Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*10*10(Thu)
劇場版ATARU 感想
一面のユリの花が壮観だった・・・。バックで笑いを取る数々の小ネタが我慢ならん程ウケたw
中盤チョコくんとマドカの頭脳戦にニヤニヤしつつ、終盤一転したささやかな人生が余韻を震わせる。
ラストのオチが秀逸でした。

そしてあっつみーに吹いたーwww

ネタ的には定番で途中で読めてしまうのですが
一面のユリの花ですよ!その無音の世界を引き摺ったまま、まさかのエンド。
え。これで?
と言う感じ。なので鑑賞後、ひたすら寂しさと切なさが何処までも残る。

例えば物語には必ずエンディングってものがある筈だ。
だが、それがない。
数日後、だとか、そして・・・、的なヤツ。
そういうオチを一切付けず
しかもエンドロールで振り返りショットもない。
暗転した無音の世界のままブラックボードにクレジットが流れだし
そのまま終わる。
あのテーマソングが真っ暗な中に響き渡っていく。

ぬおぉぉぉぅ。

ここで、映画の回想シーンとか流し、観客の感情を煽るのであれば
味を噛みしめるように物語を反芻出来たものを
真っ黒な画面のまま、終わる。
ひたすら脳裏には無数のユリだけが甦る。

それこそ事件などどうでもいい、訴えたいのは思い出の地に、家族の象徴であるユリの花が
一面に咲き乱れるラストだけだと言わんばかりだ。
とても潔く、清浄だった。

全てを浄化するような白い花だけが強烈に記憶に残りました。



・・・・という訳でして!劇場版!観てきました!
正直満足度は高いです。
でもそれはテレビのファンだったから言えるのであって
物語的にはだから何って感じ。事件的にも。
展開に起伏もなく結末もヌルイもの。
誰かに彼女の負の連鎖を止めて欲しいと思うまま最悪のラストへと進んでしまう。
突き抜ける解放シーンも特にないので
フラストレーション溜まったまま生殺しでエンドかい!って思う人は多いだろう。

加えて、このドラマ時代からのクセの強いディティールというか味付けは見る人を選ぶだろうし
何よりドラマファンしかターゲットにしてないだろwってな作りだった。


SPの延長の話とはいえSPは観てなくても、話の理解に然程苦労はない。
SPの時の事件に触れる発言が度々出てくるが
実際問題としてそれを知らなければその先の理解に支障が出るって程の関与はしてこないし。

それよか
テレビシリーズの方をしっかりおさらいしておく・・・方がナンボか重要だった。Σ( ̄Д ̄ ||
いやマジで。

随所に盛り込まれた笑い所がもろレギュラー。
細かい視線や仕草やリアクションは
ドラマ時代の●●があるから今面白味を引き出すのであって~・・・という小ネタが多数ある。
とにかく知ってるのと知ってないのとでは可笑しさも半減だw
ワタシ、劇場で笑い堪えるのに苦労したの初めてだよ!!
笑った笑ったw
家だったら腹よじって大っ爆笑してたわっっ。(ノ∇≦*)

前半に盛り込まれたこれでもかって程の笑い所はとにかく満載。
勘弁してくれって言いたくなるほどの量だ。

それを更に加速させるのが背景(バックに映る映像)のネタ。

これはもー!なんじゃそりゃってツッコミたいとこ、いっぱい!!
「季節外れの交通安全週間」って垂れ幕とかwwwwなんじゃそりゃw
あともう一つの垂れ幕文句はなんだったっけか。こっちも笑えたんだが。
それから
ラリーのスマホのカバーとかwww
主任の抱き枕とか目覚まし時計とかwwww

もう数え上げたらキリないっ。
ってか覚えきれなかったよっ多過ぎてっ!さすがに!
1回じゃ無理だ。

いっちばん笑ったのが現場に急行するときの車のナンバーかwwww
このゴロ合わせ、誰か覚えている人いますか?
大っ爆笑っっ。
ノリノリの犬飼くんの誘導と合わせて笑いを堪えるのに必死だったーっっ。゚・。・(●ノ∀`●)σ・。・゚


もちろん舞子のウザすぎるリアクションと主任の濃いい顔も健在。
ここに拒否反応示す人も多いだろうが
私はドラマで慣れているのでむしろOK。通常運転です。こんくらいは。

しかも今回は、舞子のウザさが見事に空回りしていて
空回り=本編に関わらない、なので
むしろ全然受け容れられる。
返ってATARUワールドを色付けた存在になっていたと思う。

