Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
07≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303108/ ≫09
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2014*01*29(Wed)
チームバチスタ4螺鈿迷宮 第4話 感想
なんか渋いし暗いし重い。ぶっちゃけ凸凹コンビがいなけりゃ唯の老人ホームドラマ。
それでいてこの参考ビデオになりそうな計ったようなお行儀の良い学術的考察。
バチスタシリーズっぽくないのが何より不満なのだが
終末期医療についての課題を真面目に取り上げていて超正統派ドラマに仕上がっていると思う。
意欲的、と言えるほど掘り下げた内容ではないんだけど
王道なネタを丁寧に描いているというかんじ。

これ以上突っ込むとテレビ放映としては無理なのかも?

今回のお話は生前葬・・・と見せ掛けて、メインは死後について。
死というものを一度でも身近に感じたことのある人なら誰でも考えたであろうことを
そのまま何の捻りもなく厳選された台詞でしっとりと紡いでいく。

その的確な切り口と大衆向けの心理描写が
普遍的な解釈の元に静かに流れていくから
面白いかどうかと問われると・・・・・結構微妙。

今までのバチスタって
事件が起きて、また次々と人が死んで、
それが最終的に一本の糸に繋がるパズルのような面白さがあったんだけど
後はあれか。絶対得られないような情報をぐっちーだけがその人柄でゲットして事件を解決に導く特別感?
そこが味だったのに
老人が死んでいくこと自体に事件性がある訳ではない所が
構成として二本柱のようだ。

死因に特に問題がないとなると誰かが死んでも物語が進む訳じゃないでしょう?
謎が深まった訳でもないんでしょう?
ましてや医療ミステリーと呼べるほど医学的なトリックが行われた訳でもなく。

これで最後にご老人らの死が事件にリンクしたら超絶ぶっ飛びます。

まるでこれじゃー終末期というものについてバチスタの世界が描いたらこんな感じ~という
スピンオフを見ているようだ。
白鳥&田口案内人によるドキュメントbyN●Kというか。

死因そのものが事件に関わらないということで
終末期問題と長野の医療ミスという巨大二本柱でストーリーが進んでいるという印象。
だからどーにもチグハグで。
ドラマとしては締まらない。

尤も、だからといってもう一方の終末期医療を雑に扱われているかというとそうでもなく
非情に真正面から向き合った生真面目な造りになっているので
なんちゅーか・・・・・教科書を読んでいるみたい?
あぁ近いかも。



そんな訳で今回はウメさんの死でした。
自分の誕生日祝いに何をして欲しいか尋ねた所、「生前葬」をしてほしいと。
誕生祝いに葬式ってチョイスがもう暗い暗い。
すごくこの世界観を象徴しているような設定である。

そういう所はドラマの節々に見えて
例えばウメさんが遺影の写真を選ぶシーンでも
良い写真がないという流れから、ご主人の時も急で免許証の写真を使ったのだと呟く。
夫に先立たれたという設定だけでも孤独演出満点なのに
その夫とは喧嘩別れをしてしまったとか、もう畳み掛けるような最悪設定(>_<)

「あんたなんかと結婚しなけりゃ良かったなんて言っちまって・・・それっきりになってしまった」

「夢に見る顔はいつもその怒った顔ばかりで」

「今朝はその怒っている顔さえぼやけて思い出せなくなっていた」

こういうのを泣かせるための伏線ととる人もいるだろうけど
実際、大切な人と死に分かれると全く同じことを考える。
実に良く観察・研究している台詞だと思う。

だから的確すぎて笑えないし泣けないし痛いだけなんだよ・・・・
色んな意味で舌を巻く。

これは脚本が凄いというべきか原作が凄いのか。


しかもその流れでいよいよ生前葬が行われることに。
イエローの花で統一された祭壇は悲壮感もなく可愛らしく
とっても優しいデザインだった。
多くの人が好感を持つような美術さんだったよ。GJ。
生前葬に対するイメージを肯定的に捉えていることも合わせて伺えるのも巧い。

そこで語られたのは
夫にも先立たれ子供もいないから誰も自分の葬式になんか来てくれないだろうと思ったのに
こんなにも集まってくれると分かって良かったという言葉。
生前葬の醍醐味ですね。
生前に式を行うなんて不謹慎で縁起が悪いだなんて偏見に対する
真っ向から反論するポイントでもありました。

