Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*05*03(Wed)
CRISIS 第4話 感想
う、・・っわぁぁ~・・・なんちゅーラストなんだ。最悪だ。これはかなりキた。
言葉も出ないラストとはこのことである。
救えず、救われず。巨悪を野放し。
大学教授は家族写真を抱いて吹っ飛び、罪悪感もなく殺人をした犯人二人は大喜びで祝杯。
これ以上の嬉しいことはないというくらいのはしゃぎっぷりを見せる。
これはキツイ。

これでもかという悔しさと無念さの煽りに
さすがに後味が悪すぎて、悲観思想好みな私でも精神的にめり込んだ。
一話でクズなレイプ犯を釈放し
二話で性欲旺盛な政治家を擁護
三話で若者を自殺させ
そして四話で、これである。
刑事ドラマということで、分かり易い勧善懲悪を求める視聴者のフラストレーションも溜まっていそうだ。

でもな・・・少数派だろうが
簡単な正義論で社会は素晴らしいって押し付けてくるドラマよりはよっぽど来るものがあるんだけどな。
嫌いではない・・・嫌いではないが、今回のは流石に本当にキツイ。



第4話。
大学教授のボディガードを一週間依頼される。
一週間後、教授は国外へと逃亡する予定。

事情も飲みこめないまま任務を遂行する前半は、狙う敵から華麗に護るスペシャリストを見せるのだが
後半、教授に逃げられた辺りから様相が一変。
どう護りきるかという任務遂行を焦点に見ている視聴者を置き去りに
教授のまさかの罪の告白シーンに入り
タイムアップ。

え、そんなのってある?

「大丈夫ですよ」という稲見の台詞も
「俺に解体出来ない爆弾はない」という樫井の台詞も
「いざとなったら俺が逃がします」って田丸の台詞もスル―して、退去。
背後で派手に民家が吹っ飛ぶ画がこちらのハートもぶっ飛ばしてくれる。

自分の身も犠牲にしても救うのが警察じゃないのか。
「これは局長命令だ」
それで引いちゃうのかよw

アウトローで上司命令を無視しても野放図に正義に走る、倫理に邁進する男たちのストーリーかと思ってた。
あっさり言うことを聞いちゃうのか!

せめて
「時間がない!」
「もういいっ、君たちは逃げろ!」
「断る!これが仕事なんでね!」
「仕事なら良くやった!君たちには感謝する!逃げてくれ!」
「くそっ、あとちょっとなのに!」
「もう時間がない!早く!」
「畜生!」
・・・・・くらいの熱いやりとりを期待した。


なのに教授はあっさり見捨てるんかい。
そんな教授が警護の隙を作るのに言った言葉が「おにぎりが食べたい」ですよ。
おにぎり!
なんか切なくなった。中年の日本人らしいなぁと。

妻からの伝言で「たまには子供の顔くらい見に来なさいよ」という言葉に号泣した教授は
何を叶えられることもなく、伝えることもなく、助けられもせず、妻と子供の写真を抱いて爆死。
それだけでも、ええぇ~・・・っていう感じなのに
それを楽しみに待つ爆弾犯は、ビールでおおはしゃぎ。

きつい。まじ、きつい。
ここまで生きてきた男のラストがこれか。
そんな爆弾犯に与えられる報復が成功か。


ハニートラップに引っ掛かったのが始まりだと言う教授の罪の告白もまた
「図面を引いているだけで楽しかった」なんていう遠ざかった、過去の夢の話で
もう戻れないことを彼が知っていたのだとしても、救いがない。

結局教授は二重スパイだったということなのか?

ロケットの不正図面を書かされ、呵責に耐えられなくなったら、裏切り者。
国家の闇に関わって、その闇によって味わった屈辱を拭えもせず
最後は日本国家にも見捨てられて爆死。

結局両方の取引相手から見捨てられて誰も護ってくれなくなったというオチ。

結局犯人は何者なんだ?
あのスーツの男たち、全然分かんないんですけど。


だからこそ、この特殊班が彼を救えるのだ、という流れをみんなが期待していたと思うんですよね。
実際、二重スパイだったと告白した教授も役者さんがかなりの演技力だったせいもあり
然程憎しみや怒りなどは感じさせないキャラであって
同情の余地の方が強かった。

そんな風に付き合わせてきて、このラスト。

裏切られたその痛みの矛先こそが、ドラマで言う国家なんだろうが
そこまで国家を敵視させるための下地が、過去三話ってことなんだろうか。


いやぁ、それにしましても。
救いのない話であることと、沁み入る話であるということは全く別物であることを知った。
BORDERの時は、衝撃的な結末が良く似合い、救いがなくても胸に沁み入るものがあったものだが
この非道な結末には流石に辟易させられてしまう。
これさえも、今後の伏線でないとなると、ちょっと乱暴すぎやしないか?

頑張った末の咆哮ありきのコレ、ならばまだしも
なんだかちょっと間抜けというか能力不足による失態に思えることが、彼らに憐憫を寄せ付けない。

それぞれ闇を抱えた精鋭達が上からの任務をこなしているけど毎回任務失敗。
それならそれで、彼らの鬱積や義憤を丁寧に描いてくれないと
視聴者のストレスだけが加算されていく。

どこかで彼らもギリギリだった、とか、無理だったって描写を入れてくれないと。
それによって、闘い続ける意味や共感、消化をこちらが得られる。
なのに4話もあって、それが尽く少ない。


犯人の強敵っぷりをを際立たせたいために、特捜班を無能に描かれちゃっているんですよね。
それをカバーするために毎回前半にアクションを入れてスピード感とパワー感を与え
すげーと思わせて、後半は結局犯人を捕まえられないし、任務も中途半端で終了。

なんか無能すぎて特捜班が間抜けな印象なのだ。
それでバーで落ち込んでいれば世話ないよ。
救いたくても救えないヒーローを描きたいのかもしれないが
こういうとこ作りが雑でもったいないと思う。


でもこの世界観、雰囲気、私は嫌いではないのでまだ付き合おうと思います。
今回の衝撃、一週間で立ち直れるだろうか・・・。疑問。

命の危険に晒されながら行った任務も達成感を得られず
自分には力はないし、何も変えれない。仕事に関わる度に虚しい気持ちになる。
そういうのって社会に出れば誰もが感じるストレスだと思うし
テーマは悪くないと思う。

大人の世界観はかなり好みで、それでも踠く姿は勇ましくカッコイイと思うが
そういうシーンは割と少なく、ただただフラストレーションだけを募らせてくるのが問題なのだ。
尺の配分の問題だな。


あと個人的に田丸と稲見の会話がなんか長年付き合った相手・・・という印象が薄かったので
もっと個人的な会話して交流を深めて欲しいところである。
メンバー同士の結束力が弱いと、それこそこの先ドラマは空中分解していくと思うので。
今回は樫井さんの、解体職人としてのプライドを傷つけられたであろうこの挑発に
受けた最後の振り返る笑顔が印象的でした。

時間さえあれば、若しくは命令さえなければ、解体は完遂していたかもしれない。
そんな憤りを残したまま退去する無念さもまた、しんどいものでした。
この事件は樫井の心の棘となるに違いない。
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