Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2012*02*26(Sun)
秘密 薪さんと青木5 (9巻)
ラストエピソードのプロローグとなっているこのお話でもう一つ見過ごせないのがこの二人。
8巻でようやく“共に在りたい相手”だと自覚した薪さんに
少しでも近づこうと感情だけが先走る青木が邪気がなくかわいいです。
慕ってくれる後輩とかペットとかそんなイメージ。
多くを求めず残り少ない時間をただ傍に居たいとまっすぐ思う気持ちは
ここにきても強く健気で純粋です。

同時に幼くもある。
もちろん青木自身ずっと同じなんて有り得ないってこと位、分かっている。
でもそれだけでなく
置かれている現状とか何も見えていなくて
心配するだけじゃ駄目なこととか
努力するだけじゃ実らない事とか
そういうのが未だ見えていない。

冒頭 薪さんが爆破に巻き込まれた事実を知り
病院まで駈けつけた青木。
この時今井に「まさかこんな車に爆弾なんて」と問い詰めている。
やはり青木はこの時点では未だ事の重大さが何も分かっていないんですね。
それは一方で
世間や人間の裏側まで俯瞰することの出来ないと薪さんに批判された
雪子さんの態度を連想させる。


この二人に対する薪さんの感性の違いが面白い。
5巻で薪さんは雪子さんに
「自分とはかけ離れた人達の犠牲を暗闇を想像することが出来ない。
それは監察医として致命的だ」と指摘した。
でも同じ様に最悪の事態まで予想することが出来ない青木のことは
どっちかっていうと肯定的に見ていて
むしろ憧れていたりする訳だ。

この違いはどこから出るか?
それは薪さんが相手に何を求めているかの差なんですよね。
青木には出来る事ならこのまま傷つくことも無く
穢れ無くそのまま綺麗に生きていってほしい。
だけど雪子さんにはちゃんと見ろよって暗に訴えている。

何故か?
それは多分雪子さんは当事者だからだ。
もう充分自分に近い存在だと思っている証拠である。
仲間意識とか同族って訳じゃないけど
同志というか運命共同体というか
そういう自分寄りの特別な存在だと思っていることが
こういう所で分かる。

だから雪子さんにはハードルを高く設定しちゃっている。
もう充分巻き込まれているんだから
彼氏を奪ったその闇をちゃんと見ろ。
当事者なんだから
自分の立ち位置くらい自覚しろ。
今の幸せにいい加減気付けよ。
すっごく分かりにくいけどwそういうことだ。

理解してやって欲しいんじゃないかな。
雪子さんのためというよりは
克洋くんのためだろう。



まあそんな訳で
脅迫といっても小学生の嫌がらせ程度ぐらいしか想像してなかった青木は
驚きのあまり不安に駆られ今度は岡部さんを直撃。

こんな風に誰かのために必死になるってホンっとコイツ愛い奴だ。
きっとイジメとか妬みとか恨みとか
そういう醜い世界とは無縁でスクスク育って来たんだろう。
雪子さんがほっとするよって言う感覚にものすごく同意する。
つよし君が憧れているものが詰まっているっていう台詞にも激同意。
きっと薪さんの理想を具現化したら青木になるんだ。

何にも見えていない分
人に対して100%の信頼を預けられるし
人を100%心配する事も出来る。
わが身を削って人に捧げられる。
こういう姿勢って
無垢で若くて勢いで突っ走って来た若い頃の自分を彷彿とさせ
なんかいじらしく思う。

だからこそどうか傷つかないで。
どうか守って。
どうか幸せになって。
つい願ってしまうんだよね。

もしかしたら薪さんもそうなのだろうか。
色んな柵に捕われ自己を貫けなくて耐えてきた苦しみが
表立ってきた分誰よりも分かっているから
かつての自分みたいにまっすぐに走るのを見せられたら
自分の力で何とか出来るのなら
力の限り何とかしてやりたいと思うだろう普通。

