Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*10*11(Sat)
金田一少年の事件簿R 狐火流し殺人事件第11話感想(週マガ45号)
何この蛇足ー!とは思ったものの、はじめちゃんの涙で締めるラストは切なさを滲ませていて
悪くなかったです。トータル的に見てもキバヤシ&さとうにしては久々に情感的な作品でした!

そもそもてっきり「それは誤解だ」と、はじめちゃんが陸の推測をひっくり返してくれると思ったんですよね~。
このラストで。
特に何の山もないまま締めに入っていた・・・。w(゜ロ゜)w
「もし▲▲してたなら、それは××だった筈だ」
「そうだったのか・・・」
とか?
ありそうじゃん。

最後は陸の方になんらかの救いを与えて欲しかったです。
このまま終わるなんて、なんてサディスティックなリアル。
現実ってこんなもんよね~って感じです。
そうすれば更にこの悲劇がより深みを増したんですけどね・・・・。
いや待て、ある意味とても硬質的なリアリティだったかも?


なんか、茉莉香と凛の父親が、二人の生前の言葉を伝えることで
イーブンな成敗を見せたかったようですけど
しかも大コマで衝撃を煽っていたけど
あの。それ。言ってること全然反省になってませんからーっっ!!

一応、反省らしきものはしていた、ということで丸く収めようとしているようですが
ここで茉莉香が言う「ひどいこと」が暴言を吐いたことの方を指していたら
どーすんの?!
茉莉香と凛は、蜂の混入という“悪戯”を悪戯としか結局認識してないし
その危険性や社会的制裁をまるで理解していない。
まるで、毛虫とか、動物の死骸を入れた~程度の、性質悪い子供のイタズラ、としか
思ってないだろ。

あの!スズメバチって!本当にそれ、笑えない冗談ですからーっっ。≡Σ(ノ `Д´)ノ
“冗談”になってませんからーっっ。

仮に、その時茉莉香が後悔している取り返せない過去というものが
スズメバチのことだとしても
人を死なせる犯罪に近いものであったことを反省するのに
「陸にひどいことしちゃった」で済む問題だと認識している時点でアウトだろう。

しかも、それでいて再会した時の態度が「陰険!」かよ!
うっわ。サイテー。( ̄△ ̄;)


その歳になって尚、まだそのモラルが分かっていないところが興醒めでした。
全く、被害者&加害者双方に不運だった事故という感じではなかった。

陸!こんな奴らに同情することないぞ!
・・・・でも、陸は、それでもショックだったみたいで
多少でも悪いと思っていてくれたんだったら・・・・と許してあげてそう。
ん~・・・・陸のとことん無垢な底無しの優しさや、懐の深さが沁み入ります~・・・・。
後手後手に回ってしまった両親のこともそうですし
キャラクターに一貫性があって、不運を打破出来なかった説得力がありました。

うーむ。なんか金田一史上、稀に見る(初めて?)殺人犯に過去も行為も同情したくなる話だった。


そう考えると、逆に面白いなと思うのが
如何にも不良少年って感じのキツい印象を持つ少年を純粋な被害者にし
美人で常識的で優しそうな女の子という風貌の少女たちへ、非人情的な罪を持たせることで
そしてアップて「謝らなくちゃね~」なんて可愛く言わせていることなんかモロそうですけど
極悪非道な事件を、巧妙に捩じらせているとも言えますよね。
ちょっと、斬新な気がする。

かなり笑えない悪事を働いたにも関わらず
あなたは彼女たちを恨めますか~って読者に問いかけてもいるようだ。
でも、それを許せと作者陣は言っているのだろう。
(茉莉香や凛に感情移入させるような人物描写をしている以上)

ただ、こんな奴ら、死んで当然だという反モラル的な感想させ読者に抱かせてしまう造りは
どちらに非があった訳でもない・・・という不運に因る悲劇、やり切れなさを半減させる。
取り返せない過去というノスタルジーを匂わせたことからも推測できるように
この話は多分
そういう鮮やかな記憶と歪んでしまった人間関係の対比を描こうとしていたのだと思うから
その意味では、ちょっと練り込み不足?

