Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*03*01(Wed)
嘘の戦争 第8話 感想
これはもう文句なしのクライマックスでしたー!正確には違うけど!ここが最高峰でもいいくらい!
すっごかった!めちゃめちゃ楽しかったです。

ついに30年前の父親の罪を三兄弟にばらす回。
確かに今までも一話完結型っぽく構成され、各回に犠牲となる人物がいましたが
その細かなネタは全てここへ繋がるだめの布石だったのかと言える集大成な物語でした!

詰められた脚本に魅せられて、前半は固唾を呑んで見守ってしまった。

勿論役者の演技力が高いのがこのドラマの特徴で
このドラマのように話の根幹が脇にあるドラマは、そのまま脇の実力が重要になりますが
その意味ではこのドラマは圧巻だ。
特に初回から二科隆役の藤木直人さんのハマりっぷりには良い味を感じていたし
ここ二三回ではラスボス・二科興三役の市村正親さんの迫力が目を引いている。

唸るように心臓発作起こした後の病魔に苦しむ白目シーンとか
ベッドの上で目だけで真実を伝えようと見開くシーンとか
なんかもう恐いくらいの迫真の演技だった。ここは舞台か。

そんな乗り移っちゃったような脇役陣の素晴らしさにはずっと満足度高かったんですが
それが今回圧巻でしたね~。
残念なことにこれまで少々脚本が漫画チックで、面白いんだけどう~んって感じだったのだが
面白いんですけどね。どこかチープで。

でもそれは、全てこの日のための伏線だったのかというくらいの
見事な大輪咲かせで、衝撃的でした。すごい!


まず告白の舞台に、あの事務所に全員が揃うってシチュを用意したことにドラマティックさを感じた。
次男・隆が真実に気付き、連絡を取ってくるまでは想定内。
でもそれを利用して長男・晃にも事実を伝えるこのセンス。
正直、前回の晃の破滅回ではちょっと物足りなかったよな~と思っていたところに、このダブルパンチである。

しかもまた晃自身の失態であるという事実で
膝が折れて崩れる姿の似合うこと、似合うこと。
つまり兄貴はそういう役回りなんだなというのが、前回の失態と合わせて説得性が増す。


次にここに楓まで居合せる偶然の演出も見事!
嘘だったの?と問い詰める無知さが光る光る。
いずれは真実を知ることになるだろうなとは思っていても、こんな劇場型の舞台を演出してくるとは。

婚約回の「父の前でお父さんに誓った言葉も嘘なの」と問い詰める言葉もここで生きてくる。

愛する父親には嘘は吐けないだろうという心理を逆手に取った興三の糾弾でしたが
その時はちょっと弱いというか、興三のしてやったりな顔に冷静に対応する浩一という構図を見せるシーンだと
思っていたのだが、それすら伏線で、こう繋げてくるとは。

そんな嘘を吐かされたのは、9歳のときで
それを越えたら何だって恐くないという、浩一の傷の深さを反比例的に伝わってきて
もう感動の域。
そうか、このためのあの回だったのか。

ここで改めて楓の口から繰り返されたことで、30年前の事件がどれほどのものだったのかを
視聴者ではなく三兄弟に知らしめる、とても良いシーンに仕上がってました。

同様の意味で、自白テープの存在もそうだ。
ここで浩一と隆だけの言い分ではなく客観的に興三の声での自白を流すことで
より信憑性が高くなり、画面の完成度がハンパない。

もうそのための小道具だったのかという印象だ。


加えて、そこで泣き崩れる楓に、晃が「どうして楓まで!楓は何も知らなかったんだ!」と詰め寄るけど
その台詞こそブーメランで晃に返る設定の上手さも、もう言葉もなくて!
何も知らなかった、それは当時5歳で殺された弟にも当て嵌まることである以上
二科一家に浩一を責める手段は何もないんですよね。

更に、その場にハルカがいないというもう一つの話からの影響が、また見事。
今回の復讐や因縁とは別に
楓はハルカが元カノと思ったままストレートに30年前の事実だけを知ったという形になったので
さり気なく、視聴者的には楓とハルカの恋敵の可能性は残している。


更に更に。
興三にとっては一番言われたくなかっただろう言葉「恨まれて当然だよ・・・」と
楓が冷徹に言い放つシーンは、凄く爽快感もあり
家族を造りたい楓の悲しみも宿っていて、グッと来ました。

