Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*03*13(Thu)
チームバチスタ4螺鈿迷宮 第10話 感想
うわわわ~。詰め込んできたぁぁ。ちょっと冷静になれない~。
色んなことが畳み掛けられてちょっと息苦しいくらいの暴露大会でしたね。
でもそれなりに綺麗に纏めたと思いました。
何より物語序盤レビューで恐れていたことが現実となりそうで。ああぁあぁぁぁ・・・・。

厳雄先生はスタッフのケアから患者の闇は勿論、家族のことまで全部一人で背負って
そんな彼を支えるものって何だろうってずっと思っていて
それが崩れた時、彼はどうなっちゃうんだろうって思っていて
一人消えて行きそうだよと危うさを感じていたんですけど
正にそうなりそうだよ。恐いよ。


とにかく今回は厳雄の表情に打たれました。
こんなにも必死で頑張ってきた数年間を全部無駄だと言われたようで
ごめんなさいと呟く葵に、寂しく微笑んで首を緩く振る厳雄の優しさがイタイ。
そんなにも全力で守ってきた葵こそが助けを求めた相手が
自分ではなく白鳥さんだったって事実もまた残酷で。
報われない~。。゚(゚´Д`゚)゚。

勿論、厳雄のやってきたことが正義だとか正論だとかは思わないですけど
それでもみんなのためにと思って費やしてきた献身的な想い全てが否定されるの、ツライ・・・。
切ないーっっ。
ひじょ~~に切ない~っ。

繰り返しますが今回、厳雄の表情がとにかく素晴らしかった。
アップとか照明とかを巧みに使って演出した見せ方も上手い。
運命を呑みこんだ人間の哀しさと
そういう哀愁と諦観と自己犠牲も厭わなかった贖罪にも似た姿勢が
言葉じゃなくて何とも言えない表情に凝縮されていて
とにかくズーンと響いてきてしまいました。
見ているの、辛かった。



いよいよクライマックス!犯人も犯行の全貌も動機も全て判明した10話でした。
ちょっとソレどーなの?え?と思う箇所もあった気がしますが
勢いで乗り切りましたね。

犯人は葵くんだと決めつけての白鳥さんのアクティブフェーズ。
ここはもっと追いたてるように段階的にトーンを上げて早口で盛り上げてくれても良かったかも。
で、「やっぱりそうでしたか・・・」で落とすと。

そうすると劇的なシーンが演出出来たのに。

それでもそれなりにそんな感じで盛り上がってはいました。
きっと誰もが葵くんを守ろうとして発生したのであろう桜宮家の闇を
そのキーマンである葵くんを吊るし上げることで真実を暴露させる。
なかなかの王道路線♪

好きなんですよね~。こーゆーの。
もっと露骨に演出されたらすっげー燃えてた。

でも今回の話のレベルの高さはそこじゃなかった。
とにかく脚本としての構成が巧い。
どこを誰の台詞にするとか
どういう手順で告白を踏んでいくのか。
そういう組み合わせが素晴らしくって、もう何も言えないです。


まず犯人は華緒先生でしたね。
そっかぁぁ~・・・・・。全ての迷宮はここに繋がるのか・・・。
うん。悪くない。
割と納得出来るものを出してきたと思います。
戸山君も立花先生も彼女が殺した。・・・うん、無理ない人物設定ですよね。
消去法だともう彼女しかいなかったんですけど
それでも割と衝撃受けました。

そして殺した理由。
両方とも葵くんを見られちゃったから、だったんですね。
そっかぁ。

戸山くん、あれだけ怯えていたのに華緒先生を問い詰めちゃったのかー。
せめてぐっちーに話してからにすれば良かったのに。
いや、警察に伝えるなんて、何で脅迫みたいなことしたんだろう。
ここがちょっと不透明でした。

いえ、人として死んだ人間を匿うなんて間違っている、とか
医者としての使命感みたいなものが原動力であったとする視点からなら
単純に不思議もないんですけど
じゃあそもそも戸山くんは華緒先生を最初から脅迫に行ったのか?って考えると
それはどうも違う気がして。

身寄りもない彼が碧翆院を家族のように感じていても不思議はないし
碧翆院を天馬くんのように盲目的に盲信していたという描写はなかったですけど
間違ったことをした時に
責めたり脅迫したりするような間柄には・・・・見えなかったですよね。
少なくともそれくらいの愛情はあったんじゃないかと勘繰るくらいの距離感を匂わせていた気はする。

だからこそ真実を知ってしまった戸山くんもまた仲間にしちゃえばいいだけの話だと
何話かのレビューでも書きましたけど
正にその通りで、そう思う訳ですよ。
対立する立場ではなかった気がするんですよね。
なんで口論になっちゃったんだろ?

