Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*04*24(Mon)
小さな巨人 第2話 感想
香坂と山田の無闇に美しい東京夜景ショットが綺麗すぎるんですけどー!何この色気あるシーン。
意味なく後ろに東京タワーの足。雰囲気ある夜景をバックに挑みあうふたり・・・。
スタッフのセンスが分からない・・・。

そして内容的には
「事件は終わったんだよ」「無駄なことするな」なんかもーだからこれは踊る大捜査線か。
1話では青島くんがいそうだったが今回は室井さんが出てきそうだったよ!


相変わらず邪な目で見てしまっておりますが結構楽しくなってきた。
そして今回一番驚いたのは
一話完結じゃなかったー!

まさかの1話の風見京子の自殺の件についてまだ引き摺っていました・・・。
むしろこの事件だけでドラマ終わらせそうな勢いである。
確かに前回の終わりでは消化不良ではあったが、そんなに引っ張られるほど興味深い事例でもなかったのに。
(だぶんそれ禁句)

内容的には事件そのものではなく、戦い方というか方向性がかなり面白くなってきた。
所轄という立場でどう本庁へ対抗するか?という土台に於いて
香坂の奮闘がエネルギッシュにスピーディに描かれるから、とっても見易く分かり易いのが◎。
確かにディティールに付いては注文を入れたいところだが
そんなのを吹き飛ばす勢いが見えてきた。

香坂がエリート時代に培ったスキルを駆使するのがニヤリとさせられますね。


辞表を出して、三度勝手に動き回る渡部を制し、香坂が上司として解き伏せた序盤のシーン。

「私が許さないと言っているのは貴方のその戦い方なんです。
 必要なのはこんな自己満足の潔さじゃない。無様でも生き残ることなんです。
 一課長の靴を舐めてでもね・・!」

くおぉぉー!
痺れた。かっこいいじゃん!
そういう形振り構わない態度っていうのは、強かさや覚悟を感じさせるし
ケジメを付けたようであっさり逃げた渡部の辞表もまた皮肉っているようで、なんかキモチ良かった。

実際、本庁で散々媚びてきたからこそ出来る、きめ細かい気配りでの口八丁も見物だったし。
しがみ付く泥臭さなど大人としての格好良さなど、訴えていきたい軸はとても好きだ。
今は格好悪くても惨めでも、プライドよりも大切なものがあるだろうと言っているかのよう。


主人公・香坂が、変に単純な熱血漢ではない主人公である所が功を奏しているんだと思った。
基本ロジカルに行動していくので、ガッツがあっても子供臭く感じさせない。

感情の起伏などを克明に描きたいなら、確かに脚本は未熟で稚拙なんだが
単純な鬱積なども、このロジカルが辛うじて相殺しているメリットがあった。
欲とか嫉妬とか怒りとか・・・理想と失望を基本軸に描いていくっぽいので
余計、主役の思考が論理的なのは正解だと思う。

ただ、そういう意味では、主演さんの長谷川さんは見た目はエリートっぽいのは好きだが
もう少し演技に含みがある方がやった方が良かった気がしちゃったな~・・・。
大きな組織に戦いを挑むという設定は、結局議論対決だ。
でも、白熱と怒鳴る展開の連続とは違うと思う。

「あなたが本当はどんな人間なのか、理解するまで何度も!何度も!何度もだ!」

被疑者相手にあんなに怒鳴らなくても・・・。
あなたがしゃべらないなら息子を問い詰めると、脅迫まがいに机をばんばん。

迫力あって凄かったんだが、あの時点で自白を強要させるのは焦り過ぎだと言わざるを得ないし
何より単調。
もっと、内に秘めたる熱を出さないよう抑え、でも溢れ出ちゃうような
ギリギリの大人の男の抑圧な演技を見せてほしかったです。


あと、個人的にやっぱり安田さんはミスキャストだなぁと。
安田さんはどんな役やっても上手いんですよ。上手すぎる。それが問題。

冗談ではなく、本当に臭そうなキャラに仕上がっちゃっていて、気持ち悪いのだ。

恐れていた通り、香坂の右腕として二人で捜査を始めるし
そうしたら二人でアップの画面とか続くし、二人で顔突き合わせて会話するし
画面で長谷川さんとツーショット並べてその絵で萌えるか?
ちょっとビジュアル的にどうかと思う。

勿論そういう女性目線だけでなく、男性目線として、ならば憧れやクールな男臭さがあるかというと
それもまたグレー。
本当に不潔そうなもじゃもじゃ頭キャラなので、見た目的に違うと思う。

中立的目線に於いても、香坂がロジカルに行動するなら
渡部は本能的、或いは非理性的な言動が似合う。
それにしては歳を取り過ぎているし、若く稚拙な言動が似合わない。
事実、今回後半では渡部だけが一人冷静な対応をしていた。

香坂と同列意識を持たせたいのか、或いは新風に影響を受け成長させたいのか。
なんかまだキャラがブレている印象を受ける。
どっちにしても中途半端なんですよ。役作りが完璧すぎて。

せめて髭は剃って欲しかった。いや、頭髪かも。もっと尖った短髪で頼む。
古びた老刑事という意味ではハマっているんだが、ハマりすぎててズレている・・・。


対し、香坂と山田の無闇に美麗なツーショット!なんだよこれ・・・!!爆笑である。
意味なく後ろに東京タワー。
夜景に赤く浮かぶそのデートスポット張りのシチュを用意され
とっても雰囲気ある夜景をバックに挑みあうふたり・・・。

