Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*12*02(Fri)
逃げるは恥だが役に立つ 第8話 感想
なんて人の気持ちを大事に書けない脚本なんだろうか。ここまで幼稚で失礼なドラマは初めてだ。
それでも二人の可愛さを堪能しようと見ているのに、可愛さもなくなれば、はてこのドラマの味ってどこ。
子供向けの作品だって気持ちを丁寧に描き見応えのあるものは沢山あるのに
人間的に未成熟すぎて折角の題材も崩壊している。
大人が見るドラマじゃない。(私がオトナかどうかはさておき)


第8話
実家に帰っちゃったみくりと、ようやくみくりを追い掛ける決意が出来るようになるまでの平匡さんのお話。
これまでは平匡さんパートはとても味わいがあり、また重たく人生観に満ちていたが
今回は全然力を入れてくれなかった。

なのでほぼ空中分解。

もう言っている台詞が支離滅裂。
少女漫画の萌えシチュを継ぎ接ぎしただけの、ほら、このシーンっていいよねドラマである。


まず、一番失礼であり無礼だと思ったのが
みくりが家を出る時何日か分の食料をタッパ―に作り置きし、冷蔵庫に三食分分け、メモを貼り付けていたのを
平匡さんが気付くシーン。

平匡さんへの励ましと思いやり?

平匡さんに、そこに感動させる意味とか分からない。
丁寧な仕事をしてきめ細かい対応が出来たと評価するシーンであって、愛なんかないでしょう。あっては駄目でしょう。
愛なんか入れられたら、それはただ単に仕事を馬鹿にしているのと同義だ。
専業主婦を賃金換算した時点で、愛を入れたら無礼である。
勿論、仕事には愛情を込めて~・・・なんていう、更に広義の意味で使用してきたのだというのなら
話は分かるが、そういうシーンではなかった。

そこに、相手に傷つけられても仕事は手を抜かない誠実さや真面目さを感じるならともかく
みくりへの評価にスライドさせるのは本当に気持ちが悪い。
むしろちゃんとして当然でしょう。仕事なんだから。それでお金貰っているんだから。

みくりはちゃんとプライベートで乱されても、仕事はちゃんとしているのに
比べて自分はなんだと平匡さんが鼓舞したり自責の念にかられるシーンになるならともかく
感動?意味分からん。


これも、あれですよね、つまりは少女漫画でよくある同棲カップルとかが喧嘩して
片方が家出しちゃって、でも冷蔵庫に食事だけはあるとか、洗濯だけはしていってくれたとかで
喧嘩したのに、それでも家事をしておいてくれた優しさに反省し愛を知るカレシ?
相手への愛情を確かめるというね、王道シーン。
そのコピペ。

要はよくあるただの恋愛ドラマと同じネタ。
少女漫画か!!(←そうですが)

状況が全然違うのだ。
シーンだけ取って付けているから、みくりと平匡さんに合っていない。


逆に、そういうよくあるネタに巧妙にすり替えてしまっているのに、変に契約結婚だの女性の社会進出だの絡ませるから
余計にテーマがブレてズレて不具合を起こしている。

産休に対する周りの考え方とか、仕事に家事に旦那の世話にと、女性の生きる環境は大変な様子も
悪いけどちっとも響かないじゃないか。
とても良い切り口ですよね。
こういうテーマを扱ってくれる・・・というか、そこに言及してくれるだけで
女性の立場を伝える良い素材になったと思うのに
それを言わせるみくりの立場が利己的では、単なる我儘で終わる。

つまり専業主婦や、家庭と社会を両立したい女性は、欲張りだと馬鹿にしているのか?


