Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*06*09(Mon)
BORDER 第9話「越境」感想 破壊に次ぐ破壊に絶叫
なかなかハードなものを見せられました~。後味悪っ。確かにちょっとフリーズしてたよ私。
イヤ、でもこれはこれでアリでしょう。
人間の弱さを見事に描き切ってくれました!
っがっっ!
どうも作者の自己満足な陶酔劇を押し付けられただけのような気がするのは気のせいか。

台無しじゃん!問題なのはビターなオチの方ではなく、ここにこの顛末を持って来たってことですよ!
何この全てのストーリーを裏切ったようなラストはっ。
何だこの唐突にブツ切られたような話はっっ。
じゃあ、今までの流れは何だったのか。
物凄くデカイ突っ込みを入れたい。根幹に。

一話完結ドラマだから題材が独立しているのは当然ですが
全体の流れとして
確かに石川安吾の微妙な揺れ動きを描いてきてはいましたが
それを、周囲の仲間の存在や石川自身の倫理観が、辛うじて抑え込んで来た・・・
・・・っていう話でしたよね?!
違うの!?Σ(@д@;)

彼があっさりラインを越えてしまうのであれば、
これまでの経験や感情は何だったのだろう。私達は何を見せられていたのだろう。
『敗北』で、あんなに愛情を掛けられ見送った幽霊さんの気持ちとか
みんな無下にしてしまったじゃないか。

だったら今までの流れ、全部要らないじゃん。単発でいいじゃん。
石川くんには何にも届かなかったって言いたいのか。そう解釈されても仕方がない。
ここまで散々付き合わせておいて最後に見せられるのがコレなのか。

この作者さん、ここまで視聴者を付き合わせてきた、という意識がまるでない。
感じ方、捉え方は人様々であっても
大まかなインパクトが視聴者を誘導する意味をまるで分かって無い。
故に、どうしても作者の自己満足な主張を一方的に押し付けられただけのように感じられてしまって。


・・・・・と、思う一方で!
やっぱりこの作者さんの社会や世界を捉える視点って独特で
それが最後まで面白かった・・・。
そのネガティブ過ぎる、悲観論が堪らなくツボる。・・・んだよなぁ。

例えば今回で言うと
冒頭泣き叫ぶ母親。その後ろを未だ生きていた我が子の車が通り過ぎる・・・。
得して事実など、そんなものだと。現実なんて残酷なものなのだと映像で畳みかけてくる。
別にここ、後ろを通さなくても良い訳じゃん?

それとか
人間が一線を超えるのは、周りの支えの有無や、過去の経験・記憶とは関係なしに
ある時ある瞬間の、状況に因って、場合に因って突如崩壊してしまうものだと言っているようなラスト。
いとも簡単に、すぐそこに地獄の淵がある、という作者さんの世界観の表れなのだろうか。
世界の、非道さと無常さを描きたかったのだろうか。
美しい顔をした本性を、嘲笑ってみたかったんですかね?

捉え方が面白いですし、私好みですし、そういうところはやっぱり好きです。
刑事ドラマなんて計った様にハイスペックな人物ばっかりなんだから
人間の脆さを抉られて、ホント好みだ。
でも!それとドラマは別だろう。



まず今回はいきなりOPからスタート!見納め♪やっぱかっけー!
そして出てきた幽霊は少年!
そうか。最後の幽霊は子供なのか。

今回はここから、もう下世話な程の感情の煽りが大変ワザとらしかったです。
子供というチョイスだけでなく
この存在が石川くんの最後の一線を消滅させてしまうキーマンになるからか
妙に情感に訴えるような・・・要は、可哀想でしょう?と、あからさまな同情を引こうとしている手法が
かな~り気になりました。

