくかも?

もう、こんなインパクトある大どんでん返しは期待できそうにありませんが
それでも、ここまでの映像的美しさと物語的秀麗さは、圧巻の出来。
久々に心抉られる物語を拝見しました~!

ここまで付き合ったのだから、最後までお伴しますよーっv
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