高校生で出産は極論過ぎて笑ってしまったけど、これも結構な社会問題であった。
言っていること、過激だけど面白い論争じゃないか。
未熟な人間に子供を育てられるか?という根本的な構図が成立していないんだが
確かに学生という身分でなら、社会に出る前の人材が出産まで行うという、とても理にかなったアイディア。

言及してくれるだけマシだが、それでメッセージ性を持たせたとは言えず、これも、つまりはただ単にパッション?
本気で問題視していくつもりがみくりたちにないから腹立たしい。


そのうえで、別の道もあるんならこれで失敗してもいいや???

ふっざけんなよ!!
就職活動で尽く失敗して怖くなったという設定だったんじゃないのか?
というか、本当に失敗しすぎて怖くなった人の気持ちは分からない人が書いている脚本だろ、これ。
我武者羅に職を求め契約結婚に踏み切ったという、初回の覚悟も台無しだ。
誰かに認められたい、その一心で懇願した契約結婚じゃなかったのか。

その気持ちも嘘なの。
そんな適当な軽い気持ちで認められたいって言ったのか。

あのねぇ、世の中の就職戦争はそんな簡単じゃない。
みんな打たれて蔑まれて、それでも喰らい付いているんじゃないか。
50社、100社落ちて、それでもめげずに勝ち取ってなんとか働く場所を見つけているのだ。

最近多少失業率は減ったと言われているが(はたして実際のところは分からないが)
バブル崩壊後なんて、本当に女子大学生なんて可哀想なくらいだった。

そういう苦労をしてきた高学歴女子という設定だったのに
他の道もあるなら失敗してもいいや?

何、恋愛について良いこと言った!風にまとめちゃってんの?
その演出の意図が分からない。

失敗しても良いと思えないほど打ちのめされるのが就職活動である。
そして、もう一度失敗しても大丈夫だというのなら、戻るのは303号室ではなく、面接会場だ。バカヤロウ。



もうオトナが見るに耐えないよ・・・イイ大人が見るドラマじゃないよ・・・。
まだ社会を知らない高校生向けである。
なら、それならそれでいいと恋愛のいちゃこらを見たいのに、恋愛ドラマとしても崩壊してきた。


モテ男子と非モテ女子のラブは少女漫画の王道である。
自尊感情について、冴えない女性側心理に共感させることが多い技法であるが
モテる側だった風見さんの言い分は、ちょっと面白かった。

「僕の好きだという気持ちを見ることなく自分の自尊感情の低さ故に内面だけを見ている彼女に
何を言っていいのか分からなかった」

確かに。
余りに卑屈になっている相手には、どう関わって良いのか、躊躇ってしまう。
何を言っても、否定されちゃうから。

僕の好きだという気持ちに従順だった男側の押し付けも含め
恋愛とは、所詮身勝手で自己満足な行為なのだと匂わせてもいる気がした。
その対比がとても興味深かった。


そんな風見さんに挑発され、平匡さん。
みくりの元彼と遭遇した温泉旅行で、元彼には腹も立たなかった。自分の方がみくりさんを知っていると思ったから。
そう言っていたのに、だけど風見にはそう思えないんだという、この対比!

いい!
平匡さんの立場が変わったわけではなく、本当に風見さんの想いに触れるからこそ芽生える焦燥感など
繊細な感情を切り取ってて、とても良かった!

・・・のに、丸投げか。
ネタだけ提供して、深く掘り下げずに、ここもスル―。・・・・まあ、いいけど。


良くないのはその先である。


「ただ、拒絶されたことが辛かった・・・」

よく言えるなそんな傲慢な台詞。
キスしたとはいえ、自分に魅力ないから彼が性的欲求が湧かなかったんじゃないのww

なんでみくりの方が傷ついた設定になっているのか。

拒否られて当然のことをしたのにそこはスル―かよ。
男は迫られたら応えて当然なの?
みくりだって平匡さんの気持ち何も考えてなかったよね。
女の子は男の気持ち考えなくてもいいんだw 失笑。