もう少し、6年前当時の茉莉香サイドの回想なんかも含めて直接的な同情を引いてくれた方が
クライマックスに相応しかった気がした・・・・。

まあ、今となってはもう分からない・・・ってことも、オイシイ設定なんですがw



因みに、狐火のクダリは完全に蛇足。
要らんわ。・・・っていうか、挿入箇所が悪い感じ?
泣かせようとしたんでしょうが、このタイミングだと、ワザとらし過ぎるのと不自然すぎません?

っていうか、もっと絵的に情緒的に盛り上げて欲しい・・・。

「死んだみんながお別れを言いに~」って台詞も萎えるなぁ。
ここは無言の方がグッとくる。

これなら、帰りの夜行列車の窓から、過ぎ去っていく村の灯りが狐火に見えて~とか
どんどん遠くなる村の方に見える狐火が俺たちを送りだしている~とか
はじめちゃんのモノローグで終わらせてくれた方が余程ドラマティックだった気が。

その後タクシーの中で沈黙する陸、というコマになりますけど
ここで、その溢れるような狐火の前に陸の心情を入れていた方が
やはり感情に訴えるものがあると思う。私的には!
犯罪にまで堕ちてしまった自分へ
燃え尽き症候群みたいになっている陸に、沢山の狐火が見える、なんて情緒的じゃん。
まだ、茉莉香や凛たちの気持ちが、それ程、刺々しいものではなかったという心的誘導にもなりますし。


ちょっと中途半端なのかなぁ?
だったら茉莉香&凛サイドのフォローなんか入れないで
陸だけの視点で、感情を描いて言ってくれた方が、一本線が通った気もしないでもない(笑)



「もしあの時俺がペットボトルと靴紐を使って救命胴衣を作ろうなんて言わなけりゃ
 もし茉莉香たちが陸の水筒に入れたスズメバチが中で死んでてくれたら
 もし陸のお母さんが過去に別のスズメバチに刺されていなかったら
 もし陸と再会した茉莉香がちゃんと心から謝ることが出来ていたら――
 こんなことには――」

そう言ってはじめちゃんの涙で締めくくられる本作は
沢山の擦れ違いが生んだ悲劇というものを、綺麗にまとめ上げていてめちゃめちゃGOOD。
かなりウッとなりました~。(/へ\*)))
思えば、事件の裏で、取り返せないやり切れなさを描いてもきた本作ですが
その波及効果が、関係者の誰にも救いを見せず
真実が明らかになったところで、傷痕を抉っただけだというオチも、辛口で良かった。

通常、真犯人が糾弾した被害者たちの過去の悪事を暴露することで
同情的な収束と、独り善がりな行為への戒めを匂わすものですが
今回はそういった部分は薄くて
一見とっ散らかったままのような過去も気持ちもなんだか
やり切れなさを倍増させている気がする・・・。(;ωq`)

終電に乗り遅れたということにして、陸のことを誰にも話さないはじめちゃんの選択も気に入りました!
さり気無いけど、亮の「ま・・・しゃーないじゃん!あいつだってコドモじゃないんだし」という一言も
何だか、一幕の終焉と、立ち止まらない無常を思わせて
何だか勝手にじーん。

胸に沁みるものがあるシリーズでした。
ラスト次第ではトップクラスにランクインしてた所ですが、総合的には大満足。o(*^▽^*)o

次のシリーズも期待して待ってますよ~!
年末年始シリーズになるのかな?


何故か最終話だけ絵が最悪レベルに下手くそになっていたけどな!
何故だよ・・・。
ここまできたら、あのクオリティ保ってくれよ・・・。ガックシ。
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COMMENT


こんばんは。今年最後の感想になりますが、陸の犯したことは許されませんが・・。少なくともそうしてしまった犯行の裏に切実なりゆる理由があると、責められませんね・・。今回死んでしまった彼らの魂は、狐火共に流れたんでしょうかね・・。最後はそれだけが気がかりです。
2014/12/24  | URL | 神風 #CTILFvdE [edit]


ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。

犯行の裏に、何とも酷く、不運で切実な理由が出てきましたね。
私もとても責められないな~と思いました。
手違いの悲劇だけでなく、父の想いの擦れ違いがとにかく悲しい。
父親がもっと別の反応をしてくれたら、陸ももう少し救われただろうに、と思います。

ミステリーというよりも、とても哀しい情緒的なお話になり、大変気に入っています。
2014/12/24  | URL | もくず #- [edit]
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