Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*05*02(Thu)
家族ゲーム 第3回 感想
クラスメートが来ないことまで計画の内だった訳ですね。そりゃそうか。吉本に抜かりがある訳ないな。
「自由参加だから来なくてもイジメにはならない」って・・・うーわー。
それを言ったら誰も来ないに決まってるわ。

偽善者顔するクラスメイトたちに表立ったイジメが無くなったからって勘違いしないように
誕生会だなんて公開処刑並の舞台を用意して
吉本の脅しが効いているんだからほっとけば全員参加で嘘偽り劇を続けられたろうに
わざわざ「自由参加だから不参加でもイジメにはならないよ」と助言し
そうしたら当然誰も来ない訳で
それを家族や近所の人たちにまで見せ付けて
羞恥プレイ。

その目的はというと
「イジメが無くなったからと言って自分が変われた訳ではない」と自覚させること。
そのことに茂之だっていずれ気付くだろうに敢えて早急に見せしめる。
――何故焦るんだ?
そのために揃えるカードはどこまでも貪欲で
クラスメートだけでなく両親の本音まで晒すという徹底ぶり。

ぐわあぁあぁぁ~・・・・。
最悪。
正視に堪えないこのえぐさ。
運命がそうさせたという訳ではなく
これが作られた状況っていうのがエグすぎる。
(ほっといてもいずれ露見するだろうことは置いといて)

イジメられなくなったって友達になれた訳ではないし
学校へ通えるようになったって家族が認めてくれた訳じゃない。
茂之の状況は何も変わっていない。
それを最後に告げる吉本の台詞が凄かった。
「簡単に友達が出来ると思ったか。冷たい家族が愛してくれると思ったか。
 それがお前の現実だ」

・・・・・。Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄lll)

「だったらお前が変わるしかないんだ。俺が絶対お前を変えてやる」
そう言って泥だらけの茂之を熱烈ハグ。

なんかもう壮絶。
淡々と語る口調が逆に強さを感じさせた。
思わず息詰めてた・・・。呑まれた・・・。

いつの間にか狙ったように降り出している雨とか
こんな時必ず茂之が逃げ込む場所に先回りしている吉本とか
雨の中引き止めて強烈に抱きしめるとか
なんか色々なことが散々でドラマティックでソーゼツ。
(これをラブシーンでやられたら萌えていたことはさておき。)

「もう泣くな。・・・・言ったろ?何があっても俺はお前の味方だ。
 明日になっても涙が出るようなら俺も一緒に泣いてやる」

更に更に更に!
そこまでが吉本の計画の内かと思いきや
ラストに更にもう一回転。
この一部始終を遠くから覗き見している兄貴・・・。
「これが狙いだったんだ・・・これで吉本は茂之にとって絶対の存在になった・・・」

――ん?

そう言えば隠しカメラで夫婦喧嘩を兄貴と吉本で覗いていた時
「こんな時茂之が何処へ逃げ込むのかも知らないんだろ?
親戚のオジサンの方が詳しかったよ」
って煽ってたね・・・。

――んん?

ってことは吉本はここで茂之を抱きしめていることをワザと兄貴に見せ付けたのか。
わざわざ「親戚のオジサンなら情報をくれる」なんてリークしたからには
兄貴がここまで来るように仕向けたんだ。

ええぇえぇぇ????
うーわわわわ~どこまでが演技なんだ???
これを兄貴に見せることで何を期待してるんだ?
わっかんねーっっ!!

