Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2012*02*10(Fri)
秘密 薪さん3(7巻)
・・・・・前回から続いてます。

ついに大臣と3度目の対峙です。
この時点でもう大臣に競り勝っていたと言えますが
そこで終わらないのが薪さんだ♪♪
やられた以上に倍返し❤当然でしょうww

青木が以前薪さんは犯罪者に近い方にいるって言ってたし
後に薪さんも犯罪者に共感している自分がいるって言ってるけど
ここから先は正に淡路の代弁者でした。

二重三重に畳み掛け、己の卑劣さを説き伏せていく。
ずっと怒っていたことが読み取れる。
淡路が言いたかったであろう最後の台詞
「私こそが二度も殺した父親だ」と言い放つ悪魔的なまでの凄味。そして嫌味。
スゴイ。
迫力も。
青木をあんなめに合わせたことも怒りの一つでしょーね。


ずっと大臣にはイライラさせられていたため
この台詞で私もようやくスカーっとします。
本当はそんな楽観的な状況じゃないし後味超悪いんだけど。
それでも畳み掛けるように追い詰める薪さんの論説が
すごく心を打ちました。
物語にも深く強い熱を与えていると思います。

本来は“二度”目は殺さずに済んでしまったので仕打ちとしては弱いんですが
薪さんが代弁したことで平野望美が助かってしまった淡路の失敗も
返って鋭い事実となって余韻を残していますね。

加害者となってまで貫きたかったその覚悟を
命を救う事で無駄にはさせない。
命は助けるけど淡路の気持ちも無駄にしない。
命が助かったからといってあなたの罪が軽くなる訳ではないのだという事を
冷徹なまでに突き付ける。
それを出来るのは自分だけだと分かっているので
薪さんは敢えて大臣にトドメを刺しに来たんだろう。

こんな風に加害者感情に寄り添ってくれるのは
やっぱり薪さん本人じゃないか。


本来なら淡路は“負け組”だった訳ですよ。
愛娘を政府に奪われ見捨てられ
そして活動も実を結ぶことなく自分は癌に侵される。
淡路じゃなくったって思うだろう。
「何故自分だけがこんなめに」
当事者の千堂は大臣という社会的地位も入れ
娘も居て
脂ぎった健康体で 何の苦しみを味わうことなく生きている。

無宗教の日本人でも絶対思う。
何故天はこんなにも不公平なのか?神も仏もないじゃないか。

天が裁かないなら俺が裁く。
そんな淡路の決意は死後も卑劣なものだと中傷される。
そんな運命を絶対呪った筈なんだ。

そんな一途な激情の矛先を少し不本意にしてしまったのが青木でしょ。
でもそれを薪さんの台詞で逆に更なる刃に変えられた。
加害者側の気持ちに同調するように矛先をまっすぐ修正し
加速度を増して攻撃してくれた。

人間一人の命をわざわざ奪わなくたって
逆襲することは可能だと見せ付けてくれました。

読者もこれですっとしたでしょうが
何より淡路が少しは報われたんじゃないだろうか?
この世に力を貸してくれた人が一人でも居たっていう事実は
淡路を少しは救ったんじゃないだろうか?

世の中全部が敵じゃなかったよ!薪さんがいたよ!仇とってくれたよ!


説明の途中で青木の手の温もりを思い出した時
一瞬薪さんの表情が和らぎますがそれが逆にツライ。
大臣を説き伏せてはいるけどそれは所詮悪事の暴露だしね。
言う方だって辛いんだ。
大臣が最低なだけに薪さんの純粋さが大臣ではなく周囲の関係者に向けて
哀しみを帯びていく。

そんな辛い事件の中でMRIも悪用されて青木も危ない目に合わせて
二人の少女を容易く扱うこんな人間が英雄扱いされていて
それをそうしたのは第九の力だってこともまた
薪さんには許し難いことなんだろうね。
MRIをこんな使い方しやがって!
くそぅ大臣めえぇぇ!!