この辺はもう少し明確な理由が欲しかったな~。


立花先生の方はもう仕方ないって分かる。
びっくりした立花先生の気持ちは関係なく、そこで発作が起きちゃったのね。
それで衝動的に殺しちゃったか。

んー。不運でしたね。これは。どっちにとっても。
起きなくても良い殺人だった。
起きずに済む殺人だったというべきか。


そしてやっぱり厳雄は知っていたんですね。っていうか家族全員知ってたんだ。
少なくとも立花先生のことは。
戸山くんのことは死体発見時、厳雄は本当に知らなそうだったから
あとで華緒が厳雄だけに打ち明けたとか
そういうことですかね?


知っていたって言えば
すみれも葵くんを死んだことにして生かしておくってこと知ってたの?
当時、その場にいなかったんじゃないの?
ってか居るじゃん!その場に!
なんで???
あれ?じゃあ、すみれは何を知らなかったんだ?
何で葵を死んだことにするかって理由の方か?
みんながすみれにも隠していた事実って何だったんだ???
さゆりの悲劇以外に隠していたことって何だったの?安楽死を知らなかったのか?

ここ、誰か解説してくれ・・・。(;一_一)


で。
バラバラCTの犯人は葵くん。もう一人の葵くんってとこ?
手紙も葵くん。もう一人のね。

冷静に見るとここが結構無理矢理設定なのに
その背景が厳雄先生の哀しい決断に繋がる肝となっているので
その強引さがどうでもよくなってしまう。
まずそれが上手い。
上手く繋げて来たなって感じです。

葵くんはバチスタ事件以来、ずっと白鳥さんのファンで・・・・白鳥さんは彼のヒーローだった。

バラバラCTはもう一人の葵くんに因る挑発だった。

だから家族が必死に自分を守ろうとしている気持ちを無下には出来ないけど
でもこんなの間違っているっていう倫理観と葛藤し続けて
その苦しみから逃れようと白鳥さんに助けを求めた。
本気で求めた手紙だった。

それを葵くんの本音を唯一引き出したぐっちーだけが引き出せたってのもまた切ない。
さっすがぐっちー!という爽快感もあるし
そのシーンのぐっちーの口ぶりも安定の癒やしっぷりだったし
何より
最後の最後に誰も気付かなかった葵くんの真実をぐっち―が語るっていうこの流れも良かった。

事件の真実を炙り出すのが白鳥さんの役目なら
事件の闇を白日の元に出せるのがぐっちー。
名コンビw


同時に冒頭でも言いましたけど
ここからの一連のシーンの厳雄がとにかく切なくて優しくてイイんだ・・・。(つД`)・゜・

厳雄があれだけ自己犠牲を払って、しかも同じ医者であり父親でもある自分よりも
葵はテレビで見た白鳥さんの方を頼った。
それは厳雄にとってどれだけの侘びしさと寂しさを募らせただろう。

なのにそれを自らの口で語る大人の優しさ。

「君は葵のヒーローだったんだよ白鳥くん」
「だから手紙を送ったんですね。揄うためじゃなくて本当に助けを求めて」
「『助けを求めて』?」

しかしそこまでは誰も気付かなかった事実で
つまり桜宮家の闇の部分で
要するに、みんなで愛して守ろうとすることが返って葵くんを苦しめていた。

その真実をぐっちーが静かに告げる。

それを知った時の厳雄のアップがまた何とも言えない顔で
可哀想で切なくって・・・・。
うおー!!

ごめんなさいって子供みたいに謝る葵くんに
緩く首を振って、優しい笑顔を讃えて、黙って何も言わない。

この表情がもう~~っっ!!!!

厳雄の道を誤らせたのが家族なら
その過ちに気付かせるのも家族だった。
その哀しさっていうか、厳雄の後悔を思うともう・・・っ。


その直前には葵くんが崖から落ちて(これは本当に事故だったってことか)
運ばれてきた日の回想が入って
「大丈夫だ!」と
必死に葵くんを助けようとする厳雄がまた切なくって。
この日、まだ何の悪夢も訪れていなかったこの日
本当に純粋に父として医者として助けようとしていて
そんな厳雄の心境を思うともう・・・・。
煽りが上手すぎるってー!

