Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2012*02*12(Sun)
秘密 つよし君と雪子さん4 (7巻)
秘密のストーリーの中で物語の分岐点ともなっているこの7巻で
事件以外にもうひとつ見過ごせないのが
ここでのこの二人の微妙な関係ですw

第九でやる救出作戦に乗る事を青木と二人で決意した薪さん。
ほぼ二人の独断です。
一種の運命共同体みたいな連帯感は芽生えたと思うんだ。
元来の第九ってカテゴリの感覚ではなくて。

で、作戦終了後
自分からは連絡しないけど雪子さんには早く伝える様指示を出した。
きっと青木の顔を確認してからじゃないと言える言葉が無かったんだろーねー。
そしてあの病室のワンシーンですよ。

あー浸みるw
――――じゃなくて!
ここからの二人の表情の移ろいが微妙~なニュアンスを醸し出していて
意味深なんですよねー。

まずは雪子さんに連絡は入れつつ一番に駈けつけた薪さん。
皆死んでいった嫌な記憶が甦る中生きている青木に辿りつく。
思わずしがみついて生きていることを確認して。
あーどんだけ心が潰れそうだったんだろう。
言葉なんか出る訳ないって。

空気を読まないケータイの音。

ここで一瞬目を閉じて身体を離す所がじーんとくる。
自分に言い聞かせたんだろうと思うんだ。
「大丈夫。生きている。大丈夫」
本当はそのまま崩れてしまいそうな自分を一瞬で断ち切って
ケジメ付ける薪さんがめちゃくちゃ素敵。
こういうことが出来るオトコってホント素敵❤

そしてツラさも伝わってくる。
こうして気持ちを押し留めて我慢する事をどれだけしてきたんだろう、この人。
そうやって生きなきゃならない人生をどれだけ恨んでるんだろう。
誰にも頼らない。
誰も巻き込まない。
強い意志が 強固な理性が 自分を傷つける反面
今の薪さんを辛うじて立たせている気がする。

そしてはち合わせする薪さんと雪子さん(ついでにw岡部さん)

この時薪さんにも気付いた雪子さんの視線が薪さんと絡み合う。
縋るような視線を送る雪子さん。
でも薪さんは一歩下がって視線を外し頭を下げる。

このシーンって青木の状況の報告を受けた雪子さんが
「聞いてないわよ、つよし君!」って叫んでいる事からも推測できるけど
雪子さんはやっぱり薪さんを同志というか自分に近い人って思っているんですよね。
読者視点で見るとこの事件はあのリモコン投げつけた修羅場の後になる訳でしょ。
雪子さんにしてみれば
薪さんのウィークポイントをピンポイントで攻撃出来て
ようやく薪さんの感情をひっぱりだせた、
ようやく感情を露わにしてこっちを向いてくれたかもって思ってた矢先の出来事じゃん。

慣れ合うって訳じゃないけど
ようやく少しは気を許してくれたかなと思っていただろうに
あんなあからさまに貴女とは触れ合いませんって言わんばかりの態度取られたら
ショックでかいだろうなぁ(;一_一)


薪さん視点ではフィアンセである彼女に
謝罪の気持ちを表したごく単純な態度のつもりではあったんだろうけど
まあ、そんな訳はないよなw
で、ここからの薪さんに対しては2つの解釈が出来る。

1つめは表面通り上司として失礼しましたってやつ。
仕事は終わりで後は貴女にお任せ致します。自分はここで失礼しますっていう
青木を完全に断ち切る姿勢。
同時に雪子さんの不安に対しても
僕は関係ないっていう拒絶の姿勢を示していることにもなっている。
つまり意識を向けているのは自身の心の内だけで
雪子さんのことなんか眼中にないって説。

2つめはさっき言った連帯感で
あれで、5巻の「あなたより私を見るのよ」を受けて
危険と分かってても青木は自分と一緒に行動したっていう事実は明白なため
見方によっては「あなたより私」って解釈は違っていたよねっていう感覚を
あの一瞬の視線でお互いが分かり合っちゃったとも言えると思って。

その一方で
婚約したことを雪子さんは薪さんがまだ知らないって思っているから
その意味では逆に
「あなたより私」を言った時は決定打はなく推測の域だったのに
本当に選ばれちゃった、っていう負い目から
雪子さん的にもやっぱり申し訳ないって気持ちもあるだろう。

どちらの場合でも
二人が二人ともお互いにお互いをごめんって思っているシーンになる。
意識はし合っていることにはなるね。

この様々な感情が一瞬にして乱れ、走馬灯の様に巡る鮮やかな心情と
反して僅かな視線や動きが
このシーンに詰められ、すごく巧みに描かれていると思う。
ニクイ演出w
すっげーなぁーw巧いなぁーw
特に表情を一切変えない薪さんが一層引き立っている。


まーそんな訳で あの一歩下がって一礼されたことで
薪さんに縋りたかった雪子さんはばっさり切られちゃった訳です。
あんなに同じ経験して
あんなに一緒に言い合って
こんなに近くに居るのに
届かない。

雪子さんの求めるものは結局薪さんなんだろう。
青木の事は愛情もあるし結婚も本気でも
薪さんとのこれまでの絆というか記憶というか仲を
断ち切りたくは無い。
失くすつもりはない。
なんだろう・・・・ずっと一緒に居られると思っている?
それはなんか青木が薪さんに想う気持ちと何処か重なる。

ならば薪さんが消えていった後の世界では
今度は雪子さんは青木へ同族同胞みたいな感情を抱くんだろうか?

