Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*10*13(Mon)
鑑識・米沢守の事件簿 感想
もう3回くらい観た気がする・・・テレビで。相棒のスピンオフ第一弾。
渋い米沢さんが見れる映画。
そしてやっぱり相棒は亀ちゃん時代が一番だと改めて認識させられる逸品でもある。
ほとんど出てないけど。


相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 2009年度作品
興行収入???
監督/長谷部安春 脚本/飯田武



全編に漂う暗い雰囲気や、まったりとした展開は
レギュラーのカラーを継承し、悪くない。スピンオフ一作としては上出来である。
でも、主役があの飄々とした米沢さんであり、彼の私生活も覗けて、楽しいのは楽しいですが
オチまで抜けた感じなので、イマイチ盛り上がりと締まりがない・・・?
いや、でも、真犯人には驚愕しましたけどもw


事件が広がっていく様と、奥行きは非常に面白い。
米沢さんが事件へ関わる切欠もまた巧かった。
まず、あの時のマラソン監視カメラ映像から、別れた女房らしき女性を発見し
「都内に住んでるの?!なんと灯台もと暗しですな・・・」w などと言いつつ
職権乱用しまくって居場所を突き止め、でもヘタレて会えない。

翌日、その女性が遺体で発見される、と。

そうなると悲しいかな、米沢さんの出番というか、本職発揮、となって
ここで米沢さんにも即席の「相棒」を付けたのが、このシリーズのオイシイところだ。
相棒役の相原さんのキャラが良いとか、そういうことではなく
如何にも『相棒』の物語って印象になる。
次のスピンオフ第二弾のイタミンの方にも言えることですが
即席でも「相棒」を作るのは、このドラマならでは。
他のマルチ営業した映画にはない、独自のアイテムといった感じ。
このドラマの世界観を大事にしているようで、ニヤニヤしてしまった。



別れた女房だと思っていた女性は、同名の別人で
その元ダンナが、この相原さん。
一旦自殺で処理されてしまったことに納得がいかない、別れた妻に未練たらたらな彼の
自暴自棄とも言える危うい行動に
見兼ねたというか、絆されたというか、とにかく巻き込まれてタッグを組むことになってしまう。

・・・・ってきたら、当然コンビものの王道行ってくれると思うじゃん!

二人の奇妙なコンビ模様を見せてくれれば
意外と面白かっただろうに、割と、そういう展開ではない。
あんまりそういう唯一無二な関係性は展開されない・・・。
なんで?
それがちょっと物足りないんですよね~。

似た妻を持ち、離婚された男の傷痕を舐め合い
全く違う立場から(相原さんは所轄)新たな情報を仕入れてくるだけで
特に、目立った味のあるコンビという訳ではない。

そもそも、相棒シリーズの場合
いざとなったら右京さんが垣根を越えて助けてくれそうな気配がどうしても残りますので
どうしたって孤高感も切迫感も薄くなってしまうんですよね。
ストーリー的危機感が煽られない以上、物語にハリが無くなるのは当然で
だからこそ、もっと別の部分で味を見せて貰いたいところでした。

折角なんだから、もっと独特の、息の合った感じの、なんていうか・・・
休戦協定を結んだライバルのような?能力が擦り合う感じとか、期待した。

それでも、結局振られた男同士の侘びしい酒は、中々昭和テイストの風流な味が出ていて
オヤジ臭満載。
割と好み~。
だったら、こういう適齢期過ぎた男の哀愁漂う物語にしてくれたら
別の意味でもっと胸に来るものがあっただろうに
そういう展開でもない。

なんでだよっ。

同名の女を巡る繋がりの意味も良く分からないし。
逃げられた女にしがみ付く男の切なさを描き、米沢さんのキャラに含みを持たせたかった?
でも、この映画の主役は、相方の相原さんなんですけど?

いっそ、同じ女を巡る男、という設定でも良かったのに。何で別人にしたんだろう?

色んな意味で米沢さんを取り巻く環境が中途半端な印象があって
覇気がない。
折角、相棒というキーワードを用いて、即席タッグを作ったのに
それが有効に生かせておらず
単なるPRGに於ける情報提供キャラにしかなっていなくて
結局、映画で即席コンビ造って、何を訴えたかったのがが微妙となっている。
そこが惜しかったです。



事件は、かなり無謀な単独捜査によって、
知子に関する情報が徐々に出てくる。
セクハラされていたとか、盗聴されていたとか、自宅に薬物を時間指定で送っていた、とか。

そのこと自体は然程重要では無くて
ここで情報を提供してくれた人物こそが、伏線なんですよね。
つまり、嘘の情報を流したりして色んな思惑が裏でうごめいていた訳で。
そういう所は、ラストであっ!となって面白かった。

そういう部分を巧妙に隠して話は進むので、誰もが胡散臭く、誰もに決定打がない。
いよいよ決め手が無くなって
その企業がまた警視庁の大事な天下り先だからと、上から圧力もかかって
二進も三進も行かなくなった時
夜中に会社に忍びこむとか、いやいやいや!それ有り得ないですからーっwwww
気付けよ!<警備員
鍵開くのかよ!<セキュリティって・・・
24階まで徒歩かよ!!

