Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*05*20(Tue)
相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ 感想
今回用意したテーマは国防でした~。なんつーか、タイムリーすぎて何とも言えない・・・・。
映画の製作期間を踏まえると狙っていたとも言えないのにw
あまりにタイムリーすぎて、観ている間、終始、某記者会見が脳裏を過ぎって笑ってしまった。
しまったな。あの会見前に行くべきだった。

その『国防』を論じるのに、孤島という隔離されたシチュエーションを持って来たのは面白かったです。
内容を観ても、別にこれ、孤島である必然性は何処にもなかった気がするんですよね。
むしろ、都市や本土の僻地を舞台にしていた方が
天然痘のリスクが強調され、ラストの危機一髪が物凄く緊迫したと思われる。

また、外界からの隔離という意味では当然
ミステリーの定番・クローズドサークルになるのかと思えば全くそんなことはなく
もう出たり入ったりw
ロケーションがコロコロ変わっていくのは、ある意味目まぐるしく、面白かったかも。
しかし、故に、まったく孤島である必要性はなかった。
ってゆーか密室である意味もない話だった。(爆)

なのに、それでも敢えて絶海の孤島を舞台にしたことを考えると
観客への、メッセージ性を促す意図で
その、閉鎖的、且つ、独善的な視野が、無意識にテーマへ強調されてたのかな~と思う。

何故なら、少々、打ち出しているテーマが、白熱した衝突もないまま
提起されただけで終わってしまったから。

物語は終始、民兵の価値と意義を唱え、そこから国防の重要性を訴えているのですが
最後までそれに抵抗する大きなテーマ性を打ち出してくる訳でもない。
かといって、この民兵に対して正義的な理論を持たせている訳でもない。

社会派と言われる相棒シリーズですが
今回は、テーマとして国防を持ってきてはいますけど
その課題や問題点を、特に浮き彫りにするような感じで描きだしてきている訳でもなかったです。

でも、その脆弱性を
絶海の孤島というシチュエーションで行っていることと
ラストに意見を交わすシーンはお互い対等な位置から向き合って対峙するのではなく
ガラス越し。
敢えて、相手は塀の中という、その画的な状況で行っていることこそが、答えだったのかなと。

つまり、この状況で、彼の理屈が如何に偏っているか、という点を画的に描写している気がしました。
幾らリーダーが偉そうなこと言っても、もう答えは出ちゃってるんじゃないの、って
裏でほくそ笑まれている気がするというか。
あからさまな限定的立場で吠えているだけのように見せられました。

そういう、台詞ではない部分で訴えてきているのがユニークです。
サブタイの巨大密室って、独自の進化を遂げた、とかそういう意味の隔離でしたね。(^^ゞ



・・・・・という見方をさせられてしまうほど
問題提起や切り口は悪くないと思うのに、民兵側のリーダーとしての資質が如何せん中途半端。
なんで!??
彼のキャラクター造形に小一時間ほど疑問を投げかけたいw
普通に殺人事件の犯人像としてもチープだよ!(映画仕様じゃないよ!)

敢えて、自衛官としていないことを踏まえても
正面からこの国の防衛能力について論じる気はないことは明白だ。
彼の理論に、正当性と説得力を持たせようとしている訳ではないことも分かる。

分かるがーっっ!!

それにしたって!
もうちょっとマトモでハイソな人物設定にしてくれた方が面白かったよっっ。

細菌兵器だなんて扱い難いものを使おうとしている時点で
既にオカシイオカシイ。
細菌兵器や原発を盲信して、社会から隔離されているからブレーキがなく、暴走してる~。
敵だけでなく味方や関係無い人にまで被害が出ることを厭わないと考えている時点で
充分テロリストやがなw