王道な流れでどこまでも貫くドラマだなー。


でもその後!
昔撮ったビデオにウメさん夫婦が映っていたよって・・・っ。
昔の知人がビデオを持ってくるんですよね。

久しぶりに動いている夫の姿が映し出され食い入るように見るウメさん。
「あぁ・・・こんな風に笑うひとだったねぇ」

・・・・涙腺やばい。

喧嘩別れしたって、キライって言ったって
その一言が発せられる前までに共に過ごした沢山の時間が2人にはあって
そこで楽しく過ごしてきたのは事実だっていうこの説得力。

「仕事の帰りに二人で歌ったんだぁ・・・」
そういって懐かしむようにビデオを見つめるウメさん。
過ぎ去りし栄光の日々。

そこで本当に歌いだしちゃうんだけど
ここで歌うのが「ふるさと」だの「さくら」だのだったら如何にもって感じで冷めてしまう所を
まさかの「青い山脈」
青春謳歌の「青い山脈」ときた。

・・・・・わー。もうだめー。泣いた泣いたー。(ノД`)・゜・。

哀愁や郷愁を匂わせるセンチメンタル風味に仕上げてくれれば
在り来たりって感じで流せたものを
昔、確かに存在した熱き日々を思わせる歌だと
余計に喧嘩した別離が強調されてきて時代に対する絶望を思わせ泣ける泣ける・・・っ。
痛すぎだっての。


そんなウメさんはその後数日で容体が急変して死亡。
それを見送ったぐっちーが
「僕が今までいた病院でも救命でもみんな最後まで必死に生かそうと戦っていました。
 何もせずにただ見守るだけなんて・・・」

ぐっちーらしいな~とは思いつつ、
この台詞が妙に浮いていたのが印象的でした。

ここで面白いなと思うのは
このシリーズは終末期医療を正面から描いていて
果ては視聴者にまで人の死をどう捉えるか?ということに対し
患者本人の意思の尊重ということを最大功績のように訴えてくる。

生前葬のデザインにしてもそうだし
嬉しそうに安らかに死んでいくご老人たちの遺言もそうだ。

だから個人の意思というものが何よりも重視されることに誰も何も異論を唱えないし
患者の思うままに医者がフォローするという患者主導の医療が善とされていく。
それを正論というか正義だという“前提”でドラマも進んでいくから
奇妙なことに
この最後のぐっちーの感想は逆にとても陳腐に聞こえるんだ。

・・・・やべ。
穏やかな流れで強引さもなくまったりと進められているのに
確実に視聴者も洗脳されているのだろーか。

なんかぐっちーに対し碧翆院寄りの反論をしたくなってしまった・・・。

深読みしちゃうと
恐らくこのドラマは
医療としてどうすることが本当に患者のためになるのか?という命題を突きつけて
模範的な形を具現化しながらそれを逆説的に皮肉り
最終的に
碧翆院は何処かで間違え狂ってしまった・・・的な結論に持ち込もうとしてる、
・・・んですよね?

なのにドラマ構成として
現時点では少なくとも碧翆院、或いは終末期医療の最終形態的なスタイルを
肯定するようなスタンスで話が進んでいる。
ぶっちゃけ王道的なことしか描いてこないのが不自然とも言えるくらい。
キレイな部分しか見せないのはどうしてだろう?

テレビドラマとして深く突っ込めないのかな~とも考えたんですけど
終末期医療に対する光の部分しか描かないってのも
充分“狂気的”ですよね。

そこが面白いな~と思って。
どこでひっくり返るんだろ?


ま~そんなことを考えると
医者としてのスキルも長いだろうに
何もしないことに涙するぐっちーは若いというか青いというか
純粋というか。
その悔し涙と切り替えの悪さこそが本来の医者として忘れてはならないことなのかも?
そして決して何物にも染まらないというところがぐっちーの魅力なのかなとも思うと
なかなか意味深な台詞です。

それに対する厳雄先生の答えもまた重かった。
「己の無力さを思い知れ」だっけ?
医者としてのおごりがない分、今の時点では彼の方に共感してしまった。

ってか厳雄先生の台詞がどれも沁みる沁みる。
ウメさんが死に怯えている夜のシーンはとても素晴らしかった。

そういうリアルな支えを丁寧に描き医学的な施しを諦めるという在り方をこんな風に見せられれば
素直にその良い面だけを受け入れたくもなるってものだ。
もう末期なんだから、とか、他に方法はないのだし、という理由で
少しでも長く生かしたいって想いが否定されるのは生きる者のエゴなのか。
そこが正に終末期医療と通常の医療の課題であり違いであり
最後にその点を指摘して締めくくる。

