Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*07*30(Wed)
HERO 第3話 感想
被疑者死亡で不起訴になってしまった暴行事件と覚せい剤所持事件の二つを同時に描くことで
検察官が事件にも被疑者にも被害者遺族にも真摯に向き合っているというアピールと
検察として大切なのは、関係者に“納得”して貰うことなのだと、多方面から結論付けたのが
王道とはいえ面白かったです。

でも、その結論を導くための脚本構成がとにかく雑っ。なんすけど・・・っ!
今回はちょっと色々詰め込まれ過ぎててどれもが消化不良という感じが否めない。
話があれやこれやと、とっ散らかっていくのは、それはそれでバラエティに富んでて面白いんですけど
一番重要な本線が希薄なっちゃってるやん・・・。
何が言いたいのか分っかり辛いっての!

ラストに綺麗に纏め上げられないのであれば、もう少し洗練させるべきですよ~。
それに、ちょっとテンポ落ちました?
なんかこれまでのリズム感溢れる、キレのあるカット等の見せ方も少し失速していた気がして
なんだか色々ちょっと勿体ない回でした~。

役者さんの方は安定のクオリティ。
ちょっとアレな脚本のせいで雑な台詞回しが勿体ないですが
みんな個性が光ってて濃いいですね~。
これだけの大所帯で、モブにしてこないのは楽しいw



今回は暴行事件と覚せい剤所持事件の二つの案件が用意されてました。
その二つの事件を巡って
不起訴と起訴の真逆の結論を持ちだし
被疑者と被害者という対比もさせて
片方は被害者が納得してなくて、片方は被疑者が理解していないパターン。

そんな彼らを、どう納得させていくかが今回のメイン。

その設定はとても面白いのですが
対比させている属性が多過ぎる上、事件性も全く異なるものであるために
全く対比の意味が無い。

いや、もう、対比させるつもりもないんですかね。
(だとしたら並行して描いてきた意味もますますハテナ飛びまくる~)

対比に相乗効果がない上に
しかもそこに更に、事務官シャッフルという内輪揉めも(何故か)加味させてくるから
もう主旨がごっちゃごちゃw

最早何が言いたいのかwwww

・・・・うん。よく噛み砕くと、ラストで“納得”というキーワードが浮き出てきて成程って思うんですけど
わっかりづらっっ!!ヽ(≧Д≦)ノ


それでも久利生検事の「あなた、大失敗を犯しているんですよ」という説得は
かなり迫力があってグッと来ました。
カメラ目線で眼光強く言っていて
その言い方が・・・っ。ちょっと声質も変えられててっ。
なーんかゾクってきた。

確かに初犯だし、動揺していたこともあったんでしょうが
「ちょっと躓いただけ」と自分で自分を落ち付かせようとしている被疑者の台詞に
危ない、とアンテナが反応した久利生さん。
周囲の事情聴取を含めて、更生という意味の本質を説いた。

本来ならば、反省してます~と図った様に口にしていても
それがポジティブな内容であり、それを目的とする公的機関な訳なのだから
格別、問題視することもない訳なんですが
その、「反省」の本当の意味を分かっていないと勘付いた久利生さんが
一歩踏み込んでくれた訳ってことですね。

そのための、そういう環境を認識するための、“捜査”だった訳ですが
・・・・の、割にはドラマ的な盛り上がりがちょっと足りない。
微かな引っ掛かりをキャッチし、拘って、足を運んだ上で
新たな真実を突き止める・・・という
ラストに向けて明らかになる事件の全貌という分かり易いミステリー要素がなければ
ちょっと事件としても面白味がない気がする~。

ん?このドラマにそういう事件要素を求めるのは間違いなの?

しかし、彼女の環境を調べ上げた上での「あなた、何か勘違いしてませんか?」的な説得は
言葉に重みが倍増で
その分、静かに言葉なく泣きだす彼女が事の重大さを理解したのだと画面から伝わり
静かな迫力がありました。

い~いオチでした~。

・・・・・これだけで留めておけば良かったのに。<この回
というか、このクライマックスを盛り上げるデコレーションをした脚本にすれば
それで充分だったのではないだろうか。


という訳で、何故かもう一路線あった、暴行事件の方のターンがここからスタート。
久利生さんに影響受けて越権行為バリバリ。
検事が周囲の聞き込みを行うことで説得力を増した覚せい剤事件と同様に
コッチも、何らかの足取りを調べるとかすれば整合性も保たれたでしょうに
何故か検事サイドの一方的な情報だけで“納得”を引き出そうとする。

絶対ここは、外に出て当時の目撃者探しとかもう一度始めるターンだと思ったのに。

結局、もう公的には扱えない案件ですから、せめて、人間的な対応を見せようという姿勢は
ハートがあって
ま、実際はそんなこと出来ないんだろうけど
その気持ちは嬉しいよな~と思った。
こんな検事が対応してくれたら私だって嬉しいな!

