Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*11*23(Sat)
ドクターX2 第6話 感想
今回はドクターXらしい面白さで楽しかったです~!ラスト10分に燃えたー!!
久々に本来の楽しさ見せ付けられたって感じでした。
第2シーズンに入ってから何だかずっと水戸黄門的な話になってるからね~。
それはそれで面白いんですけどだから何って言うか。

開始はデーモンを疎んだ人物たちの陰口から始まり
15分くらいで今回の患者の病気が分かってきて
30分くらいまで手術するだのしないだのの押し問答。
40分ぐらいから手術開始でスゲーってなって
50分くらいでメロン。

こういうのも好きなんですけどなんだかなぁ。
ドクターXの痺れる所はそういう装飾部を隠れ蓑に
根底で蔓延している別の物語って気がしてたんですけど。
メインテーマがちっとも進まないからそろそろ痺れを切らしてきちゃってました。

でも!
今回もまた目立って動いた訳ではないですけど
近藤教授の父親が出てきて
それに揺れ動きながらも最終的に近藤先生自ら万馬券を切るというドロドロ展開!
うをー!非常~にコーフンした~!

近藤もなぁ~。
未知子の手柄を盗んだり、無害な顔して喰わせモノかと思いきや
結局いつまで経っても煮え切らないヘタレボンボンだし
彼の立ち位置がイマイチ分からなくてなんだかなぁって思ってたのに!

今回は男を見たよ!!

それが例え本意であろうと不本意であろうと
ぬるま湯を選んでばかりいた彼がここに来て自ら望んで愚劣な世界へ堕ちていったのがイイ。
やるじゃんか。
それが破滅への道だとしても私は気に入った。

その背中を押したのが父親だったというのもまた堪んない設定でした。
近藤忍の父・六助登場。
バリバリ庶民の下町オヤジな設定。
中々良い味出してたw「助手は嫌だ~」とかww

「要らない臓器なんてない!」なんて結構感動的な医療ポリシーが飛び出してみても
そういう硬派な部分は軽く流す演出がここの王道。
割とシリアスに今回のオペ・クライマックスとして用意されてはいましたけど
ドラマのメイン・クライマックスはその後だった。

何で俺の手術に来たんだ、大事な手術があったんだろと諭す父親。
こっちの方が気になったからと答える息子。
そこに含む小さな畏怖を見抜き父親は諭す。
そこに汚れ仕事だとか医者としての尊厳だとかは全く滲ませず
男にはやるべき時があるんだとばかりに精神論だけ説き伏せる。
それがまた潔くって!!

「嘘を吐け~。土壇場でビビったんだろー?」
「・・・・・」
「まったくお前はガキの頃からそういう所あったからな~。
 この先な。有名厩舎出の名馬がズラリと揃う所に放り出されるんだぞ。勝負だ。
 無名厩舎育ちの新馬が尻ごみしたら・・・」
「賭けごとに例えんなよ」
「賭けごとなんだよ!人生はギャンブルだ!」
「・・・・・」
「お前は俺と違って万馬券を握って生まれてきたんだ。いいか。
 その万馬券を大事に大事に、無駄にすんじゃねぇぞ。ちゃんと換金しろ・・・!」


多くの場合、ここで自分の保身や出世よりも家族を選んだという展開は
人情的な感動というか肯定的に捉えられるものなのに
ここはそんなベタな盛り上げ方はしない。
敢えて照準を男たちの愚劣な戦いの方へ合わせてくる。

そーゆー汗臭さが香るのに
ふと我に変えればこの戦いの低俗さ・・・!
もう何とも言えないw
好っきだわーw



タイミング合わせて馬渕内科統括部長が鷹野教授を連れ帰って来る。
パリの賞の候補に挙がったとかで、それを土産に教授戦に出させる旨を告げたことで
事態は一転!

蛭間教授は自らのレベルでは勝てないと判断、
やはり海老名教授ではなく近藤先生を教授に引き上げ当て馬にすることを決断する。

うぎゃー!水面下の交渉が熾烈ー!
みんな欲の塊ー!
何てギトギトした駆け引きなんだ!

「君は私が思っている以上に強運の持ち主のようだ・・・。
 ここに座るか、回れ右してここを去るか。自分で決めなさい」

こういう運命とか宿命とか人智を超えた力みたいなものを匂わせられるともぅ
個人のちっぽけさを感じる・・・。
実力を見せたのに大衆に埋もれる海老名・・・
一度切り札を投げ出したのにも関わらず再び降りてくるチャンス・・・。
すげえ高尚な天命を感じさせてくる嫌味がもう
人間存在の矮小さを嘲笑っているってゆーか。
それこそ人生の本筋って気がしますよ。


