Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*05*02(Tue)
小さな巨人 第3話 感想
事件内容よりも人間関係よりも闘う男の心理戦が面白い。
香坂が挑発して山田が叫んだ長台詞が、どうしたよお前っていうくらい病んでいて狂乱的ですらあった。

「あなたにはわからない!僕だってそうなるつもりだった。それが正しいことだと信じていた。
 だけどそれが・・・・目の前で崩れ堕ちていったんだ・・・
 それまで信じていた自分自身が許せないほどの怒りですよ。その僕の絶望は、あなたにはわからない。
 この道を選んだのは・・・・僕なりの戦い方です」
「そうか。珍しいなぁ・・・お前がそんなに感情を表に出すなんて」

抑圧された男が戦いの中でもがいて、その答えが不本意にも戦いの外にあったというロマンは
定番なシナリオではあるが燃える。
挑発に乗ってしまった失態と、自分の感情の暴発に堪え切れず、うろたえたような山田の溜めが素晴らしかった。

「山田、これは取引だ。手を組もう」
「手を組もうって」
「手柄ならくれてやるよ。その代わり一課長の報告は、後にしてもらう」
「・・・」
「今争っている場合じゃないだろう、そのためには私を利用してもいい」

「一度くらい、我々の事を信頼してみろ」

くおぉ~!

共通の敵だという理屈から、山田が情報交換に同意し、ここに香坂&山田タッグ、遂に完成!
立場を主張する戦いかと思ったら、微妙に存在価値を置く場所がみんなそれぞれ揺らいできていて
その中で浮き上がるように共通していく仲間意識が、とても劇的に描かれていた。

え。そういう物語だったの?!
ちょっと面白くなってきました。



第3話。
本当に女性の自殺事件を引っ張るぞ。
むしろこれで香坂の一発逆転を狙うかの勢いだ。

ついに特捜が立った!←RPGのノリで

前回の殺人だったという容疑者が逮捕後に証言を変えたことで
一課が本格的に動き出しました。
そういう流れを受けて、周りがどう反応していくかという部分を描写してくるドラマなので
なんか一緒に捜査に入り込んでいるみたいで面白い。

当日のアリバイを証言した女がいて、それが香坂が飛ばされる切欠となったあの時車に乗っていた女だという。
その二人の関係に利害を疑るが、繋がりが見えない。

可能性を突いていく一方で、何故か一課が先手を打ってくる偶然性に後手に回る所轄。
つまりは情報が漏れていた――というお話。


相変わらず単独捜査にいい顔をしない署長。
一課に欠員が出たということで抜擢された中村。
その中村を使って情報を手柄にしようとしていた副署長。
そして本庁からそんな動きを狙って来いと送り込まれる板挟みな山田。

ブレないねぇ。
構造として分かりやすく面白いと思う。


そして例にもれず今回も熱い!暑苦しい!!みんなそろってなんでそんな血の気が多い?
いい大人が揃いも揃ってこんな怒鳴るか?
しかもそんなことぐらいで!?というレベルについていけない・・・w

とにかくみんな声がでかい!
一時間ドラマで怒鳴りっぱなしである。煩い。やかましい。
何かと言うと苛立って怒鳴り散らすので見ていて疲れる熱血的だ。

その真骨頂が巨悪・小野田一課長だった!
今回は冒頭から一課の威厳を取り戻すぞと、捜査本部を前に大演説。
これがすんごくって!!

見事な腹式呼吸だったー!!
腹の動きが見えるのはわざとなの!?スーツ前開けてるのはワザとなのか!?
発声し、呼吸に合わせて出っぱらが膨らんでるぞ!

