Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*04*17(Mon)
小さな巨人 第1話 感想
暑苦しいw 男だらけでなんてむさ苦しいエネルギッシュなドラマなのか。
怒鳴ってばかりのハイテンションで1時間を演じきった持久力は圧巻だった。
もしやこのテンションでラストまでいくつもりなんだろうか。――だがしかし!

これ、踊る大捜査線の亜流だよね。

もうバレバレですがワタクシ踊る大捜査線が大好物な人間なので
無闇にテンション上げられた初回でした!ごめん、燃えちゃったよ・・。
結構悪くないとか思っちゃったよ・・・。


ま~、そこかしこで踊るかよ!と突っ込みたくなるような既視感&台詞で
面白いけど新鮮さは全く無い。
ハードな組織論ドラマを想像していたから、モロ踊るの構想概念を少し客観にした感じで、笑えました。

だが、本庁と所轄の確執を描くのは踊る大捜査線以降よく使われるプロットではあるし
それ自体は悪くないと思う。←好きだから

また、所轄を蔑ろにする本庁の態勢と、不運にも所轄へ飛ばされた主人公・香坂の関係図は面白い。
エリートとして本庁で散々尽くしてきたからこそ、もっているスキルの恐さが強敵という裏付けを増していた。
面も割れているし、情報も持っているし、誰がどういう主義でどう動くかを読めちゃうわけで
そんな彼が、推理ドラマのように本庁の動きを読みつつ、所轄を動かしていく中盤は
かなりニヤニヤさせられた。

この構図はこのまま突っ走ってほしい!


更に、主人公は本庁から追い出されたのに、脚本が踊るみたいに所轄視点ではなく本庁視点で描いているため
ちょっと捩じれが生じ、視聴者的には中立的な意識で描かれることになったので
嫌味がなくて良かった。
あまりにも所轄信仰されてもなぁと。
・・・でも、わかんないな、ここは次回からは徐々に所轄視点になっちゃうのかも。

「警察官を守る法律は存在しない」というフレーズで本庁の出世を表現したセンスも面白く
孤独な出世レースを彷彿とさせたし、また誰も庇ってくれなかった侘しさも伝わり易かった。
「敵は味方のふりをする」とも言っているからには
今後は事件よりもそういう人間構図や絆に焦点が置かれるのかもしれない。
そして腑抜けだった所轄の再生逆転物語か。


展開は早く、本当にアグレッシブなカット割りが続くので、事件は大したこと無かったが派手だった印象が残った。
取り扱う事件の方は、もう少し話が膨らむ事を期待してた。
大手社長の誘拐事件が起きて、その説得を裏で所轄に任せている内に
ようやく自首するという承諾を得た直後、本庁のSIT突入。

この無残にも打ち砕かれる人情の余韻は悪くない。


捜査一課の大勢いる画ヅラも個人的には好物で、大声の体育会系はウザいが画は燃える!
黒づくめのスーツ大量生産。しかも姿勢も良く動きもいい。
これでもか!というコテコテの捜査状況も、気合い入っている。
刑事ドラマはこうこなくっちゃ。

冒頭の所轄と警視庁の過剰な説明も大変興味深く楽しかったです。
東京には102の所轄があり、それを仕切っているのが捜査一課で、その4万人の頂点が捜査一課長だとか。
毎年昇任試験があって、自分の地位を高めていく。
エリート警視と現場畑出身の差異も明確に図式。
へ~そうなんだvって感じ。

物語も、本庁主導で捜査を行う過程で、所轄を後ろに追いやるからこそ現場で混乱したり
所轄は待機と言われて、何もしない所轄をあざ笑ったり。
人情と足で地域と繋がる所轄に対し、捜査理論が唯一の本庁。
なんかも~、だからこれは、踊るですか。
どこかに青島くんがいそう。

テンプレはもうまんまでしたね。



キャスト。
実は個人的にはかなり微妙。

主人公・香坂役の長谷川博己さんは、見ている内に見慣れてきた。
演技力は申し分ないので、ただあの細目が左遷させられ苦渋を飲んでる男に似合わないなと思ってただけで。
エリートっぽいし、地味だけどいいんじゃないかなという気にさせられるだけの熱演でした。
ちょっととぼけた感じが何を考えているのか分からない不気味さもあり
だからこそ感情移入しにくかったのだが、今後にも充分期待が持てた。


所轄の相棒と本庁の相棒。
ここがこのドラマの特徴的なところなんでしょうけども。

本庁側のライバル、山田役の岡田将生さんは言うことないかな。
敵役として、そして香坂との直接的な対立相手として、ビジュアル的にも見事ハマってた。
どの役やらせても同じって印象の人ですが、その分安定感がある。

問題は所轄の方。
相棒になるんであろう、渡部役の安田顕さん。
とても良い役者さんだし、イメージとしては文句ないんですけど・・・・どうよ?
もっと他にいなかったのかなぁ?
もじゃもじゃ頭で老けたオヤジじゃ、なんか地味っていうより萌えがない?(あ、言っちゃった)

彼とコンビを組んで才能を発揮する展開になった場合、なんか画ヅラが微妙。
スタイリッシュさがないというか。
そういうのを求めてない?