色んな意味で捜査は終始突っ込み所満載。別な意味で笑った。

でも、そこで知子の私物の中から銀行通帳が出てきたことから
更に話は横領へと大きくなって。
そんな物的証拠は全て知子を不利に働かせ
且つ、明確な殺害動機すら浮かび上がらない。犯人も。
そう言う風に徐々に真相が深まっていく過程は、見ていて面白い。

また、相棒的には
社会派と評価されるように、いつも何か大きなテーマが一つあって
それに因る独自の切り口と解釈、という描き方がいつもの特色ですが
ここまで、知子が何故死んだのか?を軸に話を進めてきているので
そういうテーマも希薄で、巧妙に隠される。
単純な刑事ものとなっていて、ちょっと異色な感じだ。

逆に言えば、単なる事件モノとなっていて、何を言いたいのかが不明瞭である。


で、いよいよクライマックス―!
どう問い詰めるのかと思いきや、なんと証拠も無しに直談判?
ターゲットも分からないままー?!
ナニソレー!
普通、そんな誘導尋問にひっかかりません。
ちょーっと子供だまし過ぎる・・・・・(泣)

子供騙しすぎて、ちょっと色んな意味でパンチを喰らう。
ここまでのぼんやりした流れだと
嘘を吐いて何とか理事長を失脚させようとしてた経理課長の天野が
そのまま犯人だと思ってたー・・・。

何の利害関係もなく、事務員の高橋が犯人だとは露ほども思わなかったよ!
しかも理由が「税金を無駄遣いしてるから、勿体なくなった」って・・・(;一_一)
うわぁぁ~・・・・・。

でも、この、無力な一介の事務員如きの彼女だからこそ
相原さんの「こんなことのために知子を・・・!」って憤りが良く伝わってきて
しかも、ここのやってらんねー的な相原さんの表情も凄く良くて
殺人と横領という二つの罪が綺麗に一つにまとまってました~・・・。

犯人像の設定って大事だ。

天下り先っていうのも、身内だから強気に出られない、という制限を付けるための設定かと思いきや
天下り→税金の無駄遣い→横領・・・と
そのまま真相へ結びついてくるとも、思ってなかった。

ここへきて、一気にテーマを掘り下げ、社会へ訴えるものを打ち出すのは
さすが、相棒ワールドといったところか。

加えて、サービスショットで登場してただけかと思っていた刑事部長による
「仮に無駄遣いだったとしても、それは犯罪ではない!」
という締めの一言がまた、何とも言えない余韻。

あ~・・・・ショボイけど、やっぱ腐っても相棒・・・・。
ラストに怒涛に明かされた真実は目まぐるしく、中々インパクトはありました。



一つ疑問と言えば
米沢さんの別れた女房は、結局行方不明のままなのですが
それを探すことはしないで、俺たちが運命の二人ならきっとまたいつかどこかで会える・・・
なーんて言わせたり
何でかキモチワルイほど米沢さんをロマンチストに描く意味も、ちょっと不明。

例えば、自室がオタクナイズされていたりするのは、演出として受け容れられるけど
何でこういうキャラにする?
・・・いえ、確かに米沢さんと言えば、レギュラーでも時々
そういう冷めたイっちゃってる発言することもありましたけど
映画で、主役に抜擢した上で、更にその部分だけを誇張する意味が分かんない。

その部分が、最終的に男のロマンとしてオチに繋がるのなら、まだ理解出来るものの
結局そんなことはなく、浮いちゃってるだけ。
一体何の意味があったのかw

相原さんの元妻の知子は、自殺なんかではなく
会社の横領に振り回された訳でもなく
相原さんに再プロポーズしようとしていた、っていうオチは、昭和男のロマンを匂わせ
物語の末尾としても悪くなかった。

相原さんの必死さと、知子のこの本音が
物語の主軸であった、天下り先の横領という生々しい実態を、よりクダラナイものに見せていたと思う。
対比としても悪くなかった。

でもそれは米沢さんの気持ち悪いほどの元妻への愛情の質とは似て非なるもので
男の、こういう子供のような意気地のなさや、ヘタレっぷりを表現したいのなら
他にも色々方法はある訳ですし
だから、ホント、このキャラクター演出が、ホント意味分かんない。

そして、全くの余談ではあるが、冒頭言った通り
やっぱり相棒は亀ちゃん時代が映え渡っていると、何度見ても思う。
二人が並んで立っているのも、サマになっているわ~。
薫ちゃんのキャラも、右京さんと相殺していない感じが凄くいい、ナイスキャスティング。
これだよこれ!何度思ったことか。

今のも嫌いじゃないですけどね。


そーんーなーなーか~~~~!!!!
一人異彩を放つイタミンwww
んもぅ、だいっすきだよ!!
彼だけが、この温く湿っぽい舞台装置の中で、パンチを利かせてくれてましたw

「俺は絶対天下りしねぇぞ!」
「それ以前に、巡査部長に天下り先なんかないですよ」
「!!」←この時の顔wwwwサイコー!

そして、勿論、良いように米沢さんに煽られるイタミン。

「そんなこと特命に頼めばいいだろ」
「彼らは今忙しくて・・・」
「ナニィ!」
でも結局、動いてくれちゃうw
やっさしー! 
あーもー、このイタミンの使われっぷりを拝めただけでも、価値あるよ!私が!
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