Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*05*31(Sat)
アリスの棘 第8話感想
ヘビィだ・・・っ。想像を遥かに超えた展開過ぎて!ええぇえぇぇ~っっ。
重過ぎてちょっと耐えられなくなってきました・・・。
いいよいいよ!復讐劇なんて綺麗事だけで済まないとする方がよっぽど美しい!
こんくらいダークな展開してくれたら本望だわ!

そういう負の連鎖が堪らなく濃厚で、その非生産性を謳っている感じがめちゃめちゃ刺激的でした。
今回だってまさか悠真先生がこんなあっさり死んじゃうとは思わなかったですよ!!
かなりの衝撃です。
もっとアウトサイドから傷つけ合って泣くだけの、平面的な(平和的な?)内輪揉めかと思ってましたよ~。
しかも!
ラスボスだとばかり思っていた盤台教授まで殺されたーっっ!!
うっそだー!!!

これはもう衝撃的すぎてっ。
ええぇえぇぇ~!聞いてないよー!
リークしようとした盤台教授が銀座の夜道を一人歩いているシーンで
背後から近付く不穏な影にまさかまさかと思いつつ
もう空いた口が塞がりませんっ。(そして死体もちょっとコワかった)

そ・・・・・っかぁぁ~・・・・。
ラスボスは有馬教授だったか。
このトラップは見事としか言いようがない。

登場当初から怪しさ満点で、明日美に立ち塞がる敵になりそうではありましたけど
そのポジションは、どう見ても
自らの手は汚さない感じの、全てを知ってて利用している感じの
強いて言うなら、次期教授戦に躍り出ようとしているだけの野心家だとばかり思ってた。
美味しいとこ取りするだけの。
何話か前のレビューでも言いましたけど
故に、明日美に対する、唯一の天敵(善意の審判)なのかと思っていたんですよ。

まさか小山内孝夫を殺した張本人だったとは。
カンッペキに騙された。

盤台教授は表向きに主犯格を演じさせられていたダミーだった訳か。
ってゆーか、盤台教授の「医療ミスを全て庇ってきた」・・・って・・・・?
ええっ?ここまでの立場や名誉も全部、造り物?
病院を背負うベテラン医師って姿すら偽物?

うわあぁあぁぁぁ~。
これまで見せられていたドラマの世界観が全て崩れていく・・・・・。
すっげー。

視聴者的にも、見せられていた虚像の世界全てが崩れていく。
その変化と共に、並行して描かれたのが、主人公明日美自身の崩壊。

急激に変化する状況の悪化と
明日美に与えられた結末の挫折が
これまた絶妙に噛み合ってて、もう最高!良く出来た回だわ~。


まず、前回のあの最悪な状況。
盤台教授を追い詰める筈が
これまたケアレスミスで詰めが甘く、有馬教授との繋がりを見極められずに
逆に復讐の証拠を握られてしまうという失態。

いやはや、萎えた萎えた。
どう見ても有馬を信用するだけの条件は揃っていなかったですよね!?
西門もあんなに必死に止めたのに安易に行動するからこんなことになるんじゃんか、と。
自業自得だよ。

そもそも明日美の立場なら
「この病院に居る人間は誰一人信用できない」と突き放す方が余程納得がいく。
だって父親の死を病院ぐるみで隠蔽されたんだぞ。
何故有馬だけ中立だと思えたのか?

更に、そのあと、伊達の反逆に合う。
これもまたサイアク。
返り討ちにあうリスクを考慮していなかったことも浅はかだし
復讐した相手に、こんな風に恨まれてしまうことを予想すらせず、対策も練っておらず
反逆する隙も与えない程ダメージを与えきれなかった辺りが敗因ですね。
甘い甘い。
そんな子供騙しな復讐劇なら、やめちまえー。

更に!
そんな明日美を庇って悠真先生が刺される。
これ・・・どう見ても、明日美の責任だぞ。
自分の復讐劇で無関係の第三者が傷つくリスクすら、考えていなかったの?
サイテー。

・・・・・・とか思ったのに!
思ったんですよー、先週は!
それを実に綺麗に回収してきやがりましたねっ。(ヘンな日本語・・・)

つまり、明日美はホンボシに無防備にも突っ込んで行ってしまった訳ですね。
有馬こそが、真に復讐すべき相手だったと。
多少、前回の攻防戦は詰めが甘いですけど、これで先手を取られた理由も納得できました~。