「ぼくは天川弘志。おうちにかえりたい」
こう来たからには、帰れなかった無念に触れるような展開になると思ったのに
違うんかい。
そこ、関係ないし。

今回だけは今までと異なるものであり、純粋で無垢である存在を汚した最大禁忌・・・って設定を
強調しているようでした・・・。(´ω`◎)ゞ
ね、可哀想でしょ?ってことを盛り上げるための演出を頑張っているのは充分伝わるのですが
けど、そこまでされると逆に、妙に冷めちゃったのか、なんか説得力が弱くて・・・。
子供の死って、ここまで言うほど最上級に非道かな?
ここに至るまで数回取り上げられた、他の無念の死と、死は大差ない気がする。
どれも残酷だった。どれも無念だった。
死に区別はないし、神聖化するものでもないのに、特別化している点に妙に違和感が残りました。

ここで石川くんにとって汲み取るべきは、犯人を捕まえられなかったということではなく
頑張った石川くんを幽霊(少年)だけは見ていてくれた、ということなのに
石川くんにはそれは過ぎた言葉のようで
苦しさだけが募っていってて、そのすれ違う感情は、見ていて辛かったです~。(>_<)
もう少し自分に甘く生きられたら、こういう葛藤は抱かなかっただろうに。

その意味でも、子供のケースというだけで特異な性質を持っていたとは思えないし、
そう思わせるだけの説明も弱い。
石川くんにしても
少年の死が哀しいっていうよりも、死をどう捉えるかの視点が偏ってしまったという印象でした。


――――なのにここまでお膳立てしたのに、もうここから死者はほぼ関係なくなってしまう。
えーっ。導入だけ?!
犯人は確かに少年が教えてくれましたけど、結局、証拠を残さない狡猾な犯人だったために
打つ手が無く、無念を晴らしてやることも出来ないまま事件は収束。
葬儀が始まり、少年は「ありがとう」と感謝を述べて消えていった。

・・・・ここ、ちょっと『敗北』と被りますよね。
ワザとだろう。
ワザと相似にして、今度は違う未来を描いてきたことは面白かったです。
でもその差が何処から生まれたのかって考えると
ここまでお膳立てしてきた“子供の死”と石川くん自身のモチベーションの2点だと思われ
だったら、もうちょっと子供を石川くんと関わらせて欲しかったよ。
一人勝手に自滅したようにも見えちゃわないか。


更に、問題はここからドラマ最大のクライマックス・石川くんの『越境』が始まる訳ですが
どうもラストに掛けて、BORDERというその境界線が
死者とのコンタクトではなく、正義やモラルとの一線、という風にシフトしてしまった感が拭えない。

そもそもこのドラマは、死者との境界に立つ主人公という視点で始まったものなのに
ラスト2話は軸がブレてしまっていると思うんですけど。
メインが死者とのコンタクトであって
そこに人間としてのモラルや生きる者としての使命なんかを絡ませて肉付けしてたんじゃないのか。
むしろサブなのは、取り上げている正義のラインの方であって
メインは生者の境目だろ、と。

様々な境界を匂わす複合的なテーマで描いてきていた筈なのに
ってか、そういうものだと思っていたのに!
それも違うんかーいっ。∑(〇Д◎ノ)ノ


だから石川くんが“超える”瞬間にも、壮大な葛藤や苦悩の果ての・・・という重みがまるで見えなかった。
劇中の言葉を使うなら
「痛みに支配」されていくクダリが弱過ぎでしょう。

・・・いえ、今回の劇中に限って言えば
徐々に石川くんが追い詰められていく過程とかが、役者の熱演もあって
めちゃくちゃ伝わりました!
小栗旬さんの表情が何より良かった!
喜怒哀楽だけでない、微妙~な表情を繊細に演じられていて
眼だけで、口元だけで、眉だけで語っているというか。
騒ぐでもなく、怒るでもない、息が詰まる程の激情っていうのが白熱してました~。
すごい!


・・・・・けどさー。
それを今話だけで見せられてもね・・・。
これまでの全9話を掛けて徐々に染まっていくように作ってくれればまだ重さが伝わるものの。

彼が憑かれたように徐々に病んでいくのを
序盤から回を増すごとに見せていって欲しかったです。
その心の葛藤と揺らぎをもっと台詞とかシーンでしっかり見せて欲しかった。
そうすると最終回のネタバレになっちゃうか?
・・・・でも、そうしないと、随分軽い自制心だな、という印象しかなくないですか?

