Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*09*11(Wed)
シューベルト ピアノソナタ第17番二短調 D850
ヴラディーミル・アシュケナージ(piano)  録音 オール・センツ教会 London 1975年4月
アルフレッド・ブレンデル(piano)  録音 Neumarkt Oberpfaiz 1987年9月



ヤバイヤバイ。何このカッコ良さ・・・!
特にソナタの第二楽章なんて今まで閑話休題くらいにしか思っていなかったのに
アダージョ的な緩徐楽章が 最高級に胸を打つ。
根本から価値観ひっくり返った!

シューベルトらしからぬ望郷的なやるせなさを醸し出しつつ やはり彼ならではの力強さで前を向かせる。
だから後に続く第三楽章が妙に綺麗に響く。
やべぇ。マジかっこいい


シューベルトは 後期三大ソナタを聴いて どれもカッコ良かったので
じゃあ、他のも聞いてみるか、と 思わせた。
そこで 手始めに 探した所、シューベルトのソナタには 未完のものも多く
意外に 全曲録音しているソリストさえ 少数だった。

仕方ないので シューベルトと言えば ブレンデルさんは当然として
もう一人 割と評価の高い アシュケナージさんを 聴いてみた。

・・・・・・うん、悪くない。

ブレンデルさんより 抒情的に弾いているが、テンポが良く 勢いがある。
強弱も 細部にまで拘っているのが 感じられ、盛り上げ方も 巧い。


まあ、 それよりも何よりも この曲が まず ヤバイんだ。

第一楽章は 特徴的な 独特の和音が バンバン鳴り響く。
転がる様に 流れる 音の洪水は、やはり 感情的に 暗く 深く 淀んで 浸みこんでくる。
ここら辺は 流石 シューベルトといった所。

アシュケナージ版の方が 勢いがある分 本当に 呑み込まれるといった感じ。

そして 問題の第二楽章。
これが もう 最高級に かっこいい!!
シューベルトっぽくない カナリア色というか セピア色っぽい 切ないメロディに 切り替わる。
今まで ソナタの第二楽章なんて ツナギぐらいにしか 思っていなかったよ。
反省しました。

見事なまでに 柔らかく 哀しい・・・美しいメロディだ。
めちゃくちゃ 気に入ってしまった

第一楽章と同様 和音が特徴的な ゆったりとした 山なりのメロディが
膨らんでは しぼませ 叩いては 消えてゆく。
第一楽章とは うって変わって テンポを落とし テンションも落とし、風のない 湖面の様に。
そこに 人影を見せない所が シューベルトの真骨頂。

それを アシュケナージさんは たっぷりと溜めて弾いてくる。
もったいつけた様な 滑らかなタッチが
曲を より高度に 実に艶っぽく 流すのだ。


ブレンデルさんの解釈は まるで逆だ。
私にはそう聴こえる。

第一楽章を 軽く 心地良いリズムで 刻み込み
第二楽章で アシュケナージさんより テンポを上げることで 感情に訴える。

だが、第二楽章のメロディは 哀愁漂う 古めかしさを 感じさせるものだ。
ねっとり弾いた方が 聴き手に 伝わると思うのだけど どうだろう。


ブレンデルさんは 流石 大御所といった貫録で、全体的な 仕上がりは 素人感覚では文句の付けようがない。
彼独特の 鍵盤を叩くような 弾き方も、この曲では あまり感じられず
最後まで 気持ち良く 聴くことが出来た。

それでも もし この曲を 初めて 聴こうという方がいたら
迷わず アシュケナージ版から 聴くことを 薦める。
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