Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2013*01*31(Thu)
モーツァルト ピアノソナタ第12番ヘ長調 K.332
マリア・ジョアオ・ピリス (piano)  録音1974年1月  イイノホール Tokyo


モーツァルトにしては珍しくドラマティックな曲。
陽気な中に突如立ちこめる不穏な空気に萌えてドキドキだった。
明暗ごちゃまぜな展開図が青春群像を思わせ わりと気に入った曲。

モーツァルトは ピアノソナタを 全部で18曲 作っているが
その中で 短調は 僅か2曲しかない。
その 短調を除く 長調の中で 一番 好きな曲が、この12番だ。

基本、モーツァルトの曲は どれを聴いても 本当に毒気がない。
悪意が 微塵も感じられず、終始 穏やかで 愛らしく 優しい曲に なっている。
病気療養に モーツァルトが効くという 俗説も 充分 頷ける。

そんな モーツァルトの ピアノソナタの中で 
長調なのにも関わらず 妙に ドラマティックで メランコリックなのがこの曲だ。

それは 多分 優しい主題の途中、ふいに始まる 短調のパッセージのせいだと 思うのだが
それが 妙に ドキドキする。

暗雲と言っても 所詮 モーツァルト。
そこは シューベルトなどの 比ではない。
思春期の不安定レベルな 色味なので、安心して 聴いていられる。
私だって、モーツァルトに 暗欝とした闇は 求めていない。


第一楽章で 突然ガラリと変わる 雰囲気に 胸を打たれる。
テンポも良い分 テンション上がる。
ドラマティックに 何かが始まりそうな 青春ストーリーを予感させてくる。
さあ、これからが 人生本番だぜ!みたいな。
いや、むしろ 恋?
ドキドキ。ハラハラ。でもウズウズ。
俗っぽい幼さが 残るまま。(いずれにしても浅いのだ。)


第二楽章も また なめらかな 曲線から すぐに短調に 転じてしまうけれど
そこが 妙にしっとりしていて 心地良い 揺らぎを 誘う。
そして さあっと 吹き抜けていく風。
ワザとらしいまでの 演出に思わず ニヤけてしまう。
聴いている コッチが 気恥ずかしい。
浄化され 世界がカラフルに 色めいていく。


第3楽章で メリハリの利いた出だしから 明るさを 真夏の陽射しへ。
それでも 時折 交わる 短調が切なげに 響いて これまた 美しい。
右手と 左手が 同時ではなく一瞬 遅れて 追いかけ合う メロディが
もう キャンディドロップみたいな。転がっていくビーズの可憐さみたいな。


それにしても モーツァルトは どーしてこーまで
可愛らしい、というか 優しい 柔らかい 曲ばかりなのだろう。
ほんっっっっと 邪気がない。

どれも 全3楽章から成り 明→暗→明 と変わる曲調も単純で 分かりやすい。
どこまでも 正直で 単純で 明快で クソ真面目だ。

その分 もしかしたら
幼い子供や 戦い傷つき潰れた人生経験を持たない 大人以外には
モーツァルトは 物足りなく 映っているのかもしれない。
モーツァルトの良さが 身に浸みるのは
幼い幼少時代か 郷愁に暮れる 一部の大人なのだろう。

ピアノソナタは 全曲聴いたがどれを 聴いても ハズレなく 愛らしさに満ちている。


ピアノソナタの他のナンバーについて。
第11番は 超有名だから 省くとして (トルコ行進曲)
第10番は 屈指の名作と言われるに 相応しいスケールで弾ける音符が 楽しげに踊る曲になっている。
低音が 少ないためか 磨りガラスみたな 清浄さを含む。
第7番なんかは もう 悪意がない を通り越して 子供のようだ。

私的に 特に オススメなのが第6番 第8番の 無邪気さだ。
モーツァルトらしいな、と思う。


弾き手は ピリスさんで聴いてみたんだが
きっと バレンボイムさんでも 同等以上の 旋律を奏でてくれるんだろう。
いつか聴いてみたい。
モーツァルトに 難しいクセや懲りは 要らない。
譜面通りに 丁寧に 弾いてくれさえすればそれでいい。
純粋に あっさりと 音符を奏でてくれればそれだけで 充分 美しく
モーツァルトらしい 陽気さが 出る。

この 愛らしい曲たちに 小手先の技巧や 余計な解釈など汚らわしいだけだ。
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