今までなんか舞台染みて大袈裟でちょっと辟易していたのだが
この声の抑揚、士気を高めるリーダー気質、なんか圧倒された。
なんかすごかった・・・。
これはこれでいい気がしてきた・・・。


「捜査一課長はキャリアではなれない」
ええぇー!そうなのー?
今知った。
踊るだの相棒だの見ていてそこまで言及してたかな。


他方、言いたくはないが、そういう男のロマンに力を入れているから他所がオソマツになり
ストーリー的には駄作になってきたのが泣けてくるところだ。
今回捜査はまるで幼稚で
しかしそれを香坂と山田の切実な理論合戦と人生観でカバーしていたという印象である。

その香坂&山田タッグのカタルシスも、意志が揃っていなかったとはいえ
前回形だけやっちゃったので、効果も半減である。


関係者のアリバイ崩しも、ゲームソフトだのアディダスの三本線だのなどまでは許せたが
香坂の記憶力のみに頼った捜査はちょっと陳腐である。
香坂の妻と母親エピがヒントになるという流れは悪くないんだが
ちょっと内容的にも無理矢理感があって失笑した。
三本線ww・・・悪いが似てない辺りが逆にウケる。
そんなフラッシュバックでそんな緻密な記憶を呼び覚ます香坂ww
もうちょっと何かなかったのか。
でもこの母親シーンは何気に好きなので、まあいいか。


あからさまにバーの現場に表れる副署長。それを疑問に思わない捜査陣。

その上メインは裏切り者である副署長を暴くだけという中身の薄さ。
その副署長も怒鳴る怒鳴る・・・もういい大人なんだからもう少しリアクションあるだろう・・・。

クライマックスがこの副署長を追い詰め、裏切り者となるシーンに委ねられていたので
あからさますぎて萎える。
そして警察官なのに監視カメラで逮捕されるオッサン・・・。
え。これ、笑うとこ?

分かり易い内通者で、勿論彼が何をしたか?ということに主軸を置いていないにしろ
行動が子供染みていた。

冷静に見ると、繊細な心理などの奥深さがなく
大したことないどころか、人間描写も大味な共感性どころじゃないお話になっていた。
副署長が裏切る理由まで明確に描写してこない手抜きっぷりである。

そもそも身内のゴタゴタを見せられて楽しいだろうか。
所轄にすら敵がいたとは!・・って?
気分が悪いのだが。

「所轄=力無き努力家」という純粋なままであってほしかった。
ここで所轄からも裏切られるとなると、確かに誰を信じたら良いのか分からない・・・!的な緊張感は出せるが
所轄にすら敵がいたとなると、所轄が善意の被害者ではなくなりますよね。
捜査本部が所轄を斜め目線で見るのも当然という結論になる。

そうなれば当然、所轄は待機、だの、所轄は捜査に加えない、だの憂い目にあったとしても
そこに憤怒や同情なんかは表現できなくなるわけで。
自業自得じゃんと思えば、香坂に肩入れする気にもなれない。

その辺を誤魔化してまるでサバイバルの中、闘っているんだぜと言いたげな理屈が
極めて安っぽくなってしまった。


また、早々とラスボスは小野田一課長と宣言してしまったのはどういうことだ?
この話は前半で終わり、後半はまた別の敵が現れる前振りか。
正に半沢プロットだ。

これでこのドラマが善VS悪という単純構造を格付けてしまった。
この流れでは所轄だけでなく山田も加えた正義の使者で課長に立ち向かうのだ!としかならない。
それだけではちょっと平たいだろう。
そんな広義の意味でも悪を打ち負かす話にされても、少年漫画じゃないんですから。
中年の男の話としてどうか。

多少そんな予感は一話の時点でしていたんだが
やっぱり、もっと社会理論派な物語を期待していたので残念感がある。、

監察官の存在がちょっとユニークで面白そうだったが、これがまさか後半戦の敵になるのか?
もっとハードに盛り上げてほしい!
折角こんな面子が揃っているんだから、硬派なドラマにして欲しかった。
ましてや小野田が犯罪とか、呆れ過ぎて(泣)

暑苦しいドラマではあるが、小さな巨人って小さな世界観で翻弄する大人って意味だったのか!?


でも香坂と山田の出世レースはそれなりに重厚感があるので、楽しみだ。
山田に何かがあったのは確かで、香坂は所轄に残り、山田はそんな香坂に救われる・・・的な話?
おぉぉ~・・・。

まあ、この大の男がぎゃんぎゃん怒鳴るテンションの高さが笑えるので来週も見る。
最終回にはこちらの血圧も上げられてるかもしれない。
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