Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*04*19(Sat)
アリスの棘 第2話 感想
なんか色々凄かったです。女の執念というか、憎悪の激しさが冷たさと共に描かれていた。
痺れた・・・。

復讐するために医者になったという設定から、何だそりゃと倫理観に反発を抱き
そんな動機で医者なんかやってほしくないと医療行為を軽視している気もしたし
復讐モノは大概ドロドロとしたみっともない感情を惜しげもなく披露し
それが延々続くので共感出来ないだろうなというのもあって
第1話は見逃した。
でも時間が余ったので第2話から流し見したらハマった。

このクールビューティさと不安定なところが物凄く魅力的でした。
上野樹里さんの甘えた声とのギャップが、逆に非情さを露骨に見せず心許なさを残していて
見ていてハラハラ感を出していました。

復讐という形を取っているとは言え、
大まかに分類すれば悪をやっつけるダークヒーロー。
そして相手は一新米医師が太刀打ち出来るような相手ではない絶対的権力者。

それを細身の身体と戦略で孤高に失脚させていく・・・・。

やっべ。楽しい・・・。


医者という舞台上、一応医療行為を題材にはしているものの
医者と患者というステージで悪意が行われる訳ではなく
当然、医療行為を悪用するものではなかった・・・(当たり前か)
むしろ、医療行為を私的利用しているのは、裁かれるべき過去の罪人たちであって
その理由はどれも(とはいってもまだ2件目だが)傲慢や強欲に満ちた救い難いもの。
視聴者的にも共感はし易く、単純だ。

更にそのターゲットに辿りつく過程は軽く流し
準備段階もほとんど省略し
描かれるのは、完璧な罠と、それに見事に落ちるターゲット。

そして、そうまでして追い込む憎悪と執着。

余計な装飾を省いている分、感情がストレートで
ぶつかり合う人間の業が熱い熱い。
悪あがきするターゲットとの白熱した言い分と、静かにトドメを告げる主人公に
ノックアウトですよ~っっ。
ターゲットの断末魔が、これまた壮絶!
正に無敵のヒーローそのものだわw
爽快だ~。きもちいい~!
脚本の潔さに高度なプロ根性を感じました!

そこに流れる主題歌まで煽る煽る!
うっわー!なんかすっごく好みかもー!


正直、この犯罪の根幹である父親に何があったのか?なんかどーでもいい感じだ。
そこにミステリー的要素を匂わせているものの、
私としては、各話で“退治”される罪人との戦いが見応えある。

彼女をここまで駆り立てるものというのが、父親の死というあり触れたものな訳で
その動機に脆弱さを感じさせないだけの、濃厚な対峙関係が描かれてくるので
別に切欠はそこまで気にならないかな。

でも葬式場で畳みかけられる悲劇は下衆の極みですよね~。
死んだ人間をとやかく言うなんて、それだけで最低。しかも葬儀場でいうかなっ?!
更に濡れ衣着せたとか、もう最悪。
「お前は下を向いて生きろ!」ですよ!子供に向かってだよ!
同情を超えた怒りを抱かせられるものを持ってきましたね。
犯罪に向かわせる説得力はあると思いました。

だからこそ、無力で何も出来なかった自分を責める主人公の
やり場のない哀しみが痛い。

で、復讐しつつ、葬られた真実を炙り出していくってストーリーな訳ですが
上記したように、準備段階などもほぼカットしてしまう脚本なので
どう追い詰めるのか?っていうのが最大の興味。

それが見事に決まった時のこのエクスタシーw

くおーっ!たまらんっっ。
って感じです。


上野樹里ちゃんの人当たりの良さそうな喋り方は、見様によっては薄気味悪くもあり
なのに、あんまりドロドロしたものは感じさせないのも好感触でした。
狂気染みた顔されたり、激しい感情をあからさまに見せられると
返って冷めてしまう・・・というか昼ドラになっちゃう。

それでいて歩みを止めない憎悪とやり場のない悲哀がひしひしと滲み出るキャラ。
危ういのに、頑丈。
強靭なのに脆い。

いいなぁ。
この復讐をするだけのために生きている滑稽さや愚劣さも
スル―出来る勢いがありました。


勿論、それを可能にするには、それだけの相手役が必要な訳でして
1話2話とも、敵役は完璧だった!
い~い感じで、ぶつかり合っていた。
1話の美人医師の最後の断末魔とか
2話の狂っていくチキンな我慾とか。
すごいすごい!

相手役がどれだけ悔しがるかで、視聴者の胸のすく思いが膨れ上がるというものであって
演技からその結末までどれも非道なオチで最高っ!
おー!楽しー!
良い役者さん選んだなぁ!


特に、2話の劇的な公開処刑は見物でした!

「私にも家族があるんだ!根拠のない言い掛かりで!評価が下がったら困るんだよ!!」
この台詞をあの場で言わせることで責任を取らせる非道さ。
なんちゅーシチュエーションっ。
たまりません・・・っ。

同じ台詞でも、相手に因ってこんなにもリアクションが違うのかと魅せる脚本もまた
もう流石としか言えません。
一介の少女に言い放ったあの時は意味がなかったのに!
権力がなければ、泣き寝入りなのが現実なんだって暗に言っているよう。
こんな医者は現実にはいないだろうが
患者の立場の弱さはあながち外れてもいないようで
その辺のメッセージ性も面白かったです。

付き合うよ!この復讐劇!
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