石川くんは無表情なキャラですから表現しにくい嫌いはあったと思いますが
時々激昂してましたし、可能だったんじゃないかと。
元々だんだんと自身の心も病んでいくという設定、らしいですが
そういう風には、見えなかったな~。
苦しんでいるけど、辛うじて耐えていける、信念のある人って印象でした。私の主観では。
BORDERに立っている人なのだと。


まあ、ともかく、その、様々な意味を持たせていた“BORDER”の含みが
いつの間にか正義と悪の境目という単調なものにシフトし
軸がいつの間にかすり替えられてしまったことが何よりとにかく残念でした。
だからラストも、脚本家さんの独り善がりに悦に入っている、非協調性を感じてしまうんですって。
非常に勿体なかった!ここは声を大にして言いたいっ。

それに、個人的には
どうせ『越境』するのであれば、生者と死者の方のラインを超えて欲しかった(爆)
それでこそBORDERって気がしますけど。(笑)
死者を冒涜させない番人のような・・・・悪魔的な?・・・や、オカルトな話では無くw
上手く言えないですけど。
初回で言っていた「一番大切なものは絶対他人から奪ってはいけないんです」みたいな。


・・・・・・・・・・・・まあいいか。(よくないけど)

で、兎にも角にも
この事件を切欠に石川くんはこれまで散々堪えて来た、その一線を遂に越えてしまう訳です。
この最後の破滅行動が、言葉じゃ言い尽くせないくらい、ダブルトリプルパンチでした!!

つーか、超えちゃうんだ!!
なんちゅー結末!
確かにこんなの予想してなかったよ!Σ(@□@;ノ)ノ
踏み止まると、誰もが彼を信じていたと思うよ!
それをあっさり裏切る脚本・・・。うーわ。このひとホントにSだ・・・。

さ・ら・に!それだけじゃない。

「どうやって貴方が私に辿り着いたのか、いまいち分かりませんが・・・」
そういう絶対悪の犯人・安藤。
その点(能力)が石川くんの唯一の切り札であり
視聴者としても、プライドっていうか、誇りっていうか、自慢げなカードだったのに
それさえラストに潰される。
「こちら側の世界へようこそ」

えぇええぇぇぇ~。それもバラしちゃうのかよー!Σ(@□@;ノ)ノ

石川くんの自制心もそう。
軽くないのは知ってますよ。前回引き金を止められたのですし。
でもそれも台無し・・・(T_T)


この、何もかもを台無しに潰していく感じ!
この、積み上げてきた全てを自己崩壊させていく感じ!

なんつーか、ある意味ものすんごく潔い何かを感じてしまった・・・。
すげぇな。
普通、人間誰しも、自分の作品には愛着があり、ここまで大胆に壊せやしないと思うのですが。
プロの世界と言うべきか?いやぁ・・・・どうだろう。
まかり間違えば唯の迷惑に過ぎないが・・・。どうだろう。

そうやって、最後に作者自らの手で破壊してみせることで
ではこの作品は何を訴えたかったのかって考えた時それがいまいち掴み取れない。
破壊や崩壊を描いたエンターテインメント、というジャンルもありますけど
この作品の場合はそういうのでは有り得ない気がするんですよね。

ってなると、何処かに何らかの意図がある訳で。

それが良く分からない。
絶対作者は
最初から、このラストで石川くんにBORDERを超えさせようと企んでいたんだと思うんですよね~・・・。
むしろ、そのために、前振りとして8話分の話を作った、とさえ考えられるのに。


破壊したのはそれだけじゃなかった。
更に、ここまで築き上げた人間関係!
ここからの、皮肉たっぷりに無情な破滅のアイディアは、稀にみる悶絶級でした!
ここはもうホント!そんなのアリ?!って感じ!

何故誰も彼に関わらないのか?
最後の最後に来て、石川くんだけにフューチャーした作風もちょっとだけ不満ですけど
もしやこれにも意味があるのだろうか?
仲良しこよしな物語を描きたかったのではないとしても、そこもまずなんか不自然でした。
尤も、石川くんだけクローズアップした話になっていただけに
彼の堕ちていく過程がじっくり描かれていたと思います。
(でもだから、その分、9話だけ浮いちゃった、という印象)

その“運命の皮肉”みたいな連鎖もまた、後から考えるとスパイシーでニクくて!