大体みくりの恋愛の根源が平匡さんの自尊感情の低さをなんとかしようというスタンスがおこがましい。

女性恋愛ドラマってみんなそう。愛されるのが当然で、愛されないから片恋が切ないという方程式。
自分に女性的魅力がなかったという価値観は存在しないのか。
っていうか、普通、そう考えると思う。なにこの乖離。


前回の擦れ違いは
自尊感情が低すぎると人を傷つけることもあるよねって話なだけだったのに、みくりは悪くなかったという形にすると
まるで謙っているひとが悪いみたいである。
まるで迫られた時に女性的なプライドを傷つけたことのみが罪悪で
それこそが一番尊重されるべき精神であるかのような結論。

なんで平匡さんの方が謝るの?
男側に謝らせるのは、レディファーストやフェミニストな価値観が基礎にある気がする。
だが、果たしてこの場でそれは正しいだろうか?
男女平等意識の方が現代的じゃないだろうか。

男はリードするべきという女性願望が根底に存在していて気持ちが悪い。

押し付けあうのは、正に風見さんの高校時代と同じで
つまりは恋愛って見方の違いがぶつかり合う作業でもある。
どちらがどうとか言う訳でもなく。高校生ならばともかく大人になるとそれが分かってくる。


故にラストの平匡さんからの電話も、ちっとも感動がなかったし、告白もどうでもよかった。
童貞であることを告白する勇気が男に必要だったというプライドの部分を
もっと切なく描いてくれれば、盛り上がっただろうに
みくりの方に傾いているから、違和感だけが残った。

馬鹿にしているとしか思えない幼稚な恋愛である。
色んな傷を受けて、その上で一歩を踏み出すのに怖がっている大人の恋愛?
だとしたら、台詞がもっと全然違うものが出てくる筈なのだ。
きっと、この脚本家さんに恋愛経験も、乏しいのだろう。(大きなお世話だな)

そもそも相手の自尊感情をなんとかしようなんて失敬な発想は出て来ないよ!
金は貰っておいて、自分は受け容れられるのは当然と思う、その神経が理解出来ない。


だから再三指摘しているように
このドラマの設定が、先にみくりが一目惚れしていて、恋愛に疎い平匡さんをなんとか落とそうとして
就職で失敗したと嘘を吐き、これ幸いに同居生活に持ち込んだ・・・という設定であるのなら
これ、すっごく可愛いドラマだと思うんですよ!!

みくりの恋を応援したいと思うし、頑張れって思うし
拒否られたあのシーンは実に乙女で切ないなと思う。


女の子の方から迫ってしまって、拒否られて、恥ずかしくなった・・・までは分かるけど
その先の思考回路が、自尊感情高すぎて拒絶が出た。
みくり何様なの。
美人だったら受け入れられて当然なの。
彼女の過去の傷痕と、言動が合っていない。

高校生の内の傷って、確かに人生終わりっていうくらい衝撃なんだけど
社会に出てみるともっと悲惨なことや辛酸な目があって、大したこと無かったって学んで
そうして人は強くなっていくんですよね。
そうなっていない人間が奮闘するドラマだから、台詞が浅いのだと思う。
だから子供向けなんだよなぁ。そして設定だけが浮いている・・・。

無職の状態で惚れて貰えると思うスタンスも子供臭い・・・。普通恥ずかしいですよね・・・。


ここで私は大胆にも、ミスキャストを提案したい。
ブサイクで売っている女芸人でやってほしい。どうだろう。そうしたら私の言う違和感が多少理解出来ると思う。
きゃー、物は投げないでッッ。


今となっては最初の設定が崩壊しているから、ただの同棲恋愛ドラマにいつのまにかスライドされていて
そこにアレルギーがでないのであれば、そして彼らが二十歳そこそこの若者と思えば
きっとそれなりに楽しめるのかもしれないし、違和感も出ないのかも。

素材は良い物を使っている印象は残る。でも使う人に技術がないと良い食材もただのゴミなんだなぁと
肩を落とした回だった。
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