Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*07*01(Tue)
HERO(映画)木村拓哉主演 感想
地上波5回めなんだそうで。なのに視聴率14.0%。中々の人気作品ですね。
そういう私もこれで2回目の視聴。


HERO 2007年度作品
興行収入81.5億円
監督/鈴木雅之 脚本/福田靖



初めて観た時も思ったのですがこのストレートで単純なヒーロー像が素直に楽しい!
嫌味がある訳でもないし、負荷もない。
キャラクターが薄いともとれますが、それを意識させないだけの会話の応酬。
そこに色を添える服部隆之の音楽!これまた痺れるんだ!
分かっちゃいるんだけど燃えました。

実はレギュラードラマ未視聴。
SPドラマも未視聴。
この映画でHEROデビューだったりする。(そして映画だけ2度目視聴・・・)

なので恐らく、しっかり本編を拝んだ後に、映画を観ると
これまた違った感想がでてくるのでしょうが
レギュラー陣らのポップな会話も楽しかったですし、相関図も掴み易い親切な描写。
特に複雑な事情を知らないビギナーにも入り易い構成で
何の前知識無しでも、気軽に楽しめる内容になっていました。

・・・強いていうなら、中井貴一さん演じる滝田明彦の立ち位置が分からなかったくらい・・・ですかね。
が、これもストーリー本編理解には問題なかった。
知ってたらもっと感情的に揺れるシーンなんだろうなと思うくらいで。
蒲生弁護士や花岡代議士が単発なのかレギュラー時代からの確執があるか?で、また
クライマックスの爽快感や余韻も多少は変わるのだろうが
でも、然程問題はない。

あとは、恐らく細かい伏線やドラマファン向けの小ネタは仕込まれているのでしょうが
ごめん。今回はそこはさっぱりだ。
これも知ってたらもっと楽しめたんだろう。



この映画を観ていて思うのは、まず何よりテンポがいいことだ。
ここは大いに評価したいです。
設定は、検事ということで、事件と裁判が描かれますが
そこに狙いを定めていないので、物語はとにかく軽い。
人物や事件に深入りして噛み締めるドラマではなく、人間模様を愉しむ話なので
人間と台詞がかっ飛ぶ。
その軽さを以って、サスペンスタッチの群像劇が繰り広げられていくというスタンスになっていて
そういうテイストに相応しく話もポンポン進んでいく。
良く合っていると思う。
だからとっても気楽に見られる物語だ。
素直に乗っちゃったもん勝ちという印象を持つ。

加えて、特徴的なのがカメラワークですよね。
ストーリーに付随した独特のセンスを打ち出している訳ではないのですが
むしろそこは平凡な感じなのですが
あの中央サロンの真上から撮る構図だけは面白い。

いわば、立体正面図であるその角度は、タイムランの群像を描くドキュメントっぽく
物凄く親近感?現実味がある。
全員がカメラを上から覗きこんで顔だらけ(笑)になるカットとかも何度かありましたし
アップの多用も気になった部分だ。
それによって、キャラクターへの親密度とか距離感とかが実に良く伝わってきました。

こういう所からも
この物語が描こうとしているのは、法廷劇ではなく
人間模様というか、群像劇というか、城西支部の一コマなんだろうなと思われる。
カメラさんが何を描こうとしているかの意図がとっても明白です。
こういう所、いいです~。
スタンスが明確な所がまず私的に好感触。

それを更に捕捉してるのがOPでしょう。

あの緑の並木道に城西支部のメンバーが横一列になって、そこにかかるテーマソングー!
うをー!
かっこいいー!!
全員がカッコ良く見えるー!!
一気にテンション上がるっての!

こういう、ここぞという所の映像的狙いと、それを捕捉するこれまた狙い過ぎな音楽が
ストレートに映画を盛り上げている、そういう映画でした。
爽快感たっぷりの後味まで、悪くない。


事件も、特に凝ったものではないものの
それなりに何だろう?って惹きつけられるだけのものが用意されているのも、オイシイ所です。
小さな傷害致死事件があって
その被告のアリバイを主張する(ハメになっている)のが
別件の大型収賄事件の被疑者ということで
この小さな事件の判決次第で、その大物代議士が失脚するかどうかが掛かっているという・・・w