ここに座ることの意味を悟って、でも今度は怖気づかない近藤。
全て分かっていて“万馬券を切る”覚悟をする。

うをー!
なんかちょっと痺れたぞー。
なんかイイよこの展開~。

「これからは私の意向に背くことのないようにねぇ。近藤教授」
「!!・・・御意」

をー!“御意”出たー。
こうやって御意が蔓延していくんですね~。
誰も逆らえないのは自らへの見返りを期待しているからという
敬意も愛もない挨拶w
あぁあぁ~なんか伸し上る社会の縮図を見た気がする~。
暗い画面がまたねっとりとした纏わりつくような緊張感。
演出もタメも素晴らしい。


そこをまたワザと肉をキーワードに平行させてくる未知子サイド。

高級焼き肉店のドロドロとした取引の一方で牛丼屋の未知子&神原。
うっわ~。
なんかこっえ~。
何かこの画が怖いっすよ~。

ドクターXって第一シーズンの頃から人物描写の一環に
血が滴る肉を丸かじりする口のアップとか
そういう食を見せてその人間性やら状況を表現してきた特徴がありましたけど
高級焼き肉と牛丼とはまた露骨なセンスしてますよホント。
なんか“肉”で人間の強欲みたいなものを表現しちゃおーという根性がコワイ。


そして一方。
特別な重要オペを成功させたのに出世の扉が開かれない海老名教授。
これもまた何とも辛辣な運命・・・。(;一_一)

一途で真面目なだけに馬鹿を見るという、これまた世知辛い世の縮図。
利用されるだけされて、馬鹿みたいに慕っても、ボロ雑巾のように捨てられる運命なんだろうな~。
報われないな。
その健気さが普通は良心的に描かれるものなのに
このドラマになるとそれは滑稽な無知として描かれる。
う~わ~・・・。
夢も希望もないフリーランス蔓延る世界観をこれまた捕捉しているようだw
(むしろ現代社会?)


そんな訳で!
なんかすっごい怒涛の展開してくれちゃって
この最後10分はちょっと息飲んでました!
ようやくタルイ空気が動き始めた感じですね~。先がどうなるのか興味津々。
やっぱりこのドラマ面白い。
このドラマの面白さは未知子のスーパーぶりではなくこっちにあると思う~。

ふと我に返れば実にクダラナイ教授戦に必死になる上役たち。
そこに信念もプライドも尊厳すら存在しない。
その低俗な俗物らを横目に小馬鹿にした未知子の無関心な態度が
どこか現代社会に飽き始めた若者のシンボルのようにも見えてきて
妙な同調感やら共感やらがあったりなかったり。

夢を見たくて、嫌な物を見ないようにしている日常の中で
でも確かに存在する汚い社会の縮図をデロデロと垂れ流してくるよーなドラマだ・・・w

それでいて
そんな風潮を物ともせず、我関せず、自由に蹴散らしていく未知子が
すっごく気持ち良く見える。
第2シーズンに入ってからあんまり綺麗な快感ではなくなってきた気もするけど
それでも愚民共がアホなのでその対比として充分清々しく見える。
未知子の態度だって、だってなんか奔放を超えて非常識なのにな。

とにかくなんか見ていて妙にストンと落ちてくるドラマです~。
色々皮肉られている気はするけど楽しいよ。
何かイイ。
何かがイイよ~。


因みに蛭間教授と神原のやり取りが毎回イイ味出してるっw
前回の「次からメロン2個にして」もサイコーだったし
今回の陰険漫才もまたツボ。

「メロンでございます」
「メロンだよね。で、次は請求書でしょー」
「それはこちらでございます」
「だよねー」

「どうでもいいオペなんだよねー」
「どうでも良くても料金は発生いたします」
「そうなんだろーねー。発生するんだろーねー。
 ・・・で、発生した金額がここにあるんだろーねー・・・・
 うわ、じぇじぇじぇ!ハイ・プラーイス!」
wwwww

何で蛭間教授のキャスティングに西田敏行さんだったのか
ようやくその味が分かり始めました。
第一シリーズの伊東四朗さんと被るよな~とか思ってたのに
蛭間は全然器が小さく受け身。
でも雑魚ではない。
そういう微妙な設定を見事に表現出来ていると思いました。
こういう愛嬌を残したバカな男を演じるのは
西田敏行さんならではですね~。

ある意味、体格や風貌などワザと毒島と被らせるようにすることで
その違いを強調したのであろうキャスティングは
今になってちょっとGJ。

それに海老名教授の結局何をやっても駄目な人っているよね~って感じを
実に滑稽に演じている遠藤憲一さんもイイ。

ようやくキャスティングの妙もハマってきて意味が分かってきて
油が乗って来たって感じがします。
エンジン掛かってきたかな~?
今後の展開がちょー楽しみです!

「アンタがどう思おうと近いうちにそこに巻き込まれることになるから」
神原さんの未知子への意味深な発言も
何気に爆弾発言でした。おおぅ。


追伸~。岸部一徳さんのスキップが相変わらずたまらん~♪
斜めってるよカラダが~w
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