更に、ここで明日美サイドとしては手掛かりが一旦途絶えてしまったことになるので
復讐劇が頓挫することになるんですよね。
それで、留まることを知らなかった明日美の歩みを止めるために持って来たシチュにも
この有馬に上手を取られたってことが使える訳で
勿論、それだけじゃ弱いから
畳みかけるように悠真先生が刺されてしまうと。
この二重のショックで、自暴自棄になるほど追い込まれる。
う~ん、うまい~。
捨て身の覚悟でやってきた筈の明日美が立ち止まるんですから、それ相応の理由が必要ですもんね。
このシチュなら物凄く納得でした。

ここで、悠真先生が結果的に死んじゃうことまでは想定外でたまげました。
更に、盤台教授まで殺されるとかは、もうなにそれ~っ!な展開ですよ。
ヘビィな世界だ~。
一気にバックグランドのダークさも感じさせられてゾクゾクです。

明日美が善人顔して行ったことが、結果的に無傷の第三者の命を奪う。
復讐するとは、そういうリスクを伴うということ。
それを今更気付くのか?どんだけお綺麗な復讐劇考えてたの?とか
今更のように落ち込む明日美にちょっと辟易。
しかしだから復讐は否定的でなければならない、という建前を保てた上で
この予定外の不慮の死が
真実を引き摺りだしてくる、という、この悪魔的な運命がもう!

その崖っぷちから
有馬が接触していた患者と
西門が別件で知っていた患者と
有馬とのリンクが運命的に浮き彫りになってきたクダリはもう圧巻!
見事なストーリーでした~。
ぬおおおぅ~って唸らされた~。

しかも、これって、
盤台教授が殺されたことを、傍目にはこれもまた明日美の仕業だと思われるのも
また無理のない状況であって
「次は誰を殺すの?この人殺し」とか言っちゃう星野美羽の存在がまた!
いいっ!
「これで満足か?」と問う盤台教授の捨て台詞もまた複雑な人間関係を匂わせていて
そもそも明日美から見たらこれは小山内孝夫の名誉回復だろうけど
別な角度から見たら別の視野が広がるっていう負の連鎖がね・・・もうたまらんー。
有象無象が右往左往してるーっ。←?

盤台教授からしたら息子の死は因果応報なんでしょうけど
明日美からしたら、父親を奪われたことと同じ事をしたことになる。
同族に堕ちたのに、恨む筋合いないだろって思う訳で
これで憎むことも出来なくしたんじゃないか、自分で。
そんなことが、本当に正しいのか?
(ちょろっとだけ出た盤台の妻が気の毒で仕方がない)

事態がみんな最悪な方向へ向かう感じがもう最高!
繊細な粒がね、こう・・・繋がっていく瞬間っていうんですかね?
主体的な形ではなく受動的な形で入り込んで来た逆転のカードもそうですし
本人が意図しない所で勝手に動いていく周りの環境ってのがすっごく面白くて
そういう不可抗力な人間社会の動きを丁寧に描いているな~って思いました。
すっげーよ~ドロドロで~。

そして、そんな傷痕を抉るように切り裂いた過去の罪が
ようやく真実の形を見せ始めて、明日美、復活。
ここも無理がなくて良かった~。
あの少年がこういうキーマンになるとも思ってなかったし!


そもそも明日美に、何故かもうそれほど同情出来ないんですよね。
父親が殺されたからって、誰かの人生を壊していいのか?という部分に
最終的には明確な説得力がないので。

だから主役なのに悪役にも見える。
明日美が余計なことして、他人の人生を狂わせているだけに見える。
考えてみれば、ストレートに明日美の行為を肯定させるような物語にしたら
復讐を認める話しになっちゃって
それは倫理的にどうなのって疑問も湧いちゃうでしょうし。

その微妙~~な立ち位置を、上野樹里が実に繊細に表情で演じているな~と思います。
声の細さとかも含めてナイスキャスティング。

このドラマは所々詰めが甘くて、時々萎えるのですが
今回はそれを払拭させるだけの真実が用意されてて、おったまげました。
めちゃめちゃ楽しかったです。
前回の萎える展開なんて、カバーしてお釣りが来たよ~。
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