Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*04*25(Thu)
家族ゲーム 第2回 感想
なんか・・・櫻井くんが可愛すぎて合っていないって気がしてきた。
瞳も優しく愛らしいベビーフェイスなので超私好みなのですが、じゃなくて、
吉本のキャラクターって本当は凄味や不穏さ・恐怖・ミステリアスな雰囲気だったんじゃないか?

例えば、ぽてぽて歩く姿はすごく愛くるしいんだけど
そこは本当は愛嬌を醸し出しつつも
ふてぶてしい根性を見せたいシーンなのでは?
茂之にこんな仕打ちをしておきながら喜々として通ってきている、という。

例えば普段飄々として「いいねぇ」と薄ら笑いを貼り付けた笑顔から
何かで一転、真剣な台詞を吐く。
これも本当はそのギャップで底知れない迫力を見せたいのでは?
まだ何か隠し持っているミステリアスな部分を表現している、という・・・。

櫻井くんだととてもそうは見えない。
なんつーかただただ可愛いよ。(違)

兄貴の尾行には気付いてない訳ないよなと思っていたら
案の定、角で待ち伏せして腕組んでいた姿なんか
まるで悪戯が成功したような、してやったりな笑顔だったわ。
違うだろ。
ここも一筋縄ではいかない一枚上手の威厳を出したいんでしょ。
きょとんと首傾げている場合じゃねーわ~。


まーその辺はコッチで脳内補完をするとして
茂之が学校に通い始めました。
イジメを克服した訳でも前向きになった訳でもないけど通ってる。
イジメは続くけど
吉本もそれを庇う訳でもなく、守る訳でもなく、味方になる訳でもなく
気持ちを代弁してやることもなく。
常に一線を引きながら茂之を振りまわしていく。
なんか、こういう接し方もあるんだなと思った。

これは茂之にとっては一見何の価値もなさそうだけど
彼のプライドを守っている筈だ。
学校へ行って帰ってきてそれを見ている存在。
何が起きているかを知っている人間。
それだけで人って自己実現を見れるものだし。

極論になっちゃうけど何故改めてリメイクしたがるドラマなのかが何か分かった気がする。
リメイクしてまでもう一度発信したいだけの作品性は
詰まっている気がする。
そうまでして言わせるメッセージ性は強烈だ。


体罰を受けて倒れ込んだ茂之に
「無理しなくていい」だとか「ちょっと休んでまた歩き出せばいい」という家族に対し
吉本の放つ言葉は辛辣だった。
「もう一度歩き出せる人間はそもそも立ち止まったりしないんだよ」

うっわあぁあぁぁ・・・・何も言えねー。その通りだ。
それを言った所で誰も同情してくれないから敢えて誰も口にしないだけだ。
無意味な台詞を躊躇いなく口にする。
やり方は強引だけど凄く清々しいサド教師だと思った。

嫌なら戦えとばかりに喧嘩をけしかけて
ついでに苛める側にも茂之をオールマイティに仕上げるためのスキルを提供して
戦わせて戦わせて
それでも叶わなくてもうこれ以上やったら死んじゃうから逃げたいって涙したら
「死ぬのは怖いか」
「怖い」
これを言わせるための。これを自覚させるための喧嘩だった訳か。

確かに彼の理屈で言えば
戦えるくらいなら引きこもったりしないよな。
でも噛みつくことが大事だとも言いたいのかな。

彼の最終目的は戦うことではなく、故にこの喧嘩に勝つことでもなく
茂之が自らの意思で生きたいと思うことなのかも。
深いな~。
これは思ったよりずっと高尚な結末が来るのかも?

そう考えると茂之の家族は皆
必死に生きることに誰もが消極的な家庭だ。
茂之がこんななのも
根本は学校にあるのではなくて家庭にあるのか。
あ~それは何か分かる。
家庭って外で戦うための仕度部屋だからね。
だからとにかく茂之の居場所を壊したいのかもしれない。


全編を通して吉本の何やら切羽詰まったような必死さが
伝わってくる。
焦っている様にも伺える。
時間がないのかもしれない。
そのくらい重大な事態なのだと訴えているのか。
茂之が口に出さない分
彼自身気付いていないギリギリのSOSを
吉本が代わりに暗に訴えているようにも見えた。

