Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*08*07(Thu)
ST赤と白の捜査ファイル 第4話 感想
今回は複数の人間の軽い気持ちが全く無関係の殺人を呼んでしまったという
ちょっと捻られたものでした。
一つの悪意が一つの殺意を生むといった従来型のストレートタイプではなかったため
観ていて最後まで動機に確証が持てなかったです。
のらりくらりと解答を避けやがってw・・・まさかその曖昧さこそが主軸だったとは。

前半30分を越えても見えて来ない動機・絞り込めない犯人像に、もう目が釘付け!
もうこれ、何処へ向かってんの、と半ば浮遊状態。
結末が気になって気になって。(笑)

結局、犯人はどってことない人物でしたし、しかも予想の範疇だし、更に動機も有り触れたものでしたが
そんなことは関係なく
そこに至るまでの混沌とした捜査状況と、事件性の複合的なアイディアがいつになく面白かったです。
今までで一番、事件の経緯・・・というか、お話として、面白かったです。


そもそもこのドラマって、百合根&赤城コンビの陰険漫才で成り立っているドラマだから(断言)
これまでの流れを振り返ってみても
すっげー笑えるんですけど、話としてはイマイチなんですよね。
キャラがおもろいんだよキャラがw
赤城さんの対人恐怖症のクセに毒舌!好きだー!(●≧∀≦)ノ

・・・けど、ストーリーは
単純で平凡な事件だし、それをほんの少しキレ者の刑事が真相を突きとめているだけっていう・・・。
別にST設定、あまり要らないしw
特に難易度高い専門用語や専門色強いマニアックさが飛び交う訳でもないですし。
独特な事件で魅せてくる訳でもない。

単純に変人の集まりの、常識離れした陰険漫才を楽しませてもらっているので
それで充分だし
この先のシリーズ構成としても
事件メインにするよりは赤城&百合根のしょ~もない日常バカ話を描いてくれた方が
似合うし面白そうだ。

だけど、やっぱりこんな風に事件も多少捻ってくれると楽しさ倍増ですよ~!
な~るほど~!って最後まで観てようやく納得させた脚本に、今回はノックアウト!です!ヾ(≧∇≦)ノ



さて今回の事件。
生活感のない無機質なアパートで男女4人が練炭自殺。
見え見えの状況設定に所轄は自殺だと言い張るけど
目張りの乱雑さ・ガムテープの紛失・最後まで見つからない遺書・・・といった状況から
これは自殺じゃないと赤城さん。

そこでまず、この部屋の借主である人物へ接触。
彼らが所属していた宗教法人の教祖・阿久津。
そこで現れる、秘書。
物別れしたもう一人の男・ナンバー2の篠崎。
この3名が容疑者として物語は絡み進んでいく。

それぞれに動機もありそうで、且つ、胡散臭い発言の連発。
ナンバー2の篠崎は独立しようとしていたとか
それに付いて行こうとしていたのがその被害者4人で
彼らに対し自殺を推奨するような発言をしていたとか
秘書の女と阿久津・篠崎は三角関係にあって、独立はそのもつれではないかとか。

意味深な発言とアップの表情だけで疑いを濃くさせる、あからさまな演出w 怪し過ぎる~ww
悪くない~・・・w

でも何も決定打は出て来ない。
そもそも、殺人に繋がるだけの動機としても見えて来ない。
ん~???


次は、本部に戻ってパーソナル診断したり、誘導尋問に掛けたり。
教祖・阿久津は慎重で几帳面だから、手元を抜けていく信者を逆恨みしても
こんなずさんな殺害計画は立てない、とか。
ナンバー2・篠崎は如何にも怪しいし、感情的だから可能性は高い。
自殺を誘導するようなことを言ってはいたけど、実験としてそれを敢行して
そのメリットって何だ?とか。
秘書は秘書で二股掛けていて、どちらかが邪魔になったのではないのか、とか。

可能性を示唆する意味深なデータをこれまた列挙。
誰もが犯人に見える~w悪くない~w

そしてやっぱり決定打が何も出て来ない。
ん~~~???


自殺ではないというSTと、時間がないという管理官の間でも平行線。
物語としてもぐるぐるぐる。

思わず松戸管理官に、赤城さんの真似して
「ふんぞり返って待ってろ」と捨て台詞吐いちゃう百合根さんwww
追い詰められると誰より暴走するタイプだなw彼w

そんな、会話だけで進められる、動機すら見えないのらりくらりとした捜査が
延々と前半30分の尺を越えても続いていく。

はいぃぃ~???
どう収拾付けるつもりなの?

