Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
09≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303110/ ≫11
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2013*09*15(Sun)
海猿 LAST MESSAGE 感想
映画海猿3作目。何気に初海猿。
世間の騒ぎ様を横目に何がそんなに面白いんだろうかと思っていたから
色々衝撃でした。
でも「1も2も4も泣けるのに3だけは泣けない」なんて意見もある通り
海猿初心者が3作目から見ちゃ駄目だなと痛感した。

前情報/前知識ほぼゼロで見たんですが4があるって知っていること自体が失敗だったということも知った。
ラストメッセージっていうサブタイトルはストレートに遺言って意味だったのね・・・・。あちゃー。

そんな風には露ほども思わなかった・・・っ。失敗!
素直に「誰かへ向けた強烈な信念のアピール」とか
「仮に死にネタになるとしても仲間への誰かへ」とか
そんな風に捉えていたよ。

どうせみんな生き残る話で海で奮闘する男たちの話であって
どう乗り切るかって所が肝なんでしょってスタンスで観ちゃったから
そもそもズレていたんだな。そっかぁぁぁぁ・・・・しまったー。

でも凄かったです。ヾ( ̄▽ ̄)ノ


THE LAST MESSAGE 海猿 2010年度作品
興行収入80.4億円
監督/羽住英一郎 脚本/福田靖 原案/小森陽一 原作/佐藤秀峰



■CG/映像
とにかく一見の価値ありって推すのはここでしょう!
冒頭の海はちょっとモロCGって分かっちゃうけど
どうやって雄々しさを魅せるかに重点を置いたカメラワークは迫力満点だった。
何を取ってもとにかくデカイ!
スケールがデカイ!!
レガリアでけぇええええ。

恐怖さえ感じる程の荒々しさは映画館で観たらさぞ凄かったんだろうな。


特に中盤、水没するシーンの見せ方は非常にユニークだった。
四方からのウォータージェットで溺れそうになる二人。
通常なら画面中央にもがく人物を上から撮ったショットとかで状況を説明するだろうに
画面の2/3を水で埋め時には画面全体に波が押し寄せ
アプアプさせるのはこっち(視聴者)かいっっ!!

巧いなぁ。
見ているだけでこちらが息苦しくなる。
勢いに呑まれて体感としてこっちを苦しくさせることでスクリーン内への既視感を抱かせるという
なんとも大胆な手法。

こちらにも疑似体験させるという意味では
ヤケに画面を揺らすことで海上にいる錯覚を起こさせていたのも臨場感ある。
でもマジ酔いそう。
見辛いっつーの。


後はヘリが会場にホバリングしている時のさざ波立つ水の動きとかカッケー!!
まぁるい円を描いて水が踊ってる!!
芸が細かいなっ。

そういう動的な側面での余白の部分のディティールが凝っているので
終始新鮮な驚きはあるんだけど
反面、静的な側面の手抜きが目立ってちょっと惜しかった。
例えば一旦非難していた食堂とか。キレイすぎだろとw
超違和感。

なんちゅーか男の子向けのセッティングですよね。大雑把に言うと。

そのせいか多用されるスローにはちょっと付いていけなかった。
感情を煽るようなシーンなんでしょうけどそういう見方をしていないから
もどかしいだけで何も伝わって来ない。
素直に興奮路線だけに絞った方がのめり込めたのではという気がする。

そのくせ、そういうディティールばかりに迫力を持たせたせいか
一番の破壊力であっただろうメインのレガリア沈没シーンを敢えてダイナミックに描かず
スル―して想像で補えってしているあたりがズルイっていうか姑息っていうかw


個人的にピックアップしておきたいのはラストショット。
夕暮れの終わりの、宵闇でもない、その直前の空気が青く染まる時間。
そこを選んだセンスに拍手っ。
私の一番好きな、キレイだと思う時間帯なので。

パトカーや船舶のランプが暗くなり始めた景色の中で印象的に灯り
紫色に染まる空気感がたまらなく情緒的で
私好みだった。


■キャスティング
戦う男たちがカッコイイですねぇ。汗臭い、泥臭い、暑苦しい。三拍子揃ってますw
ただ個人的に残念なのが
主演の伊藤英明さんはイイ男だし体つきもイイし見ていて好感持てるし
男臭さを惜しげもなく発揮しているのは充分分かるのですが
このヒト、表情筋をほとんど動かさない演技なので
切迫感に欠けるというか緊張感ないというか。