茂之を目覚めさせるのが目的だったのか
或いは茂之を使って沼田家に入りこんだことを兄貴に見せ付けて牽制したのか。
・・・いや、それはないか。兄貴は吉本の敵ではないだろう。

ってことは兄貴を煽るだけ煽って挑発してるのね。でもなんで?
今の兄貴にこんな姿を見せれば見え見え過ぎて
改心する所か余計自分に不信感を加速させることは吉本も承知の上だろうに。
目的が見えない・・・。

ここで3つの可能性が過ぎった。
本当はこうして抱きしめるのはお前の役目なんだと兄貴に嫉妬させるため、か
自分に疑惑を抱いている彼に更に怪しいカードを突きつければ彼の不信感は更に募ることは明白だから
告げ口させて両親を奮起させるための駒として兄貴を動かしたいのか。
或いは・・・・
ただこの家族を壊すだけじゃなく
知っていたのに止められなかったという無力さの自覚と後悔をさせたいのか。

吉本が本気でこの家族に取り入ろうとしているのなら
見せる必要の無かったシーンな訳で
まさかこのシーンを見て本気で兄貴が自分を「愛情を持って接している家庭教師」だなどと
信じてくれるとも思っちゃいないだろう。


ラストの雨シーンでベタな教師モノを匂わせてきたかと思った矢先に
落としてくるもんな~。
とことん喰えないドラマだわ~。

正に沼田家を使った壮大なゲームをしているようだ。
面白いように引っ掛かる沼田家のこの病み具合w
吉本の仕掛けるゲームは、なんちゅーか悪趣味っていうか胸クソ悪いっちゅーか。
でも吉本も大概酷いが引っ掛かる沼田家も文句言えた義理じゃない辺りが
辛うじてこの悪趣味なゲームを享受出来るささやかな抵抗である。(私的に)

ま~とにかく悪趣味と下衆の間にあるようなドラマですな。
何処にも救いがねえぇぇぇ!

なのに妙な恍惚感も残るのは吉本が筋通っているからか。
同情すら出来ない程の沼田家の惨状のせいか。
それとも吉本が何処か必死なのが伝わるからか。

ブラック櫻井がイイ感じ。
普段テレビに出ている間も動じない笑顔で営業スマイル張りつかせているせいか
鉄壁の笑顔というイメージが強くある分
吉本としての崩れない笑顔が逆にハマっている気がする。
うすら寒いっていうか嘘くさいっていうか、役者としての表情の演技が豊かじゃない分
吉本の不気味さを形作れていると思う。

悪くないよ・・・・むしろ似合っていると思うw
役者としての櫻井くんは幾つか見てきたけど
これが一番好きかも知れないww
キャラ変えて非優等生な発言が逆に真実味を帯び新鮮だ。

歯に衣着せぬ怒涛の毒舌ラッシュ。
非道を非道と思わぬ禁忌的行動。
彼の遠慮のない台詞がコッチのうっぷんを晴らす錯覚をもたらしてきて
妙に爽快。
ついでに前回も言ったけどあのブカッとした袖口長めのPコートを着てポテポテ歩く姿が
殺人的に可愛い・・・・。
青島コートに近いものがあるよ・・・(笑)
どーもこの姿に騙される・・・・愛嬌にあるキャラに仕上がっていると思うんだよねー。
邪気のない感じ。
それが吉なのか凶なのかはまだ分からないけど・・・。


むしろ気持ち悪いのは、吉本の言葉が何処まで本音なのかを
視聴者にさえ暈かして進めているストーリー構成の方。
何処に感情移入していいのか分からない。
吉本により壊れた家族が再生させられる物語なのか
吉本により壊された家族が自己再生する物語なのか。
どっちなんだ・・・・。

このドラマは不穏な空気感は残したままなんだな。これでラストまで引っ張るつもりかよ。
ドラマの主軸がずっと暈かされていて見えない・・・・。
そう思っている時点で思う壺なのかw

これは・・・見る人を選びそうなドラマだ。
人に因ってはこんな強引なやり方はやっぱり間違っていると嫌悪感を抱くかもしれない。
他にやり方があるだろ、とか。
茂之本人の社会性を歪ませるとか。

でも私は、クセの強い、見る人を限定するドラマであるとは思うけど
閉塞的なドラマだとは思わない。

例えば冒頭。イキナリ茂之のイジメはやり過ぎだと苦言を呈する兄貴に対し
「そう思うならおまえはおまえのやり方で茂之を助ければ良かっただろ」
全くだ。
何もしなかったのはクラスメートも沼田家も兄貴もみんな同罪だ。
静観していただけの人間が行動した人間に文句言っちゃダメとは言わないけど
言えた義理もないわな。
こう言う所が吉本好きなんだよなー。間違っているけど正論じゃん。