立花なんて、冒頭の駐車場でずっと振り返っているのに!
電話までして「頼んだぞ!」って心配してるのに!

サイモン&ガーも「今回はいいです」とお代を貰わない。
「今日の安吾くん、なんかおかしかったね」←安吾くん呼びっっvvvv ここに来てそれーっ!?
「大丈夫かな」

便利屋も「今回は頂きません。陽の当たる世界の道理がどんなものか分かっているつもりです」
(だから、今回だけを特別視する意味がちっとも伝わらないんですけど!)

中盤までみんながこんな風に石川くんに妙に協力的だから
どう逆転をかますのかって視点ですんごく期待させられた。
なのに!

一番皮肉だと思うのが、こういう優しさや人の情が逆に石川くんの背中を押してしまったとも取れることだ。
前の時は止めてくれたのに。
恩情や慈愛といったプラスの感情よりも
否定や拒絶といったマイナス感情の方が、人の心により深く突き刺さるのか。
少なくとも、この作者さんは、そう捉えているって感性がだから(以下略)

石川くんの『越境』させたのが、絶対悪というよりも、そういう人の世の愛情や人情だっていうチョイスが
何とも皮肉で切なくて、哀しい。
酷過ぎませんか・・・もう・・・。( ノω-、)

も~~~だからっ!こういう作者のSな部分が最大限に全開すぎるよ!
付いていけないよ!(笑)
突っ走り過ぎだー!!


もう一つ、気になった石川くんが越境する条件として唸らされたのが
キーワードとして存在していた“弾丸”

思えば、前回「何故抑えられたのか分からない・・・」と石川本人が呟いたように
理屈ではなく、辛うじてコチラ側に立てていた彼が
では何故今回、越えてしまったのか?
この間までと今と、彼にとって何が異なるのか?

そこの説明として、振り返ってみるに
そう言えば冒頭さり気無~い一言で流されてしまったが
「どうして手術しなかったの?」

弾丸を取るかどうかの間で揺れ、しかもそれに証拠という明確な目的まで含まれていた間は
その迷いが彼を不安定に、ある意味、コチラ側に保留していたということか。
弾丸と共に生きる=境界線とちゃんと向き合う
その覚悟をしてしまったことで、皮肉にも彼の中のBORDERが消滅してしまったということなのか。

そう考えるとめちゃめちゃ意味深っていうか、非道で過酷な運命ですよね~。
そんな人生だなんて。
だからなんて哀しいお話にしてきたんだ・・・。

この辺の捻りの脚本は実に見事で巧すぎて!とても気に入っています。


哀しいと言えば、堕ちていく展開もまた、寄りに因ってソレをチョイスするのかと言いたくなるほど
切ないものばかり。
だからこの作者の社会を見る目線の暗さというかシビアさがとことんネガティブってーか。
(それはもういい)

例えばこの切欠となった犯人像も
ドラマ序盤から登場していた最大の敵とかいうスタンスだったらまだしも
こーんなひょっとこ出の新米キャラに堕とされちゃう訳ですよ。
唐突感と無理矢理感しか残らない一方で
敢えてそうしてきたのかと考えると
もしや、人間の運命なんかこんな風に突飛な人物がいきなり運命狂わせちゃったりするもんだと
言いたい?