なにこの余波www
一見、すごく面白そうな題材だと思ってしまう。
でも勿論、この点はそれ程、広げられない。

いえ、ラストの大逆転にこの嘘がひっくり返されて
真実が暴露されるシーンはよっしゃーっ!ってなりましたけど!
でも、それだけの話で
特に大事件に巻き込まれる、というものではなく、大逆転へのネタというだけだ。

だとするなら、別に単発の事件でも、この作品の物語的な含みは充分だったと思うのですが
敢えて複合化させたことで
検察官・久利生公平の検事としての魅力をアピールする伏線(対比)として利用されていたのは
分かり易い設定。
つまり、久利生がどういう姿勢で仕事に望んでいるのか、という。

アリバイ崩しのネタとして浮上しつつ
久利生検事の検察官視点のラストの事件演説は
事件を複合化させていただけに伝わり易く
シンプルですけど、ストレートに言いたい事は伝わってきました。
細かい部分は置いておいて。

そういう前半の、地味で生真面目で隙のない、捜査?・・・検証姿勢は
久利生検事の「そこまで検事がしちゃうんだ~」という説明にもなっているし
検察の捜査権限の面白さも含まれているし
更に韓国語のクダリが
冒頭のスペイン語の伏線と相まって、最後のオチになるとか
いちいち、な~るほどって思わせられる。


更に、強引に方向転換した車には絶対乗り上げた際の傷が付いているという発想から
男魂と書かれた車探しに発展して
処理工場で、それが不正輸出したことのバレ方とか
そこから韓国へ飛ぶ羽目になっていく流れとか
この辺はもう~・・・っっ!何度見ても色々楽しい。
特に無理もなく矛盾もなく、勿論、強引さもなく、コミカルに話は進んでいく。

その辺の進め方はホント上手いな~と。毎回思う。
軽い会話の応酬と、それぞれのキャラクターのカラーを噛み合わせて
各々のサービスターンなんだろうなと思うけど
わざとらしくないし、普通に楽しい。

きっとレギュラー観てたら▲▲さんやっぱいいー!とか叫べたとこだと・・・!
んー!ちょっとクヤシイ!
親権ネタとか、火事ネタとか、ラストにこれまで関わってくるのも面白いですし。
アクが強いのに強くない演技はどれもとても自然体。
脇役陣の演技力が高いと見た。

とにかく、コミカルさと話の軽さが実に良く似合っていて
中盤までは観ていてホント気持ちが良い。


そして後半。
物語のクライマックスは勿論、蒲生弁護士との対決が物語を格を成していましたが
ここは「立証責任は検察側にある」というルールを上手く使っていたなという印象。
レギュラードラマがどういう構成になっていたかは知りませんが
検事という職業の面白さを、これまた端的に伝えるものになっている気がします。
少なくとも私には
テレ朝系列の検事ドラマよりは、検事かっけーwって思わせるだけの面白さがあった。

推定無罪な訳か、なるほどね。

検事が罪状を提示できなければ、被告人は無罪となる。
当たり前ですけど、検事視点では
立証の難しさってこういう所にあるんですねって感じだ。

でも、こういうの、個人的に大好物。
やはりこういう法律という柵の中で戦うって、観ているだけで堪んないっすよ!(私が)
ぞくぞくしちゃう。


ですから、強いて苦言を呈するのならば
傍聴席が埋まって、でも、最後にまたガランとしたのにははウケましたが
視覚的に両裁判の性質を表わしてもいて、面白い画だとは思いましたが
裁判シーンの見所ってその程度で
数回繰り返された公判の中で、目立った口頭での技量を見せ付けてくる訳じゃないから
クライマックス(頂点)ってどこなんだと。
(勿論何を以ってひっくり返すのかってことだろうが)

それはいいんですけど・・・!
しかし問題は
「これは人の命の重さを知るための裁判なんです」とか
「自分が何をしたのかを分からせるための裁判なんだ」とか
製作サイドが訴えたいテーマもまた、有りがちな正義論で
カッコイイいんだけど~~~っっ!!
良いんですけど~~~っっ!!
・・・もうちょっと突っ込んだ正義論をかまして欲しかった気はします。

更に、この小さな裁判は
久利生検事の、何にでも全力投球というカラーを打ち出すには充分ですが
(また、城西支部は相変わらずミニマムな事件を扱っているんだなって説明にもなってるのかな)
合わせて、悪役?最大の敵とされる、蒲生弁護士との戦いが
ちょっとチープな感じになってしまったのは惜しい。