ただそれは、映画的にはどうなんだという印象。
舞子とチョコくんの絆で、最後はタッグを組んで今ある幸せの価値を押しだす物語に展開していく・・・
とばかり思っていたのに~・・・。
全然違ったよ。


そしてそしてっっ!!
冒頭にも言ったアッツミー!ここですねっ/////
アッツミー大好き人間としては彼がいっぱい出てきて嬉しい!
笑い所が多過ぎてもう書ききれないっ。・・・ってか覚えきれなかったよこれも。
喋るだけでウケるwwww
子供何人だったっけwちゃんと写真飾ってるよwww
無意味なドヤ顔とかwww 画面いっぱいだぁぁぁw

アッツミーとチョコくんの絡みが和むので、私はめっちゃ好きなんですけど
今回は直接はあんまりなく、そこはチョット残念だ。
チョコくんと舞子パパの絡みも和むんだけどそっちも皆無でちょっと残念。

だけど、まあ、チョコくんと再会した主任のリアクションとか、舞子とチョコくんの頬ずりとか
もぉぉ~vvvvvって思う!ヾ(●>H<●)ノ


あーもー、このアクとクセの強い世界観っ。これぞATARUワールド!
久しぶり過ぎてたまんないっす。私!
特にそこがイイと言える程好きなテイストではないですけどATARUワールドをスクリーンで観てるんだな~って。
そういう満足感は申し分なく。
世界観をブレなく見せてきているという点ではやり切ったという感じでした。


・・・・ただ冷静に言うと
このスベってるギャグがATARUカラーなのであって
このスベってる感じこそが面白いんだよってことを
ファン以外の誰が理解出来るのかどうかは疑問です。

本当に笑わせようとしてズレているのではなく
少々ズレているから面白いんだよっていう・・・
でもそれを大真面目に詰め込んできちゃうのがATARUスタッフなんだよとw
そのノリに付いていけるかどうかは微妙な所ですねぇ。
私もテレビ第1~2話辺りでは引きまくったからね。(見ていると慣れてくるもんで)



で。本題です。
本筋はなかなか楽しめました。
ここで大事なのは
この物語は事件性を愉しむものではないし
ましてや奇抜な捜査で爽快に解決を愉しむエンターテインメントでもなかったということだ。

描かれているのはチョコくんを取り巻く愛情であって
チョコくんの生い立ちや現在を取り巻く環境を知らないと ←ドラマ時代
拍子抜けしたまま終わってしまう映画である。

製作サイドが希求してるのはチョコくんの物語であり、チョコくんの愛の軌跡だ。
マドカとのダイナミックな能力対決でもなければ
メインは推理でも刑事でもない。

マドカの話なのにマドカに視点を絞ったストーリーにすらしてきていない。


ラリーがとにかく駄目オトコ!鈍感にも程があるよ!
ドラマ時代からチョコくんに対する扱いが酷かったですけど
マドカにもかーっ!!
って感じ。

その悲劇の物語である。


そういう視点で見ると(作者もそういう意図を狙っていると思われる)
実に悲しい物語だった。
こんな人生を送らされて終わってしまったマドカが切なすぎる。
彼女は人生に何の喜びも愉しみも見出せずに絶望して終わってしまった。

一応、死の間際に一番欲しい言葉を貰えるという囁かな愛が注がれるが
それだけで彼女の人生を肯定することなど、到底できない。
しかも、それを彼女は知らないまま終わっていく。


彼女が見つめていたものはとても小さなガラスの欠片で
もう引き返せない所まで追い込まれてから、ようやくガラスの欠片と再会する。
そんな、不運だけの人生だった。

そんな彼女にただ一人、優しく接してくれたのがチョコくんだった。
しかし、チョコくん自身がどう想おうと、どうこうしようと
自己完結をして、マドカは最後まで一人で、行ってしまった。
大事なのは
チョコくんが一緒にいるからって告白しようとするまいと
マドカはチョコくんを道連れにする気は最初からなかったって訳で。

それでもありがとうって泣いて消えた彼女は
チョコくんに尚、想われている彼女は
少しはこの無情な世界の中で、幸せの欠片も見つけられたのだろうか。


疲れたでしょう?苦しかったでしょう?
これでやっと解放されたね。
これでやっとゆっくり眠れるね。
そんな切ないラストが待ち受け、そこに救いの欠片も残さない。

チョコくんが「ずっと傍にいるよ。ずっと一緒だよ」って言うから、幸せだとでも?