何の弊害もなく、ただ純粋に人を助けたかったあの頃が
葵の一件で全く狂わされてしまった。
それでも「家族を守るためなら何でもする」って言っていたように
自らを闇に堕として必死に守ってきたのに、それは全て空回っていた。

そういう愛情は要らないって言われたようなこのラスト。
誰かが何処かで止めてやらなきゃならなかったのに
誰も頼れなかったこの孤独も過酷だ。

それは以前「守るものがないなんて可哀想な人間だな君は」って白鳥さんに言ってたけど
それが反転しますよね。
むしろそれは守ることでしか人を愛せなかった自分を諌める想いもあったのかもしれない・・・とか。

そしてこのドラマではこれまでずっと個人の尊厳とエゴの摩擦について描いて来ているから
何となく厳雄の愛情もまたエゴだったのだというニュアンスも感じて
少なくとも多くを語らずともそういう捕捉を可能にしている訳で
そういう様々なコマが一つに重なってきた結実回の見事さが
これまた凄かったって気がして。

・・・・・・まあ、そんな深読みはともかく(笑)
堪え切れない運命の非情さ、皮肉さ?を感じました・・・。
スゴカッタ・・・・。
そこから厳雄が背負ったものが重たくってね~。
苦し過ぎるよぅぅ~・・・・。
うわあぁぁあぁぁぁ・・・・。

泣ける・・・とは違うんですけどグッときた。
色々堪らなかったです。


そしてっ!
問題はこれで守るものを全て否定されて、守るものを全て失った厳雄が
これから先どうなるのかと思うとめちゃめちゃ不安だ。
これまで危うい均衡を辛うじて家族という存在によって保ってきていたのに
それを失ったら壊れちゃうんじゃないだろうか?

終末期医療では看取る方のケアがなくて参ってしまう人も多いって台詞もありましたし
厳雄はずっと人の心の闇を誰よりも敏感に感じて
一番必要な台詞を掛けてあげてきていた。
それってつまり厳雄本人がそれを理解出来るだけの苦しみを知っているってことにもなるから
ずっと危うさを感じたんですよね~。
ポキっと折れちゃいそうだ。

例えば今回の華緒の告白シーンだって
さり気なく背後に立ち、肩に優しく手を置いていたこととか。
そういう細かな部分が今回とっても凝っていたと思った。
役者プロ根性を見た回だった。

そういう心の燃え尽き感?みたいなものを表現したのであろう、バックからのオレンジの照明とか
これまた哀愁漂ってて
胸が締め付けられた~。
逆光になってて、厳雄の表情がほとんど影になっているってところとか
背中に当たる温もりのオレンジが逆に寂しさを煽るっていうか。
実に素晴らしかったです。
映像スタッフのプロ根性も見た回だった。

色んな意味でクオリティの高いクライマックスでした。
でも本当のクライマックスは来週ですよね・・・うわわぁぁ~・・・。。・"(>0<)"・。



一方!
ぐっちーと白鳥さんコンビの掛け合いも今回も良かった~!あはは~o(*^▽^*)o
「すぐにやめさせて僕を呼ぶんだ」とか
「ちょっと黙っててよぐっちー!」とか
白鳥さんのぐっちー大事すぎだろっぷりが露骨でニヤけたわwwww
だからこのシリーズの二人、仲良すぎだってのーっw o(//∇//)o

ぐっちーもぐっちーで
「今更息子さんに安楽死かもしれませんなんて言えない」って泣きが入っていたのに
白鳥さんの本音ぶつけられるとあっさり立ち直るのかw
白鳥さんのツルの一声で覚悟が決まるなんて
ぐっちーも大概白鳥さんに傾倒してるよなwww

「そんなこと言える訳ないじゃないですかっ」
「だったらぐっちーは休んでていいよ!僕が一人でもやるから!
 遺族にどう思われようと僕は何だってやるよ。安楽死じゃなかったって僕自身が納得出来るまでね!」

そうそう。それこそがバチスタ以来、貫いてきた信念であって唯一の正解ですもんね。
みんなを守るためにね。
で、あっさり目が覚めて黙ったまま白鳥さんの後ろを付いていくぐっちー。
~~っっ!!
いいよいいよー!くうぅぅぅぅ~!o(≧v≦●)(●≧v≦)o
かわいー!犬みたいー!
こんなに懐かれちゃそりゃ白鳥さんも可愛がるってもんだ。(納得)



・・・そういえば殺人犯の暴露ですっかり影を潜めてしまいましたが
今回は前回出てきた恩師が亡くなりましたね。
ホント今回は詰め込みまくった濃厚回だったんだなぁ。(しみじみ)

『死は誰にでも等しく訪れる。だがその姿は全て違う』
なんだか意味深で重たい言葉でした。
すっごく心に響きました。
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