2巻で青木が泣きながら報告書作った時も
そこに自分を見たと思う。
独りで戦ってきた自分。
独りで傷ついてきた自分。
誰も手を差し伸べてくれなかったから
その辛さは誰よりも身に浸みている筈だ。
同じ様に独り苦しむ後ろ姿を見たら
同情というよりは同調するだろう。

それが青木を守りたいという想いへ昇華していったとしても
なんら不思議は無い。

薪さんは青木に克洋君を見出すのかもしれないけど
同時にそこにかつての自分も重ねていそうな気がする。
だからこそ自分は駄目だったから青木には是非走り続けて欲しいんだよね。
未来を託すっていうかさ。
そういう気持ちって挫折した人間こそ共感するから。


話を戻して。
今度は岡部さんに直撃した青木。
後から思えばこの時岡部さんが説明した台詞が
後の展開そのものだった。
「そうだな。もはや治安国家じゃないよな。
まるでどこかの国の独裁政権下のクーデターみたいだよな」
コレめちゃめちゃヒントだったんだね。

で、それでも不安が払拭されない青木は
更に更に今度はご本人にまで直接攻撃!!
行動力ハンパねぇー(笑)

そしてあのトイレでの一件へ幕が開く。
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COMMENT


>Siさま
あ、ほんと?しつこくないですか・重くないですか?www
内容が濃すぎて引かれているんじゃないかとちょっと心配になってきてたので嬉しいです(*^_^*)

秘密の面白さに私の鍵穴がピッタリだったみたいでもうめっちゃのめり込んでいますw
色々深読みしちゃうのは私の現状が
物語に妙にリンクしているからでしょうが(と照れ隠ししてみる)
こんな読み方している人他にいないですよね・・・(;一_一)ちょっと恥ずかしいかも(>_<)
やっぱりこの漫画の意味など分からない方が幸せなんだよなとも思います。
・・・・・・・うん。この漫画グロイよ(笑)

いよいよ今日が来ましたね。
きっと薪さんに匹敵するSっぷり全開の展開なのでしょうね(T_T)
ここまで付き合って頂いてホント何てお礼を言ったら良いのかもう分からないですw
嬉しかったです!本当に助かりました!

今日は一日中ソワソワしてました~・・・・思春期の乙女かっ!(笑)
2012/02/28  | URL | もくず #- [edit]


ああ~成程~♪
本誌だと冒頭の遺体は雪子さんの可能性も考えられたのかー。
そっか~何か面白いですw

単行本ですと
ん?誰?って思う位で。



>冒頭のシーン
え?いちゃついているから?
あ、違うか。
青木が雪子さんに純情なのに
雪子さんが身の程知らずにw浮ついているからかな?

まー私も以前からこの二人には不協和音を強く感じ別れの予感がしました。
ここもそれを強く感じるシーンです( 一一)

青木のヘタレ具合も情けなかったですけどw



>青木を成長させるため
へ~そうなんだぁwへ~!へ~!♪
確かに理不尽な運命を経験し人は理想を求める本当の意味を知るのかもしれません。
青木に何が見えるのか
何を掴むのか
結末が楽しみですね。

薪さんがあんなにも想って秘密を隠して守った意味を
無駄にはしないで欲しいですね~(>_<)
・・・・・と所詮薪さん寄りの発言をしてみる・・・・w


>雪子の仕事態度
wwwwwちょっと爆笑。

いやしかし仰る通りです。
解剖台という仕事の聖地で居眠りできる人ですからねー(-"-)

その煩雑な扱いぶりが他人の秘密をも丁重に扱えない所以なのかも。
「誰かの大切な誰か」という青木が7巻で言った言葉を聞かせてやりたいですね。

彼女は生きている人=命にのみ価値があるという信条なのかもしれませんねー。
多くの遺体と向き合ってきただけに。

だとすると第九とは発想が真逆になります。
仕事に対する意識の差が面白いですね。
噛み合わないわけだー。
2012/04/09  | URL | もくず #- [edit]
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秘密にする?

    
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