そんな訳ないだろう。
そんな自己満足の身勝手な愛情で彼女を幸せだと定義するのなら
この世で何に救いを求めれば良いのか。何を確かなものとして噛み締めれば良いのか。


ただ、製作側は、その愛情の擦れ違いこそを抉るように描き切ってくるから
余韻は重たいし、私好みでもある。

彼女へ捧げるチョコくんの家族の象徴「ユリの花」
一つではなくて幾つも幾つも幾つも無限に捧げられる愛の印。

それが本当に画面いっぱいに咲き乱れるから、切なさが込み上がってくる。
一輪の花束というだけじゃインパクトも弱く
消沈した、このエンディングを、そのまま受け止められただろう。
特にマドカに感情移入出来る造りもしてきていないしね。

しかしチョコくんが何度も何度も何度も往復してユリの花を並べていく。
それが切なくて切なくて。
辺りはオレンジの夕闇に染まり始め、ユリの花が渇いた高原に声もなく風に揺れるだけで。

チョコくんはもう何も語らない。
何を思うかも、明確ではない。ただその記憶だけが、また彼に蓄積されていくのだと思うと
彼の背負うものも決して優しく温かなものではない。

その余韻を消さずに汚さずに映画は一気に纏められ、唐突に終わるから
ヤラレターって感じなんだって。
消沈した感情が一気に噴出させられてしまう。



そんなエンディングまでの流れは、むしろ対照的で、テンポも良くアクティブだ。
シリアスな事件が展開していく中で、笑わない管理官が指揮を取って捜査が進んでいく。
でも、集中しようとした所で、狙ったかのように入る舞子や主任のギャグwが補足という感じで付加されていく。
全体的には前半は、コメディタッチで進んでいき、明るく、楽しかったです。

捜査一課がチョコくんの才能を認めている身内贔屓的な設定は
ちょこっとニヤっとします。
チョコくんが何かのフレーズを口にし始めると鋭敏に反応し、いち早くメモり始める舞子や主任とか。
表情の変わり具合とか。でも事情を知らない本部はポカ~ンな所とかw
ファン冥利に尽きる。

チョコくんと再会して、みーんなが喜んでいるその反応もイイです。
この辺はドラマファンには嬉しいオプション。

事件の解決はツッコミ所満載だし
そんな軽いタッチの事件と言う名の舞台と同列で繰り返されるATARUギャグ。
事件の流れと同レベルの大きさでふざけて面白おかしく見せてくるから
逆に事件のずさんさは目に余らない。
・・・つーか、とにかく笑っちゃってそれどころじゃない。

でもそれでいいとも思う。
大事なのはソコじゃないという製作サイドのメッセージのようだとも思える。後になってみれば。

それでも唯一苦言を呈するならば
チョコくんに容疑が掛かるクダリはもう少し丁寧に説明しても良かったんじゃ・・・。
これで窮地に追いやられるって展開なのにヤケにあっさり流れて行く。
事件に於ける緩急が足りないんだって。(演出ヘタクソか。)


つーか、だからラリーぃぃぃぃ!!!!(怒)  どんどんどん!きぃぃぃ!!

お前もあっさり疑うのかよ。チョコくんを!今更!!
だからマドカを死なせるんだよバカ。

ドラマから知ってるファンはチョコくんの優しさを充分知っているから
「アタルに善悪の区別はありません」とか言われても
あれだけ事件に傷つき泣いて、しかもラリーを慕うチョコくんが
悪に染まる訳ないだろ。
どこ見てんだ。

マドカが死んだのは、お前のせいだ。

そのくせコロッケをチョコくんに食べさせてもらって
「ありがとう。美味しいよアタル❤」(満面の笑顔)
・・・とかやってる場合じゃねーだろ(;一_一) おいおいおい・・・・このクソオヤジw



そしてチョコくんが疑われて留置所へ入れられて。
でも管理官がパソコンを持って「助けて!」って縋って
そこから繰り広げられるアタルとマドカの攻防戦の見せ方はちょっとゾワ~ってきた!