協力者や周囲の関係性が優しくあればあるほど、逆に石川くんを追い詰めていくクダリも
結末を見た後となっては壮絶。
そもそもだから、石川くんはそれほど禁忌的な葛藤を抱いてきたようには見えなかったんですよね。
正義の橋の上でちゃんと苦悩していた気がします。
なのに、周囲の優しさが一気に彼を決壊させて誰も止められなくて・・・(T_T)
うわぁあぁぁぁ~・・・・・。

情報屋さんの台詞が沁みた。
「じゃあ、どうすればいい」
「相手がしくじるのを待つんです。じっくり。腰を据えて。
 その間に戦う知恵も増えていきます。必ず。とにかく焦らないことです」
「その間に死んでいく者を見殺しにするのか」
「消えていく命を必要以上に儚んではいけません。心が持ちませんよ」

“必要以上に儚んではいけない・・・”
なんって哲学てな台詞なのだろう。普通こんな言葉出て来ないよ・・・っ。ヽ(´□`。)ノ・゚
私の心が抉られました・・・。


でも、もう、石川くんにはその声は届かなかった・・・。
若さゆえって感じで。
市倉班長に、何かあったら承知しないとか釘を刺されていたのにね・・・・。
石川くんが堕ちてしまった衝撃をこの後みんながどう受け止めるのかを
敢えて描かないのも、視聴者のご想像にお任せしますと言う建前に隠れた
見事なSだと思う。


中盤ちょっと、釈放された安藤とちょっと絶対正義と絶対悪について語り合いますが
何でその程度で挑発されちゃうかなぁ!石川くんっっ!!
「中途半端な正義で敗北する」であの時の傷を思い出しちゃったのかな?
ここのやり取りはちょっと長過ぎ。
でも、今回のお話のテーマは全てここに集約されてた気がする。
このダラダラした会話の焦点が、結局このドラマを通して作者が貫いてきたことなんだろう。たぶん。
悪があるから正義がある、とか。この間の光と影の話を彷彿とさせますし。

「いつから悪に染まった・・・」
「さあ、分かりません。ところで貴方が正義に染まったのはいつからですか」
この押し問答は不覚にも成程と唸った。


比嘉に頼むぞって電話する立花。
比嘉も途中までは追い掛ける。←付いて行かないのかよ

そしてクライマックス!
二人が屋上で対峙するシーンは黄砂が掛かった様にくすんだ空で
クリアじゃない所がもうこれでもかってほどベタなシチュエーション。
屋上に今時柵がないことすらスル―出来る絶望の世界へのカウントダウンっっ。

そして緊迫感と瞬間を演出するのは、無音。やっぱり無音にしてきたか。
BGM一切カットでまたしても役者で勝負してきたのは素晴らしかった。
時折微かに入る風の音も無常感たっぷり。
ホント劇的というかロマンチストというか!
こういうとこホント好きです!

「貴方と私には決定的に違いがあります。私は、悪を成すためなら人を殺せます。
 でも、貴方は殺せないでしょう?また、私の勝ちですね」

ぽん・・・・と手を離す石川くん。


叫ぶとか泣くとかなくて、息が止まるような衝撃。
すんげー張りつめた空気感が音もない空間に広がっている映像は圧巻。
間の取り方も絶妙。

この瞬間、超えた瞬間、石川くんは気付いたんだと思われる。
殺すことじゃ、勝てない。
そして更に、皮肉にも自分は“逃げれない”

「こちら側の世界へようこそ」

ああ、やっぱり・・・・って絶望する一筋の涙・・・・。
うわーっ。うわーっ。
ここはこのドラマならではの救いの無さですね~。

恐らく、これが、ここが、本当の「敗北」だったのでは。
挑発に乗って、負かしたかったのに、逆に負かされた。

そしてブラックアウト。

~~っっ!!!!・・・っっ!!!!
んもーなんちゅー絵画的なドラマなんだーっっ!!



そして、本編が終わったあと、こんな末路を演出したくせに
CMコール中にバックで敢えてこれまでの回想を行うスタッフの神経もSだわ~。
意味分かんねぇぇ~(爆笑)

悪くはない。
悪くはないが、良くもない。
気に入ったか、気に入らないか、そんな種類の問題でもない。んーっ。
結局結論としては、人間は孤高なものである、ということか。
後味悪いのも、嫌いじゃないですけどね~。
なんとも言えない結末でした。
最後の最後に石川くんにまで裏切られる。
予想外って本来こういうことを言うのかも(笑)