なんちゅーか終始同じ顔w
もう少し顔の動きをしてくれないと表情から伝わるものが何も無い。
棒読みみたいなもんです。
淡々としていてちょっと浮いている。


時任三郎さん。
この人は柔らかい演技をなさるのでぶっちゃけこういう役は似合わないでしょー。
あ~・・・・見続けていると違和感軽減してくるレベルだとは思いますが。
目力がないので迫力がないんですよね。こう・・・男性的な熱さが。
強さがないんだよな~。
基本このひとは包容力などで威厳を出す人なんだよ。

もちろんその分、台詞の言い方や間とかで充分気迫を感じさせているとは思いました。


佐藤隆太さん。
彼のハイテンションに最初付いていけなかったのですが
海上保安庁の潜水士という職業を理解するにつれその意味が分かり
かなり好感を持ちました!

必要なんだな、この意識的なポジティブ思考が。無駄なエネルギーが。過酷な死の職業だから。
すっごく納得。
彼と大輔の織りなすタッグ意識は物語全部に置いてとても気持ちの良いものでした。


■脚本
パニックアクションなのかー!!

・・・と、今更な叫びをひとつ(笑)
海上保安庁の仕事そのものを描いた話なのかと思ってたら
脱出パニック劇でした。
導入のテンポも良くすげーダイナミックっつーか派手っていうのが第一印象だ。
とにかくスケールがデカイ。

こういうの、ハリウッド辺りが得意としていそうな分野で
それの日本版ってところ?
最も向こうのスターがやったらもっと肉体アクションも凝ってくれただろう(笑)
日本では施設破壊が限界か。

ただの脱出パニックじゃねぇか!と思いきや
いきなりメイン舞台レガリアを沈めることになってくるとは思わなかった。
難攻不落の要塞って話じゃないのねw

何度も繰り返される仙崎と服部の奮闘には何度も脳裏にCMが過ぎる(爆笑)
「ふぁいとー!」「いっぱあぁぁつっ!」
え。みなさんもそう思いましたよね?


実際のストーリーはというと・・・・・脚本が酷い。酷過ぎるw
どうしよう。さすがの私でも擁護しきれないレベルだぞ。

脱出劇をやるために適当な状況をセッティングしたって感じ。
だったらさっきも言ったけど
中途半端に大成や名誉VS個人の尊厳なんてテーマなんか入れて来ないで
ストレートにアクシデントパニックに絞った方が良かったんじゃないの?
底辺に広がる壮大な哲学テーマってのは
しっかりした理由付けと理屈が通ってロマンになるのに
これじゃただのファンタジー。(つまり有り得なさすぎw)

これはレガリアを作った男たちの決断の方にドラマを持ってくるともっと燃えたかも!
下手に大輔と環菜の愛情を絡ませてくるから萎える。

これってここまでの二人の経緯を知っていたら感情移入する場面なのかなー?
どうせ大輔は生きて帰ってくるんでしょ、という目線で見ていたから
何がそんなに悲しいのか分からないし二人の絆も知らないから回想シーンのスロー再生には
とんと???だった。

んー。前作までを見ていることが前提っていうのは当然なのかもしれないけど
映画なんだから多少の説明は入れてくれても良かったのでは。
あー。長年のファンになるとシツコイって思っちゃうか。

でもどんな事情があれ
潜水士の妻になったからにはそれ相応の覚悟が求められるのは当然。
「彼がいなくなってもこの子は私が一人で生きていけるように育て上げてみせる。
 でも私は誰が守ってくれるの――――」

はぁ?
妻だけでなく母親になったクセにまだ守ってほしいのかよ。どこの甘チャンだ。
子供っぽすぎる。
大輔くんがいなくちゃ淋しいって気持ちをストレートに表現するなら分かるけど
何その依存心。

しかもまだ死んでないでしょ。悲しみと淋しさと不安を一緒にするなよ。
泣かせたいのだったらここは辛さを隠して気丈に振る舞う孤高の女性を見せれば
まだ感動もあっただろう。

合わせて大輔の録音したテープが再生される訳だけど
ここに来てようやく「あ、死ぬかもってことなのね」って気付いたw
遺言になっちゃうかもしれない愛の言葉だった訳か。

あ~~~なるほど!