そもそも、持っていることを外に知らせることで牽制することが外交としての威力なのに
隠し持っててどーすんだw
いつ言うんだw今でしょw

・・・・・だったらこれは、唯のテロリストを断罪するお話なのか、と勘繰りますが
だがしかし、物語の構成を見ても、中途半端に防衛省やら自衛隊を絡ませているからには
その意図は、そこにはないと考えられる。

だとするなら、もう少し硬派な信念を持った人物を持ってきて欲しかった。

多少の犠牲はやむを得ないと言うにしても
そもそも、彼らが守ろうとしているのが
国防ではなく自衛、ただの自己防衛の域を出てないのが情けなかったです。
もう少し、突っ込んだ議論を持ってこれないのであれば
島で起きた殺人事件との関連性を掘り下げて、命について
防衛と刑事の立場の違いを誇張するとか、な~んかやり方があったような?

例えば、折角、国防に対する切り口を持って来たのだから
国防の不備を民間レベルからも考え直す切欠となるような犯人さんと
その理想に理解を示しつつも、殺人を容認する訳にはいかないという刑事としての
つまり、人を一人殺してまで国防を一民間人が論じる物ではないという右京さんら刑事の立場と
対立を見せる、
そういう終わり方にした方が、面白かったのにな~。

それで、ラストに、国防に邁進し過ぎた嫌いを右京さんに指摘され、
「間違ってはいないですが、だからと言って、人を殺していては意味がありません」
みたいな締めにしてくれれば、まだ問題提起としての肩書は保てた気がします。

そう!
結局、島で起きた殺人事件が自衛官らと何ら深くリンクしてくる訳でもなく
依頼主とスパイとの会話や目的を示唆するシーンもなかったので
この辺の感情移入がまた、平面的っ!
なんで!??(二度目)

この依頼主が一番、おバカチャンだったよ・・・・。泣けてくるくらいピエロ・・・。(T_T)

しかも、防衛省まで絡ませておきながら、ただ自衛隊の天然痘の行方を探していただけかーいっ!
というw
盗難てw
なんてお粗末なwwww

特に陰謀渦巻く壮大なドラマが待っている訳ではなかった・・・w
まあ、いいんですけど。


とにかく、結局、最後まで、
自分たちさえ助かれば、他人はどうなっても良いという持論が見え隠れしてて
一方で、その無鉄砲な姿勢はお国のためだと散っていったかつての大戦を彷彿とさせ
それを文化も閉ざされた僻地で行うから
その矛盾と言うか皮肉というか・・・・。タイムスリップ・・・。
・・・・・・。

・・・・ともかく!
大義名分を隠れ蓑に、あっさり人殺しも容認する非情さも見えて
それで国防なんて語るのはやはり偏屈と言わざるを得ないです。
要は、そういう国防について、真面目に議論する程の問題提起にすら
なっていなかったというのが正直な所。

そのための説得力が、この人では弱過ぎるってのが致命的でした。
ホント勿体ない~~~。
そんなだから、右京さんに「流行り病」だなんてバカにされちゃうラストしか持ってこれなくなる訳で
この程度の持論なら、確かに流行り病レベルだ。

「平和ボケしてお友達に護ってもらってる」という皮肉も
「国防という流行り病」も双方理解出来る信念を感じるだけに
この犯人の稚拙な設定がなんともお粗末で、勿体なかったです。


な~んか、いつものように視聴後に深く考えさせられるといった雰囲気ではなくて
そこがちょっと残念かも。
相棒が提示してくる社会派テーマは、毎回割と楽しみにしているので。

まさか、その孤島が、島国である本国を揶揄しているとかまで言っちゃってるんだろーか?
↑深読みしすぎです。たぶん。

そしてトドメはラストのカイトくんの「出口ならきっとありますよ!」
・・・・。
軽いっ。軽過ぎるっ。
ここまで事件を傍で見てきたオマエの感想が、ソレなのかっっ(爆笑)