やっぱり名前でネタばれしてた?安吾くんて。

特に連続ストーリー(連載物)としては失格、でしょうね。
ここまで付き合わせて、最後にこんな結末見せられるのなら
別に石川くんを惑わす“BORDER”は死者でなくても良かった気がする。
逆に、この結末、つまり最後に越境を言いたい物語だったとするならば
もう少し別の描き方の方が良かった気がする。

なら絶対悪だという安藤を逃がしておいていいのか?っていう問題もありますが
そういう即物的な話じゃなくて。


勿体ない。デモ、何かの一角は確実に築いたと思える作品だ・・・。(@_@;)
じわじわと描き切った丁寧な崩落への助走が後から後から響いてくる・・・。(>_<)
後味悪すぎだ・・・。
私的ベスト5には入りそう。

色んな意味で激しく動揺中。
動揺しすぎて思考が上手く纏まらない・・・・。



ここまでBORDER記事に一緒にお付き合い下った皆様!ありがとうございました!
パチパチもいっぱいありがとーです!
一緒にガクブルして(笑)盛り上がれて、とっても楽しい春クールでした~。ヾ(´▽` )ノ
また何処かでお会いできたら幸いです。<(_ _)>
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COMMENT


海野さん、こんばんは~。
早く読みたかったぁっぁあ~~海野さんの感想。
同じく、ラストに最高にがっかりでした。
崩れ落ちた視聴者多かったと思いますよ。

もうね~「はぁ?」でした。
テレビに向かって結構大きな声で「えぇぇぇぇーーーーーー」って言いました。
そう見せかけて実はそれは想像で実際は突き落とせず屋上で打ちひしがれてる。
だとばかり思ったのに!!!!
ほんまにほんま~~~に落としてしまったの?がびいいいいいいいいいん!
こんな事なら夢オチの方が良かったワイ!
落としてしまった夢を見て、汗だくだくのうなされるはーはーぜいぜいの石川。
でいいじゃん!

別に自分が思うラストでなかったので怒っているわけではなく。。。
なんでしょうねぇ~非常に単純で簡単な事だと思うんです。
やっぱり主人公が犯人と同じレベルになるなんて、ドラマの暗黙のルールが無くなったらもう視聴できないです。
最終回だから、ま、見れないですけど。。。
そこらへんは海野さんががっつりうまいこと書いてくれているので読めてすっきりしました。

最終回を除き、今期のドラマでやっぱり1番面白かったです~~。
なんか、でも続編あるような気がします。

しかし、海野さんの文章量はんぱないですね~。
時間も相当かかるのでは?
それともどんどん指が動いてすらすら書けてしまうのですか?
それとも、うんうん唸りながら気持ちに沿う言葉をひねり出すのですか?




2014/06/11  | URL | クッキー #cYq3zJsc [edit]


こんばんは~。お久しぶりです~。また来て頂いてありがとうございます~!
私の拙い感想文まで楽しみにして頂いて!
嬉しいです~~~。

このドラマ観てたんですねっ。
私も8・9回を除き、大満足でして、今期に限って言えばダントツ1位ですよ~。o(≧∪≦*)o
満足度も近年稀に見るトップクラス!
こんなラストじゃなかったらDVD購入を検討してたと思われ。

というか、今期、中途半端な作品が多すぎ・・・。


やっぱりクッキーさまもラストに衝撃受けましたかw
コメントタイトルに吹いちゃいましたw ちゃぶ台てww

本当に近年稀に見る孤高に突っ走ったお話でしたね。石川くんが、ではなく脚本家さんが。
私の文章が多少、行き場のない想いを書けていたら嬉しいです。


私は後味悪いのも好きな方なので、悪に堕ちてしまうエンド自体は最悪許せるとしても
このドラマで主人公が犯人と同じレベルになるのは、ちょっと違う気がします。
こういう衝撃はズルイな~と感じてしまって。

更に、そう思ってたのは視聴者の勝手な推測だろ、と言われている様なこの屈辱感w
どうしてくれようw


> 落としてしまった夢を見て、汗だくだくのうなされるはーはーぜいぜいの石川。
> でいいじゃん!

