Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*03*17(Fri)
カルテット 第9話 感想
とっても綺麗な別れのシーンにぼろぼろ泣いた・・・!
不器用な大人なだけにみんな悟ったような顔をして笑顔張り付かせて最後の夜を楽しんで
優しい思い出だけを残して消えていった4人のカルテット。
一夏の思い出的なドラマになりました~。

「信じてほしい・・っ」

そう言うまきちゃんの悲痛な叫びがみんなの心にちゃんと届くだけの絆は
もう分かり過ぎるほど理屈じゃない部分で感じ取れ
確かに強固に感じられるからこそ、何も聞かない4人の最後の夜が沁みた。
いつもと変わらないように過ごすその気遣いが切ない。

不器用な大人って喚けないし、引き留める力もないし、こうするしかなくて、でも気持ちは追い付かなくて。

いつしか家族のように絆を持ち始めていた大人のじわじわとした感情を
とても丁寧に映していたと思いました。
部屋で一人涙するのも、バイオリンを抱き締めるのも。
「もうリセットボタンは押さないと思います」の台詞が未来を見ていて、また泣ける。

「奏者でしょ」という説得も、このドラマ、この関係性ならではで
また、昔優等生やっていた別府さんと悪ガキだった同期の比較もエグくて
カルテットの意味合いを濃く匂わせるストーリーだった。

冬の軽井沢が舞台ということで、多分最後は別々の道を行くんだろうとは予想してましたけど
まさかこんなお別れになるとは!
みんなが自由意思で旅立つのではなく、むしろ求心力を高めていて、一緒に居ることを選んだのに
限界が外からやってきた。

戸籍買い取りだけではそんな罪にはならないと思うけど。


そこは文句ないんですけど・・・・。
だけど、それだけなんですよね。惜しい。
はっきり言って、ネタ切れですかね、このドラマ。


役者さんも演出もとっても良かったのですが、まきちゃんの過去と偽名が明らかになり
それがカルテットの崩壊も呼び込むこの回。
失礼ですけどここをクライマックスに持ってきたいようなそんなドラマでしたっけ?
残念ながら1~8話との関連性がまるでないが致命的だ。

過去に虐待?
母親が目の前で事故死?
義理の父親が加害者遺族から賠償金を2億?20年間も?

戸籍を200万で買い取って逃げ出した、は良いとして
そういう過去をまきちゃんが少しでも匂わせたら駄目なのも承知として
物語の中で全く感じさせないってどういうこと?

まるで今突然取って付けたような継ぎ接ぎ。

そういう所が凄く嫌。
プロットが適当すぎる。
とても虐待を受けて育った娘には見えませんでしたけど?
母親の事故もなんか取って付けたようで。
偽善者ぶって加害者からお金貰うのに堪えられなくなったって?
まあ、いじめとかあったかもしれないけども。

こういういきなりの爆弾投下発言は、言われた後に、視聴者が
「つまり、あっ、そういうことか!」って気付くことで完成するものではないんですか。
何か色々と思わせぶりなドラマではありましたけど、虐待を匂わせるシーンとかありましたっけ?
精神不安定で不健全な精神状態だったりしましたっけ?

なんかちょっととある一線越えちゃったぞ的なまきちゃんの肝の据わり具合は、皆さん感じていたと思いますけど
どちらかというと強かに乗り越えてきたツワモノに見えてませんでしたか。
普通を装っていてもどこか空疎で現実感ない感じは受けていましたが
名前がないことだったのか~・・・いやでもなんか違う。

いや、それさえも強がりだったとしてもいい。

ここですずめちゃんに「好きは隠しても溢れてきちゃうものだから」

それをお前が言うのかよ!!

溢れても出てきちゃうような愛情の本質をくだらない我儘と独善で歪めようとしてたんだ?
愛情について、溢れてくる・・・・なーんて言わせるんだったら
前回の8話まるまる要りませんよね?
なんだったのあの茶番。

その台詞はすずめちゃん以外の人間に言わせた方がしっくりきたし
すずめちゃんがソレ言うんかいと失笑した。
この8話自体がまるでネタが切れて繋いだ別ドラマのようだし、そことの連結もなっていない。
正直、夫さん回もやっぱり不満だ。
でも、少なくとも夫さん回から続けてこの9話になれば、まだマシだった。


だがそうなると今度は、夫さんが、そんな風にやり直したかったまきちゃんを
自分が台無しにしてしまった・・・と涙している展開も疑問。

何、女の方は悪くなかった、夫が悪かったって結論なんですか。
夫婦のどちらが悪いとも言えない擦れ違いを2話も尺取って描いてきておきながら
むしろまきちゃんの無神経な態度が破滅を招いた自業自得な要素の方が強かったのに
いきなり夫さんが泣き出して同情しろと見せ付けられても。

そもそも意地悪な突っ込みを入れますと
夫さん回って男性陣が二人共蚊帳の外のままだったので、あの経験を経て絆だの居場所だのと
結びつけるのは少々無理があることになる。
ということは各々で個別に事情を解決して運命的にも居場所に此処が残っただけという
特に4人でいるメリットを感じさせるドラマではないことにもなっちゃうわけで。

駄目な大人の寄せ集まり・・・。

んん、社会的不適合者が集まっているからこそこの共同生活の味わいがあって
そこに心打たれる日常と切ない求心力があったのに
いきなり事件だの事故だの・・・。脚本が雰囲気をぶち壊しているよ。


連ドラって、前回までの話がその後どうなっていくのかを楽しみに見ているのに
各回が分離してたら意味ないでしょう。

本当に、各メンバーをフューチャーし終わった後からの無駄回ばかりが失速感と迷走感ハンパない。
ネタ切れなのかと疑いたくもなる。
だったら全6話とかでしっかりと濃密なまま終わらせてくれた方がよっぽど傑作となれたのに。


今回なんて特にそう思うよ!!
こんなにも綺麗な大人のお別れを見せられるんだったらそれこそどっぷりと浸りたかったよ!

松たか子さんの台詞の抑揚が、ああ、これは真実を言っているんだなって思わせられたし
この迫力、演技力はもう圧倒的だった。
それをただ黙って受け止める皆の表情も秀逸。
一切音楽を臭わせない演出も綺麗で、役者の醸しだすオーラが画面からビシビシ感じられて
クオリティとしてはかなりハイレベルでした。

なのに脚本が支離滅裂。

いきなり爆弾発言すれば視聴者が喜ぶと思っている安易さが腹立たしい。
加害者の自転車少年の家は、その事故後一家離散し、家も職も失った、とか、とってつけたような悲劇。
しかも夫さん回でアリスちゃんを殺したと思わせて、嘘でした、となって
また殺人容疑?
もういいよそれは。げんなり。

そうだ、そのアリスちゃん。
なんなの、この扱いは。最低だな。彼女の奇抜なキャラを使いこなせなかった印象しか残らない。
これで退場とか、馬鹿にしてませんか。

なんか泣ける映像だったのに内容が駄作で、なんとも微妙な後味である。
なのに綺麗な物語として終わらせようとしている意図が気持ち悪い。
派手な要素を入れれば悲劇になると思っているセンスが気持ち悪い。
もっと普通で良かった。
この不協和音、なんとかしてほしい・・・。
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