右京さんの相棒というよりは、研修生みたいなカイトくんですが
その若さが相棒には似合っていないな~。
亀ちゃんだったら、もっと寄り添うような、共に議論しあえるような、そういう言葉を出してくるだろうに。
カイトくんでは右京さんに寄り添い支えるパートナーには成り得ない。(ーー;)
彼の若さが右京さんの刺激になる、という影響を期待しているのでしょうが
それを可能にするだけの、キャラになってないし・・・。(T_T)

このシメも、折角の広大なドラマを、勿体なくしているなと思いました。
相棒は、ラストはやりきれない社会の無常や不条理を噛みしめるエンドが似合うー。

特に、冒頭から重厚な音楽を奏でて、孤島の悲劇をドラマティックに演出されていて
いきなり重たいもの見せられそうだなと期待させるだけの映像でしたので
そのラストがこれなのか、と思うと、ちょっと脱力・・・。

音楽もガンガン流して、盛り上げていたのが特徴的だったのに。
スコールとかもあって、効果音が大きめだった印象です。
BGMは派手だったというインパクト。



ま!そこはいいや!
とにかく自衛隊小ネタも楽しめましたし、テイストとしては面白かったですし。
それよりもですね!

問題は、これ、こっちです。
この映画は、相棒という名の刑事ドラマな筈なんですよ!!
少なくとも、並行して描かれている国防なんてものはこの際お飾りで良くて
肝心なのはミステリー(事件)の方でしょう!

事故死が実は殺人だったのでは?と疑いを掛け始める所までは良かったのですが
そこから延々、事件の全貌が見えてこない!
これ一体どういうこと?!!!

とにかく開始から、恐らく半分以上の尺を使って、この事件を引き延ばされました・・・。
いえ、延ばされること自体は、悪くないんですよ。
ただ、映画が始まってから半分近く経っても映画の主軸が見えてこないっっ!!!
えぇーっっ!!Σ(°◇°;)

暈かされたまま、事件に何が起こっているのか、何が分からないのか、そして何をするべきなのか。
そういう謂わば骨格みたいなものが全然見えて来なくて、
誰も解説してもくれないので、
一体、何を目的に、話が進んでいるのかがちっとも理解出来ない。
や!話は理解出来てるんですけど(笑)

例えば、事件がこの島にどう関わってくるのか?とか、
この島で起こっていることの何処に綻びがあって、過ちが起きたのか?とか
そういう伏線やら、思わせぶりな謎を見せられて
初めて、物語に興味を抱いたり、先が気になったり、ワクワクしたり・・・するもんです。

右京さんが電話を掛ける→呼び寄せる→このためか~。
・・・という見せ方をしてくる脚本ですよね相棒って。最初に展開のネタばれはしてくれないタイプ。
でも、その「このためか~」が延々とやってこないw

とにかく、どうなったらマズイのか、今何をしているのか、とかも分からないので
ハラハラしたりとか全く無く、
ただただ、ずっと頭にハテナ浮かべて物語追ってました。(-"-)

これ、脚本にも問題があると思うんですよ~。(ーー;)
もう少し台詞なりカットなりで、状況説明入れて、観客を導かないと。


それでも、極限まで引っ張られた事件も、ようやく終盤でメイン・問答シーン。
右京さんたちは、基本、刑事ですからね。こっちが本職です。

なーのーにー!

ええぇえぇぇ????
それで自白しちゃうの?Σ(;☆□☆ノ)ノ
うっそでしょ!
「証拠がない」なんて言っていた犯人が、右京さんが杖の溶接の跡を指摘した途端
自白。
ずっと右京さんの説得も推論の域出てなかったのに、それで認めちゃうの?!
ってか、この島にずっと暮らし続けている人間の杖に溶接の跡があるからと言って
それが殺人の証拠とは限らないでしょー。
逆に、それが決定的証拠となるのならば隠せよせめて。