確かに!
その方が彼の苦悩や重みが伝わってくるし、救いのない感じも出せますし
続編も期待させますし、常識的ですよね~。

ここまで石川くんと一緒に、色んな憤りを耐えてきたのにね。
一人で行っちゃうなんて酷いですよ、全く。



ところで、いつもいつも長い感想文でスミマセン・・・(笑)
どうしても、ついつい長くなっちゃうんですよね~。もっとコンパクツに纏めたいです。

記事の作り方は断然後者です。(^^ゞ
スゲーPCの前で唸ってます・・・。

大体1記事平均3時間くらいですが、1時間くらいで適当にあげちゃったのもありますよ~。
しかもアップしてからも数日は実は結構手直ししてます。

一方、今回のBORDERのように心が根幹から揺さぶられてしまうと、思考が纏まらなくて
一日寝かせてから書き始めたのですが
今回は衝撃が強すぎで、精神から乱されちゃってて(笑)
実は3日かかっちゃいました・・・。( ´Д⊂ヽ

映画とか2時間クラスの作品になると一週間ぐらい延々と手をこまねく場合もあったりします。
もっと端的に纏められるようになりたいです~。
こんな延々と書かれているもの、それこそ読むヤツいんのか!ってたまに思うので
目を通して下さってとても嬉しいです~。o(≧y≦*)o


この度はコメントありがとうございました!(^^)/
2014/06/12  | URL | もくず #- [edit]


安藤が安吾の肩を叩いた時に、てっきり安藤は生き返った。
やっぱり生きていたんだと思い込んだのに、無情な
「こちら側の世界へようこそ」の一言
ギョエ~~の世界になっちゃった・・・衝撃すぎました。

でもやっぱり今季一番のドラマでした。もくずさん、最後まで
書いてくださってありがとうございました。今日もまだ・・・
と少々心配していました。本当に楽しかったです。
2014/06/13  | URL | orugann #MRMrgk5Q [edit]


すみませ~ん、ご心配おかけしちゃったみたいで!(^^ゞ
本当は週末には上げられる予定だったのですが
思考が纏まらなさすぎて、お待たせしてしまいました。
待っていて下さって、ありがとうございます!

ホント、これ以上ない衝撃でしたね~。(>_<)
ぎょえ~の世界すぎて空いた口が塞がりませんよ~。

私もこの3カ月、orugannさまと一緒になって、ぎゃーって叫べて本当に楽しかったです。ヾ(@^▽^@)
ここ最近見掛けない、脚本に力を入れたドラマでした~。
燃えました・・・o(≧y≦*)o
やっぱり振り返ってみても、私も今季一番であることには変わりないです~。
DVD買うクオリティではなくなっちゃいましたけど、再放送があったら間違いなく観ちゃうな~。


> 安藤が安吾の肩を叩いた時に、やっぱり生きていたんだと思い込んだのに

そうそれ!
私も、あれはそうしたくて仕方がないという安吾の願望であって、妄想であって
安藤の挑発に乗るとは思いませんでした。
乗っちゃうのかよー!って哀しいですよ全く。

でもあれから日が経つにつれ、ちょっと落ち着いて考えてみたんですけど
安藤自体も実は特別な人間でこの世の存在でなかったとか・・・・
オカルトなオチも過ぎりません?

だって、幽霊なのに安吾に触れるの?とか疑問も残りますしね。


或いは、落とした画すら、妄想の一部だったってこと、ないですかね?
本当は落としてないんだよ。
そうやって、自身の中で禁忌を破ることに躊躇いがなくなった人間こそが
正義との違いであって
そういう心理状態を巧みに汲み取った安藤が
貴方も、こちら側の人間になれますよって言っただけだったとか!

そうなると、安藤が安吾に触れるのも説明が付きますし
最後のあの涙は、俺もコイツと変わらなかった、という諦観の涙であることには変わらないですし。

やっぱり、石川くんには
ここまで関わってきたみんなの想いが何も伝わってなかった
人の死を見ても何も学んでなかった、
そんな人であって欲しくなかったですよね。


こちらこそ、最後の最後までお付き合い下さって本当にありがとうございました!
コメも嬉しかったです。(*^▽^*)ノ
2014/06/14  | URL | もくず #- [edit]
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