世間の英雄である大臣に背き
加害者淡路の代弁者として大臣に刃向ってくれた薪さんは
世間的にも自ら汚れ役を買って出てくれたとも言える。

千堂夫人が本当に裏切ったという証拠はないのにあんな言い方をしたり
すぐに暴力行為に出る千堂大臣の手を受けとめた事からも
薪さんが最初から千堂大臣を挑発するつもりだった事が伺える。
そーゆーことかと第九内で秘めて置くことも出来たこの事実で
敢えて攻撃に出たのはやっぱり淡路の意図を汲み取ってあげたからに他ならない。

後にこの暴露が世間にバレてそこまで伝える必要があったのかと問われた時
世間の風は冷たいだろう。
それでも薪さんはこの役回りを買って出てくれたんだ。

いや・・・説明責任はあると最初から言っていたっけ。
でもこういう伝え方をする必要はないしね。

こんな自己犠牲が切ない。
も~無茶ばかりするんだから(>_<)

何もかもがドロドロな状況下で
唯一薪さんを癒やしてくれる思い出はあの手の温もりだけなんだろうね。
あの瞬間だけは穢れない想いに触れられたんじゃないだろうか。
青木の神聖さが際立つシーンでもあります。
薪さんが青木に惹かれる理由が良く解かるシーンでもあります。



一方、僅かな一瞬の薪さんの表情を見逃さない岡部さんもやさしい人だww
薪さんをいつもちゃんと見てる。大きな包容力を感じる。
それは守りたい心の表れでもある。
その手さえ薪さんは受け取れないなんてなぁ・・・(>_<)

岡部さんくらいはもういいじゃん。
最期まで一緒にいてもいいじゃん。

あーもー薪さんっっ。


だからこの後、独りで去っていく薪さんの後ろ姿で終わるラストは
全員一丸となって取り組んだ結果を残せた事件にも関わらず
しかも第九のメンバーの大切さも充分伝わる結果にもなったのに
そんな使い方はやっぱり許せないい薪さんの潔癖な強さがよく分かる。
抱える重さとか孤独とかを静かに滲ませてくる。

結局孤独な薪さんの背中は物語の余韻を重厚なものにしてくる。
気分をすっごく重くする。
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COMMENT


>Sさま
こんなダラダラ長い感想文を読んで頂けているなど思ってもいませんでしたよ~!(@_@;)
めちゃめちゃ嬉しいです~ww
ついでに恥ずかしくもある・・・。

秘密はホント奥が深くて読みこむ程に面白いですよねーw
おかげで9割方秘密ブログですよ(笑)
うん、もうそれで行きます(笑)
2012/02/10  | URL | もくず #- [edit]


こんばんわ(^^)/
千堂にとって抱きしめられる距離に居るのに抱きしめてはいけない娘という存在は
何より強い罰となったでしょうね。
触れる資格がないのを自分が一番身に浸みているでしょうしw
薪さんが「・・・恥?」と聞き返す所がカッコ良すぎですっっ!!!
そう、恥なのは大臣の素行の方なのですからね。
敢えて汚れ役になった薪さんは本当に素敵❤


>付いていく青木と付いていけない岡部さん
あ。ホントだ。対照的になっていますね。面白ーいww

仕事が残っているいないの違いはあるものの
二人の薪さんへの感情の違いが良く表れたシーンですね。
空気を読めてしまう岡部さんと
空気も状況も読めない青木www

額を怪我してしまったシーンもそうですね。
触れられない岡部さんと
敢えて口にする青木www

敢えて薪さんの領域に踏み込んでしまう青木の無警戒さは無粋とも無邪気とも取れます。
そんな所も自分を純粋に心配している子供の様なあどけなさを感じて可愛いんでしょうね♪
でもその位して丁度良いんだと思います。薪さんみたいな人には(^_-)


そんな青木の言動はどれも汚れ無くて綺麗でした。
本気で夢物語を信じている純真さは薪さんでなくても美しく見えます。

きっと薪さんがそうでありたいと願っていて、
なれずに手離してしまった体現なんでしょうね。
敢えて穢れ役を演じてしまう薪さんにとって
青木と共にある時間だけ自分も浄化されるように感じるのだと思います。

ずっと一緒に居たかっただろうにねー・・・まあ、それこそお伽話か・・・・( 一一)
なんか淋し~。
2012/03/30  | URL | もくず #- [edit]
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