だかしかしっっ・・・・!
その中途半端な対応ってどうなの。

その、法外な対応自体の話じゃなくて脚本の方ね。
検事らの対応はこれで良いんですけど
ドラマとして、物語として、もう少し尺を取って説明を入れておくべきだったのでは。
ちょっと結論が中途半端だった気がするんですよね。

その尻切れ脚本がワザとなのであれば、その一角だけを垣間見せた理由って何だったのか。


・・・・まず
不起訴処分案件に於いて
「息子さんは無実だった」なんて、まるで暴行が一方的であったことが事実であるような発言を
検察官が安易にするのは、ちょっとどうか、と一瞬思ったのですが
それは前回のレビューにちょっとリンクしますが
検事とは人の人生を決定づける判断を下す以上
そのくらいの覚悟と責任を以って、発言をして欲しい訳で
ならば、このお父さんが
これが、検事側の一方通行の見解であるということを理解した上ならば
何の問題もない気はする。

事実、不起訴になったことに文句は言いつつも
不起訴=無実ではないことは理解している、というようなシーンがちらりと入っていましたしね。

でも、そーんな僅かな一言で、この責務を免れたと思うなよ。

検事が「あの供述は真実です」などと言い切るのは大変不自然であることは
あの父親は理解していても視聴者がそう取るとは思えないんですけど!

その説得力の弱さが気になりました。
ここまでの話の流れとしても
あのお父さんは加害者側の見識を知りたかった・・・・風ではなかったですし
孫に伝えるとなると、余計それが事件の真実であるかのように捕えられてしまうと思う。

ドラマであんな風に「被疑者の一方的な暴行だった」ということを
それがまるで真実であるかのように発言してしまったら
ドラマを見ている人たちへ、検事の取調べこそが真実を物語る、と誤解を与えてしまう気がした。
誤解とまでは行かなくても
ちょっと説明不十分で、不用意なシーンだった気がします。

それが真実かどうかを決めるのは裁判所であって、検事ではない。
そこをもっと誇張して表現しておくべきだったのでは?

これが、検事側としての判断であることをキチンと明記し
それが社会的な結論ではないことをハッキリ告げておくところまでやって欲しかったな~。
本当の真実は、裁判所が決めることで、われわれ検事が決めることではないのだと。

被疑者死亡で不起訴の状態で、ああ言い切るのは検事としてはやっぱりちょっと不用意だ。
だったらいっそ、死んでしまった以上、もう真実は分からないのです、と言った方が余程紳士的だった。

その辺りをもっと時間を割いて描くべきだった気がします。
それこそ、余計なシャッフルなんか組みこんだ脚本になんかしてないでさ~。


だって、裁判で供述内容が変わったり、別の証人の意見が新たに出たらまた状況は一変する。
勿論、このお父さんが知りたい“真実”はそういう社会的な真実ではなくて
もっとプライベート寄りな、誰かの視点であって
大雑把に言えば、きっと通行人などの目撃情報だけでも“納得”してくれたんでしょーけどね。

でもだから、つまり
そういう微妙なニュアンスの違いというのも、描ききれていなかったのが気になったと言いますか。
このドラマの脚本って結構下手くそ?

そもそもこの被害者のお父さんも、真実が知りたいだなんて何我儘言ってんの、という感じで
もう少しキャラクター造形といいますか、共感や同情を引く設定が欲しかった所でした。


そんな訳で、何やら色々詰め込み過ぎてて
どんだけバラエティボックスだ!って回だったんですけど
その割にはスコーンと昇華してくれるような収束力がないと言う感じで
う~~~~~~ん。
面白かったにはオモシロかったんだけどなぁ。

テンポの悪さをネタを乱発することでカバーされた?
あ、そんな感じ。
次回に期待します・・・。


それと最後にちょっと一言。

『久利生さんの破天荒なやり方に振り回されている』『やっぱり久利生さんは変わり者』

そういう印象を与えるために麻木に文句ばかり言わせるだけしかない脚本も
ちょっと稚拙な気がしてきました。
「もう嫌」とか「付いていけません」とか、そういう言い方しかないのか。雑すぎる~。
麻木がもう嫌な奴にしか見えないです。
脚本の意図は理解しますがもっとポジティブな方法で見せて欲しい所です。

久利生さんの評価すべきところって、そこだけなの?ってカンジ・・・。(ーー;)

そもそも2話で
検事は誰かのためとか、そうじゃなきゃ出来ない職業だ、なんて大見栄切っておきながら
麻木こそハートで仕事してないじゃん。
紙の上で矛盾がないから良い、だなんて、それこそ失礼だ。
前回の弁護士さんのやり方をディベートだと否定する資格もないわっっ。
どの口があの大口を叩かせたんだろう・・・・。

もうそのせいで、彼女のアフター5とか大食漢であることとか、ちっとも笑えなかったです。

・・・・・・と言う訳でこの矛盾がサイコーに気持ち悪いので
私の中で2話は脳内削除することにしました。
麻木は仕事の大切さも分かっていない機械的な女・・・・うん。その路線で。
この先学んでいくんですね。ハイ。

それと、事務官シャッフルもみんながタイミング合わせたように進言するクダリはちょっと吹きました。
その上、誰の思い通りにもならないというwww
おっかしーw

・・・んですけど!
でも文句ばっかり言っているようで、やっぱりなんかネガティブ。
どうしてこう、否定的な側面ばっかり見せるんだろう。
もう少しハイセンスなネタで笑わせて欲しいなぁ。
それこそ前回の合コンとか面白かったんですけどね。
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