スタッフのセンスが分からないよ・・・。



物語。
本当に一話完結のドラマじゃなかった・・・。続いていてびっくり。

1話で登場した、風見京子の自殺について捜査をするため
渡部と共に現場となったナカタエレクトロニクスのビルを訪れる。

京子開発したセキュリティシステムを盗んだ疑いがあるそこは
京子の元恋人で、中田の息子・隆一が社長を務める会社。
・・・・というのが1話の疑惑だった。

その隆一が京子を殺害した疑惑まで、2話は進んだのだが
そこに至る香坂の推理がとてもテンポ良くリズミカルに見せてくるので、凄く面白く感じる。
台詞の配分などが上手く、やり取りを繰り返す中で進められていく流れは上手い。

上手いんだけど・・・・ネタがチープで・・・。

セキュリティシステムの画像が改ざんされているくらい、私でも疑ったぞ・・・・。

「証拠を疑うのか・・!」

え。それ、普通だよね?
なんか画と台詞が合っていない・・・。

労働基準局から過重労働を指摘され、提出していた勤務表から
当日残業していたメンバーが割れるクダリは面白かったけど
インサイダー取引とかも、もうちょっと含みを持たせてバラして欲しかったなぁ・・・。
「それから幾ら調べても」と、言葉で説明しちゃうのは狡いよ。せめてカットで並べてくれ。


そんな中、香坂がビルの防犯管理担当・菜穂から話を聞くのが今回のメインだが
吉田羊さんの弱弱しい母親っぷりが今回のお話の肝だった。
彼女の雰囲気の出し方で、今回のお話の色味が決まっていたと思った!
さすがー!


一課と二課は犬猿の仲であるという世界観も面白かったですv
「警視庁の刑事部には捜査一課から三課まで存在する。
 犯罪の種類によって担当する課が異なり
 捜査一課は殺人や強盗などの凶悪犯罪、対する捜査二課は詐欺や脱税、企業犯罪など知能犯罪を扱う。
 両者はまるで独立国家のように存在している」

取り扱う業務が違うから水と油だって状況を、また図式で説明カット。
分かり易いし、明確だ。

そして、一課が動かせないなら二課が興味持ちそうなネタで動かすっていうアイディアも
中々政治対決刑事ドラマっぽくて良い。


今回所轄に協力した形で二課に口を利いてくれた山田刑事。
部下の山田に権限を任せた時点で、小野田の狙いはそこだったか。
香坂のいる所轄に潜り込ませ、そうしたらいずれ捜査二課に聞き出す事まで把握済みで
最後にそれを全部捜査一課のお手柄にする・・・。

なるほど、そう持ってくるんですね。
成績が欲しいのか、正義を貫きたいのか、真実を知りたいのか。
様々な欲望が混じり合う設定がすごくぞくぞくしちゃう。
惜し気もなくそこへ持っていってくれたので、ニヤリとしてしまった。
小野田はそのくらいしてくれないと黒さがない。


その山田もストーカーのように香坂に張り付いているのがおっかしくって!←
どこまで付いてくるんだよw ってか、そんなにべったりどこにでも表れるなよw

だが、そんな風に動くことを小野田が望んでいるだろうことを分かっていたのか。
山田も一見裏切ったように見せ掛けて、利益だけを還元する、そのやり口。
この辺の政治取引の面白さの見せ方は、なかなかだった。


そういう組織に切り込むメソッドは悪くないのに、それを描くモチーフが弱いのが残念である。
上述した香坂が無様に食らいつくシーンも、言葉だけでそんなに苦渋な感じは弱いし
この最後の政治取引の衝撃も、なんか消化不良なのだ。

それを盛り上げる筈の、リアクションや台詞が下手で・・・(ーー;)

んん?って思ったのは
「またお前か!」って香坂は山田に怒鳴ったけど・・・・別に良いじゃん?一課に横取りされたって。
逮捕されたこの瞬間に怒鳴るのは疑問である。

香坂は手柄が欲しかったのか?

また所轄の誠意を踏みにじりやがって、とか?

そう勘違いしてしまうだろう。
香坂にとって何が大切なのか。手柄なのか、真実なのか。そこがいまいち伝わりきらない。
彼の理想というか正義が不透明なんですよね。
確かに一課に戻るために手柄も欲しいのかもしれないが、それでは一課との差別化が丁寧にされていない。

例えば一課がこの件を横取り、更に面子を護るため葬ったというのなら、「またお前か」って怒ってもいい所ですが
逮捕出来て、それで何が不満なのか付いていけなかった。
渡部が、「それでもいい・・・真実が分かるなら・・・」って言ってくれて、ようやく嚥下できたくらいである。

ここって、一課が浚っていった後
渡部がまた憤怒して、それを香坂が
「だが、ここからは一課が持っていってくれた方が技術も情報もあるだけに捜査は確実に進む」
とか言って窘める――とかにしてほしかった。


前回もそうでしたが、この脚本家さん、決めの部分でちょっとズレるんだよな・・・。
そして決め台詞にカッコ良さがないという・・・。

「この警察の組織体制を誰かが変えなきゃいけないんだ!そのためには上にたつしかないんだ!」

だからこれは踊るかっての!!


あと、タイトルがダサくないですか。
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