う~ん・・・・・大きな命題だけを提示して逃げられた気分だよ。
・・・ってだから重いよっ。
ちっともワクワクしないよっ。


サテ。
碧翆院絡みの事件の方。
無くなった長野のAI画像を放射線技師クンへ立花さんが生前メールしていて
それを野生の勘で削除しなかったという流れに。

今シリーズの一番面白いところはここだと思ってる。
碧翆院という隔離された田舎の病院で何かが起きているんでしょうが
それが長野の病院と患者に関係しているという
閉鎖的に陥りがちな案件を唯一外部との関連性を匂わせ事件の規模を広げさせているんですよね。
背景が壮大なので
視聴者としても大きな闇が潜んでいるんだろうと推測させられる。
これが碧翆院だけで起きている話で終結してたらチープだっただろうな~。


また、前回のラスト、前向きに治療を検討させることに成功したぐっちーを見て以来
なんか自己矛盾を感じ始めたのか
不安定になってきたすみれの豹変ぶりも意味深で興味を引き立てられた。

彼女は白鳥さんが煽るまでもなく何かに怯えている。
その上、長野のAI画像を消去しようとしたのだから
確実に何かを知っているんだろう。

その不安な心理状態を表わすかのようなキンキンした声で怒鳴るすみれ。

あ~こういうシーンのための栗山千明だったのかw
妙に納得。
人物に共感を覚えさせず、しかしヒステリックな感じを表わすのに
彼女はぴったりだ。
器が小さく、弱く、非情になりきる度量もない感じがよく伝わってきた。
唯の負けん気の強い女性ってだけではなかったのね。
芯の強さみたいなものを見せられたら
ここまで彼女の怯えや恐怖は伝わらなかっただろうと思った。
ナイスキャスト。

そして、すみれがそういう光側の存在ってことになると
当然さゆりは影側だろう。
おっとりしてて動じない風貌で狂気に染まっている感じが
純粋さや清廉さが見える分、気味が悪く感じられるって前回も言ったけど
正にそんな感じで
姉妹の対照的な感じが際立って来たな~という見せ方がとてもよく見えてくる回だった。


で。
問題は、彼女は何に怯えているのかってことですよね。
ここまで、恐らく終末期医療に拘り過ぎた碧翆院の行き過ぎた行為、或いは必要悪を
終末期医療の課題と共に
それはやっぱり間違っている的な感じで暴かれるのかな?と思ってたのですが
違うのかも、と思い始めました。

割り切ってやってきたのなら
今更すみれがあそこまで怯えるのは変だろう。
しかも長野の病理結果について怯えるのも奇妙な話。

ってことは
やっぱり長野の病院で行われた何かは
必要悪とか正義とかそういった類で割り切れるものではなくて
全く別の隠蔽が行われたんだろうな~。

AI画像を見てくれと言われても必要ないと答えた厳雄は
全部知っててやっているのだと確信。
利用されているのは承知だが・・・・ってとこ?

もしかしたら解剖自体パフォーマンスなのかもしれない。出来レース的な。
だから見る必要がないと。

んー!
さすがに面白いぞー!
この辺の造りはカンペキ!
こういう謎を意味深に描くのはさすがバチスタ、という感じですね~。
・・・がっ!
もう一本の柱が重すぎるのでちっとも(ミステリー的な)清涼感がないよ・・・。



で!!
そんな暗く重たいテーマを辛うじて緩衝材としているのが
言わずと知れた白鳥&ぐっちーコンビの軽快な会話!

さっき、ドラマとして面白いかどうかと問われると微妙と書きましたけど
個人的にはこの二人がいる限り無条件で面白いよ!!私!!
唯一のカンフル剤だよ!!

なんですか今回の惚気合いはw
しかも白鳥さん、褒められると照れるのかw照れるんですか//////
白鳥さんをテレさせるなんてぐっちーだけだよ!

「たまにはホテルに帰って寝ないと身体が・・・」って
じゃーやっぱりずっとあのソファに寝泊まりしてるんかwさすが有言実行のオトコw

電話で深夜にぐっちーを呼び出せばもれなく白鳥さんが付いてくるっwww

もー仲良しっぷりが露骨だよw
ぐっちーはもうみんなに好かれて受け入れられているのが見て取れますが
白鳥さんはぐっちーがいるから認めてやるよっていう感じのみなさんの態度がまたオイシイったら。


もう二人が一緒のシーンにどどーんとテンション上がり
桜宮厳雄の死生観でどどーんと圧し掛かるこの圧迫感。
小一時間内の浮き沈みが激しすぎるよっっ。
なんて忙しいドラマなんだw
ホントにメンタル持つのか自分w
関連記事
スポンサーサイト
[ dramaⅢ-winter ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/573-b32d3adc
trackback



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。