んもー、そういう所をちゃんとしてくださいよ~~~~。

足掻かなかったけど、何とも見苦しい犯人でした。
潔いとか、殺人への正当化を見せたいのだとしたら、
最悪、貴方のためならと慕う部下や愛馬を巻き込むなよ。オトコみせろ~。

崖っぷちから転落死じゃダメなのか。それじゃ警戒されると思ったか。
その辺りがチキンだってのw
もっと別の何らかの殺害方法じゃダメだった理由は何故なのだろうか。


実際の事件としても、特にミステリー的な謎解きがある訳でもなく
だからと言って、凝った殺人事件になる訳でもなく、国防への前哨戦になる訳でもなく
事件が俺たちの理想郷の崩壊序曲となっていった・・・とかいうロマンでもないし。
別に孤島ならではの殺人でもなかったですし・・・・なんかミニマム。
事件そのものと、その動機が、単調で平面的。

しょぼくても纏まってはいて、楽しめはしますけど
刑事ドラマとしての「相棒」としてなら、もう少し、凝った犯人から僅かな綻びを指摘し
証拠や証言を精査し
高度な推理と盲点の指摘をするのが良かったな~。
右京さんスゲーw的な。


・・・となると、じゃあ、やっぱりメインは事件の方ではなく
この孤立した島で起きていた、暴走する国防論への警笛だったのか???
という疑念も湧いて来て
それでこの犯人像・・・。だからコイツの人間性が(以下略)



でも!
その犯人に辿り着くまでの捜査は
東京にいる米沢さんを呼び寄せたり
ついでにトリオ・ザ・捜一まで偶然来ちゃったり!!
ワラワラ増えていく辺りは笑えた笑えたw
お馴染みメンバーが合流するシチュは燃えた燃えたw
ぞろぞろとw

「希望はミイラ取りがミイラになることです」
あっはっは!適役~♪
そう来るわけね~っっってかんじです。

ここの無理矢理感は、ファンサービスと言った感じで
漫画チックに進んでいくのですが、それは違和感、逆になかったです。返って面白く感じました。
このくらい突飛な方が、似合ってて、スパイスにもなってますし、イイですイイです。
飛行機の中での 「「「「あーっっ!!!」」」」には吹くとこでしたよw

島の警察さんが、結局アッシーになって3回クルーザーを同じ構図で運転させられるシーンも
ウケましたw
本庁に言い様に使われる地元警察w
この人、イイキャラだった・・・w

そんな風に、映画としての見所も、これが遠く離れた絶海で起きた事件であって
そこへ出入りするだけで大変だという設定を持って来たことですかね。
ケータイは通じないけど、衛星電話は通じて
それを駆使して東京と連絡を取ったり
邪魔者として追い出されるにしても、本物の自衛官に護送されちゃうとかw
私有地で孤島で、かなりの絶海っていうシチュエーションならではの展開でした。


そんな訳で、総合的には
私的相棒の最大の魅力(と思っている)社会派テーマと事件が
双方とも盛り上がりに欠けたので、ちょっと消化不良かな。
でも面白かったですよ~。
統括的な見応えは充分ありますし、話の筋は通っててしっかりしてましたし。
ラストの天然痘を隠し持っているクダリなんかは
あー!あの時の車かーっ!って感じでした!

あれはてっきり、殺人事件を隠蔽するための証拠隠しだと思ってたよ・・・。


余談ですが神戸くんが登場したシーンに掛かったBGMに大爆笑しちゃったんですけど(心の中で)
何アレ。
前からそうでしたっけ???

他キャラクター造形は、もう十八番ですね。
上手い具合に、噛み合ってて、多少の無理矢理感はスル―できます。
やり取りがバラエティに楽しめました。
リアクションや、仕草一つで、相棒ワールドって思える辺りが長年の経験値ですね~。
さすがそこは安定のクオリティでした。

まあ、私はイタミンの「死ぬかと思ったぁぁぁ」にノックアウトするとこでしたけどw
みんなにスル―されてる辺りもウケましたw
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