途中、本気の蒲生くんが見れる~とかなんとか言う台詞もあったことだし
ちょっとだけ対決を期待したんですが。
最後の決めカードを出した時、蒲生弁護士は何の反論もなしかよー!みたいなw

折角の打ち負かすシーンをココ、映画の後半の山場に持って来たのだから
対決として、もう少し盛り上げてくれても良かったかも。

まあ、でもだから、
この映画は法廷活劇ではない、とw

確かに、そこに視点を持って行ってしまうと、消化不良に感じてしまうのですが
このドラマは、久利生検事が、何とかして被害者を救ってくれるんでしょって話なんだろう。

「手強いですよ、花岡先生は」
「え?・・・今俺たちがやってるのって梅林の事件ですよね?」

だから、多少劣勢でも、こういう一言でスカ―っと一本取るに充分!で
軸がブレている“オトナの事情”で裁判を行う蒲生弁護士の姿勢は
悪、とまでは言わなくても、一番大事なものを見失っている職業能力の低さを露呈させてもいる。
別にそれが可笑しいとまでは思いませんでしたが
目の前の裁判に集中していないことだけは事実。
同時に、弁護する人間を見据えていないことも確か。

となると、必然的に
検事VS弁護士という構図だけではなく、人間の思考やプライドとの戦いにも成り得そうなのに
やっぱり久利生公平はそんな挑発には乗らず
目の前の被告人と被害者、事件だけに集中していく訳で。

ん~、かっこいいですね~っっ。
彼が知りたいのは真実だけなのか?というとそうでもなく
やっぱり苦しみや悲しみからの救済を目的としてるんだろう。

あ~。だからタイトルがHEROなのか。(今更)

だからこそ、必然的に
ではどうこの裁判を攻略するのか?という切口に興味が湧いてくる。
その辺りの視聴者の誘導も実にストレートだ。
持って行き方がストレスないし、上手いし。

被告人が事件当時どこにいたのかを示す決定的証拠を見つけ出すために
地道な作業を城西支部メンバーみんなで協力し合っていくクダリもニヤけました。
こういう協力体制への盛り上げ方も上手く、ゾクゾクさせられる。
この駒が絡み合い始めた感じー!っていうの?

そうして下準備とバックグランドを整えて
ケータイ写真と駐車場スペースの矛盾という2枚のカードを揃え
いざ決戦!
「行ってきます!!」

なにこのベッタベタなシチュエーションー!
なにそのBGMー!燃えるー!!

あ~。だからタイトルがHEROなのか。(二度目)

この、来た来た来た~って展開はかなり燃えます。
べったべただけどイイ!


その後、2枚のカードでチェックメイト!・・・・かと思いきや
「被告人が現場に居たという証明だけで、殴ったという証拠ではない」とようやく蒲生弁護士の反論。
そこから先を敢えて描写せず、判決文のシーンへ。
しかも、判決を不服とし、控訴するという流れに。

この辺をしっかりと描写しないのは、やはりこれは法廷劇でもミステリーでもなく
東京地検・城西支部の人間群像なのだなと。
でもそれで良いとも思いました。それ以外で充分オイシかったですし。オモシロかったし。


総合的に観ても
最後まで減速することなく突っ走ってくれているので、単純にスカ―っと楽しめました。
ストレス抱える内容でもないですし、グロイシーンがある訳でもない。
レギュラードラマを一度観てみたい気にさせられる、そのくらいの吸引力はある映画です。
・・・動画巡りしてみるか。
たまにはこういう軽いタッチの映画でも観て息抜きするのも良いですね~。
楽しかった。

オチのラブラブモードも可愛い。
付け足しのようですが、雨宮舞子の地味っぷりが大変良い味を出していると思った。
となると、第2シーズンでどうしてヒロインを変えたのかが甚だ疑問に感じてくる。
そして二期に多少の不安が湧いてくるw

木村くんの演技もキレがあって気持ちが良かったです。
熱っぽく感情を爆発させるシーンと飄々とした落差がメリハリを生みだしていて
役が合っているのではないかと思った。
もう少し表情を造れると訴えるものも多くなりそうですけど
久利生公平という人物は余り血の気の多いタイプではなさそうですし
このくらいで丁度良いです。
コミカルなシーンでのちょっとした眉の動かし方とか視線とか、私は好きだ。
カッコ良かったです。

余談。ペン回し・・・w 懐かしいな~。
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