特に何をしているわけでもないのだが
パソコンのキー打ちの早さを競ってもいて
マドカに対抗できるのはチョコくんしかいないってっシチュエーションも燃えるし
天才同士の戦いって雰囲気が良く出ててカッコ良かった。

スカ―っとさせられる。
でもそれだけであって、特に重要シーンでも、結末の伏線でもない。メインでもクライマックスでもない。
(だから具体的な描写ですらないんだけど。でもシーンとして良かったです)



終盤、いよいよメインのチョコくんとマドカの決着に入って
ポスターにもなってるあのシーンへ。

その時点でなんとなくだが、マドカはチョコくんを道連れにはしないだろうな~って気付きました。
マドカの熱狂的な執着と愛情でチョコくんを連れて行こうと見せ掛けて
でも純愛を描くつもりだろうなぁと。

そのための堀北真希さんなのだろうし。
どこか一線を越せない悪人という意味と
そいういう女の可愛らしさと逸脱した狂気を表現するのに
見た目で堀北真希は適任だったのだろうと思われた。
無垢で、幼い可愛さが、そのまま残虐性に転じる感じは、良く出ていたと思います。

「マドカちゃん」「アタル」って呼び合う二人はとにかく可愛らしく
小さな恋のメロディですかね、これは。
何よりマドカがひたすら穢れなく、可愛く美しかった。
惜しげもなく堀北真希の外見的美しさを披露してあった。
本当に綺麗なのでその点は必見である。


ちょっとだけ不満なのが
「あなたアタルが死んだら悲しい?」って無邪気に舞子に聞くマドカ。
「あったりまえでしょ!」って答える舞子。

でもここで舞子が舞子らしいウザさを発揮せず
喚いたり引きとめたり、「止めて」って叫んだりして取り乱さなかったのが凄く意外だ。
その分、チョコくんとマドカだけの世界に絞られていて
物語的にはスッキリはしていたと思うけど
ここは舞子にも主任にも何らかのアクションが欲しかった所です。

いえ、主任は頭で理解しちゃって理性で動けなかったかもしれないけど
舞子が駈けよらなかったのがやっぱりちょっと不自然だし不満。

マドカとチョコくんの愛の物語にしたいのは分かるけど
舞子とチョコくんだってそれなりに特別な愛情あったと思うんですよね。
そのための連ドラだったんじゃないんですか?

恋愛感情じゃなくたって嫉妬や独占欲は芽生えるものだし。
ここで舞子になんらかのアクションを見せることで
「ずっと傍にいるよ」って言ったチョコくんには待っててくれる人がいるのに
マドカには誰もいないって構図が強調されて
その落差が余計泣けたと思うんですけど。
どうだろう。

そんな愛されているチョコくんが全てを投げ打って躊躇わず引き金を引いたとなるから
更に愛情という側面が際立ったのになと思った。


結局マドカは一人で旅立っていった。
全てを終わらせたんだ。罪を一人で背負い、悲しみも孤独も一人で抱えて、チョコくん残して。
躊躇わず引き金を引いたチョコくんの無垢さも重たく
マドカの決意を、より哀しみに際立たせる。

そんな彼女に「一緒にいるよ」って捧げられるユリの花がどこまで広がっていくから
それがどこまでも深く広いチョコくんの本心のようでもあって
別れる結末がひたすら痛い。
ユリはATARUワールドでは家族の象徴だから
無償の家族愛が捧げられているようでその設定も巧いと思いました。


銃口をこめかみに当てて自殺するマドカ。
同じ様に躊躇わず引き金を引いたチョコくん。

二人がシンメトリーに倒れる構図もまた可愛らしく
死んでいるのにどこか美しい。
そう思えば
マドカが黒でチョコくんが白というイメージチョイスもまた意味深で
それは生と死を象徴してたのか、とも思った。

どうせならもっと血しぶきが飛び散った衝撃シーンを持ってきてくれると
もっと観客の心にパンチの残る画になっただろうに。
本当に死を美としてだけ描き、鮮やかに消滅させる。
どうしてあんなに綺麗な、本当に綺麗なだけの終末シーンだったんだろう。

故に純潔な二人の終焉がとにかく非現実的な出来事のように描かれていて
だから余計に嘘のように映る。
神聖化しているようにも見えた。
ああ、これ、ワザとなんだろうな~と思う。
マドカの穢れなき魂と愛の結晶を示したかったのかなぁ。
それとも恨みだけで生きてきたマドカがチョコくんに浄化されたことを示したかったのか。

いずれにしてもここにリアリティは意味ないんだなということは伝わった。

リアルが意味ないってことは世界に絶望したマドカの夢を描いたとも取れて
ちょっと皮肉もあったのかな?


そしてその余韻だけを引っ張って引っ張って突如真っ黒なエンドロールが流れる訳ですよ。
うわあぁぁぁ~って思った。
最後の最後でスタッフの何かの意地を見せられた気分でした。
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