その必死さがなんだか痛くて
彼のサディスティックな言動全てが肯定に見えてしまう。
全てに根拠のある正しい行為なのだと説得させられてしまう。

それを更に所々挿まれる過去シーンでより事件の火急性を煽りつつ
吉本の無謀な賭けを肯定させているから
余計なんか緊張感がある。

分からなくもないけど、でもどれもこれも過激だなぁ。

例えばこの家族はどいつもこいつも隠し撮りされたって仕方ない奴らだけど
苛められている茂之を助けない吉本だってやっぱりそれも普通に考えたら
オカシイ。

「ここで助けたって何にもならないでしょ」
それはそうなんだけど最もなんだけど
そこまで割り切っている冷酷さはある意味達観してるな。
でも受ける傷は確かにあるんだよ。
そして肉体に付いた傷はいつかは癒えるけど
心に付いた傷に時効はないんだぞー。

むやみに喧嘩を煽って茂之傷つけて
肝心なことは何も口にしないで
結果的に茂之が強くなれても傷痕は消えないのに。
どうするつもりなんだろ。

あ~・・・でも、そんな感想すらナンセンスなのだろう。たぶん。

このどっちもどっちなサド行為。
まるで吉本は俺がやっていることと同じくらいアンタらもおかしいんだぞ、とか
俺を責められる立場の人間じゃないでしょとか
この家族をバカにしているようにも感じるかな。

ただどんな意味があろうとも
茂之には救いの手が降りたんだ。茂之には切欠が与えられた。
それは幸せだ。
それは羨ましい程の。


キャラクター相関図は結構イイ感じだと思う。
特に吉本と兄貴の関係がオイシイ。
茂之のことをちょっと離れた目線で見ている感じが似ていて
悪だくみを共謀する悪ガキみたい。
お互い上辺の会話で相手を探り合っていて
でもその緊張の糸をひょいっと引いたらまだ兄貴の方が容易い辺りが
ニヤリとさせられる。

元々家庭に興味の無い外面だけの母親。
家庭を顧みなくなる父親。
その父親に近付く不倫相手。
徐々に崩壊していく家族・・・・。

「友達親子ってあるじゃないですか。あれって体の良い育児放棄だと思いません?」
うわ、きっつー。

そんな家族に半ば無遠慮に土足で入り
グチャグチャにしていく過程はちょっとした快感がある。
なんだろ。
こんな家庭なんか壊れてしまえばいい。
そういう意味では既に吉本はヒーローだ。

そのためのわっかり易い駄目家族像なのか。シンプルなダメ構図。
結局家族の誰もが頼りにならないから吉本が茂之を構うんだよね。
今回ヘタレっぷりがよりクリアになってきていた。
前回までは無知なだけの世間知らず家族だったのに。


ラストのクラスメートに遺書を渡すシーンでは
今どき助けなかったからって彼らが罪になる訳ないだろ。
大体今どきのイジメってもっと狡猾で微妙な感じだと思うけど・・・。
説得力は弱い。
・・・・けど脅しにはなるのか。つまり牽制か。
微妙だけどここもちょっとした満足感があった。

「お前らの人生めちゃくちゃにしてやるからな」
本当に何でもしでかしそうで
その保身を顧みない捨て身の攻撃が気持ち良くはある。
次は何をするんだろうっていうのが“引き”な訳か~。ふーむ。

吉本は無力な声なき言葉は躊躇いなく口にするくせに
大切なことは何も口にしない。
言わなきゃ伝わらないのに口にしなくても結果が伴えばそれでいいという
潔さとも狡さともとれる態度がそこにある。

この辺がちょっと古臭い。
というか彼が教えようとしていることは酷く原始的だ。

でも荒療治に振り回されながらも結局吉本とハイタッチする茂之のシーンは
何らかの絆が芽生え始めた感じを示していて
でもそれをストレートな友達だとか愛情だとかではない形態にしているのが
妙に新鮮に見えた。

人が最後に縋れるのは愛情ではなく覚悟なのか・・・。


まるでチェスの駒を刺す様にじわじわと人を動かし周りから崩していく。
その秀逸な手口が面白い様に決まって行く。
見ていて何らかの敵を取って貰った気分になる。
不思議な感じだ。

こういうドラマって実は逆説的な癒やしなのかな?

テーマを家族再生だけに絞っているのが明確と言えば明確。
でもそれ以外の何かがある訳ではないし。
これで最後まで引っ張れるのか?

茂之のイジメの内容とか喧嘩の仕方とか
細かいディティールを突っ込むことは可能だけど
そういうんじゃなくてトータル的なメッセージ性を意識しながら
もうちょっと見てみようと思う。
テンポは悪くない。
なんかもーとにかく暗いっちゅーか重たいドラマだなー。

ちなみに笑わせ所(なのだろうと思われる部分)はちっとも笑えない。
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