そんな楓の低い声に、興三のわなわなと震える演技こそが
浩一が仕掛けた罪の重さとの対比であって
見ている者に辛酸なものを逆説的に伝える。

「いつから知ってたの」と隆に詰め寄るのも、ふっきれた楓の憎悪があって
う~ん、ここにきて、マスコットキャラだった楓の存在が最高に光ったのも凄かったです。


その隆がまた・・・!
なんか単なる敵対者でもなく、この場に於いては仲介役に近いグレーな存在感も色々堪らない。
責めることも、だからといって認めることも出来ず・・・!
ただ崩れる晃なんかよりずっと辛辣で、手ごわい。
いいポジションだな~。

会社を背負った時にその闇部まで請け負った、という男の覚悟がカッコ良すぎる。
護るものが大きいだけに、彼の抱える重さも重責も甚大なのが伝わるし
簡単に善悪で白黒付けられない息苦しさだ。

彼だけは身勝手な欲望に落ちていないところがいいです。
三兄弟との対比としてもクリア。
「望みは何だ」と浩一に詰め寄るシーンの要求も精査されていて良かった。

「もう時効だ」「時効だから公表できるだろ・・!」
いい・・!すごくいい・・!

その苦悶と必死さを体現する藤木直人さんがまた、くぅぅ~!って感じで!
彼の立ち位置がこのドラマの冷静な緊張感を出していると思っている。(断言)


なんかもうそういったことが全て神がかって繋がってきて、もううぎゃーっっって感じだった。
上手く繋げたなぁ。
使われた台詞がどれも洗練されていて、秀逸で、見事な応酬である。
台詞がほんといい!
今回は無駄がなかった。

そこで二科三兄弟と浩一が向き合うこの画ヅラ!
こういうドラマは主役よりも脇役のリアクションが全て物を言う訳で
どういうカットをどれだけの尺で挟み込むかとか
どういう表情をどういう角度で見せるかとか
そういうのが重要になってくると思うんですけど
それがもう文句なしに煽られるようなプロットだった・・・!くぅぅ~・・・!

確かにここまで細かい部分まで見れば突っ込み所はあったドラマだが、この回で私的には大満足である。

しかも、二科三兄弟が真実を知る瞬間というのは第1話から想定済みの最大の物語軸であったのに
それを第8話に持ってくるんだぜ!
敢えてドラマのクライマックスにしないプロットにもやられた。



唯一不満と言えば、後半30分の、やっぱり漫画チックになってしまったクオリティ。
前半との落差がすげえ。

前回ハルカが「浩一が好きだから!」と衝動で告白してしまったことから萎えた。
どうしてこういう大事な場面でそういうこと言うかな?
女って恋のことしか考えてないって、だから馬鹿にされる象徴である。

更に拉致られて、そこに助けに行くのはいいんだが
六車との戦いはゲームみたいで面白かったけど
囮になっている間に逃げろと言われているのに、心配だからといわんばかりに反抗して戻る。
銃口を向けられるような大声を出す。

そんなシーンでハルカの直向きで純真な愛情を表現しようとしている脚本が気持ち悪い。
悪いけど、頭の悪い女にしか見えない。
どうして女をこういうとき現場に戻そうとするのか。

戻さなきゃ話は進まないので、戻ること事態に不満があるわけではないんだが
もっと別のネタ用意出来ないのかな。
多くのドラマが大体こんなネタで、いい加減うんざりなんだが。

言われたことを護れず足を引っ張る行為を女にさせることで女性蔑視を感じるのは私だけか?
例えばここは、ハルカは一見しただけで事情を察せるが
新人の彼が飛び出して・・・とかなら、まだ辻褄が合った。

更に、銃口を向けられるような大声で気配を気付かれるというお荷物っぷり。
それを庇おうとして浩一は銃弾を受ける。
勿論結果的には六車を退散させることが出来た訳で良かったんだろうが
こういう場面で防弾チョッキを着ていることも知らない女が

「相棒だろ・・・」

とか言われても。
失笑。
二人の間に長い時間の共有というものがまるで見えないので、平たいんですよね。

前回の突然の告白からイラッとは来たけど、まあ全ては此処へつなげる伏線だったんだなと分かりはしましたが
なんかハルカのキャラが薄くなっていて残念でした。
もっと健気な尽くす系だったら応援したくもなるのに。
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