Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*05*10(Wed)
CRISIS 第5話 感想
ラスト直前がもう見事すぎて!惹き込まれました!西島さんと小栗さんが無言で見つめ合う演技が秀逸!
怒りに任せあっち側に向かおうとする稲見を引き留め、無言で制する田丸。
言葉なくただ見つめ合う中で巡る時間を視聴者に想起させ、小栗さんの目がだんだんと我に返っていく。

こちら側に戻るだけの光が田丸にあるという意味なのか
戻り方を問うあの時間をフラッシュバックさせたのか。

目だけで全てを表現した数秒間は圧巻だった・・!!

そうそう、小栗さんってこういう演技が上手いんですよーっっ!
BORDERの時にそう思ったよ!
序盤、西島さんと小栗さんの役柄は逆が面白かったと散々ごねておりましたが、納得!
西島さんも演技派なお方ですが、こういう危うさと脆さを外向きに滲ませるのは
やっぱり小栗さんの方で正解だった。

なんたるシーン。


前回の余りにあまりなシーンに、クオリティは高くともメンタルが持たなそうで、挫折するかもな様子見でしたが
付き合って良かった。
内容的には突っ込み所はあれど、物凄いものを見た。

同時に、ドラマが描きたいものも、これで何となく表現されたのではと思った。
適当な事件と捜査義務と、それに伴う事件解決などをお気楽に期待していては駄目なのだと反省した。
視る視点を変えてみれば、成程確かにここまで4話は導入部で
ようやく下地が完成したのかなと思う。

未完成なチームの役割や、それでも類友であるメリットなど
危うい立ち位置が説明文なしで理解出来る。
それを上手に使った回でもあって、最後に売春回の恥辱で官房長官を逮捕させたのは、納得の繋がり。

漫画チックに国家犯罪とか言わせてしまっているからこの視点がぼやけるのだ。
今後、テーマをどう装飾していくのが俄然楽しみとなった回だった。



第5話。
稲見が初めて潜入捜査する回。
政治献金を利用して政治家たちを暴力団が脅しをかけているので、その証拠集めに潜入。
でも本当は脅しなんかしていなくて、その規模の大きさからこれ以上出しゃばられると社会均衡が崩れるから
抹殺するために、チームを囮に使って取引現場で始末したという、あくどい裏事情。
報復じゃなくて抹殺だよ、容赦ない。

確かに今回も後味悪かったんだが、何とも言えない余韻があった。

潜入している間に、偽物のプロフィールを演じ人間関係を構築していく内に
どっちが本当の自分なのか曖昧になっていく・・という心理面も興味深い。
戻ってこれるのは、戻す理由は何なのか。

それを聞かれた先輩・田丸との野球場での会話がこの職業ならではの味わいがあって
痺れる。

「混乱しませんでしたか・・・?いろいろと」
「一度長期に潜った時にはおかしくなりそうになったよ・・・相手がどんなに極悪人でも、人を騙すことには罪悪感が伴う。
 それを打ち消すために完璧に役になりきって、相手を好きになろうとする。
 そうすると今度は、相手を裏切っていることに罪悪感を感じるようになる。

 そんな生活をずっと続けてると、次第に神経が麻痺していって
 本当の人生と偽りの人生、どちらを生きてもいいように思えてくるんだ。
 そうなった時、正気のままでいるためには何が必要だと思う」
「・・・任務への使命感ですか?」
「本当の人生の方に帰りたいと思える、大切な何かがあるかどうかだよ。
 深い霧に包まれた時には行き先を導いてくれる灯台の光を探すことだ」

田丸は戻りたいと思えるだけの価値がこっちにあるかどうかだと答える。
田丸のちょっと威圧的な喋り方がまた逆に男の背中が語っている感じで、重たい空気感が最高級。


その後、田丸が同僚の妻と教会で会話するシーンも見事に補足となっているのも嘆息もの。
「夫のいないこの偽りの人生が本当になってしまった」


これも意味深で、その輪郭が曖昧になり始めていた稲見が
その後終盤で、良くしてくれた先輩・沢田を目の前でめった打ちにされた時の衝撃が、もう、すんごいスピーディで!

あっという間だったからこそ、人が死ぬ時ってこんなもんだという無常さを見せ付けてもくる。
その上で、怒りに任せて犯罪者に戻りかけた稲見を、田丸がただ黙って二の腕を掴んで。
判断を稲見に任せる視線だけの演技が、緊迫感あるわ、危機感あるわで、最高だった。

何も知らされていなかったからこそ、稲見はこの場で全てを悟った訳ですよね。
何故取引現場を知られていたのか。
何故全滅なのか。
それはつまり、自分の存在そのものが糸となっていた可能性を示し
自分が関わったからこそ彼らは殺された。

突然死んでしまった沢田の状況に感情が追い付かなくて
必死に一人で溢れる激情を押さえ込む嗚咽みたいなのが、痛々しくて・・!

そこに到着するチーム。
真っ先に下りてくる田丸。
状況を一瞬で判断して、見つめ合う二人。

その瞬間、箍が外れた稲見の危うさを田丸が悟る一瞬の間!

泣き出しそうな、喚きだしそうな、いっそ崩れそうな小栗さんの表情がたまらない。
それを寡黙な顔で信じきるままに見返す田丸もいい。

このドラマ、内容よりまず画がいいんだよな・・・。

引き留めるシーンに言葉を入れさせないエッセンスも最高で、息詰めました。
良いセンスだ。


今回はそれだけではなく、友情を育んだ飯のシーンだとか
全滅という結末だとか
人が最後に留まるのは本人の質なのか、周りの質なのか。
人情に訴えられるだけのスパイスがふんだんにあった。

前回の「おにぎり」に続き、「旨い飯喰いたかったな」って・・・っっ。
途中渡るレインボーブリッジのヤケに綺麗にライトアップが強調されていて・・・っっ。
ああぁあ~・・・もう、画面に釘付けだったよ!


そうしてぬけぬけと囮に使って、「借りが出来た」ってことで始末しようとした神谷官房長官を
かっこいい言葉でいなした警備局長とのシーンがまた、後味の余韻を長引かせてきた。
首を切る落とし前付けるラストもツボを付いてくる!
警備局長、いい演技するなぁ・・。

「このお話の教訓はなにかわかるか。力を持たない者が欲を掻くと酷い目に在うってことだよ」
「私の部下が危険な目にあったんです。どう落とし前付けてくれるんですか」
「借りが出来たってことでいいじゃないか」

「・・私だ。例の件、今すぐ動いてくれ。マスコミへのリリースも忘れるな。責任は全て俺が取るから心配するな」

警備局長だってチーム愛なんかないだろうに。あっさり切っちゃう怖さもあった。

稲見とのやり取りも、正義感への斜め目線が効いていて、私好みでくっそたまらない。

「薄汚い仕組みを変えたかったら、正義感に縛られて動きを不自由にするな。
 善も悪も蓄えてしなやかに動け。そうして蓄えた力でいつか、本物の悪を叩けばいい」
「ヘ理屈ですよ・・・」
「でも何もかもを一気に変えることは出来ない。・・・どうする。俺に付いてくるか?」
「考えさせて下さい」

~~っっ!!!


前回とは別な意味で脳天貫かれました。
上手く言えないが、今回は今までで一番丁寧に描かれていた回だ。
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