Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*07*05(Sat)
家族狩り 第1話 感想
伊藤淳史さんに全部持ってかれた・・・っwwウケまくってしまったんですけど・・・っww
シリアスなダークドラマなのにー!
「そうなんですか・・・ええぇえぇぇっ!!」「で、誰が?・・・俺えぇえぇぇぇぇっ!!」
その顔w大袈裟なくらいのリアクションがインパクトでかすぎで・・・w
おかしすぎる・・・っ。
硬派に進む筈の物語が彼の存在で随分とポップに彩られていて、すげえ笑えました。
はぁぁ~ww面白かった・・・。


印象的だったのは、虫食い=商品価値のない?果物を包丁でザクッと切る演出。
毒々しいまでに極限まで変えた自然界にない色合い。
あれは洋なしですか?りんご?不気味な演出の抽象的センスはちょっと独創的でした。

途中挟まれた、藍色の壮絶なまでの美しい空とか
物語とは関係なく印象的なカットが所々に挿まれていて
なんか絵画的な造りな気がします。

そして何よりトロトロ進みそうな物語なのにテンポが良かったことは幸いでした~!
この手の作品は兎角、思わせぶりなコマを多用して、じっとりと進めてくるから
返って退屈辟易しちゃうんですけど
目まぐるしい程の多角的なアプローチであることも功を奏し
あっという間な感覚でした。

とにかく視点がいっぱいw
情報量が多くて、処理するだけでいっぱいいっぱいですよ!
様々な人間の関係図を描きながら、家族の形というものを四方から描こうという主旨は
評価したい。
特に誰視点、と定めていないことも、目まぐるしさを加速させていた気がします。

こういう形にしてくるとなると
描いてくるのは、まどろっこしいまでの個人の心情ではなく
総合的な現代社会の闇とか、そういいうことかな?
でもその分、キャラクター全てに影が出ていて、今後が面白そうです。

アルツハイマーを抱える家族の日々の負荷
一方で、無理解な父親と無関心な母親に抑圧される女子高生
学校モノなのかと思いきや、今度は児童相談所。親子の闇?
ドリンカーな父とDV。

怒涛に注ぎ込まれる、お約束な悲惨さは最近有りきたりとなってしまった社会問題代表格の列挙。
はっきりいって重たい映像のオンパレード。
今後の真剣さが問われるところですね。
それが全部パズルのピースのようにいずれ噛み合ってくるのだろうと視聴者に想像させる脚本もまた
巧みでした。

ちょっと真面目な感想を言うと
幾らキレイ事を言ったって、家族の中に潜む闇や罪が一番性質が悪く
表面化した殺人事件などがどれだけ悲惨でも
家族間に抱える問題の方がよっぽど問題という考え方は割と好き。
殺人事件だけを取り上げても仕方ないのだと。

「生きれば生きるほど辛くなる」
い~い台詞だわ~。
この台詞が出てくるだけ、本当は見ぬフリをしていた人の中の不安や恐怖を
肯定されている気がします・・・。
日々の中の、楽しいことだけでは決してない部分を的確に抉りだしている言葉だ。

一家惨殺事件が残酷であればあるほど、反比例して葬られる家族の闇を引き摺りだす
そういう話になってくれたら、結構好みだったりする。

「殺人現場なのに美しい・・・」ってどういう意味なんでしょうね?
犯人は浸っちゃってる気がする。
美しさっていうのは、得して 大概「哀しみの表現だから
「愛」を語るには、オーソドックスだわな。


一方、多用されている「I LoveYou」はなんなんだw昭和臭がする。
まさかここでワンコーラス歌っちゃうとは思いませんでしたよw
あれですか?
この愛が零れていく感じが、このドラマの象徴とでも言いたいんですかね?

こんな同情を引くような甘ったるい物語にはして欲しくないなぁ。
ここまでネガティブな情報注ぎ込んだのだから、社会派的な話にして欲しいです。
もっと淡々と抱える闇を描きだしていって、酸いも甘いもなく曝け出し
これが家族の一端です、とあっさり示してくれた方が似合うし、嬉しい。


そして、どの視点をメインに描くのか分からないまま、同時進行で
さっさと二件目の一家惨殺事件勃発。劇中的には3例目?
早い~。展開が早い~。というか、どんだけ事件注ぎ込む気なんだこのドラマ。

誰が何の目的で?
考えることは沢山あって、もう目まぐるしい~。
ミステリーとしても充分な出だしですね。
とにかく沢山の登場人物が飛び出てきましたが
もうこれで全部ですかね?まだ出てきたりしますかね?
この中に、もう犯人はいるんですかね?