勿論、視聴者としては、冒頭の3人から事件の真相(犯人)が出てきても良かったし
当然これだけ勿体ぶったのだからこの中から出てくると思ったし
だけどこの4人を殺すだけのメリットを見せて来ない。

なら、犯人が、この3人でないのならば
別路線で序盤から登場している、グループの残りメンバーだという田村が
ホンボシだろうと察しは付く。
しかも、その田村は、犯人ではないにしても
元々5人グループの内の一人で、内二組はカップルだったなんて
疎外感バリバリ+真相を知っていそうなポジション。
・・・がっ!
これでも動機としてはやっぱり皆殺しするだけの悪意が見えて来なくて。

う~ん。どう転んでも面白そうな展開になってきた。
だけど、どう転んでも説得力に欠ける。
そして、どうも転んでいってもくれないこの生殺し脚本。
とにかくどれもこれもが何かが弱い。

でもだから、残り時間が(尺が)足りない気がするんですけどー?

・・・と、コッチがハラハラしてきた頃
同じく焦れたのであろう池田が殴り込みっ。(笑)
「もう時間がないんだ!」
「だったら勝負をかけましょう」

えぇえぇぇぇっ!!?
すると、なんと事情聴取というか誘導尋問っていうか・・・。
修行と称して、そのグループ唯一の残りメンバーの女・田村に、個別の詰問を。
これ・・・・普通に警察とかでやったら唯の取り調べだし、本音も零すことはなかったと思うのですが
宗教的な修行や禅・懺悔と称することで、自己と向き合う時間、みたいに言われれば
確かに無理はない。

けど強引な展開だなー。
そうか、このための宗教設定&山吹さん回だったか。


――――で。
結局、察しの通り、このグループ唯一の生き残りの彼女が犯人だった訳ですが
その理由としては
幼少の頃から疎外感を募らせ孤独であった彼女が救いを求めるために入ったこの宗教法人でも
グループの中で仲間外れにされたことで追い詰められた、というもの。

それだけじゃ確かに動機としても話のオチとしても弱いんですけど
その彼女の背中を結果的に押したのが
冒頭から延々とダラダラ見せられた、あの煮え切らない捜査状況の中で出てきた
関係者である3人の関係性な訳ですよ!

この犯人女性には全く関わりの無かった、法人の中での3人の関係が
無関係だった彼女を追い詰めていくという・・・!
ぬをー!
なるほどー!そうくるのかー!

例えば、篠崎がその信者らに、ネットで傷ついたというような相談を受けたことから
ケータイを使用することを禁じた。
それが、偶然にも、彼女は自分だけ着信拒否されたと思い込んだ。

或いは、ナンバー2の篠崎に付いていくと言ったこのグループに対し
教祖を裏切るなら二度と戻るなと、秘書が裏で捨て台詞を吐いていた、とか。
秘書は教祖のためを思っての台詞だったが、教祖は出て行くのも戻るのも自由だと思っていた、とか。
この意思疎通のなさ。足並みの揃っていない独断。

でも、戻るなと言われたことで、居場所を完全に立たれた田村は
グル―プの仲間外れが、より堪えた訳で。

彼女の孤独の裏で、篠崎と阿久津を巡る三角関係の意地など
絡んでいる自己中心的な行動が間接的に彼女を追い詰めた。
そんな弟子の身勝手を見抜けなかった教祖。

様々なことが、この町田とは無縁の関係性であったにも関わらず
殺害への背中を押してしまったという・・・。
うををー!
なるほどねー!
なんか、やり切れない悲劇を変則的に描いてきましたね~。盛り込んだな~。
おもしろーい!

これで少々弱めの動機も納得させられました。
尤も、そんな副作用的な感情まで面倒見切れないよ、とは思いますが
宗教法人で人を救うと謳っておきながら、自らの欲に夢中になっていた彼らに
責任の一端はなくとも、無関係であるとは云えないのかな~と。
何より、町田サイドからしてみれば
幼少期から疎まれて、大人になってからも疎まれて
その寂しさと自己否定感が最終的に、誰も悪くないまま事件へと発展してしまう。

この辺の追い詰められ感を、彼女視点から描いたら自己満な事件となっていたと思うのですが
敢えて避けて、最後の最後に
延々と語ってきた無関係の人間の無意識の行動が原因だったと明かされると
妙~~に説得力あって、寂寥感が伝わりました。
溜息出ちゃいましたよ。

気に入りました~。面白い構成でした。まさかこう来るとは。

最後の、大人しい彼女の感情の爆発と、それを受け止める山吹さんの大根演技には
苦笑を禁じ得ませんがw (ここ、カメラさんとかでもっとナントカならんかったのかw)
これはこれで良かったです。
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