ちょっと、非常に興味津々なドラマになってきた。
ちょー真剣に見てたー。
食い入るように見てたー。
これでラストが吉本の欺瞞で終わらず自己犠牲的な献身だった上に
悪夢から覚めたように消えていたとなったら
私的評価は高い。


そうしてまた乗せられていく沼田家が実に滑稽に映る。
もう誰も吉本を止められていない・・・。
毎回挿入される全裸シーンもバカ親を表わしていて実に嘲笑的だ。
こうやって掻き回した家族が
拡散して崩壊して混濁してリニューアルする・・・・・という話なのは確かなようだけど
それは吉本の力なのか
吉本を恨む反動か。

「次の段階だよ」と吉本は言った。
形だけの誕生会。
嘘くさい輪っかの塊で塗り固められていく関係者。
誰の感情も着いてきてないのに人は輪を形作ろうと装うから嘲笑だ。

ホンっと私的には吉本の行為よりもこの彼らの方がよっぽどキモイ。
吉本だってどーせこんなことくらいでこの家族が再生する訳ないこと分かってんでしょ、
と眺めていたら
なんと盗聴に盗撮。隠しカメラ。

やることエゲツねぇぇぇ。

そうしてセッティングして置いて引き出したのは
父親の無関心と自己保身と不倫。母親の「子供達を理解したいとも思いません」

それを別室から兄貴に覗き見させ、茂之には盗み聞きさせるという醜悪ぶり。
「うわ~思ったよりヘビィだなぁ。だいじょーぶかなぁ?茂之くん」

お前が言うかw
兄貴にもわざわざ茂之も盗み聞きしていることを伝える。

ヘビィなのはコッチだよな・・・。見ているコッチも開いた口が塞がらん。
一見正義顔しているけど結局助ける行動に移さない兄貴は
それだけで自分も同列であることに無自覚でいる辺りが性質悪い。

「君だって今日茂之を祝うためにここに来た訳じゃないんだろう?」

結局誰も茂之を愛していないことの方が気味悪い。
沼田家は揃ってみんな自分に必死だ。
吉本の行った人の心を弄ぶ行為よりもずっとあの誕生会に呼ばれた客の方が
私には嫌悪感を植え付ける。
「遺書には書かないでくれよな!」って自己保身を図るクラスメイトとかも追い打ち。

結果的に
沼田家全員に「でもやっぱりダメでした・・・」という気持ちを自覚させ
この家族が演じているのは何の価値もないものなのだと滲ませた。
見ないで済むなら見たくもなかった真実だろうに。
そこに一切の妥協も許さない吉本を傲慢とみるか嗜虐とみるか。
でも誰もやっていないことをやった時点で吉本は一種のヒーローだ。
そのプランにターゲットの茂之までキャスティングされている辺りがSだけどw


また今回兄貴がネットで「家庭教師・吉本・殺人」だっけ?・・・でググると
あっという間にアンチサイトがヒットしたのはウケたけど
彼を憎む家族がいるらしい。
絶対神だった吉本の根幹が少し揺らいで来ましたね。
吉本には最後まで突っ走っていってほしいという視点で観ているから
緊張感煽られマス。

でもそうではない気はしますけど。
吉本が本当に非人道的な人間だったなら
元々苛められている子供のいる病んだ家族を崩壊させることよりも
絵に描いたような家族を崩壊させる方が猜疑心を満たされると思うんですけどねー。


そしてそしてそしてっ!
突如勢い良く始まるハードなED。
ざわざわと燻ぶっている古傷を抉るようなこの感覚。
不安とか・・・なんかとにかく恐いって無常なるものに怯えるような
そんな感覚を追いたててくるようなED。
初めて絶対合わねーと思っていた嵐の曲が
ここにきて妙にマッチしてきたー。

やっべ。こりゃ展開次第でこの先この曲で泣くかもしれん。
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