でもコイツと香坂がタッグを組んで本庁をアッと言わせるにしても
二人の仲に羨ましさがない。
靴下が臭いと連呼されていたが、洗っても臭そうな男にドヤ顔されても。(前クールの社長役の時はそんなことなかった)

しかも脚本が不味く、彼をボロボロ泣かせてもさぁ、キモイだけだった。

イイ歳した男が泣くな!泣くならもっと可愛げがある人にして!・・・じゃなくて
もっと年齢に相応しいリアクションをさせてあげてほしいところだ。



そう、微妙なのはもっと別問題なわけで
脚本、演出が荒くて未熟で、台詞も雑で単調なのだ。

正直、シチュエーションにはめっちゃ萌えまくったけど、物語としては三流である。

所轄と本庁の争い方やぶつかり合い方など、踊るの時はあんなに面白かったけど、どうも手ぬるい。
このドラマはヤケに荒々しく男勝りな演技で誤魔化してくるが
基本プロットに興味を惹かれるエッセンスがなく、ぬるま湯の主張を繰り返してくるだけだったのが惜しい。

ぶっちゃけこの手の話はもうやり尽くした感があるんですよね。


組織と戦う、組織は間違っているといった単純構造なんかより
そこに至る理由付けをもっと明確にするべきだった。
所轄と本庁の争いって、そこに理想的な組織理論やイデオロギーを投入し
正義と正義をぶつかり合わせるからこそ燃えるし、議論のしがいがあるのに
なんかお互いの主張が不透明なまま終わってしまった感じ。

正直いがみ合い嫌いあっているだけの態度で終始してしまっていたため
議論が浅いだけでなく、ぶつかる意義も弱い。まるで、ぶつかることが前提にあるかのようだ。

双方に理想論的な感情移入出来るように持って来ないと物語は幼稚な少年ヒーローに成り下がる。

更に、そんな対立構図を最初から前面に押し出してくるなんてのも、センスないなぁ。
こういうのはもっとさり気なく主張させてこそ味がでるというのに。

結局どこにどう視聴者の感情移入を求めているかも不透明だった。


そういう練り込み不足は、細かな部分でボロや綻びに繋がる。

現捜査一課長の小野田が巨悪ぽいが
捜査一課長をめざしていた男(主人公)が、飲酒で聴取。
その時点で気が緩み過ぎたろう。他にネタはなかったのか。
或いは日曜劇場という枠の制限で、子供向けに作られたものなのか。

ハメられた形となったという設定で物語は進められていくが、本人の過失も充分にある。
むしろ小野田が庇わなかったのが裏切りなのか微妙であった。
ってか、ここで本人のミスを嘘で誤魔化して貰って嬉しいのか?
己の正義はどこにあんだよ。

だからこそ別にこの時点で小野田に敵意は抱けないし、香坂を不憫にも思わない。
むしろここは、「私は止めろと言ったのに彼が自分で飲んだ」くらい小野田に言わせて辻褄が合うシーンである。
自らの失態で左遷させられたのなら、誰に感情移入すればいいのか。
逆に、もっと香坂が捜一に戻りたい熱意や衝動こそをもっと主観的に見せてくれないと。
温度が低いよ。

なのに、何、あのぬるま湯な夫婦の会話。ここいる~?
刑事のプライベートなんか挿れんなよ。この辺りが日曜劇場だよな。


所轄・渡部と香坂がお互いを理解していく過程はまあまあだったのに
途中一度手の平を返したように「所轄は待機」と言い放つ香坂に反論する台詞も幼稚で。
ここはもっとグッとくる台詞を用意してほしかったなぁ。

「じゃあ、俺たちは何を信じればいいんだ」って・・・(泣)

だからそれが出来ないから今までアンタも勝手な行動していたんでしょ、と冷める。
上の指示無視して今まで散々動いてきた癖に
手の平返されて、信じるも信じないもないだろう・・・。

「事件は会議室で起きてんじゃないっ、現場で起きてんだ・・・!」
至る所で青島くんの声が木霊したぜ・・・。


最後、香坂が小野田と攻防を見せるラストの、このドラマの肝とも言えるシーン。
ここは、お互いのプライドがぶつかり合って
そんな小野田に最後頭を下げたことからも
ある意味、ようやく認めあった、土俵に上がらせてもらえた重要なシーンだった。
恨みなのか、憎しみなのか。
その辺を曖昧にしたのは何故なのか。

「この事件はまだ終わっていない・・!」
「その根拠は」
「根拠は、勘です!」
「その勘に、覚悟はあるのか」
「覚悟なら、あります!」←す○っぷ細胞はあります、じゃないんだからさ・・・。

覚悟なんて、警察官になった時から抱いてきたとか、
覚悟なんて、一課長目指すと決めた時捨ててきた!
・・・・くらい、言いかえすほどのカッコイイ台詞用意してくれよ~。

な~んか子供臭いっていうか、肝心な所でキメがないというか。


小野田役・香川さんの演技にもやり過ぎ感が目立ち暑苦しいわざとらしい。
ドラマのキャッチフレーズのように「敵は味方のふりをする」というくらい
最初は控え目にして欲しかったところである。
もしかして本当のラスボスじゃないのか?だったら面白い。


この二人の駆け引きとか、無性にあけすけすぎて、勢いで乗り切ってしまったけど
冷静に考えるとそれぞれの主義主張描写が置き去りだった。

「私は所轄刑事として貴方と戦って見せる!」

小野田の間違いを所轄で証明してみせるってか。
・・・うん、設定は悪くないんだがな、それを言っちゃうんだ・・。
となると本当に本庁VS所轄の構図ですよね。平たい・・・繊細な組織論からは程遠い・・・。


勧善懲悪の一話完結でなく、所轄が苦渋を呑むラストで閉めたのは、私的には好印象である。
ここまでスカッと成敗されたらそれこそ幼稚くさかったかもしれない。
事件背景がオソマツだったので、そこも次回に期待したい。
でも基本、私は好きですよ、こういうドラマ。

とりあえず、設定に燃えるので、次回も見ます。


あ。
半沢の時は仰々しい一方、壮絶な人生論が見えたものだが、こんな現代軸で大人の喧嘩を描くドラマだと
夕陽の描写はばっかみたい。
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