彼女から枯渇しているような激情を感じるのは
やっぱり未だ満たされていないからだろう。
つい縋ろうとしてしまうのは
心の拠り所にしているからだろう。
分かるのは薪さんは“その部分”に関しては一切応えるつもりはないってことだ。
ばっさりだもんな。ばっっっさり。



そして岡部さんにイジワルwをしつつ
エレベーターで去っていくここからの薪さんの視線の動きがまた見事。

視界に入れない様にしながらそれでも視界に入ってくる二人の姿。
そこはさっきまで自分が居た場所であり
ひょっとしたら自分が求めている場所かもしれない。
でも断ち切って視線を伏せる。
見たくない?
いや、それよりも
今この感情を終わりにしょうとする決意の表れだと私は思った。

そもそも他人を避ける節がある薪さんにとって
思わず抱きしめちゃった行為は
異例中の異例だった訳ですよ、自分的に。

救出作戦を決断するあのシーンでもさ
「何で僕がこんなことっ」って思わず漏らしている事もそうだけど
つくづく薪さんは青木に対して無意識に素が出ちゃうんだろうなw
不本意にもね。

だからそういう生き方はしないと故意か運命か
決断しちゃってる薪さんにとって
甘美でありながらも許し難い瞬間なんじゃないだろうか。

もちろん薪さんは自分の目に映るものを嫌がる節があるから
脳に入れたくないのもあるだろうけど
それよりは気持ちを断ち切る意味合いが強いと思う。
直前の青木の傍から離れた覚悟と同じで。


なぜなら二人の姿は見たくないとか嫉妬するとか
そういう感情は薄いと思うんだ。
だって薪さんは雪子さんが思う程雪子さんを意識していない(笑)
彼女の存在は自分を苛立たせはしても自分の居場所を脅かすものだとは
この時点ではもう思っていない気がする。
今もさっきも意識しているのは雪子さんではなく青木の方だ。

独占欲の方の嫉妬があるのだとしたら
駈けつける前に雪子さんにも連絡入れておくのはオカシイじゃん?
見舞った帰り際に連絡することも出来た訳だしさ。
ま~フェアでありたいという潔癖の表れとも取れるか。
何の枷も無く青木へ接触できる雪子さんに
ズルイとか羨ましいとか妬む感情が無い訳じゃないだろうしねー。
でもそれは独占欲とは違うよーな・・・。

あ~・・・・嫉妬はあるか。
雪子さんにではなく
青木が見つめる誰か、青木に寄り添うポジションへ。
そこはさっきまで自分が居た空間であり
許されるなら自分が欲する空間だから
それを断ち切って去って行こうとする今
その願望を目前で具現化されているようなものだからね。
見たくはないよなー・・・・(>_<)


こんな風に周囲を断ち切る拒絶の意思の方がずっと強く薪さんから感じる。
この人は放っておいたら本当に独りでそっと姿を消してしまう人だ。
だからこそ岡部さんのような
必要以上にww積極的に関わろうとしてくれる人が必要なんだよ。
多少強引でいいんだよ。

相手から言って貰わないと
どうしてもそのたった一言でさえ言えないんだよねぇ(-"-)
きっと言わなきゃならない最期の言葉さえ呑みこんでしまうんだ。

この人は自分の人生を恨んでいるのだろうか?
或いはそんな運命にした周りを恨んだりしているのだろうか?
それともそんな中で自分を助けようとする人間に逢えたことに
少しは感謝していたりするのだろうか?
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COMMENT


>Aさま
こんばんわ!パチありがとうございます(*^_^*)

あの台詞は対等でありたい彼女の本音を如実に表していると私も思います。
恋人を奪われた恨みよりも薪さんに認めて貰いたい願望を強く感じますよね。
薪さんの一番近くに居たい気持ちがこんなにもバレバレなのにねw
カワイイっちゃカワイイですけど「可愛い」という単語が恐ろしく似合わない人だ・・・

辛い記憶の残る場所から遠去かりたい人と
その場に留まりたい人の2タイプがありますが
雪子さんは後者のように感じます。
でもそこに薪さんが居るからなのが大きいんですよねー。
そこが不思議です。
ま~薪さんに惹かれる気持ちはばっちり分かりますが♪

雪子さんの薪さんへの執着には確かに凄まじい熱を感じます。
鈴木さんが生きていた頃から雪子さんはこんな感じだったのでしょうかね?(笑)
間に挟まれたじたじな鈴木さんの苦笑いが見える気がしますw


単行本11巻で秘密が完結するまでここで秘密ブログを続けていく予定です。
もし気が向いたら是非また来て下さいねっ!
2012/03/20  | URL | もくず #- [edit]
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秘密にする?

    
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