ま~中でも笑ったのが
伊藤淳史さん演じる巣藤浚介に全て持って行かれた感がありますが
(もうホント、ここはどうしてくれようwww)
主人公・氷崎游子の存在感も悪くなかった。
こういう真面目でお堅い女性系、似合いますね~。<松雪泰子さん
彼女の不器用で鬱屈した負荷が良く描かれていて、それを見事に体現しているという感じ。
彼女を平たいヒーローにしていない所も面白い。

スパーンと頬を叩くシーンとか胸がスカっとした反面
一人、路線際を歩く夜のシーンは豹変しそうな怖さがありました。
ってか、あの線路なんなんだ・・・。

単純な正義感に燃える嫁ぎ遅れ中年女性かと思いきや
彼女もまた抱えている闇があり、むしろそれに潰されそうな危うさ。
いっそ、彼女がこのまま犯行に及んでも可笑しくない感じのレベル。
この複合的な感じが物語の複雑化を表わしてもいるようで、凄く良い。
というか、正義とはむしろ狂気と紙一重だと言わんばかりの展開もまた巧妙だ。


内包するエネルギーは何処かで爆発しそうだ。
警察に正論で食ってかかる辺りとか、「自分だけが可哀想だと思わないで!」とキレるとことか
あからさますぎるので
ミステリー的には、まあ、彼女はミスリードなのだろう。
同じ匂いが部屋に残されている、ということから
彼女の犯行にして、家族の末路を描いてくれても、それはそれで興味深い気もします。

とりあえず、どっちに転んでも良さそうな奥の深い切り口になっていて、初回としては上出来ですよ~。
誰が家族狩りを行っているのか?という謎解きの部分と
それぞれの家族に蔓延する毒を見せる脚本的配分も完璧でした。
とにかく1話はすんげー情報詰め込んできやがってきていて
アップアップな割には丁寧に纏められていたと思います。うん、及第点。


・・・・・でもだからっ!
伊藤淳史さんの突き抜けっぷりが半端なくて
他の印象が薄いんだよw私www(ノ∇≦*)
彼の印象しか記憶に残ってないよもうwキャラが強烈すぎるってのw

こういう硬派で重たいドラマにはウケ狙いやギャグは不必要と思っていましたが
これがどうして!なかなか入り込んでいました。
成程、こういう関わらせ方もあるんですね。おもしろ~い!ヾ(@∀@)ノ

彼は事件の傍観者なんでしょうね。
視聴者と一緒に驚き、慄き、知っていく。そのためのナビゲーター。
・・・・そう考えると、このくらいのリアクションはそれほど不自然ではなく
物語に溶け込んでいて、逆に重たすぎる部分を返って捕捉しているようにも見えました。
ならば、今の所、拒絶感はないです。
この先、事件の第三者的立場が崩れてくるとカンベンして欲しい・・・って位ですかね。

ってかっ!だからキャラが強烈すぎて・・・っっ。も~~っっ!!!゚・。・(●ノ∀`●)
通販で斧買っちゃうとこ目撃したときのリアクションとか
結局援助交際相手として指名されちゃうwww
アwホwかw
生徒にバレてヤケになってる辺りから笑った笑ったw

「先生はな!バスキアになりたかったんだ!
 君らもバスキアのように内なる不条理に目を向けてみろ!
 ――今日は・・・・前衛画を描く!君たちの心の中の熱いものを、爆発させるんだっ!!はっはっは~!
 テーマは――・・・家族だ!」

なんっじゃそりゃあぁあぁぁ~!!
イっちゃってるよもう♪

何でここで“家族”にしたのかって流れを考えると更に笑えるっっ。

しかも、ただ単に変人教師というのを印象付けたいのかと思いきや
何気にこのドラマの主旨に沿ったことを口にしていて
もしかしたら、ここで指摘させていることが、そのままトータル的なネタばれなんじゃないかと
勘繰ってしまうくらい。

「何言ってんだ、家族ほど不条理なものはないだろう!
 何故人は家族なんか作るんだ?
 君らだって生まれた瞬間に否応なく家族に組み込まれている
 だが家族とははなんだ?
 法律か?本能か?絆か?愛か?!」

脚本的に唸らされるような箇所は特にありませんでしたが
細部まで神経を行き渡らせているような流れに、とりあえず意識は持っていかれました。
とりあえず次回も見ようと思わされました。


それにしても、似合うな~伊藤くん。ヘタレで振り回される役・・・。
両手広げて指紋拭かれているシーンなんか爆笑もんでしたよ。

こういう開き直って突き抜ける感じも、彼の演技はワザとらしさが少なく楽しめる。
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