どう奇抜な策で大輔が切り抜けるのかっていうヒーロー的な期待ばかりしていたから
そういう目線はノータッチだった(笑)
なんでそんなに泣いているのかまっっったく分かんなかったよー。
(この時点で失敗)

でも仮にそうだとしても母親になったからには泣いている場合じゃないだろ。


しかもそんな大輔が取り残される事態がこれまたお粗末。
不運に巻き込まれてじゃなくて自滅かよ。
足折っただけかいっ。
頼りねーなぁ。
ハリウッドみたいに後日「折れてたのかよっ」ってツッコミ入れさせるほど
スーパーなタフさを見せるくらいしてみろ。

そのくせ結局服部一人で助けちゃうし。
じゃー助けに来た意味なかったじゃん。あんな大勢でドボンドボン飛び込みやがって。
ちょーカッコイイし。
なのに見せ場なし。

チームワークという意味でいよいよ全員で救出に向かうってクダリは燃えた。
あの海の中で漂うクラゲみたいなお迎えシーンは幻想的ですらあり綺麗だった。
要するにこれ海上保安庁のプロモってこと?(爆)


台風で隔離された状況へ追い込まれるまでは良かったんだけどな。
レガリアを守りたい人間と人命を守りたい人間の意思が真っ向から反発し合うのも
面白いと思った。
甲乙付けずに激論を交わすような流れにしてきたらさぞかし重厚な物語になったろうに。

残された5人を助けるために1500億を投じた日韓露共同プロジェクトを
破壊するって理由が異常に弱い。
そんだけの大掛かりな施設に緊急脱出船ひとつないのも不思議。
ドリルシップを止めるのもデカイハンドルというアナログ。
もうちょっと頭使った設定を捻り出してくれ。
折角の緊迫感が萎える。

クライマックスのレガリア沈没決定の流れはちょっと燃えたなぁ~。
「俺たちが造ったレガリアだ。沈める方法が分かるのも俺たちだけだ」
かっこいいー!!
ただのパニック劇にしていないのは紛れもなく後半のこの決断。
そしてレガリアが傾き始める映像は凄かった。

・・・・・だから余計に
レガリアを沈めるかどうかにドラマの肝を持ってくれば
もっとカッコイイ映画になったのにーと思う。
国家プロジェクトを
「それは人命より大切なことなんですか」って劇中3回繰り返されるけど
そのどれもに説得力がない。

女医さんもイイ大人なのに国益の大切さに理解を示さない一方的な文句が
鼻に付く。
事故対策本部/救難課長の下川がデカイ本部セットを背景に
あっさり命の方が大切だと迷いがないのも短絡的。
彼の立場は確かに救助者や部下を守ることにあるのだろうけど
それにしたって巨大モニタと政府との連携の背景でそれを言うのは
なんかものすごっい違和感。

いや、命も大切だけど
一概に命だからってだけで1500億円を潰す価値があるってするのは
どこの少年漫画だよと。
もっとしっかりとした規模に見合うだけの説得力を打ち出してきて欲しかった所だ。

命ってだけですべてを優先させられるっていう一元論が平坦なんだ。

レガリアを作ったという男たちの仕事への誇りを
潜水士たちの誇りと対比させて真っ向からぶつかり合う物語にすれば
相乗効果で戦う男たちを光らせられた筈だ。

特にレガリアを守る側だった設計主任の桜木がイイ味出している。
グーグルマップで毎日ニヤニヤ見つめる程の愛しいレガリアを
後半「5人が助かるためには沈めるしかないんだ!」って言うクダリは
ゾクゾクした。
そこに至るまでの彼の描写はとても無理がなく好感が持てた。
そうすることで本部に居る擁護派が押し黙るのも壮観。


なのに肝が愛する人の元へ帰るっていうラブ路線にシフトしているから
折角の男の戦いもプライドも意思も重みもない決断になってしまった。
非常にもったいない。


仕事に対する男のプライドと言えば
新米の服部が仙崎と共に行動するうちに芽生えていく意識の描写は分かり易く
丁寧に描かれていた。
彼が仙崎を残して一人立ちあがる流れも感動した。
そしてラスト、自分は潜水士だと宣言するシーンは惚れ惚れしたよ。
彼の潜水士になった理由はともかくなw


総合的にはストーリー全体のテンポが良く最後まで一気に楽しめたのは良かった。
目まぐるしい派手な映像も楽しい。
なので来週の4作目も見る~。


■エンドロール
トレインやるのは主題歌がエグザイルだからかw
でもぶっちゃけエンドロールは余韻を楽しむ時間だからそれをやるのはルール違反。
急に現実に戻らされてちょっと笑えない。
関連記事
スポンサーサイト
[ movie ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://mokumoku254.blog.fc2.com/tb.php/469-5b3991c4
trackback



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。